2009年8月20日木曜日

wiggle (ゆらゆら) 3D

たいていの立体画像は、右目用と左目用のふたつの画像を表示している。
そこで、画像がふたつあるのだから、2コマの動画にしてしまおうという発想に至りやすいらしく、僕もやった事あるし、ネットサーフィンしててもたまに見かけますね。
GIFアニメにした場合、小刻みに動くのがバカっぽいし、ちょっと立体的に見えなくもないのです。
しかし立体効果としてはもちろん、普通の立体画像を立体視した方が高いし、
ただ写真を見るにしてもゆらゆら動いていたのでは細かいところまで鑑賞しにくい。
立体視することで物がよく見える、という事もない。
そもそも写真界において立体写真はキワモノ扱いされてる傾向があって、更にその中でもwiggle(ゆらゆら)3Dは地位が低い気がします。
まあ、節操なく動いてるので、じっくりその写真に見入る、という事ができませんからねえ。

と、wiggle(ゆらゆら)3Dなんて言葉も知らないうちに興味が薄れ、頭の隅に放置しておいたら
おやおや、オルタナティブな表現としてストリームが形成されつつある?

立体写真自体は19世紀からあるけれど、この「wiggle(ゆらゆら)3D」はブロードバンドが普及した最近になってやっと多くの人が見られるわけだから、これからもっと広まる可能性が…あるのかな。。

どんな立体写真でもwiggle(ゆらゆら)3Dとしてうまくいくのかというと、そうでもない。
僕の私見では、"振り幅"が少ない方がいいですね。
普通に立体写真を立体視する場合は、ある程度、右画像と左画像が違ってないと効果が少ないのだけれど、
wiggle(ゆらゆら)3Dの場合は、ほんの少し違ってるくらいがいい気がします。

Brazil UFO 0907heavens 058(Animated GIF/wiggle 3D)
背景のドラムセットなどの動きが大きくてうるさい感じだけれど、手前の二人の微妙な揺れぐあいはいいでしょう!
一瞬の動きを止める写真の面白さ、プラス、不随意運動的な反復運動、これはバカっぽくていい。更にうまくすると立体にも見えてしまう。

もうひとつ、モノが動いて見えるもの面白いですね。文字通りアニメーションだ。


ブラジルUFOのwiggle 3D写真。
http://www.flickr.com/photos/parallel_yoshing/sets/72157622030160498/
まだ4枚しかないです。「これはwiggle(ゆらゆら)3Dにして面白い!」と思える写真、更に立体効果も感じられる写真は少ないのです。

2009年8月18日火曜日

巻き上げレバー不調

8月14日。Loreo 3D Lens in a Capつきのカメラを持って、勇んでブラジルUFOのライブに行きました。
しかし数枚撮っただけでフィルムの巻き上げレバーが動かなくなり、それっきり。。
フィルムカメラはデジカメより故障しにくいイメージがあるけれど、むうう。
カメラボディはリコーのXR7です。以前にも同じ症状で修理してるぞこれ。まあそれは10年以上前だし、そもそも1982年のカメラを中古で買ったんだな。

まいったなあ。修理となるとまたお金かかる。
きっと単純な不調だろうから、自分で直せないか…
そもそもフィルムカメラはランニングコストが高いので、そんなに多用するつもりはなかったから、しばらくオクラ入りというのも、ないではない。
しかしレンズ買って間もないので、それは悲しい。

と思ってたら、なんか今日いじってたら、直ってる。レバー動きます。なんでだ〜。

2009年8月13日木曜日

LOREO PIXI 3D VIEWERってスゴくね?

LOREO 3D Lens in a Cap(このブログ2009.8.7.の記述)と一緒にPIXI 3D VIEWERを注文して買ってみました。



もっと以前に買ったLite 3D Viewer(このブログ2009.7.29.の記述)に形は似てるけれど、見る対象が違います。
Lite 3D Viewerがハガキサイズの立体写真を見るためのもので、
Pixi 3D ViewerはPCのモニターの画像を見るためのものです。

だってほら、パッケージのイラストがそうなってますよ。

実際に、PCモニター上の平行法画像が立体に見えました!

紙にプリントした画像だと、小さいサイズには不向きですね。まあB5以上が推奨みたい。
ハガキサイズも見れないことはないけれど、見にくいし、小さいままなので迫力がないです。
ハガキサイズぐらいの小さい画像なら、Lite 3D Viewerが見やすいし、拡大されて見れるので迫力あっていいです。

しかしPixi 3D Viewer、PCモニター上の大きな画像を立体視できるのが凄いです。
モニターの大きさや解像度にもよるでしょうが、横幅800〜1200ピクセル程度の画像を(平行法の立体画像で、ふたつ合わせた横幅サイズ)立体視できます。
今まで、裸眼で平行法立体視できたから、こういったビューワーの価値をあまり感じてなかったけれど、これはいい!
なぜって裸眼でできない事ができるから。
裸眼で立体視できる画像サイズは僕の場合、僕の環境では横幅600ピクセルぐらいまでで、大きな画像を立体視できないのが難点だったけれど、それがほとんどモニターいっぱいの画像を立体視できるのだから、すごい!

拡大されないので、大きい割には迫力不足に感じるかもしれないけれど、それは拡大されるビューワーに慣れてしまったからでもありますね。
1200サイズの画像を平行法立体視するのはたまらんですわい。

更に素晴らしく、重要な点は、ほとんど紙でできているので値段が安い事、より多くの人に立体視を楽しんでもらえる事です。
Loreoの通販ページによると、
http://www.loreo.com/pages/shop/loreo_products_online.html
送料込みで、ひとつ3.5USドルで、ひとつから注文受けてくれるようです。
日本へもこのページの送料で送ってくれます。

パソコンで、インターネットで平行法立体画像をみるさい、このビューワーを使う問題点は、
世の中の立体写真家の多くが、平行法立体視は小さいサイズじゃないとできないからと、自主規制して小さい画像しかアップロードしてない事が多いのです。
しかしそれももう過去のことだ。
僕はFlickrのサイトにワイド1200サイズの画像をアップしてます。
http://www.flickr.com/photos/parallel_yoshing/
LOREO PIXI 3D VIEWEユーザーのために。
(もっと大きいサイズをアップするのもいいけど、無料アカウントでは100MBまでなので、データ量を気にして1200サイズにしてます)


2011.11.追記
現在はFlickrを有料アカウントにしたので、ワイド1400サイズでアップロードしてます。
また、平行法だけでなく交差法などもアップしてます。
写真タイトルに parallel 3D とあるのが平行法です。
Flickrで大きな画像を見るにはActions→View all sizesを選びます。


さあこのブログを読んでPCモニターで立体視したくなったら、僕の知り合いであればメール下さい。
LOREO PIXI 3D VIEWEを10コ買ったので実費で譲ります。ひとつ300円ぐらいで。

しかしこの耳にひっかけるヒモは、必要なのかな。。

2009年8月9日日曜日

フジ 3Dデジカメを見に行った

富士写真フィルムのFinePix REAL 3D W1
昨日発売になりましたので、上野のヨドバシまで見に行きました。
どうせすぐには買えないので、見るだけですがね。

フジフィルムのサイト
http://fujifilm.jp/personal/3d/camera/finepixreal3dw1/index.html

お店でまず目についたのが、3D画像を見るための専用モニター。
うむむ、これは、、ひどい。
静止画はまだ立体に見えなくもないけれど、動画となると、ほぼどの角度から見ても物が2重に見える。これって立体なの?
果たして5万円でこのモニター売れるのかな。まあ世の中にはお金持ちもいるようだし、複数人が同時に裸眼で立体画像を見るシステムは、この値段ではあまりないだろうから、ことによったら売れるかも知れない。

デジカメ背面のモニターはどうなのか。
これも立体には見えるけど、だからナニ、という感じ。
「へ〜え、立体なんだ〜」ぐらいには思われても、ショックというほどではない。

モニターの前にモノが浮かんで見える、それくらいの効果がひょっとしたら…と思っていたけど、まるでそんなことなかった。

これまでのビューワーを使った立体視では、立体視する事でよりよく見える(ような気がする)のに対して、
この3Dデジカメシステムでは、専用モニターにしろデジカメ背面のモニターにしろ、立体にするとかえってよく見えないですね。
モニターのドットのせいか、描写に限界があるようで。
これ、立体で見ない方がいいんじゃね?と、手にもって思いました。

それでも、ふつうのデジカメのおまけ機能としてあるなら、「ほら、立体にも見えるんだよ」「すげ〜!」てなやりとりにもなるだろうけど、
3Dがメインのような売り方で、この値段(6万円弱)、大きさ、低効果というのは。。
そりゃあ僕みたいな立体好きなら買うだろうけど、レンズが2つ、センサーが2つあって、同期もばっちり、それだけで価値があるけど、普通の人にとってはどうなんですかね。

2009年8月7日金曜日

LOREO 3D Lens in a Capがやってきた

香港の光学メーカーLoreo Asia Ltdから発売されている3D Lens in a Cap
一眼レフカメラに取り付けて3D撮影できるレンズです。
レンズの先にフィルターのように取り付けるのではなく、マウントに付けるのです。だから一眼レフ用。
撮った写真はふつうにプリントして、平行法立体視できるものになります。

ロレオ社のサイト
http://www.loreo.com/pages/products/loreo_3dcap.html

日本だと京都のメディアジョイで扱ってますが、在庫切れになっているし、値段もちょっと高いのでロレオから直接買ってみました。

お、これは個人輸入に初挑戦だぞ、なんてほどの事もなく、あちらの海外向けページがあるので、普通の通販サイトと同じような感覚でした。
海外向け通販のページに送料が記されていて、どこどこの地域とSE Asiaが送料これこれ、他の地域はお問い合わせ下さい、って英語で書いてあって、
日本はSEアジアじゃないから、いくらなんだろう?そう思ってメールしたら、日本もSEアジアだとあちらの人は認識してるそうです。
本当に、翻訳ソフト(翻訳サイト)って便利だねえ。
(SEってのがSoutheastだと思うんだけど、あまり突っ込んだ話はしませんでした)

香港で発送されてから、中3日でうちに来ました。速いね〜。

昔々に中古で買ったリコーの一眼レフカメラ、XR7に取り付けます。ペンタックスKマウントです。
注文する時にどのマウントにするかを指定します。
レンズ自体はフィルムカメラ、デジタル一眼を問わないのですが、もちろんマウントが合ってないと付けられないし、センサーのサイズによっても物が違います。
僕が買ったレンズをデジタル一眼に付けようと思ったらペンタックスKマウントで、35mmフルサイズのセンサーを持つカメラじゃないとだめみたい。
しかしペンタックスのサイトをちらっと見た感じだと、Kマウントの一眼デジカメはあってもセンサーはみんな小さいですね。
まあ、あったとしても一眼デジカメを即買う、というつもりもないんですけど。
そんなにいいレンズではない、という前情報を得ていたので(一眼レフ用のレンズとしては安いです)、3D Lens in a Capのために高いお金だして一眼デジカメ買うのもなんだかねえ。フジの3Dデジカメの方がきれいに撮れる予感がするし。
とりあえずはフィルムカメラで使って様子を見よう。

ステレオベース(ふたつの視点の間隔)は50mmぐらいですね。
シボリがF11とF22のみだってから、いやこれは暗いですな。
普通に室内でファインダー見ても、暗い、暗い。

外で試し撮りしてみました。
ISO400のフィルムを使いましたが、F11で、夕方、ちょっと暗いですね。なんだかぼんやりした写真になってしまった。
もっと明るい時間帯に撮らないと。
屋内でストロボ撮影もやってみましたが、シャッター速度が速すぎたのかな?一部にしか光が当たらない。レンズのせいではないですね。このカメラ使うの10年ぶりぐらいだからなあ。
ここにアップして紹介できるような写真は撮れませんでした。
それでいて、フィルムだから現像代やらプリント代やらかかる。むうう、厳しい世界だ。


追記
ここにアップして紹介できるような写真は…
これぐらいかな…1枚アップしました。
Asakusa Komainu 浅草寺の狛犬(parallel 3D)

Flickrアカウントとりました

写真投稿サイトで有名どころのFlickrのアカウントをとって、写真をアップロードし始めました。
日本語のサービスページがないので二の足を踏んでましたが、最近、立体写真に凝りまして、アナグリフではなく平行法立体視の写真をどこかにいっぱいアップしようかな、どこに?という事で。

とりあえず、平行法立体写真だけをアップするつもりです。
http://www.flickr.com/photos/parallel_yoshing/

piggy bank ぶたさん貯金箱 (parallel 3D)

写真をアップロードできるサービスというと、GoogleがやってるPicasaウェブアルバムがあって、Googleのアカウント持ってるからそっちも利用してます。無料でアップロードできるデータは1GBまで。年間20ドルで10GBまで。
Flickrは無料で100MBまで。年間24ドルで無制限。
それならPicasaウェブアルバムでいいんじゃねーか?とも思うけど、今や1枚1MB以上の写真ファイルなんて珍しくないし、そうなると1GBって微妙だなあ。

いやどうせ立体写真熱もそのうち冷めて、あまりアップしなくなるとしても、
このブログもGoogleのサービスで、ここで記入する時にアップする写真も含めて1GBなのですね。
で、このブログの写真アップロードのためにお金を払う事になるのはちょっと避けたい気がするし、
Flickrの方が洗練されてる感じなので、ちょっとやってみることにしました。

2009年8月4日火曜日

Final Cut Studio 2がやってきた

最近あまりに仕事がないので、こりゃあ自力でなんとかせなアカンなあと思いまして、芸域を深めるのと気合いを入れるために、Final Cut Studioを買いました。くそう、買ってやったぜ。
前から欲しかったのですけどね。
2年ぐらい前に発売されたバージョンなので、そろそろ3が出るかもしれないけれど、まあいいや。

今までのがFinal Cut Expressで、その何が不満って、処理速度が遅い、レンダリングに時間がかかることです。
まあそれは、バージョンが古いからで、IntelMacには向いてないからなのでしょう。最新バージョンのExpressでもいいんだよな〜。
HDビデオファイルの編集が今までできなかったけれど、これでできるようになった。…それも最新バージョンのExpressでいいんだな。。

そうそう、以前に銀座アップルストアのセミナーでMotionの使いかたを見て、うわ〜!Motionかっちょいい!と思ったのです。
今なんとなくMotion熱下がってますけど、またセミナー行けば上がるでしょう。
iDVDではできなようなDVD作りもやりたいし。
まあMotionもDVD studio Proもすぐに使う予定はないけれど、どっちも使いこなすの大変な予感がするけど、いったんExpressを買ってアップグレードするのも無駄だなあと思いまして。

ソフトウェアを使いこなすの大変な予感…脳みそが退化してるんですかねえ。
以前はそんなことまるでなくて、大変ではなくて面白かったのに。
そもそも「使いこなす」という表現に違和感があった。ソフトなんていじってるうちに使えるようになるもんだと認識してた。
これはパソコンで何をやるかというトレンドが自分の中で変化してるせいもあるだろうけど、やっぱ脳みそも退化してるのかな。

Final Cutでのレンダリング、かなり速くなりました。
ハードウェアに合ったソフトウェアはいいですね。