2010年12月6日月曜日

せっかく経済没落中なのに 〜青少年健全育成条例に思う

このところまた東京都の青少年健全育成条例改正案が取り沙汰されてますね。

僕はここ10年ほど、漫画をほとんど読まないし、アニメも宮崎アニメぐらいしか見てないけれど、それでも"表現を規制する"というのは原理主義的に、条件反射的に反対したくなりますね。
まあ、規制したい人の気持ちもわからないではないけれど。

僕の勝手な印象だと、歴史的に、国や地域が文化的に栄えるのは、その国の興隆期ではなく、没落期な気がしますね。
統計とったわけじゃないので、ぼんやりした印象ですけど。

してみると、現在没落まっただ中の日本、100年に一度なくらい文化的に盛り上がっててもいいはず。
実はそうなのかも知れない。当事者にはわからないだけで。
国力の没落期が文化的に成熟する期間だとしたら、それは表現者にとってチャンスのはず。今がそうなのかも。
文化的な遺産をくっきり残せる時期なのかも知れない。(残すことがいいことがどうかは別として)

その時期に表現を規制するなんて、もったいない。
せっかく没落中なんだから、この機会にいろいろやっておかないと。

あるいは、この100年の日本ごときの勃興なんてさざ波みたいなものだから、文化的にもさざ波程度かも知れないけど。

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