2019年9月26日木曜日

Neewerマクロスライダーで静物の立体撮影

以前からハクバの2ウェイシフターを使用して静物(主に食べ物)の立体写真を撮っていました。
それはとてもいいマクロ撮影用のスライダーなのですが、移動幅が60mm程度なのがさみしいですね。この多視点時代に!
Fotomateのもっと長いスライダーもありますが、少々ガタツキもあって、あまりマクロには向いてないかな〜。

Neewerマクロスライダー買ってみました。
製品番号とか固有名とかないので、何年か後になってもこれがNeewerマクロスライダーで通じるのかどうかわかりません。
目盛りを見ると110mmの移動幅があるようですね。わーい。
三脚取り付けネジは3/8インチネジですが、1/4インチネジへの変換アダプターが付属してます。三脚取り付け部はアルカスイスのプレート互換です。らしいです。俺アルカスイス持ってないから。

EOS 70Dを乗っけて静物の立体撮影してみた。

唐揚げ!
ばっちり立体撮影にも使えます。
ガタツキはあんまりない。そりゃちょっとはあるけど、スライドしてて手に感じるようなガタツキはなくて、それでも撮った写真が上下に僅かにずれてるから、ガタツキ?いや、ある程度長いスライダーだったら揺れやすくなるから?そもそも三脚と雲台がどれほど安定しているのか?原因がはっきりしないくらいの揺れなので、これくらいのマクロだったら充分許容できます。

難点は、移動させるためのネジが固くて重くて、指で回しやすいように太くなってるけど、それでも重い。 (上の製品写真の両端にある赤い部分)
あんまり軽いと不用意に動いてしまうからあえて重くしてるんだろうけど、もうちょっと軽くならんかなあ。調節はできないようだし。2、3ミリ動かす程度ならこれくらい重くていいんだけどね。立体写真撮るにあたって、撮る前にスライダー動かしてテストする、右画像と左画像どこからどこまで動かすかテストするから、6cmや7cm動かす場合がよくあって、このスライダーでそんなに移動するのは手が疲れるぞー。
あと、カメラを取り付けるネジも重いと言うか、どうやら上からカメラを押しつけるようにすると軽くなるんだけど、それが使いやすいかと言われるとう〜ん。

難点と言うか、仕方ないんだけど、ハクバ2ウェイシフターに慣れてしまってるので、前後にも動いた方がいいなあ。もういっこ買えばいいのか。

今回、スライダーが長くなったので45視点以上撮ってみました。LookingGlassが45視点らしいから!でも基準点を合わせて45枚の位置調整するには45枚のビットマップレイヤーを含んだファイルを作成・編集せねばならず、それが4KだったりしたらオレのPCとソフトでは能力ギリギリなのだ。何かやるとアプリケーションが予期せず終了しがちなので、とにかく保存して何かやって保存して何かやってあら終了しちゃったーの繰り返し。嫌になっちゃった。まあ何か会心作でもあれば45視点ファイル作るかなー。PC買い替えろ!




2019年9月19日木曜日

うちのプリンターは1200Dpiでプリントできるのか?

このところまたぞろレンチキュラー熱が上がってまして、いろいろテストしてるのです。
視点数が多い方がレンチキュラーレンズによる縦線が気になりにくい、かも知れない。となると10視点ぐらいあってもいいよな〜、てことは60Lpiだと600Dpi以上の解像度でプリントしないとね。倍の1200Dpiぐらいあってもいいよな、オレのプリンターは…カタログ値で横方向4800Dpiだって、すげー!充分だ!と思ってそんなようなツイートをしたら、カタログ値はあてにならない、実際にはそんな高解像度ではない、という指摘を受けまして、そうなのかー!うーん、じゃあどれくらい細かくプリントできるんだ?
テストしてみよう。

僕のプリンターはキャノンのIP2600。買ってから10年ぐらい経ってるかな。おっと検索したらこのブログに記述ありました。2008年4月、11年前だ。
https://yhmv.blogspot.com/2008/04/pixus.html

さて、どうやって検証するか。
1ピクセルのラインを引いて、色違いのラインを隣に引いて、それがクリアな縞柄に見えればいいのだ。
こんなような画像をプリントします。太さ1ピクセルで、ファイルの設定1200Dpiにしてます。太さ2ピクセルのを同じファイルに描いて、それがクリアに見えれば600Dpiのプリントができる。太さ3ピクセルのラインも描いてそれがクリアに見えれば400Dpiのプリントが可能、という事ですよね…

クリアに見えればって、見えるのかよ、肉眼では難しいし顕微鏡持ってないし。
しかしオレにはSIGMA 50mmマクロレンズがあるのだ!
プリントした用紙はキャノンの写真用紙光沢(しかし買ってから3年ぐらい経ってる気がする。袋に入れたまま日陰で保管してました。冷暗所ではないなあ)。

撮ってみた。
1200Dpiの部分。
 カメラはEOS70D。この画像↑は横600ピクセルですが、撮った画像の一部分、600ピクセル部分だけ切り抜いてます。
うーん、縞柄というよりセーターの編み目みたいですね。

600Dpi相当部分。
 おー、縞柄にはなってますね。3色だか2色だかわかりませんなこりゃあ。

 400Dpi相当部分。
3色かな、4色かな。
変な色の違いは撮影環境やレンズに起因するものだったり、PCでデジカメ画像を補正してるからでもあります。また、ブログにアップしてるのはJPEG画像なのでその点でも本来の写真とはわずかに違うはずです。
ここで注目すべきは色の境目がクリアに見えるかです。 
全然クリアじゃないけど、400Dpiは実用の範囲内だろうし、600Dpiも設定したならそれなりの効果はありそうです。1200Dpiはうーん、どうなんでしょうかねえ。1200Dpiでレンチキュラー画像作っても、細かくしたなりの効果がそれほどない、という事でしょうか。


2019年9月1日日曜日

RETO 3Dがやってきた

3眼フィルムカメラの新製品が発売されました。
RETO 3D
どうですか、この「箱カメラ」的たたずまい!私はこのデザイン好きです。

メーカーは香港かな。あちらはフィルムカメラが盛んなようですから。
https://www.retoproject.com/

半年ぐらい前にクラウドファンディングで出資者を集めてました。気にはなったけどもう僕が知った時にはカメラ1台のみバックのお手軽出資コースは締め切られてて、じゃあまあ、そのうち一般販売されるかな、されなくても3眼はオレいろいろ持ってるからいいや!とか思ってたのですが、販売されるなら欲しいよね!
高円寺のフィルムカメラ屋さんVOIDLENSの通販で買いました。
https://voidlens.thebase.in/
インスタでフォローしててその投稿で販売を知ったのですよ。
メーカーサイトの価格が99USDで、VOIDLENSだと12800円。充分良心的な、本当の代理店ですね〜。

説明書によると絞りはf10でシャッター速度1/125のみの固定露出。ふむふむ。
フラッシュ内蔵なのはいいですね。ただ、電池が単三1本だけなので光は強くないかも。
三脚ネジ穴ありません。残念。

撮ってみた。
しかし、最初に撮ったのが数人の集合写真で、3メートルぐらい離れてたかなあ。屋内なのでフラッシュ使ったけど、全然光が足りなかった。暗い!ISO200のフィルムでした。このブログはふだん失敗写真もアップするんだけど、この時はタレントさんを楽屋で撮ったのでアップしません。権利の問題もあるけど、あまりに失敗してる写真なので、彼らに見せると3Dフィルムカメラの認知が阻害されてしまう可能性が強い。
その後、家で猫を撮ってたら、数テイクでフラッシュ様がお亡くなりになりました。光らなくなっちゃったよ〜。
こういう時は香港と直接じゃなくて代理店がいるのがいいね。VOIDLENSに連絡して代替品を送ってもらいました。

なので、今回アップしてる画像は、最初のカメラで撮った写真です。代替品はまだフィルムを1本撮り切ってないのです。

縁日のお面屋さん
フィルムは Kodak GOLD 200
奇麗に撮れてると思いますよ。

無補正のGIF
歪みは少しあるけど、あんまりないですね。
明るさの違いが気になるかなあ。まあアナログ的なノイズも楽しむのがコンセプトなようだから細かい事は言うなと。むしろもっとワイルドな3眼カメラありますからね。

補正してみた。

クローズアップレンズを付けて…
付けてと言っても手でカメラレンズの前に保持しただけですが…
猫を撮ってみた。補正済み。


犬も撮った。クローズアップなしで、歪みや明るさの補正してません。
こうなると微妙なちらつきも趣がありますね。

以上、今、手元にあるRETO 3D個体の写真ではないので、またそれはいずれブログに書きます。
(書きました。2019.10.19「RETO 3Dがやってきた 記述2」)