2021年3月19日金曜日

私はどのようにしてnimslo 3Dでバルブ撮影するのか

nimslo 3Dでバルブ撮影、そのやり方を今までもたまにこのブログに少しづつ書いてましたが、そのつど記事で必要な部分だけ書いてて、その全貌は書いてなかった気がする。

今回、インスタにnimslo 3Dでバルブ撮影のやり方ムービーを投稿したので、このブログでも書いてみます。
とは言え...

https://www.instagram.com/p/CMXH_l-H3Rg/

このインスタ投稿を見てもらったら、後は何も説明することないような...

まあ細かく事情を言うなれば、 そもそもこのnimslo 3Dカメラは壊れていて、シャッターボタンを押してもシャッターが動かないのですね。それで、フロントパネルを外して、なにか、ここをこうすればそれがあっさり直る、そんな事になりはしないかと思ったのだけれどそんな事はなくてさっぱりわからんニム!
おや、この小さいピンを動かすとシャッターが開くスロ!

爪の先でピンを3ミリぐらい動かすと、シャッターが開きますね。

絞りが「ひし形」なのがわかります。 大きく開いて円形になってる時がf5.6らしいです。
この指先の微妙なコントロールでf11とか設定できるかと言うと、それちょっと無理!オレは無理。今、最大オープンじゃないな、というくらいの感触はわかるだろうけど、それが1/2なのか1/3なのか、実際にこのように「絞りを目で見て」じゃないとわからんよ。それはフィルムに感光してないって事だし。

ちなみに、レンズの下に黒テープを貼ってますが、貼らないとフィルム室に光が入ってしまうのです。

指をぐっと引いて止まったところで保持するのが楽、というか途中で保持するのは難しいので、基本f5.6で撮る事になるので、それはちょっと通常の撮影には明るすぎるような。バルブ撮影のみですからね。短くて1秒、いや0.5秒でも、あるいはもっと短くもできるけど、カメラがブレやすいですね。0.1秒と0.2秒だと露光量が倍になるのに、そのコントロールは困難だし、フラッシュの光を入れたかったら短いシャッター速度ではそれも困難。なので、基本的に数秒間撮る。としたらf5.6では明るすぎる場合が多いような。

そこでNDフィルターを使用します。

NDフィルターはよくあるガラスフィルターではなく、フジフィルムから発売されているシート状のフィルターを使用しています。75mm×75mmサイズのシートをハサミで切って、テープで貼付けています。

そんなに安くなかったりします。1/4サイズに切って、それぞれをそこそこ汚れるまで使います。
ちなみに、フジの製品の「0.8」という数字は濃度を示しているのですが、代表的なフィルターメーカーであるケンコーの番号とは違います。
https://www.fujifilm.com/jp/ja/consumer/films/sheetfilter/nd#
に対応表があります。フジの0.3がケンコーのND2で、フジの0.6がケンコーのND4で、フジの0.9がケンコーのND8にあたります。
僕は今、もっぱらフジ0.8を使用してますが、それはアマゾンでの在庫や値段にもよりますね。

バルブ撮影もフラッシュを使用しています。 フラッシュも手動で光らせます。フラッシュにはテスト発光ボタンがあるので、それを押してもいいんだけど大抵は押しにくいので(押しやすいと間違って押しちゃったりするからね)、リモコンスイッチを使用します。ここだというタイミングで発光するには操作性が良くないと。

フラッシュのリモコンは色々なメーカーのがあるけど、僕はYONGNUOを使用してます。一時期それで揃えていたので。カメラ関係は中国製の安いブランド品がいっぱいあって助かるわ〜。もっともこれから日本が衰退していくなら、中国製は高くて買えない!みたいになるのかな。

以上で説明おわり!

これは「壊れたnimsloを捨てるのがもったいないからバルブ撮影専用機にしてる」ので、もっとお手軽にバルブ撮影する方法もあります。
このブログ2019.8.22の記述にありますが、ただnimsloの電池を逆に入れるだけでバルブ撮影できるようになります。
なのでまあ、フロントパネルを外してピンを動かすのは「壊れたnimsloを捨てるな」っていう事ですよ。

Tha pino noir
2021年2月

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