2007年12月30日日曜日

映画と小説「メグレ警視 殺人鬼に罠をかけろ」maigret tend un piège

「パリ連続殺人事件」
Maigret tend un piège
1958年フランス映画
監督 ジャン・ドラノワ
同年日本公開
1980年代後半に同名タイトルでリバイバル上映されましたが、現在DVDで発売されているタイトルは
「ジャン・ギャバン主演 メグレ警視 殺人鬼に罠をかけろ」になってます。


僕はリバイバル上映の時に映画館で見てるのですが、見たという事実とジャン・ギャバンという役者がメグレという有名な警官を演じたという事しか覚えてなかった。
で、そのまま年月が過ぎ去って、数年前に「現金に手を出すな」(1954年)を見てからジャン・ギャバンがマイブームになったのです。
更に、1年ほど前からジョルジュ・シムノンの小説、メグレ警視シリーズにもどっぷりハマってしまった。
こりゃあ映画のギャバン=メグレを見るしかねえぞ!

最初に読んだメグレ小説は「メグレと首なし死体」です。
他殺体が発見されて捜査開始直後、メグレが偶然なんとなく入った居酒屋が気になって、じっと観察していたらそこの主人が犯人だったという、ええ!?そんな推理小説あるの?しかしこれが面白かった。
極端に言うと、被害者と加害者と探偵しかいない、そんなミステリー小説がメグレシリーズで、いやそれは本当に極端だけれど、ミステリーの謎は誰が殺したかではなくて、なぜ殺したかになってくる。それでも心理小説というよりミステリーと呼びたい。死にまつわる謎、被害者にまつわる謎に引きつけられるように取り組むメグレの姿勢は興味深く、小説として面白く読みやすい。
僕は読むのが早い方ではないのだけれど、メグレシリーズはだいたい数時間で1冊読んでしまう。長編にしては長くないという事もあるけれど、それくらい読みやすいからでもあるのです。
で、この1年で30冊ほど読んだけれど、どれもこれも面白い。
図書館で借りて読んだのがほとんどです。

読んでいてメグレとしてイメージされるのはもう、ジャン・ギャバンしかないです。しか出てこないです。
以前に映画を見たからだとか、ジャン・ギャバンのファンだからというだけではない、何かがありますよきっと。

写真:ジャン・ギャバン
(映画の場面ではない、ジャン・ギャバンのポートレート写真です)

残念なことに、本屋で売ってないのですね。現在ふつうに刊行されてるメグレものは、早川から数冊と、河出書房から数冊と、東京創元社から1冊と、偕成社から短編集が3冊、だけみたいです。
1980年頃に河出書房から新書サイズで50冊ぐらい出てたんだけれど、みな絶版になってます。そのうち10作品が最近文庫になってたんだけど、なんだかじわじわと在庫切れになってるみたいです。いや、今さっき河出書房のサイトで検索したら、すべて「品切れ・重版未定」になってました。むう。
河出書房の新書シリーズは今はもっぱら、図書館にあるのです。
どれかの解説にあったけれど、メグレものはブームになるサイクルがあるって話なんだけど、もう20年ぐらい下火のままですねえ。困ったものだ。こんなに面白いのに。

「殺人鬼に罠をかけろ」の原作は「メグレ罠を張る」で早川書房から刊行されています。

と思ったらあれ?アマゾンでは古本しか売ってないみたい。これも絶版なのかな。

これも容疑者が一人で(正確には違うけど)、犯人は誰かというよりもどんな人間なのかという、純メグレな小説。
そのまま映画にしてしまっては60分もない、と思ったせいか、小説にはない殺人シーンなどが加わっています。
小説は三人称とは言え、メグレの行動や視点にそって描かれているので、殺人シーンなどあるわけもない。
まあ映画と小説は別モノだから改変したっていいんだけれど、メグレの視点だからでこそ犯人の環境や内面に迫るメグレの手法が生きるわけで、だからでこそ容疑者が一人でも面白いミステリーになるのですね。
そのへんのうまさ、くっきりさ、内面への執拗さが欠けていて、映画はいまひとつな印象です。

そうは言っても映画ならではの、目で見る部分は大きな魅力ですね。
実際にパリの路地裏や古い建物、当時のモダンな集合住宅などが見られる。
それまで小説で読むだけだった風景、モノ、人物が映像になってるのは感じ入りますね。
ほほう、これがパリの街中にある警察直通非常電話か〜。
ほほう、これがビヤホールドフィーヌのサンドイッチか〜。
なんかメグレ夫人はイメージと違う〜。
シリーズのファンとしては興味深いです。

そしてやはり、メグレに血肉を与えたジャン・ギャバンがいい!
もう頭の中はギャバン=メグレ、ギャバン=メグレ、ギャバン=メグレ、ですよ。
尋問シーンは小説に負けない迫力。小説「メグレ罠を張る」のメグレの尋問もいつになく饒舌だけれど、映画のジャン・ギャバンも凄い。
硬軟とりまぜて繰り出される喋り、パフォーマンスで相手をじわしわ追いつめる。
残念な事に、それを受け止める犯人役の俳優が普通の役者で、脚本に書いてあることを頑張って演じているだけなのですね。
犯人の母親と妻役の二人の女優もまたいい演技をして、キャラクターをリアルに表現して存在感がある。
それだけに肝心の犯人に鮮やかさがないと、その難点が目立ってしまう。もったいない。
映画ならではの設定の改変もわからないではない。脚本としてはありかも知れないが、犯人役が弱いのがいけませんね。
役者によっては脚本以上の映画になる、異常心理をじわりと感じさせてくれる映画になる可能性もあったのだが。

2007年12月28日金曜日

落語の土地に行ってみる - 柳島の妙見様 rakugo : myoukensama

歌舞伎役者の中村仲蔵が初めて名代となった時に、もらった役を工夫して成功させる噺「中村仲蔵」。
いくつか音源を持ってますが、僕のお気に入りは八代目林家正蔵のものです。
噺の中で芝居の描写をするのだけれど、噺のリズムと芝居のリズムがしっくりしてて、どちらも無理なく無駄なく聴けます。


役をもらったはいいけれど、つまらない役をどう工夫したものか、悩む仲蔵が柳島の妙見様(やなぎしまのみょうけんさま)に願がけに行きます。神様仏様に「いい工夫ができますように、いい工夫を思いつきますように」と頼みに行くのですね。

柳島の妙見様とは、墨田区業平5-7にある妙見山法性寺です。
芸能関係にご利益があったらしいです。
写真:妙見山法性寺
上がマンションになってますよ〜。文化的なおもむきはありますが、霊験あらたかには見えませんね。。

敷地の入り口に墨田区教育委員会が立てた「昔ばなし柳塚」の説明看板があります。
「この石碑は落語界の一派、柳派の記念碑と考えられます。剥落が激しいため…」と書いてあるのですが、はて「この石碑は…」と書き出すからにはその説明書きの近くに石碑があるはずなのだが、それらしいものが見当たらない。
そんな落語ゆかりのものがあるとは知らず来たのだけど、見当たらないのは気になりますね。

奥まで入って行ったらありました。説明看板と当の石碑が違う場所にあるって、お寺も教育委員会も相当やる気ないね。
写真:昔ばなし柳塚
この石碑の近くには手書きの説明塔婆(とうば:戒名書いたりする板。矢印とか書いて案内にも使ってるのがお寺らしいですね)があって、それには「東西落語家結集の碑」とありました。教育委員会の説明と違いますね。
この意見の相違で看板と石碑が離れてるのかしら。

他にも近松門左衛門の碑とか、初代歌川豊国の碑だとか、八世桂文治の碑などがあって、なるほど芸能関係に強そうだけれど、敷地の隅に追いやられてなんだかこじんまりとしてます。
文化財とは言っても石だから、見に来る人もあまりいないのでしょう。

林家正蔵の音源では、仲蔵は7日間妙見様にお参りします。
仲蔵が住んでいるのが人形町で、地図で計ったところ人形町駅から片道5.2Kmほどあります。
それを毎日通うのだから、ちょっと大変な気もしますが、昔の人はどこへでも歩いて行ったから、5キロぐらいは充分行動圏になるのでしょう。
あまり近いとご利益が少ないという気持ちもあったようだし、役にどんな工夫をつけるかと考えながら歩くなら、それくらいで丁度いいのかな。

噺では7日目の帰り道、急な雨に降られて仲蔵がそば屋で雨やどりしていると、そこに入って来た侍から大きなヒントを得て役を成功させます。

法性寺の近くにそば屋があったので、一瞬入ろうとしたけれど、値段がわからない-高そう-なので却下。
仲蔵が帰り道に寄ったそば屋は、雨やどりのためだからこんな近くではないだろう。
そばも食べたくて注文した訳ではなく、ぐずぐず食べるような食べないような描写があるので、うまいそばではいかんのだ。

いつしか帰り道にそばを求めていたので、駅で立ち食いそばを食べました。
なんだかうまいんですけど。

2007年12月26日水曜日

落語の土地に行ってみる - 御厩の渡し rakugo

落語「岸流島」は渡し船が舞台になっています。
短気な若侍と気品ある老侍の対立をその途端から、船中の場面だけで語る。
物語などはシンプルで珍しくないが、短い話ながら様々な人物を描いているし、
老侍の人品清廉っぷりもよく、乗り合わせた町人のヤジも可笑しい。
短い噺ながらよくできているので、演者がうまければ気持ちよく聞ける。

ただ、煙管(きせる)文化がほとんど無くなっているので、これから演じる噺家は少なくなっていくのかな。
僕も煙管って実物よく知らないし。煙草も吸わないからね。

噺の舞台は隅田川の"御厩の渡し"(おんまやのわたし)で、現在の厩橋(うまやばし)のあたりにあったようです。
川の墨田区側、現在の石原あたりに幕府が管理する厩があったので、その名前がついたようです。
写真:厩橋
厩橋。今ちょうど塗装工事中です。

江戸時代は吾妻橋から両国橋の間に他の橋がなかったので、それぞれから1Kmほどのところにある"御厩の渡し"は繁盛したのでしょうね。
写真:隅田川と厩橋
川幅は200メートルほど。台東区側からの写真です。

武士は無料で渡し船に乗れたそうです。厩を利用するのが武士だから、渡し船もそのために用意されたのでしょうか。
そこの厩は公用車の駐車場みたいなものですかね。
町人はお金を払ってついでに乗せてもらったそうです。ついでとは言っても、落語を聞いた限りだとほとんど町人ばかりが乗ってるようですが。

噺をする上でどこの渡し船に設定してもいいのだろうけれど、江戸を代表する大川(隅田川)だし、繁盛してる渡し船で侍もよく利用するので、こんな出来事がありそうだと納得しやすいのは御厩の渡しだったのでしょう。

三遊亭圓生のマクラによると、渡し賃は2文。
たぶん他の、純商業的で近くに橋のない渡し船なら、もっと値段高いのでしょうけれど。
屋台の安いそばが16文だった時代で、16文が200円〜400円とすると2文は25円〜50円。
ちょうど対岸に行きたい人なら2Km歩かなくてすむ。
2Km程度だったら今でも普通に歩く人が多いだろうけど、これだけ安ければ江戸時代の人だって船に乗ってもいいかなと思いますよね。

2007年12月24日月曜日

Wouter Hamel "Breezy"

知人おすすめ、オランダのミュージシャン。
音楽もかっこいいが、ビデオもすっとぼけてていいですね。

Wouter Hamel "Breezy"


オランダ語バージョン?
http://www.youtube.com/watch?v=pyOTP9q-Ubo

マイスペースのページ
http://www.myspace.com/wouterhamel

2007年12月22日土曜日

映画「ナンバー23」number 23

於MOVIX亀有

ジョエル・シューマカーって息の長い監督ですね。
「ロストボーイ」が20年以上前でしょう。
それなりに意欲的な製作してるようだし。
ハズレもあるけれど。

「ナンバー23」
THE NUMBER 23
2007年 アメリカ映画
監督 ジョエル・シューマカー

ジム・キャリーがふと読み出した奇妙な古書。
一人称の主人公="著者"と自分が似ているのに驚き、著者と同じように数字"23"にとり憑かれてしまう。
気がつくと自分の身の回りの数字がすべて23に通じている…

面白そうな題材だし、シューマカーが魔術的映像でぐいぐい引き込んでくれる。(CGだとわからなければもっとよし)

よくできたスリラー映画ではあるけれど、結局どういう事だったのかというタネ明かしが、ミステリー映画としてはまあ普通。珍しくないのですね。
いや、社会や科学の法則のなかで謎を説明できるようなタネがある事で、
自らをミステリー映画というくくりにしてしまう。それがいまいち。

途中で、甘っちょろいファミリー映画になるかと思いきや、底知れぬダークファンタジーになりそうで、この映画どうなるんだ?という期待感があったのだが、(そもそも血がいっぱい出るしSEXシーンもあるのでファミリー映画ではない)
よくあるオチで、それもちゃんと説明できるようなもので、だから社会も常識も変化しなくて家族愛で終わる。
いや家族愛でもいいんだけど、ここまで描いておいて、それを受け止める観客なら、なにも映画が日常や常識を破壊したからって不安にはならないでしょう。

謎のスリラー映画としての吸引力があったのに、謎がないのをよしとする「普通の映画」を目指しているのが残念なのです。
まあハリウッドで20年以上も商業映画作ってる人なら、あまり滅裂な映画にはしないんだろうけど。

人物の表情で深読みさせる、という事があるよね。シューマカー映画って。

音楽がよくなかった。
ハリー「コン・エアー」グレッグソン・ウィリアムス。嫌いじゃないけれど、やっつけ仕事だったのかね。
あるいはアクション映画向きの人なのかな。
もっと、映像に新しい次元を加えるような音楽がいいのだけれど、普通にアクションスリラーな音楽でした。

The Late Parade "My Spies"

ひさびさ、YouTube映像でのアーティスト紹介。

デンマークのバンドです。
The Late Parade "My Spies"


ボーカル、男です。
マイスペースのページ
http://www.myspace.com/thelateparadeにある写真には、中央に女性がいますが、彼女はドラムだそうです。

2007年12月20日木曜日

ARURA 公式サイトと予告編

10月にカメラマンとして参加したインディーズ映画「ARURA」の公式サイトです。
http://www.aruramovie.com/
現在はまだ英語のみです。

ていうか、映画のタイトルが「ARURA」かと思っていたら、どうも違うみたい、なのかな。
試作のDVDが送られて来たので見たけれど、タイトルに相当する表示がなくて、これでいいのか?ってヤーッコに聞いたら、いいって言うんだね。

う〜ん、これを習作として次により高いレベルを目指すとかいうならともかく、いきなり売るっていうのは、どーなんだ。
売れないのは当たり前だけど、それ以前に商品レベルじゃないよ〜。
世間に広めるやりかたとして、より多くの人を"巻き込む"には、商行為って理想なんだろうけどね。
売る事が重要ではないにしても、インターネットで無料公開するのとは違う見せ方がいいみたい。

YouTubeに予告編あります。
でもこの予告編は編集の初期に作ったものなので、ヤーッコのオリジナル音楽があまりないのですね。

2007年12月18日火曜日

移動インターバル撮影4-試作品
Moving interval shooting 4

12月14日。品川駅にて。



YouTubeもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=cJW9m1Bdqa8

人がいっぱいいるけれど、みんな歩いてるだけなのでつまらない映像になる予感もありました。
けれどアーチ型の天井が気になったので、撮影してみたのです。

この映像は明るく補正してますが、じっさいには暗くて、カメラに取り付けた水平器がやっと見えるかどうか、という状況だったのです。

撮影中、偶然FUのチャン女史と会いました。
おそらくこのブログを読んでムービーを見てるからでしょう、あいさつもそこそこに見逃してくれました。
その頃にはもう撮影やめてもいいかなとも思ってたけど、
せっかく見逃してくれたのだから、もうちょっと続けよう、そう思って続行したのですが、ほどなくして盲人の方と衝突して撮影は終わりました。
見てわかるとは思いますが、盲人用デコボコの上を歩いてました。更に、ずっと下を向いて水平器を見てるので、ほとんど前を見ないのです。
迷惑なカメラ野郎ですね。

2007年12月16日日曜日

映画「バイオハザードⅢ」resident evil : extincion

於TOHOシネマズ西新井。

ラッセル・マルケイの新作っすよ〜!
僕が見るのは「スナイパー」以来だから10年ぶりぐらいですね。

「バイオハザードⅢ」
Resident Evil : Extincion
2007年 アメリカ映画
監督 ラッセル・マルケイ

ミラ・ジョヴォヴィッチのクローズアップ、厚化粧が気になりますな。
砂漠の強い日差しをガードするためのサバイバル仕様ですかね。

それはさておき、
ラッセル「ハイランダー」マルケイ再降臨!
おそらくプロデューサもやってるポール・アンダースンあたりはR・マルケイのファンなんじゃないかな。そんな世代ですよ。

いいですね〜アンデッドの強化バージョン。
ヘタなモンスター出すよりも数で攻められる方が恐いし、ジョヴォヴィッチのかっこよさも引き立ちます。
それだけに、後半になってドクター・アイザックがモンスター化するのはいまいち。
モンスター化するという事自体お約束でつまんない。
モンスター化する前のキャラクターの方が多少なりとも興味もてたし。(モンスター化する事でキャラクターが愚鈍凡庸になっている)
モンスターよりも強化アンデッドやカラスの方が新味がある。
これだけ並べ立てても、B級映画だから仕方ない、お約束やらない訳にはいかないのかな。

ディテールやイメージにこだわったりするのもラッセル・マルケイらしいが、微妙に燃焼しきれないのもラッセル・マルケイですかね。

深層的な精神抵抗で、アリスをコントールしてるはずの衛星のチップを焼き切るシーンがありましたが、あのような"中学生的発想でもパワーで強引に描ききる"そんなシーンがラストにも欲しかった。

それなりにおもしろい映画で、ラテン兄ちゃんの死に様とか(最近パンフレット買わないので、名前覚えられない)、かっちょいいシーンも多い。
けれど、クライマックスもオチもありきたりで映画の示すビジョンや方向性が感じられない。
せっかく「マッド・マックス」ばりの荒廃世界をちゃんと描いているのに、なんだかもったいない。

ラストのヘンな東京はサービスですか。

2007年12月13日木曜日

「ランボー4」劇的予告編 "rambo" theatrical trailer

日本公開はいつなんですかねえ。





日本の公式サイトがあった。
http://rambo.gyao.jp/
初夏ですか〜。

2007年12月12日水曜日

通信講座がやってきた

先月末頃から、webデザインの通信講座を受けてます。
7月にアドビCS3 WEB STANDARDを買って、今回は独学ではなく講座でも受けようかというたくらみはあったのですが、なかなか時間とお金がなくて。お金は今もないけど。
7月からずっと、Dreamweaverを使わないようにしてたのです。
使うという事は、そのために自分で学習するという事で、授業料払って教えてもらうのにそれが知ってる事だったら、お金がもったいないじゃん。

しかし、あ〜、もっと早くDreamweave買って使ってりゃよかった!
Adobe PageMillよりも100倍、いや100倍は言い過ぎだな、10倍ぐらい使いやすいぞ!
だってPageMillってもう10年ぐらい前のソフトだよ。バージョン3だから10年経ってないと思うけど。
今までそれを使ってブラジルUFOのサイトとか作ってたのです。
それがDreamweaverって、CSSとかJavaScriptとか、今までエディタでせこせこと書いてたのが、なんだよ、こんな簡単なのかよ、くそ〜!
(そもそも値段が違うけどね。)

通信講座も最初のうちは、知ってる事が多いので楽にできてますが、だんだんきつくなりそうな予感がして来ました。
まだ予感程度ですが。

2007年12月9日日曜日

移動インターバル撮影3-試作品
Moving interval shooting 3

またまた浅草です。
昨日の18時33分から19時47分に撮影しました。
仲見世から雷門に。

ボタン画像:移動インターバル撮影3
ブラウザではなくQuickTimeプレイヤーで再生されます。
この見せかた、ちょっとかっこいいんだけど、ムービーを見る人のローカルディスクに.qtlファイル(ムービーの呼び込みファイル)がいちいち作られるのがうざいね。
"071208asakusa4.qtl"がそうです。たぶんいらないだろうから削除して下さい。

電池切れで提灯の下をくぐれなかった!残念。
撮り始めたときは、バッテリーもメモリーカードもあまりないと思ってたので、提灯まで行けるとは思ってなかった。
それが1時間以上も撮ってたとは。
ゆっくり歩いているとは言え、上半身は同じ姿勢を崩さないようにするので、ただ立ってるよりもきついです。
腰にきますよ〜。

シャッター速度は1/2秒で、シボリはオートです。
それを5秒に一枚づつ撮ってます。だいたい15cmづつ移動してます。
それを1秒15フレームのムービーにしました。これくらいのペースがいいですね。
人がまばらで見はらしがいいので、遠くの人が近づくのがわかる、インターバル撮影してるのがわかりますね。よかった。

YouTubeにもアップしました。
http://www.youtube.com/watch?v=IGZ718QHrvg

2007年12月7日金曜日

パティ・グリフィン patty griffin
"living whith ghosts"

数ヶ月前から肩入れしてる、パティ・グリフィンのCDをまた買いました。
3枚目です。買ったのは3枚目だけど、これがメジャーデビューCDらしい。

Patty Griffin
LIVING WHITH GHOSTS
1996年


HMVで注文したら、あるはずの在庫がないみたいだったので、アマゾンで買いました。これに関してはあまり値段変わらないし。


このアルバム、楽器はアコギ1本のみという、筋金入りのフォーク女っぷり。
そのぶん、バラエティ感を出そうとしたのか、考えて作られた構成になってる。
僕はただ"泣かせ節"を聴きたいだけなので、同じような曲ばっかりでもいいんだけどね。

Patty Griffinについて、日本語で詳しく書かれてるサイトを発見。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/otherside/patty/

2007年12月6日木曜日

映画「沈黙の報復」renegade justice

於銀座シネパトス

銀座シネパトスでのスチーブン・セガール3本連続公開。「オヤジの映画祭」だって、まあいいけど。
どれか1本ぐらい見ようと思ってたら、もう終わり近くになってしまった。
明日までです。

「沈黙の報復」
Renegade Justice
2007年 アメリカ映画
ドン・E・ファンルロイ監督

ハズレでしたね。
そんなに低いクオリティでもないけれど、あまりテンション高くないと言いますか、ウェットな内容もあって、勢いが持続しないですね。
B級映画から勢いを取ったらロクなものが残らないし、ロクな映画じゃなかった。

画像がやたらノイジーなのは、フィルムじゃなくてビデオカメラを使ってるから?
それだけ低予算なんだろうなあ。だからダニー・トレホもちょこっとしか出ないんだな。
トレホの店でひと暴れして欲しかったなあ。

それらの事すべて許せるとしても、
なんでラスト、あのギャングを殺さないの?
わかんなーい!それまで殺さなくてもいい人だって殺してたのに、なんであの"極悪人"を殺さないの?
そりゃ、息子を殺した実行犯だけに復讐できればいい、って言ってたけど、気が済んだからもういいや、ってオマエそれなんだよ!
それでもアクションスターか!?息子が浮かばれないぞ!
「オレは奴らよりもワルだ」ってセガール自身が言ってたじゃないか。だったら容赦なく皆殺しにしろよー!
映画のストーリイ上も設定上も、全然生き残る価値も予感もないギャングのボスを、もういいや、って殺さないの?
復讐の連鎖はよくない、という事なのかな。
最近のセガール映画の流行りで、黒人のギャングスターは大切にするのかな?
でもそれまで、そんな作りの映画じゃなかったぞ。
息子が殺された事による復讐劇。善良な隣人のいさめも聞かずに、黙々と復讐に走る姿は「オヤジの映画祭」の最後を飾るにふさわしいハードボイルドっぷり…、になったかも知れないのに、なんだよこの映画!

2007年12月5日水曜日

ARURA poster

10月にカメラマンとして参加した映画「アルラ」のポスターです。


1月1日公開って…どこでどう公開するんだ〜!

2007年12月4日火曜日

FU 10/13ライブ映像

10月13日に三茶ヘブンズで撮影したFUのライブ映像がアップされました。
”Divine"と"Children of Love"です。

YouTunbeもあるけれど、
http://www.youtube.com/watch?v=Zm4XcOC4hck
http://www.youtube.com/watch?v=trH6vz4ZsCU

FUのサイトにQuickTimeムービーがあるので、それを表示しちゃいます。
CHILDREN OF LOVE


どうもOSとQuickTimeをアップデートしてから、音声が聞こえない時がある。
以前と同じ圧縮方式だし、聞こえる時もあるからデータは問題ないと思うけど。

2007年12月2日日曜日

ブラジルUFO 上諏訪DOORS

12月1日。長野県諏訪市のライブハウスDOORSにてブラジルUFOがライブやりました。

・ライブハウスという閉鎖的空間
・パンクロック好きが集まる
・ブラジルUFO見た事ない人が多数
このような状況ではやはり、盛り上がりますね。
そのぶん、番長が調子づいてMCを長々と、やらなきゃいいのにやっちまうんだねえ。困ったものだ。

いずれホームページにビデオをアップするでしょう。

上諏訪駅は諏訪湖のすぐ近くで、湖がある側はちょっとリゾートっぽいホテルなんかもあるけれど、ライブハウスのある駅の反対側はぐっと"昭和"的でいいですね〜。


運転手として一緒に行きました。(車はダッキンが貸してくれた)
ガソリン高いね。セルフでリッター147円だって!
夜は車の中で寝ました。
そんな予算のない状況下、予期していなかった事に、終わって相当分の交通費が支給されました。すごい!
そしてうまそうな蕎麦屋に皆で突入して、そのお金をほとんど使ってしまう。
さすが久門さん(ブラジルUFOのギタリスト)は容赦がない。

さっき帰って来ました。
ブラジルは今夜もSTATTOでライブです。狂ってるね。
僕はもうダウンです。