於TOHOシネマズ錦糸町
見たのは2週間ぐらい前、もっと前かな。
いつものTOHO西新井でもやってたけど、ぼやぼやしてたら朝1回しかやらなくなっちゃって、レイトショーでやってる錦糸町で見たのです。
TOHOシネマズ錦糸町は何年ぶりだろう。「サンシャシン2057」以来かな。
Elysium
2013年アメリカ映画
監督 ニール・ブロムカンプ
ブロムカンプの「第9地区」は見てなくて、だいたいが「エリジウム」より評価高いみたいですね。
ふうん、そうなんだー。
でもオレ、「エリジウム」すげー面白かったけどなあ。
格差社会を描くという意味では確かに、かなり足りない気がするけれど、娯楽映画としては充分面白いです。
こいう小ネタ満載のSF大好き!
大ネタは…やはり格差社会とスペースコロニーなんだろうけど、
格差社会についてはリアリティ描写がいまいちと言いますか、そもそもの解決方法がボタンひとつで一発逆転っていう、そんな安直に解決できるものとしているところからして、これは「社会派映画ではない」と宣言してるわけで、あまり意識すると幻滅してしまう。
「社会派映画ではない」としながらも、これくらいの映画がいっぱいあればじわじわと中流階級の意識が変わるんじゃないかと、淡い期待があるのかも知れない。
スペースコロニーも昔からあるSF的アイディアなので、それ自体は目新しくないけれど、この堂々とした描写はやっぱり新鮮ですね。映画館で見るといいなあ。
小ネタ、ちょっとプラスな描写が多くて、大きなマイナスがないから(娯楽映画とわりきって見れば)、映画が進むにつれてこっちはどんどん高揚していきます!
スペースコロニーで、桜吹雪舞い散るなかでの戦いとか、かっこいい〜!そうだよね、贅沢な「夢の世界」を実現するんだから、常に桜が舞い散っているから(桜かどうか正確には知らないけど)、あちこちで隔壁が壊れたら「裏方ゾーン」に花びらがやってくるわけだ!なんて美しい皮肉!
ジョディ・フォスターがまたいいですね〜。もうそこそこお歳をめされてるので、こちらもそれなりに覚悟していましたが、まさかこんなにウキウキしちゃうなんて。どうなってんだオレは。ハキハキと野望に突き進む姿が、なんともりりしいのですよ。
素敵な小ネタが多いだけに、肉体改造されたマット・デイモンの姿は、もうちょっとなんとかならなかったのか。
ただパワーが大きくなって、電子情報を直接やりとりできるようになって…うーん、もっと戦闘能力がアップグレードされた感が欲しいですねえ。
たぶんされてるんだろうけど、相手が互角だと普通に殴り合ってるだけのように見えてしまうし。ラストは普通にプロレス的な殴り合いになってしまうのは残念ですねえ。本作に限らず、ほとんどの米国アクション映画がそうなんだけど。
見た目ももっとスマートにするか、ゴテゴテでマット・デイモンの肉体美がもったいないくらいにして欲しかったなあ。クリューガーと比べて中途半端なのですよ。
音楽がよかった!
映画の効果音も斬新で迫力あったけど、その路線を延長させたような音楽の重量感と突き刺さり感たるや!
作曲家はライアン・エイモン Ryan Amon 知らない人ですが、本作で皆が大注目間違いなしですね。
近頃ではブログにあまり書かなくなりましたが、これでも映画をちょこちょこ見てるのです。で、最近は特に、エンドクレジットが楽しみな映画が多いです。音楽がいいんですよ。作曲家の腕のふるいどころですから。(もちろん本編で、ある程度楽しめてこそですが)
本作もしかり。映画が終わる頃になると、これでエンドクレジットではどんなサウンドをふるってくれるんだろうとわくわくしてました。そして大満足!
速攻、アマゾンでサントラCD買いました。
僕が買ったのはもっと安い輸入盤なんだけど、国内盤には日本のライターがライアン・エイモンにインタビューして書いた、音源制作秘話みたいなライナーノーツがあるらしい。そうと知ってたら国内盤買ってもよかったなあ。
更にiTunesは1200円じゃん、輸入CDより安いじゃん、どうせ解説がないならこっちでもよかった。
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