2011年12月25日日曜日

ぐりぐり3D試作 guriguri 3d

べつだん、目新しいテクニックでもないのですが、こんなの作ってみました。
画像の上でマウスポインタをただ動かすと、ぐりぐり3D…

ファイルの重さが1.8MBなので、環境によってはぐりぐり効果が出るまで時間かかるかも知れません。
で、これFlashなのです。iPhoneに拒絶されて斜陽フォーマットになりつつありますね。
似たようなことをしてくれるwebサービスもあるけれど、僕が知ってるそのサイトで生成されるファイルもFlashだから、今後の展望は厳しいかも。
同じ事をHTML5でできるのか?できない事はないんだろうけど、なんだか面倒そうだなあ。またお勉強しなきゃならんのでしょうなあ。

で、「ぐりぐり」と言うくらいだから、マウスをただ動かすのではなく、マウスボタンを押しながら動かしてもこうなって欲しいのだけれど、やりかたがよくわかんないな〜。

2011年12月15日木曜日

LOMOKINOがやってきた

LOMOKINOを買いました。
http://microsites.lomography.jp/lomokino/
トイカメラの定番、LOMOのシネカメラ版、ですね。
LOMOだけでなくトイカメラ全般に、そんなに興味あるわけでもなく、いや、ありますけど、
さほどのめり込むこともなく、今に至っていたのですが、動画を撮れるとなると…
いやさ35mmフィルムでムービー撮れるってスゴくね?
映画じゃん!みたいな。

もちろんトイカメラなんで、商業映画のクリアさとは真逆なのは重々承知。
どころか、サンプルにズキューンと撃たれました。
いいな、このテイスト!


このカメラの存在を知ってから翌々日ぐらいに注文しました。僕にしては「衝動買い」の部類です。
値段安いですからね。7900円ですよ!
Lomographyのwebショップでフィルムも一緒に注文。
とりあえずLomographyの会員になったらポイントもらえたんで、1000円安く買えました。

なああんかお洒落なハコに入ってます。Apple製品かオマエは!
お洒落な取扱説明書と立派なブックレットもありますよ〜。
で、お洒落な付属品はいいんだけど、肝心の本体がね〜。
トイだけあってなかなかチープな質感です。
質感は別にいいんだけど、一番よく動かすフィルム回転レバーがプラスチックで、使ってるうちに折れたりするんじゃないかと不安。
トイカメラなんだから贅沢言うな?でも、こんな立派なブックレットも込みで7900円だから、本体のみだと幾らなんだろう。
ブックレットなんぞに金かけるんだったら、カメラの要所要所を堅牢にしてほしい。全体の質感はこだわりません。

フィルムを取り出す時に、巻き上げレバーを引っ張って軸を少し外に出すんだけど、これが固くてなかなか動かない。巻き上げレバーを引っ張るしかないんだけど、これも弱々しいプラスチックなので、力まかせに引っ張るのは抵抗ある。抵抗あるけどそうするしかない。これもどうにかして欲しい。

説明書もわかりにくいですね。小さくて読みにくくて、イラストがない。
説明文とは関係ない写真がパラパラアニメになって、最初は「なんかいいぞこれ」と思いましたがねえ。
webに説明動画があって、なんとかフィルム装填できたけど、説明書だけだったらちゃんとできたかどうか。
http://vimeo.com/31433952
(これも決してわかりやすいムービーではないな…)

浅草でテスト撮影しました。
天気は曇りでした。
フィルムはLomographyのwebショップで買った、ISO400のネガフィルム、たぶん一番フツーのやつです。
36枚撮りフィルムで144フレーム撮れます。普通の写真1枚分のフィルム面に4コマ撮るのですね。
だからこんな横長なのです。

Lomographyのラボが世田谷にあって、そこにフィルムを送ると現像とデータ化・ムービー化してくれるんですが、それが1470円+送料で、メール便じゃなく宅急便を推奨してて、それって往復の送料がとんでもなくかかるじゃん。
なのでまあ、とりあえず今回は近所のDPE屋で現像して、デジタイズは自宅でやりました。

ライトボックスがあるので、それに乗せて、デジカメ(EOS)で接写しました。
で、PCに取り込んで、切り抜いて、ひとコマづつ画像ファイルにして…半日かかったよも〜!
デジカメのホワイトバランスの設定も有るし、PCで色やコントラストをいじってるので、フィルムそのままではないのですが、テスト撮影はまあこんな感じです。
浅草の雷門→浅草の山田うどん→浅草寺、というロケーションですが、なぜ山田うどんなのかって、あのどんぶりとうどんのオブジェ、動いてるんですよ。これはムービー向きだな、と思って。
でも、わかんないですね、これじゃあ。
もうちょっとクリアに撮れてるのかと思ってたけど、甘かった。もっと近くで撮らないと。

撮影は手回しで行うので、1秒何フレームと正確に言えないんだけど、まあ2フレームぐらいかな。
上のムービーの再生fpsは4フレーム/秒です。
Lomographyのサイトによると、撮影は最速3〜5フレーム/秒らしいです。まあ確かにそんなもんでしょうねえ。そして、速く回すとブレます。ゆっくりでもブレるけど。
カメラを顔に押し付けるようにして撮りました。その方がブレないので。あまりかっこよくないけど、ファインダーも見やすいし。

Lomographyのサンプルみたいに色を奇麗にするにはどうするか。まだまだ試行錯誤がつづきそうです。
もっと明るい日中に撮れ、っていうこともあるんだろうけど。

クロスプロセス用?のフィルムも買ったけど、それはロモラボに送って現像してもらわなきゃならないだろうから、あまり使わない方向で行きたいです。コストの問題で。


2011年12月7日水曜日

前田瑠美プロモーションビデオ EOS 7Dでスローモーション

闘う歌姫!前田瑠美のプロモーションビデオを制作しました。


特に後半、スローモーションをばんばん使ってますが、これはEOS 7Dで60fps撮影して、2倍に引き延ばしているのです。完成ムービーが30fpsなのでなめらかです。
スローモーションとは言っても、2倍なのでまあ、ちょいスローな程度ですけど、速い空手の動きだと、なんとなく効果を感じますね。

7Dの60fps撮影は1280×720のセミHDになってしまいます。
それでも気になっていたんだけど、ほとんど使っていなかったのは、買って間もない頃にやってみて
「そんなに奇麗なスローにならないな〜」と勘違いして思い込んでいたいからです。

60fpsで撮って、FinalCut Proのタイムラインにムービーを配置して、右クリックメニューの「時間」でパーセントを指定して調節、てな事をやってたのです。
で、な〜んだ、奇麗なスローにならないじゃん、60fpsってこんなもんなのかな、って。
最近になって気付いたのですけど、このやり方だとダメなんですね。60コマを2秒に引き延ばしても30コマ+30コマにならない。

ひょっとしたらと思ってQuickTime Proで2倍に引き延ばしてみたら、うわ〜、なめらかなスローになるじゃん!
そうか、そうなのか〜。なんでFinalCutはダメなんだも〜。

で、今回は空手ですからね!これはスローモーションやらないと!
と思ってすべて60fpsで撮りました。
スローと言っても2倍ですからね。アクション映画好きとしては4倍ぐらい欲しいんだけど、しゃあない。隠し味程度の効果になるかな、と思ってましたが、やってみたらわりと効果ありますね。
効果を感じられなかったら、多少カクカクするのは覚悟の上で、更にFinalCutで1.5〜2倍ぐらいにしようか、と思ってたんですけどやらずに済みました。

本来なめらかにならないはずのスローでも、なめらかに見せるソフトウェアとして「Twixtor」というのがあります。
http://www.flashbackj.com/revision_effects/twixtor/
これの無料トライアル版をダウンロードして使ってみたんだけど、う〜ん、それなりに自然に見える時もあるけど、ダメな時も多々ありますね。。
今回はとりあえず導入見送りました。

ところで、後半の「組み手」のシーン、早送り効果みたいな事はしてないのだけれど、なんだか実際よりも早く再生してるように見える箇所がありますね。
なんでだろう。
スロー再生するつもりで撮ったので、シャッター速度を1/100にしました。
ちょっと速い、ということなんだけど、そのせいかな。
いずれにせよ蛍光灯の光のみなので、シャッター速度は1/100にしたいですよね。1/60や1/125だとフリッカーが出ます。
そう、空手の屋内シーンは天井からの蛍光灯のみなのです。
しかも節電で本数減らされてた。
そんな貧弱な照明下の映像なので…ええい、いっそのことチープに見えるフィルターをかけてしまえ!
という次第なのです。
だから、だから、これを7Dで撮ったと、あまり大声で言うのは恥ずかしいですね。

ちなみに上のプロモーションビデオ、一日で撮影しました。
あっち行ったりこっち行ったり、でしたね。

前田留美オフィシャルwebサイト
http://maedarumi.main.jp/index.html

2011年12月1日木曜日

Spyder Cubeを使ってみる

Spyder Cubeなるものを買ってみました。
デジカメで写真を撮ってから、ホワイトバランスをワンクリックで合わせられるのと、
下の丸い穴を使って「黒」も調整できるらしい。

デジタル一眼を買ってから、特に最近はRAWで撮ることにしてます。
後でホワイトバランスを調整できるなんて、便利だわ〜。
でも、モニターの調整をちゃんとやってる気がしないので…
気がしないって何だよ、だってiMacだもん、モニター調整したって「iMac標準」とかにあわせるだけで、これってデフォルトじゃん、買ってからずっと同じじゃん、ていうか、iMacの液晶モニターって、見る角度で色や明るさが違うから、気にしてもしゃあないのか。気になる部分は正面から見るようにしてるけど。

そんなこんなで、とりあえずデータとして正しいホワイトバランスの画像を残しておきたい。発表するなら正しいものにしたい。たとえ眼に見えているものが違っているとしても。。

上のグレイ部分をRAW現像ソフトの「ホワイトバランス調整」モードのスポイトツールでクリックすると、それだけでホワイトバランス調整できてしまう。まことに結構ですな〜。
で、下の穴がRGB値0,0,0になるように、それでいて円の境界がわかるように黒を調整するそうなのですが、う〜ん、実際には円の中すべてが0,0,0だとかなり全体が暗くなりそうな。すべてじゃなくてもいいでしょ。

で、買ってみて思ったのが、けっこうでかいな、と。
いや、普通かも知れないけれど、接写をいっぱい撮ってる僕にしてみたら、あれ、このサイズだと…
うわ〜、画面に入りきらないよ。(補正前、カメラの設定のままの写真です↑)
本来なら、画面の中央か、メインの被写体の近くに置くのがいいようだけど、そうもいかないのでこんなふうにします。
で、グレイの部分をスポイトツールでクリックしてホワイトバランスを調整するのだけど、同じように見えるグレイでも、クリックする場所で微妙に違うので、結局はその時の見た目で。。
で、黒い円のRGB値が0,0,0になるように…でも円の輪郭はわかるように…
こう…ですか?
ちょっと円の輪郭がわかりにくくなりましたね。だって暗くしないと0,0,0にならないんだもん。
JPEGに変換したので、更にわかりにくくなってる気もする。
ていうか、こっち面を向いてるSpyderCubeの白をRGB値同じにすると、青っぽく見えるんです。この写真はだからRGB値違う画像なのです。モニターおかしいのかな。眼がおかしいのか?

こうして撮って補正したのがこれです。(平行法立体写真です)
IMG_2148 ミルクレープ (parallel 3D)
ちょっときついな、この立体。



よく知らないんですが、ワンクリックでホワイトバランスを調整するのならもっと安い「グレーカード」なんつうのもあるらしいですね。
でもこれは白い部分と黒い部分でRGB値を見ながら更に調整できるから、まあいいんじゃないかと。
けれど、RGB値をとにかく合わせよう合わせようとしてしまう性分なので、補正に時間かかりますね〜。
接写用にもっと小さいのがあったらいいな。