2012年12月30日日曜日

NIMSLO 3Dカメラがやってきた

eBayでNIMSLO 3Dカメラを購入しました。
NIMSLOが本家でNishikaがパチ物、という事になってます、あちらでは。

3回オークションで競り負けて、4品目にやっと落札。
eBayでNIMSLOってよく出品されてるけど、日本まで送ってくれるのって、常にあるわけではない。
その中で状態のいい物、値段がそこそこの物、送料も安い物ってのは多くない。アメリカ国内向けだったらまあ安いのが多いんだよね。わざわざ外国から買おうってんだから、見透かされて足元を見られてるのかなあ。
今回も入手できたとは言え品物50ドル、送料50ドルで100ドルもかかった!
この大きさで送料50ドルは高い方です。eBayの送料って、買い手が選べる時と、売り手の指定がひとつしかなくて選べない時があるんだよね。どういうシステムなんだろう。大抵は急いでないから安い方がいいんだけどなあ。

今回入手したNIMSLO、状態はいいです。ミニマムユースって書いてあったからたぶんそうなんでしょう。
ちょっと埃かぶってたけど、拭いたらきれいになりました。

ストロボと箱、説明書が付いて100ドルならまあいいかな。
コレクターじゃないから箱は重要じゃないけど、説明書のスペックは読んでおきたい。

電池は説明書だとEvereyady 386、調べるとSR43でもよくて、今ではコンビニで売ってるLR43でもOK。電池を入れないとシャッター切れません。
露出はオートのみで、ASA100か400かを切り替えるスイッチがあるのみ。
試しに室内で裏蓋を開けてシャッター切ってみる。確かに100と400では絞りもシャッター速度も違う気がする。
シャッター速度は1/30秒〜1/500秒で、絞りはいくつまで絞れるのかわからないけれど、開放ではf5.6みたい。
いいね、500/1秒で撮りたいね。晴天下で400のフィルム使えばそれくらいにしてくれるかな。

西新井大師の酉の市でテスト撮影。
現像されたフィルムをスキャンして、いや〜びっくり!
何でって、画像がシャープなんですよ。
これはいい!
img349_W450
NishikaもNIMSLOも基本的にはトイカメラみたいなもんだろうと思ってたけど、違うね〜。
なるほどNIMSLOがいまだに高い評価を受けて、Nishikaがいまいちけなされてる訳だ。
こんなにシャープに撮れるとは。Nishikaがプラスチックレンズで、NIMSLOがガラスレンズですから、その違いが大きく出ますね。

西新井大師にNishikaも持って行ったので、比較してみましょう。
これがNIMSLO
img351_W500

こちらがNishika N8000
img368_W500

フィルムはどちらもKodak Pro Foto XL 100
スキャナーはエプソン GT-F730
色の違いはソフトウェアでぐりぐりやったからです。
この比較はシャープさだけ見て下さい。

ていうか、Nishikaで撮ったものは、ソフトウェアでこれくらい色をギラギラさせないとつまらない、そんな気がしてついこうしてしまうのです。
だからまあ、それもNishikaの魅力と言えなくもない,かな。非現実的になりますからね。
しかしやっぱり情報量が多いというのは写真としての強みですからね、Nishikaに慣れていたせいもあって、いや〜NIMSLOいい!このシャープさはたまらないね〜!

2400dpiでフィルムをスキャンした画像の一部です。

くれぐれも、色はソフトウェアでぐりぐりいじってますので。

NIMSLOは大きさが小さいのもいいね。Nishika N8000はもちろん、N9000、Kalimar 3Dカメラよりも小さい!ストロボを付けたらちょっとかさばるけれど。
f5.6で1/30秒になるから、多少薄暗くても撮れるしね。
ああ、これで4眼カメラマンとしてハクが付いたぜ。

参考 : このブログ2012.7.16. Nishika N8000の記述

2012年12月29日土曜日

Nishika N8000 2台をUNダブルレリーズでシンクロできるか

このブログ昨日の記述にありますが、国立科学博物館でちょっとした撮影をしたのです。
メインのカメラがNishika N8000なのだけど、安物カメラということもあってか、フィルム巻き上げレバーが引っ掛かって動かなくなる時があります。
しばらく放置したら動くから、そんなに大問題ではないのだけれど、こういう大切な撮影の時にその現象が起こったら困るなあ。
よし、もう一台予備として買ってしまえ!
そう思ってeBayでもう一台買いました。国立科学博物館での撮影に間に合うように買ったつもりなのだけど、間に合いませんでした。ちょっと高い送料払ったのになあ。出品者が発送するまで3日も4日もかかるってなんだよもう〜。まあそれは契約違反ではないし、日本の通販業者の常識がアメリカ人に通用するかどうか分からないし、出品者は「業者」ですらないかも知れないし。
博物館での撮影に間に合わなかったとは言え、Nishika N8000が2台手元にあるので、せっかくだから2台使わないと。

Nishika N8000にはレリーズ用のネジ穴があるので、UNダブルレリーズを買いました。

これでどれほど正確に同期できるのか、懐疑的ではありますが、両手の指でえいっとシャッターを押すよりはましじゃないかな。

まず普通に2台のNishika N8000に装着して、ゆっくり、ゆっくり、ゆっくりとレリーズのシャッターボタンを押してみる。
パシッ、ん?片方しかシャッター切れない…更にゆっくり押すと、もう片方がシャッター切れる。
何回か繰り返して、どうやら必ず、早い方・遅い方の個体が決まってますね。
レリーズの先端を逆のカメラに付けてみる。同じだ。遅い方はやはり遅い。
UNダブルレリーズは先端の長さを調節できます。これでタイミングを調節できるんじゃないかな。
しばらく調節して、0.5mm…いや、0.3mmぐらいかな?長さの違いができるようにして、遅い方のカメラに先端が長いレリーズを挿すと、いいですね、ゆっくり押してもタイミングが合います。

しかしここまで調整しても、レリーズに押されて「シャッターを動かすばねが開放される」瞬間が同じになるだけで(たぶん)、実際にシャッターが切られるまでのタイムラグは個体差があったり、状況によって違うかも知れない。

せめてストロボの光をどちらのカメラでも受けられればいいんだけどなあ。
家でテスト撮影してみればいいんだけど、年末なせいか人並みに忙しくてヒマがないし、そんな純テスト撮影のためにフィルム2本使うのもなんだかねえ。

この、ダブルNishikaシステムの初出動は12月24日、知人が企画した早稲田ZONE-Bでのイベントになりました。
IMG_0397 Two Nishika N8000 (wiggle 3D)
まずは普通に横にならべてセッティング。
上の写真ではストロボはNishika純正ですが、この日実際に使用したのはナショナルPE160です。
ABCD(←バンド名です)を撮影。

左のカメラで撮った画像

GIFアニメにすると…
img385_左_ブログ用_W400

右のカメラで撮った画像

GIFアニメにすると…
img371_右_ブログ用_W400

ふたつのGIFアニメをつなげてみると
img385_W450
ちょっと船酔い気味の3Dですね〜。

カメラのセッティングを変えてみました。
ただ横にならべるのではなく、斜めにセッティング。だから前後の変化もあります。
こんなふうに。
IMG_0430 Two Nishika N8000 (wiggle 3D)
このセッティングでRocket Jack Vadersを撮影!

左のカメラの画像


右のカメラの画像


GIFアニメ化しますよ〜
img380_W400

あれ、2台のカメラの同期はちゃんとできてるじゃん、と思われるかも知れませんが、これはうまくいった写真を選んでGIFアニメ化しているのです。

2台のカメラで1つのストロボを使い、ストロボがつながってない方のカメラでちゃんとストロボの光とシャッターのタイミングが合っていればいいのだけれど、どうなのか。
まだ現像していないフィルムがあるので、はっきりとは言い切れないけど、
18テイクの写真を撮って、ストロボのタイミングがまったく合ってなくてほとんど真っ暗なのが5テイク。ちょっと暗いねこれ、というのが2テイク。残りの11テイクが同期の面では成功、と言えますか。

半分以上だからそんなに悪い確率ではないと思いたいけど、
デジカメとは違ってフィルムカメラだから、数を多く撮ってクオリティ高いものを選ぶ、という作戦をやりにくい。
更に、片方しかファインダーを覗けないので、もう片方のフレームは適当に、何が撮れるかは後のお楽しみ、になる。

なので、今回の写真の中でもFlickrにアップして公開しようかな、と思ったのは数が少ないです。

カメラのセッティング方法として、他にもいくつか考えていたのだけれど、この日はRocket Jack Vadersで終わりでした。僕が行った時間が遅かったからねえ。

近日中に機会があれば、他のセッティングでも試してみたいです。

Flickrに「Double Nishika」というセットを作ったので、そこに今後撮ったものも加えて行くつもりです。
http://www.flickr.com/photos/parallel_yoshing/sets/72157632363484030/


2012年12月28日金曜日

国立科学博物館でanimatedGIF

2012.12.23の記述のつづき

GIF BOOKの取材で多眼フィルカメラでの撮影を実演する事になりました。
外で適当に撮ってもいいんだけど、何か紙面的によさそうな題材ありますか?と聞かれたので、いくつか候補をあげました。
その候補の中でどうやらライターさんの気を引いたらしいのが「国立科学博物館で恐竜の化石を撮影」これをやりました!
僕は普通に開館してる時にちゃちゃっと撮影するつもりでいたのだけど、閉館後の一般の入場者がいない時に撮影させてもらえる事になりました。
それはいい!あそこはストロボ撮影禁止だから、でも暗いから、高感度なフィルムを用意して、それでもどうなるかなあ、と思ってたけど、撮影のために時間を割いてくれるならストロボ撮影もできるでしょう。

- 通常はストロボ撮影できない、これは僕の思い違いでして、実際には普通にできます。通常できないのは三脚を使用した撮影です。撮影当日に博物館の人に言われて知りました。特設展とかはたぶんストロボ撮影も駄目だろうけど。以前は何度も国立科学博物館に行ったんだけどなあ。別の博物館と勘違いしたかな -

しかしNishikaのアクセサリーシューに付ける付属ストロボでは、正面から当てるから立体感が乏しくなるし、
(そうならないように角度をつけて天井から反射させられるようになってるけど、博物館は天井高いからねえ)
手前ばかりが明るくなって奥は暗いだろうから、でも立体写真なら奥行きを出したいから、奥にも光をあてたいから、ストロボを複数使ってみよう!やったことないけど。

Nishikaのアクセサリーシューじゃないところにストロボを設置できるように、UNホットシューアダプターとUNデラックスホットシューPCコネクターを買いました。
メーカーサイト↓
http://www.un-ltd.co.jp/products/camera/lighting/index03.html
UNホットシューアダプターはカメラ側に取り付けて、アクセサリーシューに流れる信号をそこに差し込むケーブルに出力するものですね。信号を受けるのがUNデラックスホットシューPCコネクターです。
デラックスホットシューPCコネクターのケーブルは900mmですが、カールコードなので実際には500mぐらいまでの使用が適当ですかねえ。
ストロボ1台だけならこれでかなりいい感じです。このセットで持ち歩きたいくらいだ。
でもこれだけではストロボを増やせないし、離れたところに設置できないので、エツミ3灯用エキステンションコードhttp://www.etsumi.co.jp/catalog/product_info.php?pid=1150と延長コードも買いました。
近所の公園でテスト撮影して、ばっちり使用できるのを確認。

上野、国立科学博物館地球館の地下1階で撮影しました。
ストロボ2灯、のみならず、せっかくベルボンV4ユニットがあるのだから、被写体が動かない"静物"だから、カメラを横に動かして複数回撮ってみよう。

こういう事です。
IMG_0132 Nishika N8000
動かす幅はきっちりNIshika N8000のレンズ4つぶんにして、2回撮ったら8視点撮れるし、3回なら12視点、4回なら16視点…おっと、4回動かして撮るほどV4ユニットの首は伸びませんでした。
Nishika N8000のレンズ幅の、3と3/4倍の長さを伸ばせるので、最大で15視点になりますね。
撮った写真がこれですが、15視点ではなく12視点のGIFです。
img336_337_338 パキケファロサウルス
近所の公園でテスト撮影した時はうまくいったけど、なぜかこの時は4枚目の写真がやや明るさが変わってしまって、13視点以降が違和感あるので12視点でやめておきました。
しかしまあ、多灯ストロボ撮影のサンプルとしてはあまり美しくないですね。
これを博物館内のあちこちで何度もやれば、いい写真も撮れただろうけど、多灯ストロボ・多視点の撮影は一度しかやりませんでした。他にもやってみたい撮影があって、時間が限られていたので。

時間は1時間に限られていました、と書くと何かの圧力でそうなったかのようですが、もともとNishikaをただ手にもってパチリパチリと撮るだけのつもりだったのです。だから1時間もあれば十分なはずだったのだけど、日が近づくにつれてせっかくだからこういう事もやってみよう、という思いつきが増えたりしまして…。

V4ユニットがあるんだから、撮影対象が静物なんから、デジタル一眼で複数回撮りしてみよう!
いつも家で接写してることを、広角レンズで広い空間で、ステレオベースを長くしてやるのだ。
それがこれです。
IMG_0126_W500
カメラはEOS 7Dで、レンズはトキナーAT-X-PRO 11-16mm
5枚の画像をゆらゆらさせています。1枚おきにカメラを2cm動かして撮影しました。
まあこれもGIFアニメだし、こっちの方が感度も上げられてきれいに撮れるし、三脚使用がOKになった時点でストロボもNishikaも必要ないんじゃないか…

ただ、V4ユニットは本来こういうことをするためではないので、ヘッドを動かすためにツマミを緩めると少しガタつくんですよね。で、カメラ位置を決めて普通に締めると、角度が少し違ったりする。。

もうひとつ、パノラマステレオ撮影をやってみました。
Spinner360°カメラを参考に…
ビデオカメラを録画しながら、ぐるっと回して、各フレームの一部分だけをつなげて画像にする。
この時に、ビデオカメラをふたつ並べるんですね。
国立科学博物館 W1000
→横幅1000ピクセル画像

使用カメラはcontour ROAMを2台
ちょっとステレオベースが狭かったなあ。広角レンズだからステレオベースもやや長めでいいと分かってはいたのだけれど。
それに、ビデオカメラだから色がいまいちだなあ。

Kalimar 3Dカメラも持って行きました。
ただ、これこそストロボとレンズのせいか、怖い写真になってしまいがちですねえ。
img313_W500GIF
写真としては面白いけど「国立科学博物館は書き割りを展示しとるのか!」と思われそうです。

とまあいろいろ撮ったけれど、結局この、普通にNishikaを手で持ってストロボひとつでティラノサウルスを撮った写真が迫力ありますね。Nishikaのストロボいいですね。
img343_W500

2012年12月23日日曜日

GIFアニメ作家です

今年はGIFアニメが誕生して25周年だとか。
だからという訳かどうかわかりませんが、GIFの本「GIF BOOK」が来年1月に出版されます。その本を書いてるライターさんからメールありまして、GIFアニメ作家として取材を受けました。

GIFアニメ作家?そんなカテゴリが世の中にあるとは!ましてや自分が!
まあそうねえ、GIFでコンスタントに作品を発表してる人って、多くはないのかな。

他にも取材を受けた作家さんは数名いるようです。
僕のGIF作品というともちろん、ぴくぴく3Dですね。食べ物とか、多眼カメラとかの。

実際に食べ物を撮影して、GIFアニメ化する過程の取材を受けました。
うちの最寄り駅でライターさん、カメラマンさん(取材する側のカメラマン)と待ち合わせて、海鮮丼のお店で「あられ丼」を買って、うちで撮影、うちのPCで作業しました。
プロのスチルカメラマンを前に、撮影の段取りとか説明するのは気が引けたけど、まあなんとか。

食べ物撮影の様子とか、すごいたくさん取材の写真を撮ってたけど、いつもあんなに撮ってたら、データを保存・整理するの大変だろうなあ…とか思ったり。

その時のあられ丼がこれです。
IMG_9980_700GIF

インタビューとかも受けたけど、基本的には製作を実演して説明してました。

で、これは先月の出来事でして、今月になってまた多眼フィルムカメラでの撮影に関する取材を受けました。
当初は同じ日に取材を受ける予定だったのだけれど、まあ時間の都合で。

それはまたブログに後で書きます。最近、年末なせいか人並みに忙しいようで、あまりブログを書く時間がないなあ。

それにしても、GIFアニメの本って売れるのかなあ。
「紙の本」でGIFアニメってねえ。
もっとも、そんな事言ったら映画の本なんか成り立たないか。

2012年12月13日木曜日

tumblrはじめてみた

GIFアニマー御用達ブログ、tumblrはじめてみました。
前から気にはなってたけど、日本語対応してないみたいなので、二の足踏んでました。
んーだからやっぱり、よくわからない部分もありますね。

Flickrには平行法・交差法・たまにアナグリフ立体画像もアップしてますが、
tumblrにはアニメーションGIFのぴくぴく3Dのみアップするつもりです。

ふたつ始めました。
Nishikaなど主に多眼フィルムカメラの画像を羅列する
pikupiku Tokyo
http://yoshing-bt.tumblr.com/

食べ物写真ばかりの
GiFood 3D
http://gifood3d.tumblr.com/

Flickrとは別に画像をアップするのは面倒だけど
Flickr画像へのリンクとか、埋め込みコードをペーストするのも面倒なので、
いちいちtumblr用に画像をアップしてます。
ひとつのページにいくつもgif画像を表示するだろうから、Flickrより小さく軽くする必要もありそうだし。

だいたいFlickrは長辺700ピクセルぐらい、tumblrは450ピクセルぐらいの画像をアップするつもりです。

このbloggerブログでもPikuPiku 3Dというのをやってましたが、それは更新休止とします。
tumblrの方がスマートに羅列できる気がするので。

追記 : tumblrは日本語対応してると指摘受けました。そうか〜!

2012年12月5日水曜日

Velbon V4-unitがやってきたけど、それにManfrottoの雲台はどうなのよ

先日、このブログに書いたように、長年使っていたベンボーのトレッカーが壊れてしまったので、新しい三脚を買いに行きました。
ベンボーの製品は、今の日本のショップではほとんど売ってないので、まあ別の物でも…
物色していて、これはという物を発見!
三脚じゃなくて、雲台?を機能拡張させたベルボンV4ユニット。
グリップひとつを緩め・締めることでカメラ部をパン・ティルトさせられる。
カメラ位置を固定させるためなので、動画用の雲台みたいになめらかに撮りながらのパン・ティルトはできません。文章でこの動作を表現するのは難しいですな。
そして、カメラ部を前に「せり出す」ことができる!
これによって、空間の任意の点にカメラを固定しやすくなるのです。
(短い距離だけどドリー撮影の替わりになるか?と一瞬思ったけど、動かす時にちょっとガタつきがあるので、それは難しい。ありえないではないけど)

ヨドバシカメラAKIBA店のテーブルフォトコーナーに展示してあることもあって「これって、テーブルフォトのための雲台?」とか思ってしまう。
ベルボンの三脚とセットでも売ってるけど、V4ユニットだけでも売ってるので、これを買って、今ある三脚に付ければいいんじゃん!
ベンボートレッカーとは違って室内撮影専用になりそうだけど、いいんじゃないですか。今回の出費は押さえられるし。
という事で買ってきました。


対荷重が3Kgまで、というのがちょっとどうなのかな〜と思ってましたが、家に帰ってカメラ(EOS 7D)・レンズ(シグマ50mmマクロ)・雲台(マンフロット496)・ハクバ2ウェイシフター、それぞれ重さを計って足してみたら、2Kgを少し下回るくらいですね。余裕!
幸い、一眼レフも乗せられそうで、なおかつほとんど使ってない三脚が1本ありました。ベルボンD-600、これを脚にしてV4ユニットを乗せます。
うちで食べ物撮影する時のテーブルの高さから言うと、もう少しローアングルになる三脚がいいんだけど、しばらくはこれで。
あるいはV4ユニットの首を下に向けて、それだとカメラも下を向くから、雲台をふたつ装着するとか…

V4ユニットは雲台の拡張形だけれど、先端に普通の雲台を付けて使います。
せっかくだから買ったばかりのマンフロット496を。
これがくせ者だった!
このブログ、11月17日の記述にあるように、ネジのサイズが合わないのでマンフロットの純正アダプターを使うのだけれど、それだと摩擦が少ないせいか、ちょっとした力を「外れる方向に」加えると、雲台そのものが外れてくるんと回ってしまうのです。


普通の三脚みたいに、雲台を立てて使うならさほど問題にはならないだろうけど、
横にすると、カメラの重さが雲台を回す力になってしまう。
外したい時にぐいっと力を入れて外れるぶんにはいいけど、外したくない時にちょっとした力で外れてしまうのは困る。それでカメラが落ちるというほど回らないけれど、テーブルフォトの場合、テーブルの端にカメラがぶつかる可能性多いにあり。

まいったなあ。とりあえず注意して使うしかないかなあ。高級雲台を持て余すのは嫌だなあ。
むうん、待てよ、本来の接着面なら摩擦は十分にあるのだろうから、それを生かすには…
割れてしまったエツミ ネジアダプターを使うのもありかな。
そもそも、マンフロットの純正アダプターを買う前にエツミのネジアダプターを使ったんだけど、それが締めてるうちに割れてしまったので、純正を買う事にしたのです。(このブログ 2012.11.17.の記述)

割れたけど、うまくすればアダプターとして使えるのではないか…
幸い、V4ユニットのメスネジはちょっと長いので、うまくいくかも。
メスネジが短いと、締めるうちにアダプターが外れる可能性が高まるので。

アダプターがちょっとはみ出るくらいにマンフロット雲台に入れて…


アダプターだけがあまり回らないように念じながら(少しは回るだろうから、はみ出させている)、雲台を回してねじ込みます。


できました!ばっちり止まりました。
やはりマンフロット純正アダプターでは摩擦が減るようですね。こっちの方がしっかり止まります。
これでカメラが横にくるんと「絶対」回らない訳じゃないけれど、まあ普通に使って大丈夫でしょう。

あやうく燃えないゴミで捨てるところだったエツミのアダプター。燃えないゴミは月に2回だから、しばらく手もとにあったのです。よかったよかった。






2012年11月24日土曜日

BENBO TREKKER 壊れちゃった

今週の月曜日、15年ぐらい使っていた三脚、ベンボーのトレッカーが壊れてしまった。
堅牢でメンテナンス・フリーというのが売りだったんだけど、まあ15年も使えばね。

レバーをひとつ、緩め・締めするだけで、足と腰(三脚の腰ってなんだよ)が固定される、ユニークな三脚でした。
慣れないと、緩めた時に「お前は動かなくていいんだ!」という足も動いてしまうので、便利とは言い切れないのですが、慣れてしまえば様々な状況に即応できていいのですよ。
かなりローアングルにもなるし、空間の一点にカメラを固定したい時、便利です。

その重要なレバーが外れてしまったのです。
外して使うものではないし、一度外れたらもう一度付けるのは難しそうだこれは。
無理に押し込んでレバーを付けるのもできるけど、緩める方向に回す時に外れてしまって、現状よりも緩める事ができない。

せっかくだから立体写真にしてみました。平行法です。
IMG_9846 cheers for hard work, BENBO TREKKER (parallel 3D)
交差法
ぴくぴく3D
プライヤーをレバー替わりにして緩め・締めできるかな〜と思ったけど、家にあるプライヤーでは無理でした。
たぶん大きなプライヤーならできると思う。

しかしプライヤーをセットで持ち歩く、使うというのは面倒ですからねえ。
まあ引退の方向で。
15年間ご苦労様でした。

ベンボーの三脚の中ではさほど大きくないので、値段も…2万円ぐらいだったかな。
でも今ベンボーの三脚って、なかなか売ってないんだよね〜。
海外から通販で買う?思ったより安くないし、送られてくるのに2〜3週間かかるかも知れないし、それもなんだかなあ。
こないだ雲台も壊れたし、痛い出費が続きます。

強制ウィンクカメラ forced wink camera - Kalimar 3D

先日入手したKalimar 3Dカメラ(このブログ2012.11.10の記述)、Nishika N8000に比べて小さいし、ストロボ内蔵なのでよく使ってます。
でも、ちょっと不具合と言いますか、困った部分もありますね。

ひとつは、フィルム巻き上げダイヤルを回す時に、たまに、一定以上に回ってしまう事があるのです。
本来ならある程度回すと、カチっと止まってシャッターを押せるんだけど、止まらないで(正確には、一瞬止まったように感じられるけど、指は回そうとしているから回ってしまう)そのまま回り続けて、あれれ、2テイク分送ってやっと止まる。だから、フィルムを1テイク分無駄にしてしまう。
これが、フィルム1本に1回というほどではないけど、2本に1回ぐらいあるかな。
と思っていたら先日、1本で2回あった。だんだん劣化してるのだろうか。

もうひとつ、人物の目が片方つぶれてしまう…ナニソレ、って思うだろうけど、たまにこういう写真が撮れる。

目尻のシワのおかげで、ウィンクしてるように見えなくもないけど、そうではありません。

それ以前にもこういう写真が撮れて、

いい感じに犬が首を出してて、これはよく撮れたかなと思ってたら、あれれ、片目がヘン!怖いじゃん、
という事があったんですね。

3枚の画像の同じところに同じように異変があるので、スキャナで取り込む時の問題ではないでしょう。
こういうふうに写真が撮れている、という事なんですね。

もうひとつ、

これは湯島天神の菊まつりの写真ですが、
左の写真は両目が潰れてて、中心の写真は片目で、右の写真は普通。どういう事?

おそらく、ストロボの光が目に反射して、レンズに帰ってきて何かカメラ内で悪さをするんだと思うんですが。


人形の目が動物の目と同じように反射するのかな。精巧にできている、という事ですか。

必ずこうなる、という訳ではないのですが
はい写真撮りま〜す、パシッ、という人物写真が失敗しやすいのは、困りますね。



7年後に気付いた!
強制ウィンク機能はスキャナーのノイズ除去だった
https://yhmv.blogspot.com/2019/10/blog-post_20.html

2012年11月18日日曜日

Holga HL-C プラス Fisheye Lens のテスト撮影

Holga Lens HL-C (このブログ2012.9.24の記述)にかぶせて使う、フィッシュアイレンズを買いました。



ただ、僕が持っているEOS 7Dではフィッシュアイ(魚眼)というほどの効果は得られませんね。
センサーの大きさがAPS-Cサイズだから、一部分しか画像にできないのですね。5Dとかフルサイズセンサーのカメラなら魚眼になるっぽいです。

そもそもHL-Cは60mmのレンズなので、7Dだと97mm相当にしかならないのです。
だから、魚眼レンズが欲しいと思って買ってもそうはいかず、普通に広角なレンズが欲しいなと思うなら、むしろ丁度いいですね。

広角になるだけではなく、ピントがより近くまで合うようになります。
HL-Cだけだと近くても1.2mぐらいがせいぜいだけど、Fisheye Lensをつけると30cmぐらいまで近づけます。
これはいいですね〜。
雨が降ってきたのでテスト撮影!

あー寒かった。

暗いですねえ。動画の最初のカットは、PCソフトウェアで少し明るくしてます。他は補正してません。
昼間に撮ったんだけど、雨だと暗いんだなあ。

後日、晴れた日に撮った写真。
足立区の西之宮神社。
Holga HL-Cのみ


Fisheye Lensを装着

やはりレンズが増えるからちょっとぼんやりした感じですね。
ていうか、HL-Cのみで97mmってのが、やはり「標準」で使うのは難しいかな。

画像の中心部を拡大
Holga HL-Cのみ


Fisheye Lensを装着

う〜ん、やはりシャープさがなくなりますね。
Holgaのレンズなんだから、シャープさが売りではないのだろうけど、画像の一部分、中心の一部だけでも、くっきりシャープに写ってほしいのです。写真となると特にね。



おや、APS-Cサイズセンサーカメラ用のFisheye Lensもあるのね。

2012年11月17日土曜日

舶来雲台を買ってみた manfrotto

SLIKの自由雲台を使っていたのですが、酷使していたせいか、仕事での撮影中に壊れてしまいました。
壊れたとは言っても、使おうと思えば使えないこともないので、どうにかその場はしのぎました。
しかし一眼レフで今後も使うには不安たっぷりなので、新しいのを買ったのです。
マンフロットの496。イタリア製だ〜、かっこいいな〜。

しかし家に持って帰ってびっくり、雲台を取り付けるメスネジの太さが、カメラ用のオスネジと違うのね。
なるほどこれがドイツ規格ですか。
これじゃあ今ある三脚に付けられないじゃん。
検索したら、ネジ変換アダプターという物がもちろんありまして、それを通販で注文し、翌日に入手。


さあこれからは舶来雲台でぐりぐりだぜ、ねじ込みねじ込み…あれ〜、ネジアダプター割れちゃったじゃん!


メスネジが長い(深い)から、必要以上にまわせてしまうのがいけないようだ。そんなに締めなきゃいいんだろうけど、一眼レフを乗せた雲台を止めるんだから、力を込めて締めたいよね。

まいったなあ。マンフロットの三脚買えってのか。舶来品は面倒だなあ。
(考えてみたら、よく使う三脚はベンボーだからイギリス製なんだけど)

更に検索したら、マンフロットからアダプターでてました。
これなら大丈夫そうだけど、千円もするのか!
注文して、今それを待っているところです。


追記
マンフロットのアダプター、ばっちり使えます。ちょっと怖いから力いっぱい締めてません。大丈夫だろうけど。
で、雲台を三脚に付けて使うぶんにはいいんだけど、外す時がね。
雲台は普通に外れるけど、アダプターが三脚に付いたままで、手で回せません、外れません。プライヤーで回して外してます。

2012年11月14日水曜日

多眼カメラの画像補正値メモ

メモ。
多眼カメラが増えたので、カメラごとの画像補正メモ。
本来均一なはずの画像が、おそらくレンズの歪み具合の違いによるものでしょうか、ぜんぜん均一に見えないので、画像を拡大・回転させてます。
その数値はカメラごとに違って、もっと言うと画像ごとに細かく調整もしてますが、だいたいこれぐらいの数値、というのが決まってくるので、それをメモしておきます。

ただ、レンズの歪み具合の違いによるものだとしたら、カメラによって個体差があるでしょうから、同じ型番でも他のカメラには当てはまらないでしょう。
この記述は自分にとっては「備忘録」で、他の人にとっては同じカメラのユーザであっても「ふ〜ん」ぐらいです。

画像の回転の方向について。
自分が使っているソフトウェアでは、回転の向きを時計まわりがプラス方向、反時計まわりをマイナス方向に指示するようになっているので、このメモでも同じようにしています。
拡大・縮小はパーセントで記します。

さて、Nishika N8000の場合
左から1、2、3、4と順番付けて、

・1を99.2%
・2を100%
・3と4を99.5%

Nishika N9000の場合
・1を99.7% (+0.4度 この回転は、やらなくてもいい)
・2を99.5%
・3を99.3%
・4を横100% 縦99.7%

Kalimar 3D
・1を100%
・2を99.4〜99.6%
・3を99.8〜100%

ついでにFUJI W3
・L画像を100%
・R画像を99.1% -0.13度

メモでした。
けっこう面倒くさいでしょ、というアピールもかねて。

2012年11月10日土曜日

Kalimar 3D カメラがやってきた

eBayでKalimar 3Dカメラを買いました。

フィルムカメラです。

Nishikaは4眼だけど、これは3眼ですね。
4眼の方がよりダイナミックな立体画像になりそうだけど、
3眼だと、4眼に比べてどんな利点があるのかな。
・GIFアニメ化する時に作業がちょっと楽
・GIFアニメ化した時にデータ量がちょっと少なくなる
・1本のフィルムでより多くの写真が撮れる
・カメラが小さくなる
といったところでしょうか。

実際に先日買ったNishika N9000(このブログ2012.9.22の記述)と大きさを比べると、同じぐらいですね。むしろKalimar 3Dが横幅やや大きいかな。
でもストロボ内蔵だから、より小さく収めてる、とも言えますね。

eBayで19.95ドル。送料も19.95ドルでした。
同じ出品者がまだ同じカメラを持ってるようで、まだ出品されてます。
More than 10 availabl ってのは、あと10個在庫があるってことかな。
http://r.ebay.com/q1abHC
11月3日に出品者から「発送したよ」というメールがあって、18日後に届くだろうとも書いてあったけど(英語だからよく分からないけど、たぶんそんな内容)
11月7日に届きました。早いね〜。
この大きさで送料19ドルだと、一番安い料金じゃないと思うけど、それでもこんなに早いかなあ。まあいいや。

あ、13.5ドルのもあった!
http://r.ebay.com/XLVj5V
送料もこっちの方が安いじゃん。

シャッター速度は1/100秒
シボリはf8.0
だからでしょうか、デフォルトでISO400のフィルムを使ってね、という事になってます。
(Nishikaは1/60秒だったかな)
ストロボ内蔵!待ってました!これですよ〜!
でもね、ストロボの下にあるオレンジのボタンがストロボ・オンのボタンなんですけどね、ストロボ・オフのボタンがないんだよね〜。
ない、ないぞ、ストロボ・オフのボタン。
どういう事になるかというと、
まず、電池を入れただけだとシャッター押しても光らないのです。そして、ストロボ・オンのボタンを押すと、ストロボ発光モードになって、シャッターを押すと光ります。
で、ストロボ発光モードが解除されないままなので、後はシャッター押すと光る。光らざるを得ない。。
しょうがないから光らせたくない時は電池を抜く…でも電池を抜いてもカメラ内に1回分充電されてるから、1回は光るんだよなあ。めんどくさ〜。

Kalimar 3Dには、上位機種?のKalimar 3D Wizard というのがあって、http://r.ebay.com/FAnMC3 そっちはストロボのオン・オフ切り替えができるのです。
Kalimar 3Dの説明書(英語)には3D Wizardのイラストと
- Turn the flash off when not needed, to conserve battery life.
- 必要のないときは、バッテリ寿命を節約するために、フラッシュをオフにします。
って書いてあるけど、いやだからそれは3D Wizardの場合で、Kalimar 3Dの場合はどうするんだ?やっぱり電池抜けって事か。

Kalimar 3Dカメラ、初出撃は浅草の酉の市です。
一昨日撮影しました。
img134 浅草酉の市 Kalimar 3D
MG144 浅草酉の市
フィルムはロモグラフィーの安いやつ、現像は近所の55ステーション、スキャナはエプソンGT-F730です。
36枚撮りフィルムでたしかに25テイク撮れました。
フィルムには3枚づつセットに記録されてて、セットとセットの間がやや幅広いです。これ、けっこう重要な事でして、Nishika N9000は幅が狭くて、ハサミで切る時に緊張します。
お店で切ってもらってもいいんだけど、こういう珍しいカメラだと店員さんもよくわからないだろうから、こちらとしても「無理に切らなくてもいいですよ」と言っておきます。当然、切らないままで渡されます。まあいいんですけど。
なので最近は現像を頼む時にあえて「切らないで」と言ってます。

さて、多眼カメラの問題点は、レンズの歪み具合の個体差ですね。
上の画像は補正してますが、補正しないとどうなるのか。

これは近所の稲荷神社です。おいなりさんだけど、狐の像がなくて、狛犬なんだよね〜。まあそれはいいとして、左から1、2、3と番号をあててみました。
で、補正しないでGIFアニメ化してみると
IMG155ブログ用_補正前_500
1と3はそのままでもいいくらいだけど、2が他と違いますね。

とりあえず、
・1の画像 大きさ100% 角度をマイナス0.15度回転
・2の画像 大きさ 99.6% 角度そのまま
・3の画像 大きさ、角度ともそのまま
に補正してみました。
IMG155ブログ用_補正済_500
左端の神社の歪み具合はどうしようもないけれど、狛犬のまわりだけにトリミングすれば、
IMG155_640
まあよいかな、と。
写真によっては、1の角度変更はやらなくてもいいでしょう。これは「献奉」台座の角度が気になったんだけど、全体的はそのままでよかったような気もする。
また、3の大きさを99.8%にする事も多いです。
Flickrに"Kalimar 3D camera"というセットを作りました。
http://flic.kr/s/aHsjCLG68k
今のところ、上の狛犬写真以外はみな、1の角度変更はせずに、3を99.8%に縮小してます。

さてこの狛犬写真に、ストロボつきっぱなしの弊害が出てますね。
たしかに夕方に撮ったけれど、こんなに暗くはなかった。
ストロボつきっぱなしだけど、電池抜いたりするの面倒だから、このまま撮っちゃえ!よくなかったですね。
白っぽい狛犬が、ストロボでますます白くなって、パソコンで明るさ補正するのに、それにあわせるから背景が暗くなってしまった。あてなくてもいいストロボのおかげて、狛犬がのっぺりと見えて、立体感が薄れてしまった。

うむむ、3D Wizard欲しいなあ。落札されなかったようだからまた出品してくれないかなあ。
http://r.ebay.com/FAnMC3
でも、本体が10ドルで送料が56ドルってのも二の足踏むよねえ。

とりあえず今後Kalimar 3Dでは、ストロボ光らせたくない時は、何かで発光部を塞ぐ術をつかいますか。
指だと血液が透けて赤い光になっちゃうから、何か別のセットしやすい物で。

2012年11月6日火曜日

映画「エクスペンダブルズ2」expendables 2

於TOHOシネマズ西新井

TOHOシネマズ西新井は今月で5周年なので、なにか料金サービスあるかな、と思ってたんだけど、
1周年の11月には、シネマイレージ会員は1300円で見られたんだけど、うーん、5周年は特にそういうことやらないみたい。
景気低迷だから?

The Expendables 2
2012年アメリカ映画
監督 サイモン・ウェスト

一作目を見てなかったので、レンタルで見ました。
まあそうね、わざわざ映画館で高い料金で見なくてよかったわい、という映画でしたね。
スタローンの心意気はわからないではないんだけど、脚本がダメすぎるのみならず、何かもっと「うまい」表現、間合いが必要ですよ。

しかし本作は監督が職人サイモン・ウエストですからね。スタローンは自分が認めた監督にそこそこ能力を発揮させるプロデューサーだし、むしろ期待していいんじゃないか?ぐらい思ってしまう。
映画館で見ましたよ〜!
最初のアクションシーンで改造ジープ?見たとき、もうそのデザインに痺れた。これは一作目の100倍はよさそうだぞ!
実際にはまあ、50倍ぐらいでしたかね。本作もいろいろツッコミどころがありますな。
結局、作戦はすべて「パワーで押し切る」しかないみたいで、まあいいんだけど、
ヴァン・ダムは最初のシーンでなぜ皆を殺さなかったのか?
その前に、ビリーが無線に応じないんだからもっと用心しろよ!
いやこれは田舎芝居なんだから、そんな事気にするなって?
そうね、そうだよね。
ということで、かな〜り素敵な映画でした。

それでも、久しぶりに見たチャック・ノリスの好々爺っぷりにはちょっとショック。
あんな外見だったら一匹狼路線じゃなくて、孫に囲まれておっとりしてるけど実は…という設定がよさそうだなあ。この映画にどう出演するかは難しいけど。
やってる事もそんなに一匹狼じゃないしなあ。「続・夕日のガンマン」の音楽をあてるのもいまいち。撮影時にはあんな音楽をあてる計画ではなかったのだろうと思う。

空港のシーンぐらいになるともう、みんな好き放題にやらかすから、けっこう楽しくなってきた。
なるほどこれは田舎芝居だな〜。(田舎芝居…見たことないけど)
スター俳優が敵の雑魚どもをひたすらなぎ倒す。カタルシス、というほどではないけれど、まあ血しぶきあげて楽しそうね。

そんな中で、一番光ってたのがジャン=クロード・ヴァン・ダム。この人も久しぶりに見たけれど、いいね〜!悪役に光るね〜!
特にラストのスタローンとの対決シーンがいい!ヴァン・ダムの立ち振る舞い、仕草がいちいちイイ!かなり痺れました。
ヴァン・ダムがナイフを捨てるシーン、あれこそが他の大スターの遊び半分な決め台詞をはるかに超えた「見栄を切る」シーンだ。たまんないよー!
スタローンとヴァン・ダム、ふたりとも、動き、台詞の言い回し、目つきが別格!この対決シーンはアクション映画史に残るぞ。

ドルフ・ラングレンの哀れな感じ、好きだなあ。ジェイソン・ステイサムのナイフ投げアクションもかっこいい。でも、もうおなかいっぱい。



2012年10月25日木曜日

Holga Close Up Lens 雨のテスト撮影

香港のHolga DirectからClose Up LensとMacro Lensのセットを買いました。
http://shop.holgadirect.com/collections/holga-lens-kits/products/holga-camera-lens-close-up-macro-kit-bundle

デジタル一眼用Holgaレンズはそのままだと、一番近いところでも1.2〜1.5mぐらいまでしかピントが合わないので、もっと近くまで寄れるオプションが欲しかったのです。

クローズアップレンズが3枚
CL-500 (500mmぐらいのとこにピントが合うらしい)
CL-250 (250mmぐらいのとこにピントが合うらしい)
CL-120 (120mmぐらいのとこにピントが合うらしい)
マクロレンズが2枚
ML-60 (60mmぐらいのとこにピントが合うらしい)
ML-30 (30mmぐらいのとこにピントが合うらしい)

デジタル一眼に限らず、Holga 135カメラでも使えます。つまり、同じレンズってことでしょうね。
そのへんの説明が英語サイトだとよくわかんなくて、これ買っていいのかな?とか思ったり。

雨の夜、CL-250を装着していそいそとテスト撮影に出向きました。近所の公園、カメラはCanon EOS 7Dです。


こないだのHolgaレンズテスト撮影も雨でしたねえ。
(このブログ 2012.9.の記述)
雨が降るとウズウズしますよ。
でもなんで夜?って、昼間でよかったけど、たまたま夜に雨が降ってきて、ええい!LEDライトを装着して撮りにいくぞ!
上のムービーの前半は順光で撮ってます。
それは雨が撮れてるけれど、他のテイクでは雨がわかりにくいんですよね。こんなに降ってるのに〜。
「雨は逆光、雪は順光」と何かで読んだ気がするので、そうだ、逆光で撮ってみよう。
家に帰ってリグをいじり、LEDライトの位置を替えました。まあまあ逆光に近くなるように。
で、外に出たけれど、雨がだいふ小降りになってしまいましたね。
その映像が後半です。

f8でシャッター速度が1/30です。暗いんです。だからISO設定はたしか6400。それでもまだ暗い。
撮ってる時はまあなんとか見られるかなと思ってたけど、パソコンで見るとやっぱり暗い。
LEDライトが逆光なんだから、ズバリ、光源そのものを水面に反射させればもっと明るくなるけれど、それだとLEDライトを使ってるというのがバレバレになってしまう。よろしくないんですね。

それもあって、上の動画はYouTubeの「自動補正」という機能を使ってます。
うーん、うーん、
何がどう「うーん」って、
まあこれはテスト撮影なんだから、どう写るか加工せずに見せないとね。
「自動補正」してない、まったく補正してない動画も貼っておこう。


アマゾンでも売ってた。
マクロセットなしで、クローズアップの3枚だけみたいですね。

2012年10月24日水曜日

FU えふゆー 10周年ライブ

「FU えふゆー 得浮遊」のライブに行きました。
9月28日、場所は下北沢クラブ251でした。

FU webサイト
http://www.mfu.be/

Nishika N8000で撮影して、フィルムが中途のままで現像出せなかったので、ブログに書くのがだいぶ遅れました。
IMG107 FUえふゆー得浮遊 (Animated GIF/wiggle 3D)
FUは以前にPVを撮りましたが、その当時とはだいぶ変わりましたねえ。
当時は4人編成だったけど、キーボードが抜けてベース・ドラム・ギターボーカルの3人編成になりました。
上の写真の笑ってる(ように見える)人はゲスト出演者です。

まああああ、よりユニークなバンドになりましたね〜。
ボーカル、ユビ氏のエキセントリックな声に拍車がかかってます。

IMG109 FUえふゆー得浮遊 (Animated GIF/wiggle 3D)

何か、非日常で芸術的なサウンドを聞きたい人にはおすすめできます。

ただ、ユビ氏のボーカルにやや寄りすぎる音楽構成と言いますか、ここまでやるならスタイル全体の斬新さをもうちょっと欲しいですね。
それと、ライブハウスの音響ではちょっともったいないな〜とも思いました。
まあ場所にもよるんでしょうけれど。
クラブ251って、あまり行ったことないけどねえ。
以前に三茶ヘブンスでFUを聴いた時は、ヘブンスと言えばブラジルUFOなどのパンクロックでしか聴いてなかったこともあって、ヘブンスでこんなきれいな音も出せるんだ!とびっくりした記憶があります。
そういった「出音」へのこだわりを実現できるかどうかは色々な要因があるだろうから、今日ダメだったからいつもダメだろうとは言えないけれど、やっぱりライブハウスは本来とは違うんだろうなあと思った。
以前のバンド的なサウンドならライブハウスでもよかったのだろうけど、いや、そんなに大きく変化したわけじゃないんだけど、ほんの少し、別方向にシフトしただけで、ライブハウスに収まらないようになってしまったのかなあ。