2022年2月23日水曜日

RETO 3Dに普通のレンズ用フィルターをテープで装着してます

 RETO 3Dカメラにどのようにフィルターを取り付けているのか、という質問をたまに受けますのであらためて説明します。今までもなんとなく少しは説明してましたが。

テープで取り付けてます。粘着テープです。

まず、72mm-77mmのステップアップリングを用意します。わりと普通に売られてます。
この72mmリングの内寸にちょうどRETO 3Dのレンズ台地(どう説明すりゃいいんだか…わかるよね)がしっくりはまって、位置調整・位置固定に苦労しないのです。

もちろん、ステップアップじゃなくて72mmの継手リングでもいいんだろうけど、ステップアップリングの方が入手が容易だし、クローズアップレンズを付けるときなど、フィルターレンズの歪みがあまり影響しないように、より大きいフィルターレンズの方がいいのではないかと。

位置調整に苦労しないと書きましたが、ぴったり「この位置しかない」からなので、そこが本当に3つのレンズの中心なのかというとちょっと違うんだけど、まあ許容できる範囲かな。

テープで取り付けます。粘着面が狭くなりがちなので、できるだけ広い面をキープしたいよ〜。

テープはmt fotoを使ってます。とりあえず手元にあったと言いますか、いつも使ってるテープなので。撮影スタジオ用っぽいテープだけど、本当のスタジオ用テープより安くていい。

こんなんで大丈夫なのか?そうね、わりと大丈夫。
まあ、カメラぶんまわしたりするのは推奨できませんが。
こないだ、ちょっと剥がれかかったけどまあもうちょっと撮っていよう、とかやってたら外れてフィルター落ちました。そういう事もないではないけど、外れる予兆もなく、普通に使用して外れる事はまずないでしょう。

いっそのこと接着剤でこの72mm-77mmステップアップリングを付けちゃおかな、とも思う。たまに思うんだけど、それにしたって接着面は狭いから、何かに引っ掛けて外れたりするかもなあ。リングが外れるだけならいいんだけど、ボディが弱いプラスチックだから割れたりするかもしれない。リングの一部が出っ張るから、カメラ君がまともに立てなくなるのもちょっとねえ、かっこいいけど。

たとえばクローズアップ+1レンズを付けると

50cmぐらいでもピント合います。


このブログRETO3Dのラベルで色々書いてます。


私の定番。カモ井加工紙 mt foto 50mm幅

シュアーのテープお高いわ。幅半分なのに。(アマゾンで50mmm幅がすぐにみつからなかった)

2022年2月12日土曜日

NFTアート OpenseaのコレクションChrome the Catに5作品追加

NFTアート販売サイトの「コレクション」というのは作品のショーケースみたいなものですね。
Openseaのコレクション「Chrome the Cat」についてはこのブログ2022.1.13の記述にもありますが、そのコレクションに5作品追加したのでまたブログに書きます。
作品について説明してるwebページのURLを入力する箇所があるので、まあ求められてるならこのブログで何かしら説明文を書きましょうか。

今回の5作品のベースになってるのは2019年7月にNishika N8000で撮った猫のクロムで、フィルムはKodak GOLD200です。
こちらの画像にいろいろPCで合成して作品を量産しようかなと。


2021年12月にnimslo 3Dで丸の内のイルミネーションを撮りまして、それをPCで合成して…
「夜道を照らして猫が歩く」
画像をクリックでOpenseaのページに行きます。

丸の内のイルミネーション、同じ日に撮った別テイクあります。ちなみにこういうのとか。

 

2016年6月に皇居近くの和田倉噴水公園で撮った噴水の写真(nimslo 3Dカメラ、フィルムはフジカラー100記録用)をPCで合成。
「私は奇妙な猫のゲームを見た」
画像をクリックでopenseaのページに行きます。

これも同じ日に撮った噴水写真が他にもあります。3回ぐらい行ってる噴水写真ポイントです。
こちらはKodakのSUPER GOLD400だけどPCでどっぷり色加工してますね。

 

2013年11月に足立区のしょうぶ沼公園で撮った滝の画像(nimslo 3Dカメラ、フィルムはちょっとわからない。ローカルディスクに記録が残ってない。しまい込んだフィルムを引っ張り出せばメーカーとISOは分かるかな)をPCで合成。
「私は黄金の道を歩む猫を見た」
画像をクリックでOpenseaのページに行きます。

しょうぶ沼公園は東綾瀬駅近くの整備された公演です。人工の滝があって、滝の裏側を人が歩いて通れる短いトンネルがあります。滝の裏側から写真撮れるんですね。
この時は紅葉と陽光で奇麗な写真が撮れました。

 

2018年10月に千葉県柏市のあけぼの山農業公園で撮った水の写真(nimslo 3Dカメラ、フジSUPERIA X-TRA 400)をPCで合成。
「私は光る罠に囚われた猫を見た」
画像をクリックでOpenseaのページに行きます。

光るネバネバで猫がじたばたしてるようにも見えた気がして…
あけぼの山農業公園の水路のちょっとした段差をクローズアップレンズで撮ったテイクを合成しました。
コイいますよ、あけぼの山農業公園!


2016年7月の足立の花火をバルブ撮影(nimslo 3Dカメラ、Lomography ColorNegative100)した写真と、2018年11月に撮ったイルミネーション(nimslo 3Dカメラ、フジカラー100記録用)写真と、PCで合成。
「私は猫の再構成がスパークするのを見た」
画像をクリックでOpenseaのページに行きます。

打ち上げ花火を長時間露光して何が楽しいんだという意見もありそうですが、楽しいかも知れない。
(これは…意図せぬ重ね撮りな気がする。バルブ専用nimslo 3Dでたまにやりますね。)

 

Openseaのyoshing_BTのページ
https://opensea.io/yoshing_BT

2022年2月5日土曜日

RETO 3Dカメラのカバーを開けて多重露光 記述2

RETO 3Dカメラのカバーを取っ外したら、小さいピンの操作で多重露光できる事がわかった。
カバー外しっぱなしだと格好良すぎるので、やっぱりカバーを取り付けて、ピン操作できるくらいの穴をあけてさあ多重露光やってみよう。さてクローズアップレンズも付けたいなあ、そうなるとクローズアップレンズをピン操作のたびにいちいち外さなきゃならなくて、くるくる回すフィルタータイプだから面倒臭いぞ。
というのが記述1でした。そのつづきです。

フィルターをくるくる回して付け外すのではなく、ワンタッチで付け外し出来ればいいのですね。

K&F conceptからマグネットで取り付けるフィルターシステム発売されてたなあ。
おっとしかし、そのラインナップにクローズアップレンズは無いようですね。
https://www.kentfaith.co.jp/%E7%A3%81%E6%B0%97%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC
だとしても、マグネットのアダプターさえあれば手持ちのクローズアップレンズを…ダメか、磁石にくっつかねーよ、私のお手元のクローズアップレンズ。
ところで上のK&F conceptの直販サイト、マグネットフィルターはアマゾンより全然安いじゃん。ひょっとして投げ売りの在庫処分?

ケンコーからワンタッチ着脱フィルターキットが発売されてますね。
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/one_touch/filterkit_ed.html
まあこれはキットだから特定のフィルターがセットになってたりしてちょっとお高いのですが、バラ売りなら…
フィルターに付けるアダプターが77mmだとアマゾンで2373円。

しかしレンズに付けるアダプターは11096円って、安くないっすねえ。

いちまんえんは却下だなあ。

ラピッドフィルターシステムなんつうのがありました。数メーカーから発売されてて、中でも「Camnoon」とは見逃せないメーカー名じゃないですか、これに決めた!

買ってみた。物によっては何日もかかるようだから、中国から送ってくるのでしょう。翌日に届くのもあるから日本にも拠点があるのかしら。77mmは翌日に来ました。
どういう構造になってるのか、アマゾンの商品写真を見ても分かるような分からないような、でも現物を手に持ったらなるほどこうなってるのね、分かります使えます。
Camnoonのロゴがどこかに入ってたらカッコイイなと思ってたけど、ロゴはなかった。他のメーカー?の製品も商品写真が同じですな。メーカーじゃなくて販売店かな。

アマゾンのページを見るとNDフィルターが付属してるように見えるけど、付属してませんでした。いや別にNDフィルター欲しいわけじゃないからいいんだけど、自分はいいんだけど、よくない人もいるんじゃないかな…

クローズアップ+1も付けて装着〜

ぱかっと開きます。

開いた状態でさほど無理なくピンを操作できますね。
蝶番の部分も固くなく軽くなく、丁度いいです。調整できるように六角レンチ付属してますが、しばらくは調整の必要ないでしょう。

これはいい!
K&Fやケンコーのシステムだと、外したフィルターを手に持つかポケットに入れるかしなければならないのだが、その手間がないのがいい。これでよかったじゃん。いい物を買った。全人類にお薦めしたい!

ばしばし撮ってみよう!




わーい、多重露光簡単にできるぞー!

さて、クローズアップ+1を付けてるのだけれど、ラピッドフィルターシステム有りと無しだと、カメラからクローズアップ+1までの距離が少し違う。それがピントにどう影響するのか。クローズアップレンズを付けるとピントがシビアになるので把握しておいた方がいいだろう。

クローズアップ+1レンズの位置が、ラピッド有りと無しでは10mmぐらい違いますね。どのくらいの距離でピントが合うか、テストしてみよう。

+1だから近くても50cmぐらいかな〜。

1000×1000ピクセルの画像です。このブログを読んでいる端末のモニター解像度が充分であれば、画像クリックでオリジナルサイズが表示されると思います。
近くて50cmだろうから、40cmとかにモノを置かなくていいかと思ってたけど、ちょっと微妙かな、いや、うさぎとトラにあまり差はないのだけれど、伊右衛門ペットボトルを見ると60cmの方がシャープ…かも知れない。

ラピッドありだと…

ほとんと変わらないな〜。
この2枚だけで充分テストしたとは言えないけれど、まあ、ラピッドありなしの10mmの違いはあまりピントに影響しないようですね。そして適切な距離はやはりたぶん、50cm〜60cmぐらいかな〜と。


今回使用したフィルム
New SEAGULL 100

近頃のお気に入り、サントリー伊右衛門茶 京都ブレンド

2022年2月1日火曜日

RETO 3Dカメラのカバーを開けてみた 記述1 多重露光できますね

 せっかくRETO 3Dカメラが2台あるんだから(このブログ2021.12.25の記述)、いっちょう開けてみよう。カバーを外してみよう。nimslo 3Dみたいにカバーを外したら長時間露光とかできるかも知れない(このブログ2021.3.19の記述)。

ネジを適当に外して、あとはカバーをこっちに引っ張ればいいんじゃないかな…わりとすんなり外れました。Kalimar 3D(このブログ2021.4.6の記述)ほど力を入れずとも外れますね。これは簡単。

しかし気をつけないと部品がばらばらに散ってしまいますのでご注意を。

さて、いじってみると、このピンをこっちに動かすとシャッターがチャージされるから多重露光できるなあとか、シャッター開きっぱなしになるからバルブ撮影できるなあとか、見当がつきました。

しかしどっちも指先で操作するのは難しいし、シャッターを開く方のピンは撮りながら操作するとなると、方法を考えないとならないですね。まあ今回は多重露光だけできればよしとしましょう。

できますね。先の細い棒でピンを動かして、シャッターチャージ。精密ドライバーでもいいんだけど、もうちょっとグリップ太い方がいいな。最初、千枚通しでピンを動かしてて、それはグリップ太くてやりやすいんだけど、使わない時にさっとポケットに入れたりするから危ない気がして。

このように、カバーを外したままで撮影してもかっこいいんだけど、カバーがあると後述するフィルターリングを付けやすいので、カバーはあった方がいいですね。
それでいてピンを操作するには、カバーに穴開ければいいか。

カッターでせっせと小一時間かけて開けました。多重露光への窓!
ここに精密ドライバーを突っ込んで、ピンを操作…できますねえ。


やってみた、RETO 3Dで多重露光!


フィルムはNew SEAGULL100
RETO 3DでISO100のフィルムだと暗いんだけど、多重露光するならちょっと暗くてもいいんじゃないかな、とかなんとか。

RETO 3Dはレンズが3つなので、4つあるnimsloやNishika N8000に比べたらGIFの動きが少ない。なので、ダイナミックなGIFにしたければ、より被写体の近くで撮るのがよいのではないかと。
普通は2メートルぐらい離れて撮るんだけど、そうしないとピント合わないからでもあって、じゃあ近くで撮りたい場合は?近くてもピント合うようにクローズアップレンズを付けます。そのためのフィルターリングです。

フィルターリングというのは、フィルターを取り付けるためのリング…「RETO 3Dにフィルターを取り付けるためのリング」そんなオプション製品はメーカーで用意してませんので、一般に売られてる72mm-77mmのステップアップリングを使用します。

72mm-77mmの内寸がRETO 3Dのカバーの「3レンズ山」にぴったり合うのです。合うとは言ってもどうにかして接着させなきゃならないから、テープで貼っておこう。

これで77mmのクローズアップレンズを取り付けられます。とりあえず、+1が60cmぐらいでピント合うかな。

しかし、くるくる回してねじ込むレンズなので、多重露光するとなると…
まずワンテイク普通に撮って、くるくる回してクローズアップレンズを外して、穴から小さいピンを動かして、くるくる回してクローズアップレンズを付けて、重ねるテイクを撮る。
いちいちクローズアップレンズを回して付け外しするのがちょっと面倒な予感がしますね。

記述2につづく




RETO 3Dは高円寺のフィルムカメラ店、カンフーカメラで売ってます。
通販サイト https://voidlens.thebase.in/