2013年5月28日火曜日

nimslo 3Dカメラにケンコーマルチホルダーでクローズアップレンズを付けてみる

このブログ前々回の記述で、nimslo 3Dカメラにクロースアップレンズを付けてみましたが、セッティングに時間がかかるのでもっと簡単に付けられないかなあと思いまして。
本来ならレンズの先端に角形フィルターを付けるための、ケンコー マルチホルダー100mm幅用を買ってみました。
それを逆にカメラに付けられれば、フィルターを付けられないようなカメラにもフィルターが付けられるのではないか、と。
ずっと以前にオリジナルフィルターに凝った時期があって、それで76mm幅用のは持ってたけどnimslo 3Dカメラには小さいので、100mm幅のを買いました。
で、ケンコーでもマルミでも、クローズアップレンズで一番大きなサイズは82mmなので82mm用のアダプターリングも買って、
もちろん82mmのクローズアップレンズNo2も買って…
前回クローズアップNo3を使用して、それだとピントが合う被写体との距離が近すぎるので、今回はN02にしてみました。
5千円ぐらいかかったぞ!

nimslo 3Dへの装着方法、シンプルに両面テープで。
やや強力なテープを使います。

ばっちり装着!
カメラの下にvelbonの雲台が見えますが、カメラを固定するためのもので、フィルターには関係ありません。
ケラレがあるかな、どうかな、と心配だったけど大丈夫ですね。
テスト撮影は屋内で私のカメラコレクションを。

カメラからどれくらいの距離でピントが合うのか、被写体となるカメラを5cmおきに配置してます。
手前の布がカメラから30cm (カメラの先端からで、フィルターからではありません)、ImageTech 3Dfxまで40cm、Kalimar 3D Wizardまで45cm、Kalimar 3Dまで50cm、Trio 3Dまで55cm、Nishika N8000まで60cm、Nishika N9000まで65cm。


フィルムを2400dpiでスキャンして、そのままの解像度でアップしました。

クリックすると大きな画像(オリジナル解像度)が表示されます。

kalimar 3D Wizardにピントが合ってますね。撮影カメラから45cm、ふむふむ。
このシステムの場合、だいたい写したいモノが40cm〜50cmぐらいに配置されるようにしましょうか。
30cm点もわりとピント合ってるかなあ。

4枚の画像をアニメーションgifにしてみました。
img738_W450
レンズの歪みによる画像の違いは?ある。
もとのnimslo 3Dカメラのレンズによる歪みなのか、クローズアップレンズによる歪みなのか、少なからずあるけれど、こうやって見ても視差が大きいからそれどころじゃないと言いますか、あまり気にならないですね。

4枚のうち、隣り合った2枚だけを使用して通常の立体写真にしてみました。
平行法
IMG738 camera (parallel 3D)
ちなみにステレオベースは17mmです。





2013年5月16日木曜日

JVC GC-XA1とCONTOUR ROAMを比較

JVCのスポーツカメラGC-XA1を買いました。
今までこのテのカメラはCONTOURのものを使っていたけれど、お金さえあればGoPro HERO 3 Black Editionが欲しいよな〜と思っていたけど、1台だけではなく複数使うので、やっぱりできるだけ安い物を…
そしてスマホ(自分の場合はiPod Touch)でモニターできるのってよさそうだな〜、でもCONTOUR+もそんなに安くはないよな〜と思っていたら、JVC GC-XA1なんてのがあるのね。小さいながらもモニター付き!いいんじゃん!アマゾンで1万6千円、これなら。

カメラ自体のサイズも小さいです。CONTOUR ROAMより小さいです。
でもデザイン的には、CONTOUR ROAMの方がシンプルでより堅牢な感じがします。

JVC GC-XA1とCONTOUR ROAMを自転車の前輪に取り付けて映像の比較テスト。
上がCONTOUR ROAM、下がJVC GC-XA1です。

どちらも1080p30f、ホワイトバランスオートで撮りました。
JVC GC-XA1にはブレ補正機能があるけれどオフにしてます。
撮影ムービーはCONTOUR ROAMが11MbpsのQuickTimeムービー、音声はステレオ。
JVC GC-XA1は15MbpsのMP4、音声はモノラル。
16Mbps、h264コーデックのムービー1本にしてYouTubeにアップしました。まあYouTubeサイドでそれなりに圧縮するでしょうけど。

これを見ても、画角の違い以上の事はわかりませんね〜。
実際、素材ムービーを見ても、JVC GC-XA1の方がブロック化が目立つかな?と思うけど、気のせいかも。というくらい。

CONTOUR ROAMがアマゾンで1万3千円だから、プラス3千円でちっこいモニターが付いて、スマホでもモニターできるならJVC GC-XA1の方がいいですね。
JVC GC-XA1はスマホでもモニターできます。録画スタート・ストップなどできます。でも、iPod Touchでやってみたところ、録画前だったらモニターできるんだけど、録画中は画像が更新されなくてモニターできません。
これは、デバイス側の問題ではない、と思うんだよね。モニターなんだから。
録画しながらWiFiで送出するのが苦手なのではないかな。あんまり実用的じゃない気がする。。
それと、JVC GC-XA1はカメラ部が回転しないので、自由雲台を使わないと角度の調整が難しい。これはCONTOURシリーズに比べたら大きな難点かも。
そのかわりなのか、三脚ネジ穴が底面だけでなく横にもある。これはいい!狭い空間などでの取り付けの自由度が高まると言えるでしょう。

JVC GC-XA1、バッテリーのもち具合がいまいちかなあ。連続撮影で90分ぐらい。先日、バンドのライブコンサートで使用したけれど、実質1時間ぐらいかなあ。バッテリーを付け外しできるようになってるとは言え、もうちょっと使えてほしい。
CONTOUR ROAMはバッテリー交換できないけれど、2時間以上いけますね。

それと、JVC GC-XA1は電源入れるとモニターオフにできないのがなんだかねえ。オフにできたらバッテリーがもっと長持ちするだろうにね。


お、1万6千円切ってますね。僕が買った時より安くなってる。

そしてCONTOUR ROAMがおっと、1万3千円じゃないや、

現時点で1500円程度の差なら、やっぱりJVC GC-XA1がいいですね。
もっとも、本当にスポーツカメラとしてガンガン使うなら、CONTOURの方が堅牢っぽくていいかも。

CONTOUR ROAMは旧製品なので、在庫なくなり次第販売終了でしょう。新製品はCONTOUR ROAM 2です。

CONTOUR ROAM 2には720pで60fpsモードがあります。JVC GC-XA1にもあります。
CONTOUR ROAMは720でも30fpsです。どれも1080pだと30fpsが最多フレームです。

2013年5月15日水曜日

Nimslo 3Dカメラにクローズアップレンズ

4眼フィルムカメラ、Nimslo 3Dでマクロ撮影できたらいいな、マクロというほどじゃなくても、デフォルトでピントが合う最短距離が1mなら、それが70〜50cmぐらいになったらいいな、と思いまして、
4つのレンズのすぐ前にケンコークローズアップレンズを付けてみました。
とりあえずお店で売ってる一番大きなサイズ、フィルター径77mmのクローズアップNo.3を装着〜
RIMG0025 Nimslo 3D camera : CloseUp test
近所の公園にて。

レンズを4つとも生かしたステレオ画像となると、60〜80cmぐらいでピントあってくれたらいいな、と思ったのだけど、
ピント合いませんね〜。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
よく見ると、メモ用紙に80って書いてあるのがわかりますかね。そこがカメラから80cmのところです。
もっと近くないとだめかなと、後日テスト撮影をやり直し。
(フィルムカメラだから、現像しないと失敗してるかどうか分からない)

ちょっとわかりにくい比較だけど
カメラから40cm


カメラから35cm


こんなふうに40cm、35cm、30cm、25cm、20cm、15cmと、距離別に6枚の写真を撮りました。
上の2枚をクリックしても、低い解像度の写真なので普通にピント合ってるように見えますが、
距離の起点としたツツジのおしべを、そこそこ解像度の高い画像で比較してみたのが下の画像です。

少し風があって揺れたりもしてたけど、30cmと25cmがシャープですね。
シャープさはどれも同じに見える?これなら判別できるのではないかと↓
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwueCLrxZD2WIGCKUX4V91h4X8T4Q0KrJKnxBa32uIvFbM0GFhwdACWf2zZIz45Y6vBMQMR1KYjvv1qlpbYTkCiqS_uiYi0ERgaFp6kRrmqvU7JWHO5VYIdA8FEUuFmKmUEdoJlPCAUmFO/s1600/130514.jpg
(1600×1557ピクセルの画像)

30cmの画像からぴくぴく3D化してみました。
img714wiggle_W450
視差大きいですね〜。
(レンズの位置による画像の違いが大きい)
クローズアップレンズの中心部分と端の方で、ゆがみ具合が違うだろうから、一組の立体写真にするのは無理があるのではないか、という予想もあったけど、
それよりも視差が大きくて、歪み具合の違いは気にならないというか、分からないというか、さほど歪んでいないのかな。中心部でも端の方でも、クローズアップ効果は同じという事ですか。いいね。

ソフトウェアで画像のサイズ補正はしてます。ただそれも、
左から1、2、3、4として、

2を99.5%に縮小、3を99.6%に縮小、1と4はそのままで、上のぴくぴく3D画像になりました。
だから、フィルターの「中心部と周辺部の違い」による影響はさほどないと思われますね。

ちなみに、2と3だけを使用した平行法画像。画像をクリックしたリンク先から交差法画像にもジャンプできます。
IMG714 Azalea - Nimslo 3D camera : CloseUp test (parallel 3D)
キツイですね〜。

30cmではなく60cmぐらいがいいと思うんだな。
でもそれだとピント合わないから、次はクローズアップレンズNo.2ぐらいでやってみようかしら。
いずれにせよセッティングに時間がかかるのが難点だなあ。


82mmのクローズアップレンズもあるのね

2013年5月4日土曜日

3D PHOTO JAPAN

iBooks電子書籍「3D PHOTO JAPAN」に写真を寄稿しました。写真の場合も寄稿って言うのかな。
有料電子書籍です。
英語版
https://itunes.apple.com/us/book/3d-photo-japan-vol.1-english/id637348623
日本語版
https://itunes.apple.com/us/book/3d-photo-japan-vol.-01-ri/id638179167
アナグリフ3D写真誌です。いわゆる赤青メガネで見るものです。
iPadとアナグリフメガネを持ってる人が顧客対象なわけですから、うーん、そんなに売れるのかどうかわかりませんが、iBooks市場が広がりつつあるので、早いうちに始めれば目立つかも。実際、日本語版は現在iTunesブックストアで3位になってますね。

紙に印刷するのだとアナグリフは必要な色再現が難しいようで、その点でもiPadなどで見る電子写真集の方がいいようです。

僕はスイーツ写真を載せてもらってますが、うむむ、アナグリフで食べ物写真は難しい〜。
いっぱい撮っても「これならアナグリフでも」というのは多くないですからねえ。今後も季刊の予定らしいですが、果たしてそんなペースで写真を提供し続けられるだろうか。
Flickrでたまに美しいアナグリフ写真があるけど、ただ赤青にするだけじゃないだろうなあ、何かあるんだろうなあ、どうやるんだろう。

3D PHOTO JAPANのサイト
http://3dphoto.jp