2022年11月18日金曜日

EOS70Dを2台で立体写真 記述2 マイクスタンドとドラムセットのひしめき

記述1のつづき。

EOS 70Dを2台連結したリグを持って、ライブハウスに行きました。
Tha pino noirのライブコンサート撮影です。

客席最前列から撮って、演者までの距離は3m?もうちょい近いか?
(↓写真はトリミングもしてます)
その前にマイクスタンドがあるから、ステレオベース85mmは厳しいよなあ。

平行法

しかし自分は、写真のなかの人物に注目してしまうたちなので、↑この構図ならマイクスタンドはあまり気にならないかなあ。雑音的に処理されると言いますか。

平行法
ギターメインの写真なら、マイクスタンドが入らなければ、わりといけますね。もうちょっとステレオベース狭い方がいいけど、まあこれなら御の字かな。

平行法
 ほうら、こんなに近くても、マイクスタンドのアームがにょきっとこちらに来てなければ、立体写真として鑑賞できますよね、できますよね。

対してドラムの写真は、厳しい事になりました。

平行法

オートフォーカスで撮るから、人物ではなくドラムセットにピントがあってしまう。ドラマーMAD大内氏の表情がいいだけに、ああもったいない。
オートフォーカスでも、画面のどのあたりにピントを合わせる、というコントロールがあった気もするけど、背面モニターオフだとそんなモードなかったような。モニターオフでそんなモードがあったとしても2台のカメラでそのピント位置設定しながら撮るのはやっかいなような。
(背面モニターオフの方が同期精度上がる、と撮影当時は思ってた。けど、その後のテストでそうとも言い切れない気がするようにもなってきた)

平行法

うむむ、人物は微妙にピンボケで、ドラムの赤がキリッとしてるなあ。そしてステレオベースが近いから、かなりきつい立体です。もうこりゃ完全にドラムが、タムが主役ですね。

解決法は簡単。もっと遠くから撮ればいいんだけれど、ライブハウスのステージ、ドラムの位置、客席の関係でなかなか後ろに下がれない。後ろに下がるとアングルが変わって、ドラマーの表情が隠れてしまう。
あるいはカメラとステージの間にお客さんが入るという事が高確率で起こり得る。この日はその心配はあまりなかったけれど、カメラとステージの間があいてるのに、気を使って誰もそこに入らない(なにしろカメラが超目立つし、大人のお客が多いから)、そんな風景は盛り上がりに欠けるような気もする。

オートフォーカスはやめる?それもありかな…。

今までnimsloやNishikaで撮ってたから、一度のライブでフィルム2〜3本程度、1本18テイクだから50テイクぐらい、多くてそんなもんだったけど、この日はデジタル一眼だったから150テイクぐらい撮りました。完全にNGだなというのを消して消して、今ローカルディスクには100テイク分ぐらい残ってます。今までより断然クリアな写真が…。これはこれでヤヴァイな。

カメラ同期の失敗率はやはり5%程度でした。僕の気が焦って、オートフォーカス合焦してないのにシャッターボタン押しちゃって、それで同期合わないという事もあったけど、それは別にして5%ぐらいかな、と。

ちなみに、前回のテスト撮影では「縦ずれ」もそこそこあったけど、今回はほとんど無かったです。縦5000ピクセル以上の画像で、左右画像の縦ずれは5〜10ピクセル程度におさまっていたので、かなりの好成績ですね。カメラの向きをどうやって合わせるって、見た感じでだいたいテキトーにやるんですよ。だから、次はもっと激しくずれてるかも知れない…。

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