2007年12月6日木曜日

映画「沈黙の報復」renegade justice

於銀座シネパトス

銀座シネパトスでのスチーブン・セガール3本連続公開。「オヤジの映画祭」だって、まあいいけど。
どれか1本ぐらい見ようと思ってたら、もう終わり近くになってしまった。
明日までです。

「沈黙の報復」
Renegade Justice
2007年 アメリカ映画
ドン・E・ファンルロイ監督

ハズレでしたね。
そんなに低いクオリティでもないけれど、あまりテンション高くないと言いますか、ウェットな内容もあって、勢いが持続しないですね。
B級映画から勢いを取ったらロクなものが残らないし、ロクな映画じゃなかった。

画像がやたらノイジーなのは、フィルムじゃなくてビデオカメラを使ってるから?
それだけ低予算なんだろうなあ。だからダニー・トレホもちょこっとしか出ないんだな。
トレホの店でひと暴れして欲しかったなあ。

それらの事すべて許せるとしても、
なんでラスト、あのギャングを殺さないの?
わかんなーい!それまで殺さなくてもいい人だって殺してたのに、なんであの"極悪人"を殺さないの?
そりゃ、息子を殺した実行犯だけに復讐できればいい、って言ってたけど、気が済んだからもういいや、ってオマエそれなんだよ!
それでもアクションスターか!?息子が浮かばれないぞ!
「オレは奴らよりもワルだ」ってセガール自身が言ってたじゃないか。だったら容赦なく皆殺しにしろよー!
映画のストーリイ上も設定上も、全然生き残る価値も予感もないギャングのボスを、もういいや、って殺さないの?
復讐の連鎖はよくない、という事なのかな。
最近のセガール映画の流行りで、黒人のギャングスターは大切にするのかな?
でもそれまで、そんな作りの映画じゃなかったぞ。
息子が殺された事による復讐劇。善良な隣人のいさめも聞かずに、黙々と復讐に走る姿は「オヤジの映画祭」の最後を飾るにふさわしいハードボイルドっぷり…、になったかも知れないのに、なんだよこの映画!

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