2008年4月29日火曜日

電車でアナグリフ arakawa anaglyph

アナグリフ3D画像のサイトをブラウズしてたら、カメラ一台でも車などの乗り物で移動しながら撮れば立体画像が作れる、と書いてあったので、そうか、じゃあやってみよう。
飛行機でやるのはよく知られてるけど、地上を走る車もアリなんですね〜。

アナグリフとは、赤青セロファンメガネで立体視する方式です。
コストが安いので比較的普及してるけれど、色再現が難しい。

とりあえず手もとに電車に乗って窓から撮った映像があるので、それを立体化しよう。
そんなつもりで撮ってなかったから、水平あやしいんだけど、まあなんとか。

Final Cutでやってみました。
以前にもFinl Cutでアナグリフムービーを作るというのはやった事があるけれど、色はまだまだ研究途中なんだなあ。
今回のビデオなんか、日の出まもない頃に撮ってるから暗くて、オリジナル画像からして色が少ない。
コントラストも淡くて、3Dには向いてないかな。ただ撮っただけで、3Dにするつもりなかったから。
QuickTimeムービーです。アナグリフ方式は大きい方が効果も出やすいのでこのサイズ。
赤青セロファンメガネを用意して見て下さい。


東武伊勢崎線で荒川を越えて北千住に向かうところです。
たまたま、列車からま横を向いて撮ってたので3D化できましたね。
最初の、急行列車越しの部分、次の高速道路の下を通る部分、鉄橋の部分、その後と、それぞれ左右の間隔を変えた設定にしてあります。
1台のカメラで撮影して、微妙に時間をずらして同時に再生するのですが、この場合、ふたつの映像の時間差を微妙に変えているのです。
カメラと目立つ被写体との距離が変化するので、その方がいいかと思ったのですが、最初の急行列車の動きは速すぎるので立体視できなくて仕方ないとしても、鉄橋のフレームもうまくないですね。むしろ荒川の水面の方が面白いかも。
全体的にも、だからなんだって感じですね、はい。
ムービーを止めて静止画にした方が立体効果を感じられるので、カメラが速く移動するのは立体映画には向いてないのかも知れない。

赤青セロファンメガネを自作するためのPDFを以前に作ったのですが、それがまだネット上にあります。
http://www.hinata.gr.jp/rmt/archive/3d_glasses.pdf
セロハンは100円ショップなどで売ってますが、ほんとは青じゃなくてシアンがいいのですね。でもそうそう売ってないのだなあ。
いずれにせよ、上のムービーを見るためにそこまでしなくてもいいとは思いますが。

アナグリフ画像を見るための赤青メガネも売ってる、立体写真総合サイト「STEREOeYe」
http://www.stereoeye.jp/index_j.html
一番安いので80円。1個からでも通販してくれるようですが、送料と手間を考えると気が引けます。

2008年4月27日日曜日

nanoX 高円寺20000V

高円寺20000Vにて、nanoX企画、7インチレコ発売ライブを撮影しました。

Re Joy Love
http://www.youtube.com/watch?v=nYU_GRk61OQ

Pulse
http://www.youtube.com/watch?v=_x69O3Abmiw

「Re Joy Love」もちょっとエフェクトしてみたのだけれど、やはりYouTubeで画像変換するさいの劣化が激しいですね。
なんかすっかり安物ビデオカメラの映像みたいになっちゃった。
20000Vはステージ天井に模様?があるから、それが画像のデータを増やし、劣化の要因にもなってるだろうなあ。
「Pulse」はもっとエフェクトを大きくかけました。暗い部分がベタっとつぶれるようにしたのですね。その甲斐あって劣化が少ない感じ。
それもあるだろうけれど、アップが多いから背景がぼやけてるのですね。それでYouTubeがデータ量を減らしても劣化が少なく感じるのではないかな。

「Pulse」のQuickTimeムービーです。


ボーカルのタカヒロ君が歌ってるようで声が聞こえないのは、口パクで歌ってるふりをしてるのだと思います。そういう表現もやる人なので。
そうとわかってればボーカルのアップにしなくてもよかったのだけれど、どんな曲だかわからなかったし、こういうビデオになるのもアリという事で。


nanoXのサイト
http://6427.teacup.com/nanox/bbs
MySpace
http://www.myspace.com/wavejack

2008年4月23日水曜日

これがMy iTunesか〜

ブログに自分がiTunesで購入した曲などを表示できるウィジェット"My iTunes"を貼付けました。
右のサイドバー、「音楽のアフィリエイト」の下の方に。
自ら個人情報をたれ流してる気もしますが、
購入じゃくて「お気に入り」を表示もできますが、
お気に入りをどうやって設定するのかわからんし、考えるのめんどうなので「購入したもの」です。

Flashなので、スクロールバーの操作をやりにくいんだなあ。
ページの表示も遅くなった気がする。

でもせっかくだから、でかいウィジェトも貼っちゃえ。


最近購入したものすべてが表示されるわけではないのかな。
新しい順に並んでいるけれど、ぽろぽろ抜けているからなあ、
と思ったら、アルバムまるごとダウンロードしなければ「アルバム」には表示されないんだね〜。
どうりで最近購入した「ブラックサイト」のサントラ(このブロク2008.4.16.の記述)アイコンがないはずで、「曲」の方にはしっかり入ってました。

2008年4月22日火曜日

最近読んだ小説 novels

ロイス・マクマスター・ビジョルド
「親愛なるクローン」
1989年
L・M・ビジョルドのマイルズ・シリーズを読んでます。
10年ぐらい前からぽつぽつと読んでて、だいたいが出版されて間もなくじゃないと本屋にないので、だいたいがSFをよく扱ってる本屋が近所にないので、古本屋で見かけたら買う、ぐらいのペースなのです。
なので、日本で出版されたのはこれが2作目らしいのですが、読むのは今頃になってから。
まあ著者自らが語っています。優れたシリーズものはどの巻を読んでも独立して楽しめるものだし、シリーズという大きな視点で見ても楽しめる、2面的な魅力を持っているものだと。このシリーズもその通りですね。

ロイス・マクマスター・ビジョルド
「バラヤー内乱」
1991年
だからまあ、順番なんか気にしなくても楽しめる。気にしても楽しめる。
この一冊は本当にそう思います。
この、1989年や1991年という年数はCopyrightの年なので、本国(この場合は米国)で出版された年、なんだろうけれど、書かれたのはこっちの方が古いらしいんですね。
日本で出版されたのは「親愛なるクローン」が1993年で、「バラヤー内乱」は2000年。ばらばらですな。
そして僕も、読む前から、この前の話も後の話も読んでいたので「ああ、あの話の巻なのね」と、大筋で知っている物語だけど読んでおこう、ぐらいのつもりだったのだが…
この巻がいちばん波瀾万丈じゃないか!?しかもマイルズが生まれる前の話。
この後のマイルズを知っているだけに、とても感慨深いです。
順番ばらばらに読んでいてより深く堪能できた気がします。
と思う一方で、まっさらな状態から、ちゃんと順番通り読んでみたい、それもきっと楽しめるだろう、とも思うのです。
「戦士志願」を読まないで、ゼロの状態からまず「名誉のかけら」を読んで、それから「バラヤー内乱」を読む。
それもそれで"贅沢"な読書です。
でもこれからそれをやるためには記憶を消去しなきゃならなくて、それができないから"くやしい"という心境なのですよ。

たしか前はアマゾンでは古書でしか売ってなかったのだけれど、なんか今は普通に売ってますね。再版されたのかな。いいことです。
順番通りならまず「名誉のかけら」

次が「バラヤー内乱」




ロジャー・ゼラズニイ
「われら顔を選ぶとき」
1973年
正月に実家に帰った時にあった本。買ったのは自分なんだろうけど、いつ買ったのかはまるで覚えていない。
これって、この本の内容にも通じる感覚?じゃないばず。



アルフレッド・ベスター
「虎よ、虎よ!」
1956年
最近再版された、伝説のSF。
太陽系を股にかける、みたいな40年代能天気SFを大人向けに(壮絶な復讐のおはなし)、いそがしく(なにしろテレポーテイションが一般的になってる世の中だから)した感じ。



ジェリー・パーネル
「地球から来た傭兵たち」
1979年
近代兵器を持った歩兵部隊が、ローマ時代に似た異惑星に送り込まれる「戦国自衛隊」系の話。
地球の歴史をどうこうしようという話ではなく、宇宙人も出てくる。
近代兵器は結構なのだけれど、弾薬がなくなったらそれまでなので、兵器に頼るのではなくて戦術で、というのが面白い。
ジュブナイルじゃないのだけれど、さし絵がいっぱいある。
これが当時流行った"イラストレイテッドSF"らしいですぜ。
この場合、日本の文庫本も、アメリカのペイパーバックもさし絵は同じみたいだから、どっかにイラストがアップされてないかと検索したみたけどみつからなかった。自分でスキャンするのもめんどくさい。

検索してみつけたのはあちらの表紙。
日米の表紙の違いが面白いのでブログにアップします。(結局スキャンしてる)
東京創元社から最初に刊行されたのが1980年で、それはハードカバーか何か。文庫で出版されたのが1984年。


下の画像はアメリカの1979年版の表紙のようです。




エド・マクベイン
「ビッグ・バッド・シティ」
1999年
キャレラもついに40歳ですよ。
てか、このシリーズ、キャレラは最初、何歳の設定だったんだ。20代後半?それが1950年代で…いやまあ、その小説や漫画だけの時間スピードなんてのはよくある事ですが、シリーズの中での「夏」とか「冬」とかの設定を数えても、20年ぐらい経ってるような気がするんだなあ。



ロバート・A・ハインライン
「未来史(2) 地球の緑の丘」
ほとんどが1940年代に初出している短編集。
「未来史」とは言っても、歴史モノっぽく書かれてるわけでもなく、同じ背景設定の未来を舞台にしてるというだけで、シリーズとも言えないくらい。
「未来史(1) デリラと宇宙野郎たち」は僕が高校生の時に読んで、それ以降この「未来史」モノは読んでないはずなのですが、どうもなんだかいくつかは読んだような記憶があるような。
ハイラインの短編は読む機会が多いからね。
以前に読んだ河出書房の「20世紀SF(1)1940年代」にこの中の一遍「鎮魂歌」が入っていたのは確か。
最近この「未来史」モノが再版されたようで、本屋で売ってたのです。
いいね。ハインライン。

2008年4月19日土曜日

映画「バンテージ・ポイント」vantage point

於TOHOシネマズ西新井

いや〜、面白かった。
久しぶりにパンフレット買っちまったぜ。

「バンテージ・ポイント」
vantage point
2008年 アメリカ映画
監督 ピート・トラヴィス

予告編がソニーピクチャーズよりアップされてました。


あわやというところで次回に続く"連続大活劇"タッチ+容赦ない巻き戻し攻撃がツボにはまったのです。たまらんですね。
「ちょっとそれは…」と、大なり小なりつっこめるところがないでもないけれど、いきおいのある映画だから、映画の味方になってしまう。
フォレスト・ウィテカーがなんか興奮しちゃって、「犯人逮捕に協力を!」ってビデオカメラ持って走り出して、オマエがそんな事してどんな協力なんだ!?それより女の子を置き去りにするなよ!さらにその女の子がお約束のごとくママをさがして放浪、道の真ん中で必要もなく呆然、もちろん車があぶないタイミングで迫って来る、さあこの子の運命やいかに!ってとてつもなく作為的なのだけれど、もうその頃には、そこまでサービスしてくれるのが嬉しい、ぐらいにハマってるのです。

アクションは「24」の延長みたいな、もちろん映画だからずっと仕掛けも大きいし迫力もあるけれど、まあ流行りのスタイルですね。
それでもシナリオと役者と巻き戻しでぐいぐい見せる。アクション映画なんだけど、アクションに至る過程で引っ張ってくれるので、アクションのスタイルが好みじゃないなんて、ささいな問題にしかならないのです。

デニス・クエイドってそんなにいい役者とは思ってなかったけれど、今も思ってないけれど、でもこの映画はいいね!
熱血な感じと、不安定であぶない感じがないまぜになってて、映画のミステリー的牽引役になっている。僕の中では本作が代表作になりました。

2008年4月16日水曜日

映画「ブラックサイト」untraceable

於TOHOシネマズ西新井

主演がダイアン・レインだったんですね〜。
映画観終わって、帰りぎわにポスターを見て気がついた。
たまにみかけるから、まったくの久しぶりというわけでもないはずなんですが、なんでか顔が印象に残らないのだなあ。
「ストリート・オブ・ファイヤー」だけ強烈で、あとはどんどん可も不可もなくなっていく、カオも演技も映画も特徴が薄れて、記憶に残らない。。
この映画の演技もまあ、悪くはないけれど、まあなんだ、別のもうちょっと面白いカオの役者でもよかったんじゃないか…ある種、誰がやってもいいような役をやるのがイカンのではないかな。って他の映画でどんな役やってたかもう覚えてないけど。


「ブラックサイト」
UNTRACEABLE
2007年 アメリカ映画
監督 グレゴリー・ホブリット

最近はめっきりホラー映画を見ないもので、怖い映画に免疫がなくなっているのです。
最初にネコがどうにかさせられそうで、う、やばい、こわいかも、と思ったのだが、基本的に演出が凡庸なのでたいして怖くはなかった。
と言うか、ホラー映画ではなくてミステリー映画ですかね。
人を誘拐してきて、死に向かって苦しめる様子をwebでライブ中継して、サイトの閲覧数にあわせて作動するしかけで犠牲者の死が早まる。犯人はしかけを作っただけで、誰もサイトを見なければ犠牲者は死なないですむのだが…という設定。
この題材は新しいけれど、他はいかにもマニュアル作りされた映画で、せっかくの題材が生かされていない。ただの「こわいシステム」にしか位置づけされていない。

より深くテーマをえぐるならば、まずはいかにしてアクセス数を減らすか、という戦いを描くべきなのだが、それをまったくやっていない。
娯楽映画になってればいいのであって、人間社会、人間心理の今まで描かれなかった一面を切り抜くとか、できるとしてもめんどくさいからやらないんだろうなあ。
しかし、映画は最初から「アクセス数を減らす戦いをあきらめている」というのもなんだか社会的ではありますな。

結局、社会的なメッセージが一番強く出たのは犯人の言葉によってだった、という、犯罪映画にはありがちなことですか。

ミステリー映画としても、途中おもしろくなりかかったのに、結局なんだかテキトー。
犯人にとっての「完全なる復讐」が、途中で映画を一般的に進展させるために、FBI捜査官を殺して映画っぽく盛り上げるために、放棄されてるのですね。いかん。

音楽がよかった。
クリストファー・ヤング。
相変わらずいい仕事をしてます!
これですよ、この、ものさびしいメロディ。
エンドクレジットではじっくりと聴かせてもらいました。
サントラCDって、まあ国内盤はないとしても、、、
iTunesで検索したらおっと、ありますよ!

「ブラックサイト」iTunesで試聴
icon

さっそく6曲ダウンロードして900円払った。
それならアルバム(12曲)ダウンロードで1500円でもよかったかな。
テーマ曲と、あとちょこちょこっと聴きたかっただけなんだよね。(でも6曲)
あのエンドクレジットのじんわり感の記憶が薄れてしまうのがもったいなくて。

ITunesってあんまりサントラ充実してる印象ないので(少なくともJapanは)、こんな、山と埋もれて消えていく映画のサントラなんてないだろうと思ったんだがねえ。
それどころか、クリストファー・ヤングって、アルバムいくつもアップされてました!
むうん、ホラー映画が多いな。
「呪怨」シリーズの音楽やってるから、そういうイメージが付いてしまったのかな。
でもオレ「シッピング・ニュース」の音楽が好きなんだけどなあ。
それでもいいや、他にもクリストファー・ヤングの音楽がiTunesにあるから、いずれまたダウンロードしよう。
80年代は「スペース・インベーダー」「ヘルレイザー」で鳴らした人ですよ。今もこうやってコンスタントにいい仕事してるのはちょっと嬉しいですね。

輸入盤でならCD普通に売ってますね。

この値段差ならiTunesで買ってもいいかと思ったのです。

2008年4月11日金曜日

映画「燃えよ!ピンポン」balls of fury

於TOHOシネマズ西新井

「燃えよ!ピンポン」
Balls of Fury
2007年アメリカ映画
監督 ロバート・ベン・ガラント

公式サイト
http://www.moe-pin.com/

それなりに笑えて、今まで知らなかった卓球の裏世界も見れて、楽しい映画ではあるんだけれど、卓球映画としてはよろしくない。
ってそんなことは見る前からわかってた!?誰でもわかる?
おちゃらけた卓球がいかん、というのではない。
スポ根ものとして成立してなくてもいい。
それまで面白い映画として見ていられたのだが、ラスト近くになって、勝手にルールを変更して、卓球台から外れてもOKにしてしまうのがよくない。
そもそもアメリカスポーツ映画らしくない"卓球"を題材にした時点で、映像のダイナミックさに欠けるのではないか、という問題は認識されていたはずで、そこを映画人として果敢にチャレンジしてほしかったのだ。
ヤミ卓球もおおいに結構!だが卓球台をないがしろにするな!

CGばんばん使ってよし!卓球のルールにのっとって、卓球台の上で、銀河的卓球、多次元的卓球、時間逆行的卓球などをやって欲しかった!
でもなんだって?卓球台以外のところでバンウンドさせてもOK?
それってダイナミックさらしきものを演出するのに、じゃあロケーションを広げればいいやとしか思いつかず、姑息で安楽な手段に走っただけじゃないか。
卓球に対する愛も、映画へのチャレンジも、どちらもないなんて!

題材はなんでもよかったんだけど、ちょっと変わってるから卓球にしようぜ、てなもんか。
(制作者側のそんな姿勢は、予告編で充分わかるじゃん、と言われてしまうかも知れないが)
ならばこそ卓球に敬意を示して、ルールにはこだわってつらぬいて欲しかった。
映像表現の面では苦労するだろうけれど、どうやら苦労したくなかったらしい。
そんな姿勢だから、映画として、卓球モノとしても、ダメなんだ。
終わりダメならすべてダメ、そんな残念な映画。

2008年4月10日木曜日

移動インターバル撮影5
Moving interval shooting 5

昨年の12月14日に撮影したものです。
上野駅で!やっちまったぜ。

先日、Painterの"フラクタルパターンを作成"で作った画像からノイズっぽい動画を作りました。
それをなにかビデオにフィルター効果っぽく適用してみたい、と思いましてそれでこの移動インターバルムービーを使ってみたのです。
この動画で言うと、もやもやした煙のようなモノがそのフィルター効果です。



同じムービーをYouTubeにもアップしました。


サウンドはApple社のアプリケーション、”Soundtrack"で作りました。


2008年4月5日土曜日

チャップリン「ヴェニスにおける子供自動車競争」kid auto race at venice

チャップリン最初期のお気に入り作品。
そういえばIVCのDVD「チャップリン作品集1」を以前に買ってたけど見てはいなかったので(図書館から借りた"キーストン社時代"は見ていた。内容は重複している)、なんとなく見てみました。

3月23日の記述で、以前にIVCから発売されていたチャップリン初期の会社ごとの短編集はもう発売されてない、という事を書きましたが、昨年の7月に再販売されてました。
値段も以前に比べたら安い、三千円台です。
そうなると僕が持っている「チャップリン作品集1」は、収録点数も少ないし、コレクター的な価値は低くなりますな。

それはともかく
YouTubeで検索したら、やはりいっぱいありました。
kid auto race at venice
「ヴェニスにおける子供自動車競争」
1914年 アメリカ映画

いっぱいあったけれど、ほとんどがひどいマスターのものですね。
ざっとみて、よりきれいなマスターのものがこれです。


どうです!シンプルなつくりで可笑しくっていいでしょう!
ヴェニスというのはカリフォルニアにある海岸の名前だそうです。
映画のためにイベントがあったのではなくて、こういうイベントがあるから何か面白いものを撮ろう、というかなり即興的な制作だったのでしょう。

音楽がIVCのものと違いますね。これはドラマチックなピアノだけれど、IVCのDVDはギターで同じようなフレーズをずっと弾いてます。この映画の場合はあっさりしたギターの方がいいと思います。
でも、YouTubeの他のムービーはラッパがぱらぱら鳴ってるものが多くて、アメリカ的にはそれが主流なのかな。

それよりも、これ、IVCのDVDよりも時間長いですね。
あれ?こんな動作のシーンあったかな、とかなんとか、思ったはずだ、トータル2分ぐらい長い。こんな収穫があるとは!

2008年4月4日金曜日

図書券がやってきた

クレジットカードのポイントが貯まったので、図書券に換券しました。5000円っすよ〜。
ポイントを変換するのに図書券だと5000円以下の商品設定がないのですね。
年度末までに換券手続きしないと一部ポイントが消失してしまう、でもその時のポイントで手が届く他の商品は全然そそらなくて、図書券がいいんだけど足りないからポイントを貯めるためにあえてクレジットカードを使う、というポイント野郎にありがちな展開もありましたな。
そんな苦労をしながら、ここ数年この時期には図書券をゲットしてます。

先日その図書券が送られてきました。
さあて、気にはなってるんだけど、ふだん"買う"とまでは踏み込めないものを買いたいな。
で、まずは「世界の車窓からDVDブック イタリア編」を買いました。
ブックの部分が内容的にやや貧弱な気がしますが仕方ないかな。DVDのプレミアムケース(紙製)も兼ねますからね!

2008年4月2日水曜日

PIXUSがやってきた

新しいプリンタを買いました。
今まで使ってたエプソンPM-770cがどうやら壊れたんだか、まったく印字をしなくなったのですね。
ヘッドは動くのに紙は真っ白のまま。

PM-770cは1999年の製品ですから、うわ〜、もう少しもてば10年だったのに。
前々から新しいプリンタ欲しいなと思っていたけど、動かなくなってしまうと悲しい。
ご苦労様です!

一両日中に書類をプリントする必要があったので、近所の量販店にプリンタを買いに行きました。
どれを買うかしばらく悩んで、一番安いキャノンPIXUS iP2600を買いました。
6500円。むうん、安いな。
僕が以前に買った時は、一番安いのでも15000円ぐらいしたんだが。
1万円程度でブラザーの複合機も売ってたけど、それも気になったけど、以前にスキャナ持ってたときほとんど使わなかったからなあ。
果たして複合機買ったとしても、そんなに使うかどうか。
だいたいプリンタだって、ここ数年はあまり使ってなかった。
写真なんかまるで印刷しない。白黒の書類がほとんどですよ。それだってたまにだし。
だからまあ、あんまりいいものを買う必要ないので、安いのにしたのです。もちろん予算の都合もあります。

それでもほぼ10年ぶりの新型だから、きっと段違いに素晴らしいプリンターではなかろうかと思ったのだが…。
モノとしてのデザインはまあいいんだけどね(昔の高級ビデオデッキってこんなだったような)。
まず画質は、まだ黒のみの書類しか印字してないけれど、そんなには変わりはしない。まあインクジェットですからね。
もともとカラーの印刷だってそんなに不満はなかったのだけど。

PM-770cは印刷スピードと騒音が不満だったかな。
iP2600の駆動音はう〜ん、印刷時の音はそんなでもないけれど、給紙の時のガッコンという音がわりとでかくて、トータルでの騒音度はさほど変わらないかな。
印刷スピードは格段に速いですね。まだテキストしか印刷してないけれど。カラー写真もこれくらいスピードアップしてくれてたらいいですねえ。

しかしインク高いなあ。黒とカラーと一緒に買ったら5000円じゃないか。本体6500円で消耗品のインクが5000円かよ〜。
まあそれは分ってて買ったからもう覚悟はしてるんだけど、これはキャノン製品のなかでもランニングコストの高いものらしいけど、それにしても10年前のプリンタと比べてコスト面で進化していないというのは、やはり作為的なものを感じますな。
PM-770cだってエプソンの他のプリンタと比べて、ちょっとインクが割高だな〜と思ってたんだけど。
厳密に比べることはできないけれど、iP2600の方がランニングコスト高いんじゃないかなあ。

そうそう、使わない時は上が平だから何かモノを乗せられる、というのも購入にあたってのプラス要素でした。使わない時の方が多いから。