2014年11月24日月曜日

nimslo 3DカメラにクローズアップNO.1レンズを付けてみる

バルブ専用のnimslo B3Dカメラは御昇天なされましたが、こないだ買ったnimslo 3Dカメラは普通に元気でいます。
nimslo 3Dカメラにケンコーのクローズアップレンズを付ける(このブログ2013.5.28.の記述)、というのは以前からよくやっているのですが、クローズアップNO.2のレンズを使っていたのです。
今回はクローズアップNO.1を購入してテスト撮影してみました。
NO.1とかNO.2とか、数字が大きい方が、よりカメラから近くで撮影できます。
じゃあ、NO.1よりもNO.2の方が効果的じゃん、むしろNO.3を使えよ。と言われるかも知れませんが、4つのレンズの間隔が固定されているのでNO.3だと画像に差がありすぎる。NO.2で撮っててもNO.1が欲しいな〜と思う事があるくらいなので。

ちなみにクローズアップレンズなしで素のままのnimslo 3Dカメラは、1mぐらいの距離でピントが甘くなります。

クローズアップレンズを付けると、特定の距離にピントは合うけれど、その後方にはピントが合わない。狭い範囲でしかピントが合わないので、どのくらいの距離でピントが合うのか把握しておくのは重要な事です。
なので、ケンコーのクローズアップレンズNO.1を付けて、さあテスト撮影だ。

例によってカメラを前後に並べてみました。

クローズアップレンズからランチョンマットまでが50cm、そこから5cm間隔でフジW3・nimslo 3D・CONTOUR HD・NIshika N8000・Nishika N9000・Trio 3D・Spinner360・Karimar 3Dを置いています。


4枚の写真のうち左から2番目の画像を切り抜き。

クリックすると大きな画像が表示されます。960×1080サイズがフィルムを2400dpiでスキャンした解像度です。ブラウザのウィンドウをそれくらい大きく広げれば、たぶんそのサイズで見れます。

光の反射でCONTOUR HDの文字が見えにくくなってますが、65cmから75cmぐらいがピントのヤマでしょうか。

ほーら3Dだよー。




2014年11月23日日曜日

バルブ専用 nimslo B3Dカメラがお亡くなりに

このブログ2014.10.312014.11.6の記述にあったように、nimslo 3Dカメラが不調でバルブ専用になり、nimslo B3Dと命名してむしろ今後の活躍を期待してたのですが、それがかなわず、普通に撮れなくなりました。シャッターがまったく動かないよー。
「半壊れ」だったのが「壊れ」たのです。あー、残念!バルブ撮影できるnimslo 3Dなんて、世界中さがしてもそうそうないだろうになあ。
11月21日、新宿花園神社の酉の市に持って行きました。
普通に撮影できていたのですが、突然、撮れなくなりました。はあ〜。

バルブ撮影できるならって、わざわざ82mmのNDフィルター買ったんだよ。

ND4フィルターと、ストロボはナショナルPE-160Cで撮った遺作がこれ。露光時間は1.5秒ぐらい。

どうよ!
動かないモノを撮るのだからと、カメラをびゅんと動かしてみました。
こういう写真をバシバシ撮るつもりだったんだけどなあ。

先日買ったストロボYN560Ⅲ (2014.11.23の記述) を持って行かなかったのは、家でシュミレーションしてみたら明るすぎるかな〜と思ったからで、(家で酉の市をどうシュミレーションするんだ?という疑問はさておき)
じゃあ荷物をコンパクトにしようと、小さいストロボにしたのです。
でもこうなってしまったら、新しいストロボで使ってあげたかったなあ。

Yongnuo Speedlight YN560Ⅲを買ってみた

ムービー野郎なのでストロボは安物でいいやと思っていたのですが、今までの物よりも明るいストロボが欲しかったので、YongnuoのYN560Ⅲを買いました。
まあ7500円なので、キャノンやらニコンやらに比べたらずっと安いんですけど。

明るいストロボが欲しい理由。
先日、渋谷のライブハウスギルティでLightBlasterを使ってみたのですが、照明が明るいせいかLightBlasterの効果があまり強く出なかったのです。たとえば照明がチープな早稲田ZONE-Bだったら、けっこう効果が出るので、やはり環境光のせいかなあと。
であれば、ストロボがもっと明るければいいんじゃないかな〜と思ったのと
このブログで書いているように (2014.10.31の記述2014.11.6.の記述) nimslo 3Dカメラがバルブ専用になったので、NDフィルターを装着してやや明るいところでも使えるようにしてみよう、そこでストロボも効果的に使うには、やはり明るいストロボがいいのではないか?
とも思ったので、ちょっと本格的なストロボを買ってみました。



使ってびっくりしたのがチャージの時間が短い事。0.5秒もないのではないか?すぐに次の写真が撮れる!これくらい当たり前?うわ〜もっと早く買っておけばよかった。
と言いたいところだけど、EOS 70DやフジのX10では普通に使えるのだけれど、nimslo 3Dだとあれれ、何かの警告灯が点きっぱなしで、次のテイクでは光りませんよ。待ってても警告灯が消えないなあ。
(たぶん"カメラの準備ができました警告灯"か何かだと思う。一度ストロボが光ると一瞬赤くなって、普通はすぐ消えて次のストロボ準備OKになる)
で、nimslo 3Dの場合は一度ホットシューからストロボを外すと、警告灯が消えます。完全に外さなくても接点が外れればいいみたいだから、ちょっと動かせばいい、とは言えそんなの面倒だし、せっかくの短時間チャージが生かせない。

加えて、nimslo 3Dじゃなくても他のカメラでも、ホットシューへの固定ネジが締めるのも緩めるのも固い!なんでだろ。ネジ自体は固くないんだけど、カメラに付け外しする段になると、とたんに固くなる。も〜なかなか外れなくてプライヤー使っちゃったよ〜。
固定ネジをほとんど締めなくてもだいたい使えるんだけど、締めないと不安だよね。アマゾンのレビューにもネジの固さについては言及あったから、この個体だけじゃないと思う。カメラバッグにプライヤーも入れなきゃならんか。

日本語の説明書がないので、ストロボの知識が乏しい僕はちょっと戸惑いましたが、まあ使い方なんとなくわかったような。
アマゾンのページにはCanon/Nikon対応とかなんとか書いてありますが、まあ汎用という事ですね。カメラとインテリジェンスなやりとりをして明るさを自動調節する機能はない…と思う。
デジカメなら数枚撮ってみて明るさを調節すればいいから、僕の使い方ではあまり困らないと思う。デジカメなら。
明るさ調節できるっていいですね〜。いやーこんな便利なストロボがあるとは。高級品も買ってみるもんだね。
つくづく、nimslo 3Dで使い方が面倒になるのが残念ですね。

さらに、もっと残念な事が!
バルブ専用になったnimslo 3Dカメラがまったく撮れなくなってしまった!シャッターが動かないよ〜。もともと「半壊れ」だったのが「壊れ」てしまった。
このストロボを買った理由がひとつ消えてしまった…か?

2014年11月13日木曜日

nimslo 3Dカメラがまたまたやってきた!

nimslo 3Dカメラがバルブ撮影しかできなくなってしまったので(このブログ2014.10.312014.11.6.の記述)、それはそれでいいとしても、正常なnimslo 3Dカメラをまた買わなければなりませんねえ。
というわけで、ヤフオクでnimslo 3Dカメラを落札しました。
eBayにも出品されてたけど、狙ってたのを競り負けてしまった。その時すでにヤフオクで出品されてたのを知ってたので、たぶんヤフオクでは競争相手がいないだろうから、それより安ければeBayで買おうかな〜と。
そんな調子だったので競り負けてもさほど残念でもなく、じゃあヤフオクで。

付属品はストラップだけで、落札価格8500円プラス送料810円
これが高いか安いかというと、むうん、微妙。高くはないですね。
eBayだったらモノが数十ドルで送料も数十ドル。トータル1万円は覚悟しなきゃならないから、ちょっと安いくらいなんだけど、日本国内から送るから送料が安いだけで、モノだけを見ると安くないですねえ。まあ贅沢は言わないで、ありがたいと思わなきゃ。



ヤフオクの記述では動作未確認との事だったのでちょっとはらはらしたけど、
(電池を入れないのでわからない。おそらく電池がLR43というのを知らなかったのではないかと。本体しかなかったら分からなくて当たり前だけど。でも売り主はカメラ専門ではなく「中古品いろいろ」のお店みたいだから、わかったとしても電池をわざわざ買ってまでチェックするかどうか)
まあそれはeBayでもほとんど同じだし。
電池を入れてみたら動作は問題ないようです。ちゃんと明るいところではシボリ小さく、暗い所では大きくなるし、ISO100と400の設定の違いでもシボリが変わるし。

メイド・イン・ジャパンだよ〜。??


僕が買ったnimslo 3Dカメラはこれで3台目。MADE IN UKが1台、MADE IN JAPANが2台。
で、こないだバルブ専用になったMADE IN JAPANがそうなんだけど、4枚の画像のうち1枚に、隅っこに黒い三角が写っている。これはフィルム感光室に、ずばり三角形のでっぱりがあるからで、今回のnimslo 3Dカメラにも、あった!

これ、なんなんだろうなあ。MADE IN JAPANには必ずあるのかなあ。製造上の都合で仕方なくできちゃうのかなあ。

撮ってみました。

クローズアップフィルターを付けて、水と手を。
端っこが光漏れしてるのはフィルムの最初のテイクだからで、カメラの不備ではありません。

白黒にして、背景をすっきりさせてGIFアニメ化

いいね〜nimslo 3Dカメラ!
レンズに 何か、不純なカビか何かあるように見えるけど、こういう撮影では影響出にくいですね。いずれ屋外で普通に撮って、どんな写真になるか。

ちょっと花も撮ってみた。

花って安くないのね。カーネーションはちょっと安くて助かる。

2014年11月6日木曜日

nimslo 3Dカメラでバルブ撮影 bulb photographing

先週の記述にあるように、nimslo 3Dカメラがバルブ撮影しかできなくなりました。原因不明!
バルブ撮影ってのは、シャッターボタンを押してる間、ずっとシャッターが開いてフィルムが感光してる撮影方法です。
普通はシャッターを押した瞬間だけ、1/100秒とか1/60秒とか、短い間だけ撮って一瞬を記録するのですが、バルブ撮影ではもっと長時間の光景を1枚の写真にします。
それってすげー事なのか?まあ、うまく撮れば肉眼で見るのとは違う風景になるので面白い写真にはなるけれど、あまり考えないで撮ると明るすぎたり、ブレブレだったり、わけわかんない写真になったりします。
とは言え、バルブ撮影でなければ撮れない写真もあるし、多眼ステレオカメラでバルブ撮影できるものはほとんどないと思うので、こ、これは貴重なカメラではないか!

nimslo B3Dと命名して、足立区、千住旭公園でのイベント、メモリアルリバース千住に行ってきました。
シャボン玉をばんばん飛ばずイベントでした。(本当は音楽イベントだったのかも知れない)

三脚を使わず、手持ち撮影なのでシャッター時間はせいぜい1秒ぐらいです。
ストロボを光らせてます。後幕シンクロです。


うーん、魑魅魍魎的な…。3つの点が並んでいるのがシャボン玉です。


これはもうちょっとシャッター速度速いかな。
夜、という事もあるけど、発光するものを撮るのでない限り、ストロボを使ってアクセントにしたいのです。ストロボを使えばアクセントの部分が止まって見える、ブレてるように見えないので、三脚なくてもいいかな、と。
アクセントの部分と長時間露光で流れてる部分と、一枚の写真になってるのがバルブ撮影、スローシャッター撮影の魅力だと思っています。


これは普通に、バブル撮影ではなく、できるだけ速いシャッターで撮ろうとしてみた写真。
できるだけ速くとは言っても、指で押して離してだから、1/4秒ぐらいかな。ストロボの光が届かないところではブレて見えますね。


なぜこんな色になったのかわからない。手前の葉っぱの色からすると、そんなにヘンな補正はしてないと思うんだけど。
フィルムをスキャンする時に、スキャンソフトが自動で色補正してくれるのだけれど、以前のnimslo 3Dカメラで撮ったフィルムに比べて「なんかこの色、違ってるんじゃないか」と思う度合いが大きくなった気がしますね。バルブ撮影だと環境光の影響が大きいから、かな。

参考?
nimsloではなく、NIshika N8000をバルブ撮影・多重露光できるよう改造にする方法の説明ページ(英文)
http://www.instructables.com/id/Hack-Your-Nishika-N8000/

2014年11月2日日曜日

Nishika N8000にケンコーマルチホルダーでクローズアップレンズを付けてみる

前回の記述でnimslo 3Dカメラの不調について書きましたが、さてそうなるとしばらくNishika N8000が主戦力になるのかしら。
nimslo 3Dカメラは優等生的な「普通の写真」が撮れるカメラなのに対して、Nishika N8000はトイカメラ的な写真が撮れるので、人によってはNishikaの方が好きかも知れない。


それはともかく、Nishika N8000にも、どうにかしてクローズアップレンズを着けてみようかしら。
このブログ2013.5.28の記述「nimslo 3Dカメラにケンコーマルチホルダーでクローズアップレンズを付けてみる」
と同じような事をやればいいのだが、今までやらなかった理由は…そうだ、できないのだ。カメラのデザインが適していないのだ。

しかしこの、凹んでる所をスペーサーで埋めれば、レンズの両側を同じ高さにすれば…おお、できたできた、ケンコーマルチホルダー+クローズアップレンズを取り付ける事ができました。

ちなみにスペーサーは割り箸を切って束ねて、テープで巻いたものです。

nimslo 3Dカメラと比べてカメラレンズからフィルターレンズまでの距離が離れているので、これはひょっとしたらケラレが出るかもしれないなあ。
じゃあ、マルチホルダーのアダプターを逆向きに着けて、フィルターレンズがカメラ側に出るようにすれば、何ミリか距離が縮まるぞ。

これでよし。
nimslo 3Dカメラでこのセットで撮影してると、両面テープだけだと外れてしまう時があるので、最近はスタジオ用テープを細く切って、固定の補助としてます。もちろんNishikaでも同じようにします。

テスト撮影。
どれくらいの距離でピントが合うかな〜。
nimslo 3Dでのテストと同じように、5cm間隔でモノを並べてみました。

ケラレありませんね。
NIshika N8000の絞りはF11(スイッチの真ん中)に設定してます。
クローズアップレンズはケンコーのNo.2です。

手前の「ランチョンマット」の文字がクローズアップレンズから30cmで、nimslo 3Dカメラが35cm、NIshika N9000が40cm、Trio 3Dカメラが45cm、もう一台のNIshika N8000が50cm、Kalimar 3Dまでが55cmです。

nimslo 3Dカメラの「3D」の文字がファインダーの中心に見えるようにして撮りました。
近接撮影だとファインダーと撮れる写真とでズレがあるから、この場合どれくらいズレるものか、今後の参考までに。

拡大写真。クリックすると大きな画像になります。

わりと深い範囲でピントが合うようですね。強いて言えば35cm〜40cmぐらいがベスト?
F11だから深いのかな。

ちなみにnimslo 3Dの場合、絞りはオートのみなのでその時F値がいくつなのか撮る前も撮った後もわかりません。フルオープンで5.6だったかな。

は〜い、3Dだよ〜。


これだけ撮ってさっさと現像したいんだけど、それではフィルムがもったいないので、仕方がない、近所の公園で花でも撮るか。お、雨降ってる、いいね〜。いいのか?
現像前なので、何cmの距離が最適なのかわからないけれど、nimslo 3Dの経験でだいたい40cmぐらいでいいんじゃないか、と。どうせ三脚は使わずに手持ちで撮るから、正確に距離を決めて撮れないし。

雨だったので、屋外の明るいところでもまあ、こんな感じです。

シャッターは1/60秒、F8、フィルム感度はISO200、ストロボ不使用。

これが木陰のちょっと薄暗いところになると、うーん

アートっぽいかも!

参考
2012.7.16.「Nishika N8000がやってきた」
2012.12.29.「Nishika N8000 2台をUNダブルレリーズでシンクロできるか」