2012年2月5日日曜日

ContourDesign ShuttlePRO2をFinalCut Proで使ってみる

FinalCut Proでビデオ編集作業するのに、多少なりともやりやすくなったらいいな、ということでContourDesignのShuttlePRO v2を買ってみました。
ジョグ/シャトル・コントロールというのは、テープメディアでは絶大な使いやすさでした。
でも、マウスとキーボードでのノンリニア編集にある程度慣れてしまってから、前時代的インターフェイスの「ビデオ用キーボードとジョグ/シャトルコントローラー」を店頭で初めて見た時には「そこまでするか?」と思ったものです。
せっかくノンリニアなのに、リニアっぽく使わなきゃいけないの?みたいな。
値段も高いし、それで短縮される時間って、どれくらいよ?
しかしまあ、テープメディアで業務用のコントローラーに慣れてしまって、設備投資にお金かけられるなら、そっちの方がいいよね。

今回買ったのはそんな立派なものではありません。ビデオ編集専用グッズではなく、PC作業汎用です。僕はFinalCut以外ではあまり使うつもりないですけど。

中央の丸3コは指を入れる穴です。ボタンではありません。
ちょっと触った感触だと、もうちょっとダイヤルが大きくてこんもりしてる方がいいですねえ。

ちなみに、日本の販売店だかの書類が入ってますが、Macのサポートはしませんと高らかに宣言されています。
(製品自体はMacでも使えます。ただ日本語のサポートがない、というだけで)
さて、ドライバソフトをインストールして、再起動、FinalCutでぐりぐり〜っと…
あれ〜、ジョグはいいんだけど、シャトルで1倍速より速い再生にしようとすると、FinalCutとは関係ないメニューバーの「音量」や「AirMac設定」で何かやりたいらしい、オイ、何やってんだよ、そんなのはいいんだよ!

ドライバソフトの最新のをダンロードしてみたけど変わらず。
ちなみにFinalCut Proのバージョン6です。

ドライバソフトの設定の Global Setting でシャトルを"Do Nothing"にしても相変わらず
このままでもまあ、シャトルで正転早送りできないというだけで、使えないわけではないが、うむむ。
ちなみに逆転早送りでも同じようにFinalCutではないところで動作したがるけど、実際に早送りされるし、異常としてはドックのアイコンが大きくなるだけなのであまり実害はない。。

とりあえず対応策として、メニューバーから項目を外してみました。
音量コントロールを外して、AirMacを外して(使ってないし)、日本語入力項目を外して、時計も外したら、シャトルが普通に使えるようになりました。
でも時計は欲しいな〜!時計は!

Twitterで岡野さんからアドバイスをもらいました。
FinalCutのキーマッピングを変更するとか
なるほど〜。FinalCutのショートカットキーを変更するのですね。やったことないけどやってみよう。
そもそもシャトルに対応するショートカットがあるのも知らなかった。

FinalCutの「ツール」メニューのキーボードレイアウト/カスタマイズね、ふむふむ…
ショートカットを設定できるリスト群の「トランスポート」の「再生:レート」がシャトルの動作にあたるようです。

ばっちりできました!空いてるショートカットキーにシャトルの動作を割り付けて、それをShuttlePRO2のドライバソフトに設定!問題ないようです。

更に、ドライバソフトにパッケージされてるContour Key Composer(自動処理の命令をつくるソフト)を使って、今まで欲しかった「15フレーム進む」「10フレーム進む」ボタンを設定しました。
FinalCutのデフォルトのショートカットだと1秒のジャンプはあるけど、もっと短いのも欲しかった。この場合はジャンプじゃなくて1フレーム進むのを10回か15回繰り返すのだけど、いいでしょう。

最初は「ボタンこんなにいっぱいあってどうすんだよ〜」とか思ってたけど、むしろ足りなくなりました。
再生系のショートカットを充実させたから、シャトルあんまり使わないかも…

シャトルがうまく機能しない時は「こんなの1万円以上も出して買っちまった、うわ〜」と思ってたけど、ばっちり使えるとなると、いいですよこれは。

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