2023年2月15日水曜日

ステレオカードビューワ自作 写真Lサイズ横用

前回の記述で、ステレオカードビューワ作成にあたり、レンズの都合と材質・構造でKGサイズ縦(の半分)が丁度いい、もっと大きいと無理だなあ、と書きましたが、試作品も作ってそういう結論だったのですが、「ここをこうしたらどうだろう」的な発想もあってまた試作してみました。

前回の記述はKGサイズ縦用。
今回の試作はLサイズ横用。

この、ブログの写真を見ると「Lサイズ横」と「KGサイズ縦の半分」のステレオ画像の大きさ、あんまり変わらないのでは?と思われるかも知れませんが、実際にビューワで見るとけっこう迫力違いますね。もっともそれは、画像の解像度や大きさの違いではなく、レンズから画像までの距離が同じ比率ではないからです。視界の中で画像がどれくらいの大きさで見えるか同じにせずに、Lサイズ横用ビューワでは距離を近くしてるから、当然大きく見えてしまう。大きく見えるのはいい事じゃないの?そうね。でも僕としてはちょっと大きすぎるかなあ。せっかくビューワを自作するのだから、画像の隅々まで同時にクリアに見れるくらいの大きさがいい。大きすぎると隅のほうがクリアに見えないのだなあ。でもレンズの特性で、レンズと写真の距離をこれ以上離すとピントが合わないのだ。
まあ、「これくらいが迫力あっていいじゃん!」という人も少なからずいるでしょうねえ。

で、今回試作したLサイズ横用ビューワですが、ビューワとしてはまあまあ実用的になりましたね。背面がへろへろになりやすかったのを、厚紙を挟んで補強したらかなり実用的になった。しかし、製作するにあたっては、手間も材料も工程も増えて、うむむむ、売り物にするのは厳しいような。一日にいくつ作れるかと考えると、お高いビューワになってしまう。けれど、紙のビューワをそんな高い値段で売れないよなあ。
あと、ビューワ自体、あんまりかっこよくない気がする。色とか模様とかテキトーなせいもあるけど。形は小さくまとまってる方がいいな。

ただ、Lサイズはコンビニでプリントやってるけど、KGサイズはコンビニプリントやってないという、これまた悩ましい点がありますね。

さて、さっきから「売り物」と言ってますが、Tha pino noirステレオビューワはまだ在庫いっぱいあるし、この自作ビューワをどこで売るんじゃ?
それはもちろん「ISU2023JAPAN 世界ステレオ写真大会@つくば」のトレードフェアで売るんですよ!

「世界ステレオ写真大会@つくば」とは何か?
https://isu2023.stereoclub.jp/index_j.html

そのボランティアスタッフをやります。ブログの次の記述で説明します。(次じゃなかった→ https://yhmv.blogspot.com/2023/03/isu-world-congress.html )

2023年2月6日月曜日

ステレオカードビューワ自作

以前に、ロックバンドTha pino noirのグッズとして、ステレオカードとビューワを作成したと書きましたが(このブログ2022.12.5の記述)、それは既製品peep holeビューワ(このブログ2022.10.5の記述)のフロント面を貼り替えたもので、作成と言うより改造…というのもおこがましい程度の事だったのです。しかしそもそも紙製だし、フェイス面作れるなら他の面も作れるので、やろうと思えば全部自作できるなあとは思ってました。

問題はレンズだなあ。レンズを入手できるのか。peep holeビューワのレンズは見るからに特注品なので、同じレンズを求めてもどうにもならなそうだ。無理なく入手できるレンズで適当なものがあればいいのだが。
通販サイトのアマゾンやモノタロウでレンズ売ってることは売ってるけど、これがいいかなと思えるのはひとつ数百円だったりして、趣味で作るならともかく、ビューワを販売するのに原価がそんなに高くなってはいけませんね。紙製ビューワだからそうそう高い値段では売れないだろうし。
ビューワを販売するの?
そもそも全部自作を目指したのは、Tha pino noirのステレオカードビューワは数に限りがあって、もとになるpeep holeビューワがもうないから、もっと欲しいと言われたとしても対応できない、それはもったいない、じゃあ自分で作ってみるかなと思ったからです。

基本的にはpeep holeビューワと同じ構造なので、難しくはないはずなのだけれど、レンズが違うとカードのサイズが違って、サイズが違うとそれはそれで面倒が増えますね。
試作を重ねてどうにかできたかなと思えるのがこちら。

レンズがpeep holeビューワよりも倍率が少し低くて、ピントの合う距離がやや遠くなります。
peep holeビューワのステレオ写真が名刺サイズ…Lサイズ写真の半分ぐらいなのに対して、この自作ビューワはKGサイズ写真の半分を見るようにしました。(KGサイズはハガキサイズと同じぐらいです。官製ハガキより数ミリ大きい)

右、peep holeビューワをもとにしたTha pino noirステレオビューワ。
左、自作ビューワ。

Lサイズ写真を利用したステレオカードと、KGサイズ写真を利用したステレオカード。同じ画像じゃないから比較しにくいけど、紙の大きさが違うのがわかると思います。そんなに変わらない?
どちらにせよ、普段からステレオカードを鑑賞してる人には物足りない大きさかも知れません。
ビューワがないと立体視できなくて、peep holeビューワがいい人には、より大きな画像を見られる今回の自作ビューワの方がいいのではないかしら。
もっとも、大きな画像を見られるというのは、狙ってそうしたのではなく、レンズの特性でそうなってるのですけど。

レンズの入手先は秘密です。
今後も安価で安定的に入手できるかどうか微妙なので、入手先を拡散するのは避けたいのです。
安価と言えば、検索してみつけた中国の問屋サイトは安かったなあ。(ああ、URLわかんなくなっちゃった) そこだとレンズひとつあたり0.1USドルってのもあるんだけど、1000個単位で仕入れなきゃならないみたいだし、僕が欲しいスペックとは違うのがやっぱり多くて、VRゴーグル用が今は流行りなのですね。VRゴーグル用レンズだと近すぎる拡大しすぎるのだ。
今回のはそこまで安くないです。

peep holeビューワ(右)と、今回の自作ビューワ(左)の深さの比較。
peep holeビューワのレンズの方がやや大きく拡大されるので、視界の中で見える画像の大きさはどっちも同じくらいです。
しかしカードが大きい方が、より情報量多くプリントできるという利点がありますね。

自作ビューワのレンズは裏からテープで貼って固定してます。丸くてもっこりしたレンズをなかなかきれいに貼れないから、つや消し黒のテープ(私の定番、カモ井加工紙mt foto)で貼って、仕上がりの汚さが目立たないように…なってるかな。

とりあえずネコのステレオカード2枚。ねこ!ねこ!

ビューワは紙製です。コンビニで写真プリントした写真紙です。表面の模様のプリントはコンビニプリントなのです。前面・背面・側面とプリントして、切って貼ってします。

ちなみに、コンビニでLサイズ写真プリントと2Lサイズ写真プリントをやってても、KGサイズはやってません。カメラのキタムラとか行かないとKGサイズやってないなあ。でもキタムラすぐ近所にないし、安くない気がする。なのでコンビニで2サイズプリントして、そこからKGサイズに切り抜いてステレオカード作りました、ねこのステレオカード。
そんな面倒な事するなら最初から2Lサイズ用のビューワにすればいい?できない事はないけれど、カードが大きくなるとビューワの深さも距離が増して、レンズはギリギリピント合うとしてもビューワがへろへろになって傾きやすくなってしまう。それも試作してみたのです。見れないことはないけれど、あんまりよろしくないなあ。
レンズ・材質・構造から、KGサイズの半分を立体視するビューワがベストになりました。

後は立体視弱者にすんなり立体視できるかどうかテストしてもらって…してもらってそれからどうするんだ。
Tha pino noirステレオビューワはまだいっぱい在庫ありまーす!
この新しいビューワに切り替わるのはまだまだ先だろうし、その頃にはバンド的に3Dブーム終わってる予感がしないでもない…。


2023年2月5日日曜日

長時間露光nimslo 3DにBlue Streakフィルター

 このブログ2023.1.28の記述「Blue Streakフィルターをnimslo 3Dに」のつづきです。

普通のnimsloではフラッシュ使わないと暗すぎる写真になるし、でもそれだとストリーク効果(本来「ストリーク」は「筋」とか「線」とかの意味。フィルターに線があるからでしょう。この文章では「光が伸びたように見える効果」とします)が弱いから、フラッシュじゃない光の影響を増やせばいいのではないかな。であればフラッシュ使うにしても長時間露光してやればいいのではないかな。
そう思ってライブハウスに行きました。しかし三脚使うわけでもなし、いつも通りカメラを動かして光のラインを画像にするなら、ブルーストリーク効果って、ただ青い光の面が広がるだけかも知れないな。あるいはまあ、やってみたら面白いかも知れない。

ただ、普通のnimslo 3Dカメラにフィルター付けるのなら、いつものケンコーマルチホルダーでいいけれど、長時間露光専用nimslo 3Dカメラは指先で小さなピンを操作してシャッターを開閉させるので(このブログ2021.3.19「私はどのようにしてnimslo 3Dでバルブ撮影するのか」)、マルチホルダーつけたら邪魔なんですよ、ピン操作できないんですよ。そこで、ケンコーマルチホルダーを使用せずに、カメラ本体とフィルターの間に指が入るくらいのすき間ができるようなリグを組んでみた。

どうにかピン操作のための指が入るし、ケラレが出るほどフィルターがカメラから離れてはいない、と思う。

前回、フィルターのしましまが横なら光が横に伸びるかと思ったら違ってたので、しましまを縦にして…

Sister paulのライブを撮影。
Sister paulは昨年6月に企画イベントで僕の作品展示をさせてもらってます。(このブログ2022.5.14の記述)

頭の高さぐらいに見える、青い横光がストリーク効果です。他はそれらしい効果あるのかな、ないのかな。
光る草?虫?みたいなのはマイクスタンドにイルミネーションからませているからです。

人物のまっすぐ背後に強い照明があれば、あまりカメラ動かさないでストリーク効果だけを強く見せられるような写真になったんだろうけど、カメラの位置がそうもいかなかった。客席は人がいっぱいで、立ち位置を変えられなかった。
↑一瞬右端が暗くなるのはケラレです。やっぱこのリグ、使ってるうちにだんだんフィルターが動いちゃうなあ。その都度調整はするんですけどね。
↑左側に白い四角っぽいギザギザっぽいのが一瞬写ってるのは、フィルムをスプライサーで切る時にあれ?なんか変な感触?ちゃんと切れてないじゃん!あーあ、フィルムに傷が…
と思ったけど、GIFにしたらちょっとかっこいいかも。

場所は東高円寺のUFOクラブ。背景がもわっと赤くなるのは壁面の色、模様の影響でしょうか。

照明が人物の真後ろにないので、どうもあまりストリーク的な写真が撮れた気がしないので、フィルムを余らせて他の風景を撮ってみようか…(現像してみたらわりとかっこよく撮れてるじゃん!)
東高円寺の大阪王将を撮ってみた。
うむむ、そうですか。ストリーク効果あるにはありますね。
ちなみに画像下の方でちらちら光ってるのは原因不明です。フィルター関係ないです。以前からこの謎の感光あります。どっか光漏れしてるのかなあと思ってテープで裏蓋にすき間ないようにしてみたけど、ありますねえ謎の感光。

近所のイオンでイルミネーションを撮ってみた。
ストリーク効果あまりないですねえ。青っぽくなるのはフィルターの効果かも。

なにしろリグを組むのがやっかいなので、組んで保つのがやっかいなので、今後、長時間露光専用nimslo 3Dにフィルターというのは、あまりやらないかも。



2023年2月1日水曜日

眼鏡がやってきた

 眼鏡を作りました。
前回の運転免許更新時に、視力検査がどうもギリギリだったような、検査の後にまた別な部屋で再検査。うわこれはまずいかな、わからなすぎかな、と思ったらなんとかパスできたみたいで「そろそろ眼鏡作った方がいいんじゃない」とのお言葉を頂きました。
それからはや数年、また免許更新の時期になってきたので眼鏡を作りました。

きっかけとしてもうひとつ、昨年秋にポール・ニューマンの「ハスラー」(4Kリマスター版)を映画館で見まして、その映画初めて見たのだけれど、いかに名作かは置いといて、メインの玉突き場(プール・バーっつうの?日本語にしたらビリヤード場?いや彼らがやってるのはビリヤードではないらしいんだ、だって「ビリヤードはあまりやらないんだ」「玉を突くのは一緒だろ」みたいなセリフがあるから。だから、ああいうのをビリヤードって言うのかと思ってたら違うみたいで、とりあえず玉突き場って言っておきますか)のセット、服装などの美術、その空間、端役の表情、細かく再現されたであろうその風俗が画面に写った時「うわー、細部を見たい!細部を見たい!」と思ったけど、細部をちゃんと見れた気がしなくて、そんなのただ普通に見ればいい事では?いや一点を注視するんじゃなくて全体を同時にビシッと見て脳みそに同時に入力したかったんだ、その刺激が欲しかったのにうまくできた気がしない。ああ眼鏡が必要なのかも…と思ったのです。

眼鏡屋さんの良し悪しわからないので近場のチェーン店で買いました。
お店で視力検査したら左0.1右0.5だそうで。それでも日常生活には不自由しない、30年前の文庫本も読めるし、普通に運転もしてる。道路標識(青看板の行き先標識)は確かにわりと近寄らないと読めないけどカーナビあればそんなに困らないからなあ。とは言え免許更新できないと困りますからね。
左がぼんやりしてるのは昔からで、視力検査を意識し始めたころからだったと思う。それでも中学生の頃は両眼で1.5あったし、大人になっても1.0、順調に下がってきて0.7、それがついに0.5になりました。ちなみに左は近眼です。数年前やっと気づいた。オレの左目ぼやけてんなあと思っていたら、眼から5cmぐらいのところでピント合うじゃん!むしろ便利かも?でもないか?これ乱視って言うの?左目は直線がまっすぐに見えなくてぐねぐねしてる。

さてこれが眼鏡だ!

すげークリアに見える!見える!フロントガラスが急に新品になったみたい!
しかし、なかなかクラクラしますね〜。
まっすぐ頭を動かさないでいればまだいいけど、頭をあちこち向けるとクラクラしますよ。慣れれば…たぶん慣れる、けど、眼鏡外すと世界がぼんやりして、ぼんやり世界に慣れると「オレ普通に見えてるじゃん、眼鏡いらないじゃん」と思えてしまう。どっちに慣れるか…眼鏡ありに慣れてしまうと、眼鏡ないと困りそうだな、それも嫌だなあ。

車の運転についても、ただ走るぶんにはいいけど(それでもちょと変な感覚)、どこかお店の駐車場に停める時、両側の車にぶつけないように…うわー、距離感つかみにくい!

プラスチックレンズだから夏場は車中に放置しないで、とのことで、うむむ、車の中に置いとけなくては、外出時の荷物が増えるって事で、あるいはそもそも持っていくの忘れそうだ。

先日、眼鏡を作ってから初の中距離ドライブ、行きは2時間強、帰りは夜中だったので1時間半、運転しました。疲れた疲れた。特に帰り道、最初の30分眼鏡の存在を忘れててかけなかったけど、その後30分眼鏡かけて、やっぱ眼鏡外そう、コンビニで休憩して(外してすぐだとほんやり視界だから、コンビニをうろうろして眼をリセット、眼鏡なし世界が平常になる)残り30分は眼鏡なしで運転。すごい疲れた。
まるで眼鏡のフレームが頭を重くするツボを刺激するみたいだ。

眼鏡を作ったらPC作業や立体写真もクリアに見れるようになるかと思ってたけど、運転用だから近くを見るのには適していない、PC見てもなんか変な感じ。立体写真で細部をくっきり鑑賞したかったのに。
なんだか眼鏡って、あんまり便利じゃないなあ。

気がついたのは、近眼の左目だけ眼鏡かけて、右目はレンズなしだと、クリアさは減るけどストレスもぐっと減るし、PC作業もできそうだ。
片側だけ眼鏡でLight OWLビューワを使うと、あらあら立体写真がきれーに見えますわ。これいいかも。↓

こりゃあ、立体写真鑑賞用にもうひとつ眼鏡を作らなければなりませんかねえ。