前回の記述で、ステレオカードビューワ作成にあたり、レンズの都合と材質・構造でKGサイズ縦(の半分)が丁度いい、もっと大きいと無理だなあ、と書きましたが、試作品も作ってそういう結論だったのですが、「ここをこうしたらどうだろう」的な発想もあってまた試作してみました。
前回の記述はKGサイズ縦用。今回の試作はLサイズ横用。
この、ブログの写真を見ると「Lサイズ横」と「KGサイズ縦の半分」のステレオ画像の大きさ、あんまり変わらないのでは?と思われるかも知れませんが、実際にビューワで見るとけっこう迫力違いますね。もっともそれは、画像の解像度や大きさの違いではなく、レンズから画像までの距離が同じ比率ではないからです。視界の中で画像がどれくらいの大きさで見えるか同じにせずに、Lサイズ横用ビューワでは距離を近くしてるから、当然大きく見えてしまう。大きく見えるのはいい事じゃないの?そうね。でも僕としてはちょっと大きすぎるかなあ。せっかくビューワを自作するのだから、画像の隅々まで同時にクリアに見れるくらいの大きさがいい。大きすぎると隅のほうがクリアに見えないのだなあ。でもレンズの特性で、レンズと写真の距離をこれ以上離すとピントが合わないのだ。
まあ、「これくらいが迫力あっていいじゃん!」という人も少なからずいるでしょうねえ。
で、今回試作したLサイズ横用ビューワですが、ビューワとしてはまあまあ実用的になりましたね。背面がへろへろになりやすかったのを、厚紙を挟んで補強したらかなり実用的になった。しかし、製作するにあたっては、手間も材料も工程も増えて、うむむむ、売り物にするのは厳しいような。一日にいくつ作れるかと考えると、お高いビューワになってしまう。けれど、紙のビューワをそんな高い値段で売れないよなあ。
あと、ビューワ自体、あんまりかっこよくない気がする。色とか模様とかテキトーなせいもあるけど。形は小さくまとまってる方がいいな。
ただ、Lサイズはコンビニでプリントやってるけど、KGサイズはコンビニプリントやってないという、これまた悩ましい点がありますね。
さて、さっきから「売り物」と言ってますが、Tha pino noirステレオビューワはまだ在庫いっぱいあるし、この自作ビューワをどこで売るんじゃ?
それはもちろん「ISU2023JAPAN 世界ステレオ写真大会@つくば」のトレードフェアで売るんですよ!
「世界ステレオ写真大会@つくば」とは何か?
https://isu2023.stereoclub.jp/index_j.html
そのボランティアスタッフをやります。ブログの次の記述で説明します。(次じゃなかった→ https://yhmv.blogspot.com/2023/03/isu-world-congress.html )
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