2022年12月8日木曜日

PENTAXステレオアダプター×2で4眼撮影してみる 記述2 - 実は同期してなかった

 記述1の続きです。

日没後の公園でパフォーマンスユニット「燃えるゴミ」との撮影会を始める前に、 2台のカメラが同期するかどうかチェックしないとね…いつものように右カメラを親機(シャッターボタンを押す方)にして、親機に付けたフラッシュの光が左カメラで撮れるかどうか…あれれ、うまくいきませんね。左カメラの画像暗いですね、同期がいまいちですね。こういう時は電源を一回切って…それでもダメならバッテリーを一度抜いてまた入れる、それだけで何かがリフレッシュするのか同期復活する場合もあるのだけれど、バッテリーを抜くとなると、一度決めたリグのカメラ位置をまた決めなおす事になって、決めなおしたっていいんだけどちょっと面倒なので、試しに左カメラのシャッターボタン押したら、おや普通に同期してるみたい、フラッシュは右機に付けたままだけど、両方の画像にフラッシュの光入りますね、じゃあいいかこれで。左カメラのシャッターボタン押しにくいけどまあいいや。

そのままバシバシ撮って撮って、この日は100枚ぐらい撮ったけど(デジカメだからね。これがフィルムだったらえらいこっちゃ)、 すべて同期ばっちりだ、終わって気付いたけどすげー好成績じゃん!だいたい5%ぐらいは同期失敗するのだが。

しかし、後で写真を見たら、実はほとんどが同期失敗してるのこれ? GIFアニメにするとよくわかる。(しなくてもわかるけど)

この日、ほとんどのテイクはシャッター速度4秒のスローシャッターで、フラッシュは先幕シンクロ(4秒のうちの最初に光る)。 

女性パフォーマーが「黄色く光る棒」を持って、男性パフォーマーが「赤く光る棒」と「カラフルに光る棒」 を持っている。それぞれを振り回していて、光のラインの長さが違うぶん、シャッターのタイミングがずれているのですね。

左カメラの画像ではシャッターが開いて、黄色い棒が動いてからフラッシュが光ったのが見てとれる。

一方、右カメラは

シャッターが左カメラよりやや遅れて開いて、同時にフラッシュが光る。男性パフォーマーの「カラフルに光る棒」の軌跡が左カメラの画像より長いのは、シャッターが閉じるタイミングもそのぶん遅かったから。

そうか、同期してなかったか。シャッター速度4/1秒だから、フラッシュが遅く光ったから失敗写真にならなかったのね。
まあ、これもこれで面白い。欲を言えば、4枚の画像で少しづつずれてくれれば面白い表現になるけど、このシステムではそうもいかないか。
もし右カメラのシャッターボタンで撮ってたら全滅だったという事か。(そうなる前に対策は講じるけど)
しかしスローシンクロでこのやり方なら、この光ラインのずれをよしとするなら、「今のいい感じだったのに、同期が失敗してる!」てな事はなく撮影できますね。それもいいよね。今回、同期の失敗によるNGテイクがなかった。同期失敗しててもNGにはならなかった。

とは言え、フラッシュ非接続機のシャッターボタンで必ずこうなる、という事でもないと思う…今後またテストはするけど、結果まちまちになるんだろうなあ。なのでこの手がまた使えるかどうか、明言はできません。けど、フラッシュ接続した右カメラのシャッターで、なんか同期が調子悪いなあと思ったら、スローシンクロなら、試してみる価値大いにありますね。

 

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