2019年10月20日日曜日

強制ウィンク機能はスキャナーのノイズ除去だった

最近ようやく気がついた事がありました。
以前に、Kalimar 3Dカメラの「強制ウィンク機能」について書きましたが(このブログ2012.11.24の記述)、それは人物をフラッシュ撮影すると眼がつぶれて写ってしまうという現象で、実は他のカメラでもたまにありました。
その部分をよく見ると塗りつぶされてるようにも見えるので、フィルムにそう写る機能(カメラのバグ)ではなくてデジタル化の問題かな?
と思うだけでそのまま深く考えないで放置していたのですが、最近めっきり眼がつぶれた写真がないので、ん?これはやはりそうか、スキャナーの設定で「ホコリ除去」のチェックをはずしてるからかな。

ホコリ除去というのはたぶん、スキャンした画像から、フィルムに付いたホコリのように見えるものを消す機能なのでしょう。
スキャナーはエプソンGT-F730で、スキャンソフトはEPSON Scan Ver.3.9.0.0です。
全自動モード、ホームモード、プロフェッショナルモードがあって、しばらくホームモードで使用していたのだけれど、いつの頃からかプロフェッショナルモードでスキャンしてます。
で、プロフェッショナルモードに切り替えた時に、ホコリ除去のチェックも外したような。他にも何のチェックも入れてません。
で、そう言えば最近、眼がつぶれた画像を見てないなあと。
白い小さな点を周りの色で塗りつぶす、それがホコリ除去であるなら、そのせいで強制ウィンクされてしまったのではないか。

ホームモードでもホコリ除去のチェックは外せるんだけど、当時はそれが悪さをしてるとは思ってなかった。だって人物の眼だよ!写真ってのは人物をフラッシュで撮ることが多いのだし。眼の点がホコリかどうか、それくらいプログラムが判断できるだろ!って思ったよ、2012年当時でも。

 2012年のネガフィルムをひっぱり出してみました。
こちらが当時のスキャン画像。左目がつぶれてますね。
今回、ホコリ除去のチェックを外して再スキャン。他のチェックも外してるけど。
そのつど適当に色補正してるので、色の違いは気にしないで。眼が両目とも写ってますね!ばっちり。やはりそうなんだ!なんとなくそうなんじゃないかと思っていたけれど、今回やっと検証してみたのだ。こうなると、このせいでお蔵入りしてた写真もよみがえるか?もう覚えてないや。

GIF化!
 強制ウィンクがなぜKalimar 3Dで頻発したのかは不明。たまたまそのカメラを使用した初期に続いたから目立ってしまったのかな。


エプソンのスキャナGT-F730の後継機はGT-F740。しかしこれももう古いみたい。これくらいの価格でフィルムをスキャンできるフラッドヘッドスキャナって、もうないのかな。フラッドヘッドスキャナじゃないと、3眼、4眼カメラのフィルムには適していないのだ。

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