2022年11月28日月曜日

EOS 70Dを2台で立体撮影 色の違いはカメラの個体差?

このところ、Canon EOS 70Dを2台使っての立体写真撮影に関する記述が続いてます(このブログのラベル「EOS stereo」)。今回も前回の続きです。
以前は左右でレンズが微妙に違っていたので、左右画像の色や明るさの違いはレンズに起因すると思っていました。しかし最近、同じレンズEF-S 24mmを両方に装着して撮ったら、あれれ、やっぱり色・明るさ違うじゃん。
あらためて、左右それぞれレンズを取り替えてテスト撮影。シリアルナンバーが違うだけのEF-S 24mmレンズ。

左右ともに同じカメラEOS 70Dで、ファームウェアのバージョンは1.1.1で、絞りもシャッター速度もホワイトバランスもISOもピクチャースタイルも同じ。他に設定するところあったっけ?

「JPEG撮って出し」画像を比較のためにGIFに。色を比較する為にGIFにするのかよ!だってアニメーションだとわかりやすいじゃん。色の比較なんだから位置調整しなくてもいいんだけど、やってしまった。

左の方がやや明るいですね。

レンズを左右で入れ替えてみました。もちろん、露出等の設定は同じです。屋外で太陽光なので、光の変化はあるかも知れません。

やはり左がやや明るくなりますね。

他にもいくつかテストしてみたけれど、どれも似たような明るさの違いになりました。
そうか、カメラに起因していたのか。あるいは気付いていない設定があるのか。
マニアな人に「カメラによって違うよ、こういうもんだよ」と、したり顔で言われてしまうのか。
ちなみに、左カメラのシリアルナンバー上4桁が1110で、右カメラのシリアルナンバー上4桁が2910なので、作られた時期だか工場だかが違ってそうではありますね。

アニメーションではなく、平行法・交差法で見せるぶんには、サクっと補正できる範囲なので、そんなに大きな問題ではないのだけれど。
ずっとレンズのせいかと思ってた。レンズの神様ごめんなさい。

余談。今回、カメラ2台の撮影画像を比較するにあたって、RAW現像ソフトDigital Photo Professionalで撮影情報を一覧表示させて、何か違ってる設定あるかな〜…あれれれ?中古で買った70Dで撮ったファイルに作成者情報と著作権情報が入ってるじゃないですか。前のユーザーの?だろうね。全然気付かずに2年以上使ってた。で、それが数字の羅列なんですけど。何の実用性があって作成者名数字?やってみたけど普通にアルファベットで入力できる。まあ、名前だと同姓同名いるかも知れないからね。とりあえず設定消しておいたので、これから撮る写真には知らない著作権情報入ってません。どんな実害があるか知らないけど、皆様もお気をつけを。

2022年11月26日土曜日

EOS 70Dで立体撮影 EF-S 24mmレンズ×2

 Canon EOS 70Dで立体写真撮影シリーズ。
前回の続きです。
ブログのラベル「EOS stereo」を新設したのでそこから順に読むこともできます。順にとは言っても新しい記事から順になりますね…

さて、ステレオベースが最短で85mm(正確に計ると83mmぐらい)なので、

シグマ30mmレンズ装着

シグマ30mmレンズで2〜3メートルの距離の人物を撮ると視差がきつすぎる。
それで、キャノンEF-S18-135mmレンズを使ってみた。よりワイドなレンズで撮れば視差を抑えられるので、18mmならいいんじゃないか。確かに視差はおとなしくなったけど、同じ18-135でも新旧レンズだから歪みの違いが生じて、補正が面倒くさい。(これが前回の記述)

それに、撮ってみた感じだと、18mmほど広角じゃなくてもいいかな、とも思えるのでキャノンEF-S24mmレンズ2本でやってみた。

EF-S24mmをすでに1本持ってたので、ヤフオクでもう1本購入。EF-S24mmはパンケーキレンズ的なやつで、そもそも安くて小さいから、中古市場にざくざくしてるのですね。検索したら出てくる出てくる。

ヤフオクで送料込み12200円即決でした。

レンズキャップとリアキャップ無しだったけど、それがその時見た中では一番安かったので。ちなみにその時アマゾンで安いのは13800円でした。

付属品は無ければ無いでいいや、レンズキャップ、リアキャップは手元にちょうどあったから。
問題はレンズがきれいかどうか。ステレオで使うとなると、左右のレンズに違いがあったら写真に影響してがっかりする。
その点心配だったけど、送られて来たのがとても奇麗なレンズだったので、まあいい買い物ができた気がしますね。

さて、EF-S24mmレンズを二つ、EOS 70Dに装着。
深さ2cmの普通のレンズフード付けました。これでパンケーキレンズなんて軟弱なモノ使ってるとはバレないぜ!

近所の公園でテスト撮影。
手前の花まで距離2m、2枚の画像の位置調整だけで、歪み補正なし。色の補正はしてます。

いいと思います。
これが4枚のアニメーションだったら補正したくなるかも知れないけど、2枚ならこのままで充分でしょう。アニメーションで見せるのではなく(このGIFアニメは表現としてではなく、歪みの違いをわかりやすく見せるため)、平行法・交差法で見せるのが一般的なので。

平行法

ちなみに、シグマ30mmで同じ位置から撮ると

同じ位置とは言っても、三脚使ってないので、多少は違うと思いますが。
これも歪み補正なし。全然ヘンじゃない。ただ視差がきつくなるだけ。しかしこれもこれで悪くないかも。好きな人にはいいかも。

平行法

EF-S24mmレンズ、距離3m。歪み補正なし

手前の木が枯れてて、上の方にだけ花が咲いてますが、あの花の高さが僕のオデコぐらいなので、人物撮影にはよさそうですね。

平行法

悪くないですね。もっと広角がいいかも、20mmレンズぐらい…と思ったけど24mmでいいじゃん。カメラ縦使いだと24mmぐらいでいいね。横だとわかんないけど。

さて問題は同期精度で、露出・バッテリー・左右のレンズ・背面モニターオンオフなど 諸々条件を変えて50枚単位でテストしてみた(すべてAF)。だいたい50枚のうちNGが3〜6枚程度。どうやってもそんなに変わらなくて、3〜6は誤差の範囲かな。


シグマ30mmは条件によってかなり違いがあって、NGが0/50だったり、10枚連続NGでテスト中断とかもあったけど。
EF-S24mmはそんなに好成績にはならないけど、使えない事はない、まあなんとか実用の範囲、と言ったところでしょうか。
今のところの結論は、
1.モニターオフで
2.子機のファインダーを見ながらAFの動作を確認して(リモートケーブルで操作される方が子機。だいたい右手でシャッターボタンを押すので右機が親機になり、左が子機になる)
3.シャッターボタンをぐいっと押す。たまに親機の挙動がヘンな事があって、撮れてるんだけど左右シンクロしてなくてそれは親機に問題あるかなと作動音から思うのだけど、シャッターボタン半押しの後、弱々しく本押しするのがいけない?気がする。ぐいっと押せ!
これでわりとNG 3/50になるような気がする。左右どっちに新旧レンズ(と言ってもシリアルナンバーでしか違いがわからない)を配するかやバッテリーは関係ないみたい。

シグマ30mmの場合、絞りを絞り込むとNG率が高くなり、開放に近いと成功率が高くなる。それは絞り羽の動く距離が長いか短いかの違いで、長く動くとなると、シャッターボタンを押してからレンズがやる事が多いので同期もしにくくなる、という事だと思う。
その論でいくと、小さいレンズで絞り羽根も小さいEF-S24mmは、絞りを狭くしても同期しやすいのではないか?
確かに、f11でもNG 3/50だった。でもf2.8(開放)でも3/50だったから、うーん、小さいレンズなのであまり変わらないという事か?まあ、f11まで絞ればピントも合いやすいし、スローシャッターも可能だから。

スローシャッターで撮りたいか?撮りたいねえ。
こちら↓10月にシグマ30mmで撮ったTha pino noir
平行法

f5.6でシャッターは1/15秒。f5.6より絞ると同期が不安になるので、この日はすべてf5.6で撮りました。実はNDフィルターも2枚持って行ったのだけれど、ライブ中にフィルター2枚をくるくる回してる余裕なかった、そうなる気はしてた。(あと、シグマ30mmレンズでこのページ最初の写真のリグなので、レンズフードの付け外しが面倒。フード同士がびったりぐいぐい合わさってるから、フィルター付け外しするとなるとねえ。)
だから、もっと絞れるEF-S24mmだったら、シャッター1/1秒とかいけるんじゃないかな。

それにしても、条件によるけど、キャノンよりシグマの方が同期率高いなんて。NG 0/50が理想だから。いやメーカーはそんなの気にして作ってないだろうけど。そんな需要があるのも知らないだろうけど。
今後別のレンズを買い足すとしたら…シグマ?またうちのシグマ村の住民が増えるのかな。

さて、これまでブログに載せる左右の画像は色補正してました。右と左で色・明るさがちょっと違うんだよなあ。
それは左右のレンズの違い…だってシグマ30mmもEF-S18-135mmも新旧で使ってたから、まあ違うんだろうなあと思ってたけど、今回はシリアルナンバーしか違わないレンズなのに、やっぱり色が違うなあ。おやおやこれは…

次に続きます


同期はステレオミニミニケーブルで。これはよくあるステレオミニケーブルを変換して、なおかつL字なアダプター。


F-Fotoのレンズフード。もっと安いのもあったけど、これは内側に細かい溝があると明記されてるから、溝あったから、たぶんこれがいいのだよ。

2022年11月21日月曜日

EOS 70Dで立体撮影 EF-S 18-135mmレンズの新旧で

記述1記述2のつづきですかね。

Canonのデジタル一眼レフEOS 70Dのリモコン端子をただつないだだけで、そこそこの同期シャッターができるので2台で立体写真撮影してみる、という記事。そのレンズについて。

前回までシグマ30mmレンズを使用していたのだけれど、やっぱステレオベース85mmで被写体までの距離2〜3mだと厳しいんだよね。立体がきつすぎる。
ステレオベースを短くできないならレンズを広角にしてみよう。広角レンズにして、カメラから写っている物の距離が同じなら、カメラ位置の違いによる画像への影響は少なくなる。おおむね。
しかし、たとえばライブハウスの撮影で広角レンズを使用すると、標準レンズではフレームに入らなかった「モニタースピーカー」とか「ステージと客席の間の柵」が入ってしまうかも知れなくて、それがカメラから50cmの距離にあったら、結局きつめの立体になりはしないか?じゃあそれならとトリミングしたら、それも結局同じ事になるのでは?

という疑念もあったし、実は以前にテスト撮影でやった事があった。CanonのEF-S 18-135mmズームレンズを2本持ってるので…とは言え、同じレンズ2本ではなく、同じEF-S 18-135でも旧タイプと新タイプ(型番の最後にUSMが付くのが新しい方だったかな)で、レンズの長さとか見た様子も違うし、撮ってみたらやっぱり違う。どっちもフルワイドで18mmだから同じ画角かなと思ったら、違うじゃん!そして何より画像の歪み具合が違うので、これは無理があるなあ、という事で立体撮影での使用は考えてなかった。

しかし最近、PCアプリケーションをいじってて、こうすりゃわりと簡単に歪み補正できるよな、という方法をみつけたので(実際にはそんな簡単ではなかったのだが)、シグマ30mmだときついなら、いっちょう18-135mm新旧でやってみっか。

Canon EF-S 18-135mm新旧の2本を装着。よく見るとやっぱり違うレンズ。大丈夫なのかステレオ撮影なのに。

フード付けられません。2本のレンズの間がそんなに空いてないので。

近所の公園でテスト撮影しました。近い花までの距離はざっくり2mぐらい。
どっちもフルワイドで18mmなのだけど、どっちか18mmじゃないだろ!どれくらい違うのかGIFで表現。色と明るさもちょっと違うんだけど、それは補正済み。

新18-135レンズをほんの少しテレ側にすればいいかな。
カメラの背面モニターを見ながらズームリングを微調整。
再撮影↓うむむむ。

ちょっとマシにはなったけど、現場で背面モニター見ながら調整では、せいぜいこのくらいだよなあ。ズームリングを動かすと歪みも違ってくるだろうし。もともと歪み違うけど。

PCアプリケーションで歪み補正。簡単じゃなかった。手間かかりました。

平行法

歪み補正に手間かかるけど、広角レンズで撮っただけあって、ステレオベース85mmで距離2mでもそんなに無理な立体にはなってませんね。なってる?人によってはこれくらい立体感強調される方が好きかも知れない。

もうひとつ。歪み補正前

補正後↓簡易的な手抜き補正。近くの地面を見ると左右ではなく円に揺れてますね。これはレンズの歪みのせいだけど、補正するのが面倒になった。右と左の2枚だけならまあ…この程度の補正でもいいかな、と。
平行法。遠くの背景が見えるとどうかな、厳しいかなと思ったけど、わりといけますね。段々と遠くなってるからかな。

立派な木。太い幹まで距離は20mぐらい。
歪み補正前。

補正後。なかなか手間かかりましたぞ。

平行法。広角レンズで20mでどれくらいの立体感になるかなーというテストなので、立体感なければないでもいいし。ない事はないけど。
立体感欲しければステレオベースが長くなるリグにすればいいのだから。ステレオベース85mmのリグでこのレンズでどうなのかというテスト。


こちらは木の幹まで3m↓
あれやこれや補正したのだけれど、左上の葉っぱが大きくなったり小さくなったりしてますね。うまく補正しきれない。

画像の端の方に目を引く被写体があったらよろしくない、という事か。

それでも、今日のこの記事、これらの画像を見ると、充分実用的に見えるかも。これ充分使えるじゃん、って。
しかしなにしろ歪み補正に手間がかかる。

ライブハウスでバンドを撮ると、フィルムじゃなくてデジタルなので、100テイク〜200テイクぐらい撮ってしまう事もある。その中の明らかな失敗テイクとか、同じようなつまんない写真が続いてるのとかどんどん削除して、それでも100テイクぐらい残ったりして、その中の「まあ3Dにして、いいか悪いかそれを見て判断」というのが…数十ぐらいはありそうで、それを全部こんなに手間ひまかけてやってられんぞ、と思った次第なのです。

やはり同じレンズ2本が理想だよなあ。(当たり前だ!)

ちなみにこちら、手前の花まで1m!
歪み補正前

補正後
平行法

1mでもいけると言えばいけますね。これはこれで面白いかも。

EF-S 18-135は、もともと古いのが壊れたと思って、どこがどう不具合あったか覚えてないけど、しゃーないと思って別のレンズを…おや新しくなって手ぶれ補正が改良された?じゃあそれ買ってみるか。そしたら壊れてたと思ってたのが何故かまた使えるようになって、それで新旧手元にあるのです。

もう1本買えって?そりゃあ、歪みの問題はなくなるでしょうねえ。たぶん。

2022年11月18日金曜日

EOS70Dを2台で立体写真 記述2 マイクスタンドとドラムセットのひしめき

記述1のつづき。

EOS 70Dを2台連結したリグを持って、ライブハウスに行きました。
Tha pino noirのライブコンサート撮影です。

客席最前列から撮って、演者までの距離は3m?もうちょい近いか?
(↓写真はトリミングもしてます)
その前にマイクスタンドがあるから、ステレオベース85mmは厳しいよなあ。

平行法

しかし自分は、写真のなかの人物に注目してしまうたちなので、↑この構図ならマイクスタンドはあまり気にならないかなあ。雑音的に処理されると言いますか。

平行法
ギターメインの写真なら、マイクスタンドが入らなければ、わりといけますね。もうちょっとステレオベース狭い方がいいけど、まあこれなら御の字かな。

平行法
 ほうら、こんなに近くても、マイクスタンドのアームがにょきっとこちらに来てなければ、立体写真として鑑賞できますよね、できますよね。

対してドラムの写真は、厳しい事になりました。

平行法

オートフォーカスで撮るから、人物ではなくドラムセットにピントがあってしまう。ドラマーMAD大内氏の表情がいいだけに、ああもったいない。
オートフォーカスでも、画面のどのあたりにピントを合わせる、というコントロールがあった気もするけど、背面モニターオフだとそんなモードなかったような。モニターオフでそんなモードがあったとしても2台のカメラでそのピント位置設定しながら撮るのはやっかいなような。
(背面モニターオフの方が同期精度上がる、と撮影当時は思ってた。けど、その後のテストでそうとも言い切れない気がするようにもなってきた)

平行法

うむむ、人物は微妙にピンボケで、ドラムの赤がキリッとしてるなあ。そしてステレオベースが近いから、かなりきつい立体です。もうこりゃ完全にドラムが、タムが主役ですね。

解決法は簡単。もっと遠くから撮ればいいんだけれど、ライブハウスのステージ、ドラムの位置、客席の関係でなかなか後ろに下がれない。後ろに下がるとアングルが変わって、ドラマーの表情が隠れてしまう。
あるいはカメラとステージの間にお客さんが入るという事が高確率で起こり得る。この日はその心配はあまりなかったけれど、カメラとステージの間があいてるのに、気を使って誰もそこに入らない(なにしろカメラが超目立つし、大人のお客が多いから)、そんな風景は盛り上がりに欠けるような気もする。

オートフォーカスはやめる?それもありかな…。

今までnimsloやNishikaで撮ってたから、一度のライブでフィルム2〜3本程度、1本18テイクだから50テイクぐらい、多くてそんなもんだったけど、この日はデジタル一眼だったから150テイクぐらい撮りました。完全にNGだなというのを消して消して、今ローカルディスクには100テイク分ぐらい残ってます。今までより断然クリアな写真が…。これはこれでヤヴァイな。

カメラ同期の失敗率はやはり5%程度でした。僕の気が焦って、オートフォーカス合焦してないのにシャッターボタン押しちゃって、それで同期合わないという事もあったけど、それは別にして5%ぐらいかな、と。

ちなみに、前回のテスト撮影では「縦ずれ」もそこそこあったけど、今回はほとんど無かったです。縦5000ピクセル以上の画像で、左右画像の縦ずれは5〜10ピクセル程度におさまっていたので、かなりの好成績ですね。カメラの向きをどうやって合わせるって、見た感じでだいたいテキトーにやるんですよ。だから、次はもっと激しくずれてるかも知れない…。

2022年10月31日月曜日

EOS 70Dを2台使用して立体写真撮影 その実践 記述1 エツミ止めネジオス-オス活用

 このブログ2020年6月の記事に「Canon EOS 70D 2台をリモートケーブルで繋いで立体撮影 記述1」「記述2」があります。
あれから2年経ってますが、その間これについては何もやってませんでした。さんざんテストして、同期精度については確信持てず、ステレオベース120mmってのがあまり好みじゃなくて、だって風景写真ってあまり撮らないからさ、なのでそれっきり…むしろステレオベース50mmぐらいが使う機会多いよなオレ…そんな事言うなら最初からデジイチでやろうとするなよ!だってお手軽に同期できるかもと思ったから。

さて、2年の沈黙の後、あらためてCanon EOS 70Dをリモートケーブルで繋いで立体撮影にチャレンジ。
ステレオベースを短くするために、カメラ縦使いで三脚ネジ穴を向かい合わせに合体します。
エツミ止めネジ オス-オス様のご登場です。

レンズ中心の真下にネジ穴があるカメラなら有効ですね。実は以前にもやったのだけれど、丁度いいところでネジ絞めが止まらなくて、レンズを同じ方向に向けた状態ではまだユルユルで、これでは使えないなあ、それっきりでした。
今回、試しに厚紙をはさんでみました。ゆるすぎるなら…紙はさんでみりゃいいんじゃん。

すると、ぴったりの角度でカメラが固く止められて、これはいい!

リグをお見せしましょう。

ステレオベースは約85mm。
見た感じレンズがちゃんと同じ方を向いていて、カメラが平行になってると言えるのではないか。85mmなら人物撮影でも実用的かも。
レンズはシグマの30mm f1.4 DC HSMがふたつ。レンズフードがガチンコしてますね。センサーサイズがAPS-Cサイズなのでフルサイズだと50mm弱ぐらい?

細部をご紹介。
左カメラのホットシューにアームを取り付けて、左手でも保持できるようにしてます。


右手用にグリップを用意。これはカメラには固定しないで左アームから伸ばしてます。右カメラのホットシューにはフラッシュのリモートトリガーが付くので。そこにもホットシューあるけど、とてもカメラを保持するあてにはならなそうなので、右手用グリップ付けるならこうかなあ。
右手用グリップには右カメラをちょこんと乗せて保持します。これをやらないと左カメラのホットシューだけで二台のカメラとレンズを横向きで支える事になって、わりと大丈夫かも知れないけど不安。

グリップの位置はいろいろ試したけど、ここが比較的にシャッターボタン押しやすいかなあ。比較的であって、これがベスト!これがいい!って事ではない。

右グリップも左のアームもなしで持てるけど、操作できるけど、重たいし手の角度がヘンになるから長時間は無理だろうなあとリグを組んでみました。

2台のカメラの同期はリモコン端子をケーブルで繋げるだけです。ケーブルは市販のオーディオ用ミニミニプラグ(2.5mm径の3極)を使用します。詳しい事は2020年の6月にも書いてますね。ちなみに写真ではL型ジョイントを咬ませてます。

2台のカメラどちらも同じように繋げて、どちらかのシャッターを押せば、もう片方も同じタイミングでシャッターが開閉します。
同じタイミングとは言っても完全に同じではなく、どのくらいの同期精度なのか、それが重要で2020年6月に沢山テストして、今回もテストしたけど、以前はバッテリーの違いで?とか思ったけど今回はそんなことあんまりなくて…

どうやら見えてきた同期精度にかかわる要因。「絞りが大きく開いている方が同期しやすい。」
レンズ越しに絞りをよーく見ていると、基本的に常にフルオープンで、シャッターボタンを押してから設定した値に絞り羽根が動いてシャッターが開き、シャッターが閉じた後に絞りはフルオープンに戻る。シャッター速度を遅くするとそれがよくわかる。ふーん、そうなってるのか〜。
それなら確かにそうだな、シャッターボタンを押してからの動作が少なければ少ないほど同期しやすい事になるね。
シグマ30mmレンズ、カメラの背面モニターオフ、オートフォーカス、f1.4でシャッター速度1/200秒でもわりと同期しますね。同期するってのは片方だけフラッシュ光らせて、その光がもう片方のカメラでも撮れるという事。わりと同期するってのは失敗率10%以下です。サンプル数は多くないけど、失敗が続く時は続くので、ダメな時はそれもすぐにわかる。シャッター1/200より早くなると、そもそもフラッシュと親機(シャッターボタンが押された機であり、フラッシュが光る機)が同期しにくくなります。子機はもっと同期しません。

ちなみに背面液晶モニターオフの方が同期しやすいみたい。(2020年には別の結論だった気もするが…)
この「エツミ止めネジリグ」はバッテリーの交換が面倒なのだけれど、モニターオフならバッテリーあまり消費しないからいいかな。
ちなみにモニターオフだとシャッター音が大きいです。昔のカメラって感じです。×2だから更に音大きい。

ちなみにシグマ30mmレンズは、同じ名前のレンズ2本なのだけれど、微妙に違います。ほら、表面の仕上げが違うでしょ。てかてかしてる方が古いです。たぶん。たぶんというのは、もう1本つや消しの方は中古で買ったので、どっちが古いかは実感としては知らないのです。でも、てかてか君の方がオートフォーカスの合焦に時間かかるので、より古いのではないかな。

ちなみにシグマの30mm f1.4はシグマArtシリーズとして現在は売られていますが、これはどちらももっと以前の製品です。

テスト撮影。
千葉県柏市、あけぼの山農業公園にある小さい滝を撮りに行きました。
あれれ、うむむ、オートフォーカスでピントが合いませんね。同期はばっちり合ってるんだがなあ。
しゃーないからマニュアルフォーカスで撮影。

まったくの無補正、位置の補正も無しでGIF化


ある程度歪みの違いはあるだろうと思っていたけど、ありますねえ。上下の違いはレンズの角度の微妙な違い?色と明るさも違うなあ。

頑張って補正したら、このくらいにはなりました。

平行法

適度な視差の、お上品な立体写真になりましたね。
カメラから滝まで目測で4mぐらい。ステレオベース85mmは広すぎるかな?と思ったけどそんな事ないですね。遠くの背景が写ってないからかな。

それにしてもオートフォーカスでピントが合わないのはどういう事か。
バンドのライブ撮影するのに、いちいち2本のレンズをマニュアルフォーカスで撮ってられんぞ。(カメラ1台ならむしろマニュアルフォーカスで撮る)

今さらシグマ30mmレンズのアマゾンのレビューを見ると、オートフォーカスがあてにならないレンズなのですね。もう10年以上使ってるのに知らなかった。だってオートフォーカスで撮らないから。
家でテストをすると、確かに拡大して見たらピント合ってないじゃん。気付かなかったなあ。フラッシュを撮れてるかばかり気にしてたから。

またテストを重ねて、どうやらf5.6ぐらいなら、まあまあオートフォーカスでも許されるピント具合で、同期も失敗率10%程度でまあ実用の範囲かなと。

ここまで詰めておきながら実用に適さないないのは困りますからね。
このリグを持ってバンドのライブ撮影をするのだ。

記述2に続く




こちら、現行のシグマArtシリーズの30mmレンズ


こちら、僕が持ってる旧製品「つや消し」タイプだけど、別に値段安くないですね。


たぶんEOS 90Dも同じリモート端子だと思う。EOSヒトケタDとかEOS Rとかは別の端子でこの手は使えないと思う。
頑張れ90D!

2022年10月23日日曜日

CARTOSCOPEがやってきた

アメージングカードPeepHpleときて、次はCARTOSCOPEを買ってみました。

3D写真を見るためのビューワと、それに適したサイズのプリント写真のセットです。
セットで売ってるわけではないのですけど、最初にどちらかだけ買う人はあまりいないのではないかな。
フランスの3D好きがやってる商売っぽいすね。
https://cartoscope.fr
から買いました。

ダンボールをパタパタと折って簡単に組み立てられるビューワが8.5ユーロ。1ユーロ140円として1190円。

ポップなイラストがかっこいいですな。

十数枚の写真セット(裏表に印刷されてます)がいろいろあってそれぞれ7ユーロぐらい。
サイトで4製品をまとめて注文すると8%引きになるので、ビューワひとつと何か写真セットを三つ選んで購入。

写真上から、太陽系を紹介?してる「THOMAS UNIVERSE」キット。ワイヤーフレームっぽいCGがむしろ斬新で、これはこれで3D向きかも知れない。
初購入向けの、いろいろ混ざった「the SURPRISE cover」次回購入の参考になりますね。
「ストラスブール大聖堂」キット。これいいなあ。ゴシックは3D向きでテンション上がる!

ビューワとてもいいです。いいと思います。明るく見れて、スッと立体視できる。 専用ビューワと最適サイズのプリントだから、快適に見られて当たり前なんだけど、アメージングカードみたいに暗くないし、より大きい写真だから嬉しいですね。

大きいとは言っても、縦60mm×横122mmのカードなので、9月にせっせと量産したクラシックステレオカード(このブログ2022.8.31)の画像より小さいです。LITE OWLビューワでもなんとか立体視できるギリギリサイズかな。
サイズを限定する事で快適に見られて、まあまあ手頃なサイズと言えるし、いいんじゃないでしょうか。

他にも「キット」がいくつかあって、よさそうなのもありますね。
https://cartoscope.fr/boutique/
2Dの名画を3D化したキットがあって、その1枚が今回購入したキットに入ってました。

アメージングカードにも似たような「名画3D化」シリーズがあって、それはもろに「書き割り」な感じでしたけど、こちらはもっと普通になめらかに立体に見えていいですね。まあどっちも多くを見てないのですけど。

少し残念なのは、写真が普通の印刷物なので、ビューワで拡大して見ると印刷のドットが見えてしまう事。気にしない気にしないと思えば気にならないのだけれど、3D写真は細かいところまでよく見ようとするので、ドットがわからない方がそりゃいいよなあ。

それぞれ値段相応で、そんなに安くも高くもないと思うけど、フランスから送られてくるので送料がえらいかかりますね。物が4点で29ユーロで、送料が21ユーロだって。うひー!
発送したとのメールから2週間ほどで着きました。もうちょっと遅くてもいいから安くして欲しいんだけど、送料が高くなるオプションはあっても安くなるオプションは無かったな。
フランスから送ってくるならこれくらいかな。ちょっと遅くてもいいとは言ったけど、数ヶ月とか勘弁してもらいたいし。

送料がネックだよなあ。 誰か日本で売ってくれないかな。日本でライセンス生産できそうじゃん。レンズが特注品っぽいけど、あとはダンボールだから。

ビューワのパッケージに、同じイラストのダンボール製品があって、これはなんだろう。

説明通りに組み立てて、どうやらビューワを保護する箱…ですかねこれは。

ダンボールのクリップで箱が開かないように止めます。このクリップだけダンボール色してるから、間違って混入したのかと思って、あやうく捨てるところだった。

保護箱は、仕切りを上にすると持ちやすくて中にカードも3組ぐらい入って、本来と違うけどいいかも知れない。

けど、クリップ二つあったのに一つなくしちゃった。結局ね。

追記。
カードの長辺がLサイズ写真よりやや小さいので、早速カード作ってみた。
Lサイズ写真の上1/3ぐらいを無駄にするのももったいないので画像入れてみたけど、このサイズならやらなくてよかったかも。