2025年9月18日木曜日

LOREO 9005 x2台とHolgaレンズで5眼やってみる

 このブログ前々回の記述で、EOS 70Dを3台同期させて3眼ステレオ撮影する事について書きました。さて、カメラ3台同期できるんだから、2台にLOREOの2眼レンズをつけて4眼、
(…いつもやってるやつ。このブログのラベルLOREO 9005x2)
更にもう1台、普通のシングルレンズ付けて5眼のリグができるんじゃないですか。

やってみた。

中央カメラのレンズはHolga HL-Cです。普通のレンズかって言われるとまあ、ステレオレンズではなくシングルだから、普通。
もっと普通のCanonかシグマのレンズで最初にテストしてみたら、LOREOと違ってあまりにシャープで質感が違う、違いすぎて、レンズ位置の違いによる立体表現よりも、質感の違いが気になってしまう。(それはそれで面白い映像になる予感もあるけど)
Holgaレンズだったら、LOREOと同じようにプラスチックレンズだから、質感が似てるかもしれない。
そうかな?そうなのかな?

Holga HL-Cって周辺が暗くなるように、こんな姑息な穴あけてんだよな、ぷちぷちと。


リグの説明
ベースにしてるバーは、UNのマルチカメラバーII 
https://www.un-ltd.co.jp/unx-5708/
アマゾンで売ってなくて、ビックカメラの通販で買いました。
https://www.biccamera.com/bc/item/10237413/
9900円!お安くないわ。でも前回使用したKoolehaoda 400mmクイックリリースプレートよりも、やっぱりちゃんとしっかり使える。あとたぶんKoolehaoda 400mmでは長さが足りないんじゃないかな〜とも思ったので。UNマルチカメラバーIIの方が少しだけ長い。その少しの違いが大きいかもしれない。

他のバーと並べてみた。

上段:UN マルチカメラバーII
中段:Koolehaoda 400mmクイックリリースプレート
下段:エツミ フリーツインプレート よく使ってます。けど一眼レフ3台並べるには短い。

レンズの高さをできるだけ合わせたいので、スペーサーとして既に持っているクイックシューやエツミ止めネジなどを使いました。
止めネジはきつく締めても逆方向にはくるっと回ってしまう事があるので、テスト撮影用の応急的なスペーサーです。


テスト撮影。
ねこさん。

このような5つの画像を同時に撮れます。

GIF化
被写体までの距離は1メートルぐらい。レンズ間隔90mmで撮るには近すぎるけど、遠くの背景が写らなければまあ、これくらいスムーズなアニメーションに…なりますね。

テスト撮影。
セルフ・ポートレイト。



やはり、Holgaレンズの極端な周辺光量落ちはLOREOとの違いがはっきりしてて…面白い?

2025年9月12日金曜日

EOS 70Dを3台、二又ケーブルで同期 記述2 - テスト撮影

 記述1の続き

ボディはEOS 70D、レンズはEF-S 24mmの3眼システムができやしたぜ。

テスト撮影!
東武野田線、愛宕駅近くの歩道橋から。
レンズ間隔112mmだから、普通に2〜3メートルの距離で撮っては近すぎるから、これくらいがいいかな…
一番近くの被写体がもうちょっと遠くてもいいかな。

これくらい?
遠くの背景まで写すなら、近くの被写体がもう少し遠くてもいいかな。
斜め上から撮ってるせいか、ミニチュアっぽく見えますね。図らずも。

これがその歩道橋。文化財として保存してもらいたい。

夜、近所のセブンイレブン。
せっかくカメラボディ3台なんだから、それぞれシャッター速度を変えてみた。
3D表現だけでなく、Gifとしても面白い表現を求めるなら、レンズ位置の違いだけではない変化が欲しいよね。今までは4レンズでもカメラ2台だから、シャッター速度などの設定も2通りしかない。その点は今回の3レンズシステムがいい、 Loreoの4眼(このブログのラベル「LOREO9005x2」)より断然クリアな写真が撮れるのもいい、けど112mmってちょっと広いよなあ。

2025年9月7日日曜日

EOS 70Dを3台、二又ケーブルで同期 記述1

 Canonのミラー有り一眼、EOS 70Dを2台同期しての立体写真撮影については
このブログ2020.6.11の記述2020.6.13の記述2022.10.31の記述2022.11.18の記述などなどあります。
普通の音声用のステレオマイクロプラグケーブル(2.5mm径 3極)でカメラのリモートポートをつなぐだけでお手軽に同期できるのでよく使ってます。

ここで言う同期の精度は、シャッター速度1/100秒ぐらいで、どちらかのフラッシュの光をもう片方でも撮れる程度です。だから1/500秒で同期させたいとかはちょっと無理。
あと、ミラーアップ撮影した方が同期が安定します。ざっくり95%ぐらいのテイクで成功します。ミラーアップしないと、同期成功が続くこともあるけど、失敗が何枚も続くこともあって、途方にくれます。

さて、同期に使う音声用ケーブル、ステレオマイクロじゃなくてステレオミニ(3.5mm径 3極)だったら二又のケーブル売ってるよなあ。3.5mm→2.5mm変換アダプター使えば3台のEOS 70Dを同期できるのではないか?

ステレオミニの二股アダプターに、普通のステレオミニケーブル刺して、先端はステレオミニ(3.5mm 3極)→ステレオマイクロ(2.5mm 3極)の変換アダプター。L型のアダプターを使ってます。今回はL型の必要ないけど、後々L型の方がいい時があるからLで揃えました。

カメラのリモートポートに刺す。


試しに、二又ケーブルで2台だけ繋いでみたら同期できたので、こりゃ3台でもいけるんじゃないか。

カメラのリモートポートがステレオマイクロなら別に70Dじゃなくてもいいんだけど、もう既に2台持ってるし、70Dのボディだけなら中古で3万円ぐらいで買えるぞ。
ちなみに、Canonミラーレス機ではリモートポートがステレオマイクロであったとしても、うまく同期せずエラーになる、らしいです。人から聞いた話です。検証してません。ミラーレス持ってないし。なぜうまくいかないのかの説明も受けたので、いずれこのブログにも書きたいと思います。受け売りですけど。

そして中古70Dをもう1台買いました。アマゾンで31500円。もっと安いのもあったけど、そっちは状態が悪そうな説明書きあったのでやめとこ。こっちは純正バッテリー1個と互換バッテリー2個付属(バッテリーチャージャー・説明書は無し)だから、まあ悪い値段じゃないと思う。

今回買った中古品、何故か背面モニターに映る映像がやや緑っぽい。カメラ本体の設定でリセットしてみたけど、変わらず。これは問題かな…いや、写真データをPCに取り込んでRAW現像したら設定通りの色になったので、さほど問題ではないさ。

レンズも買いました。だって同じメーカー、同じ型番のレンズ3本要るじゃん。
本当はシグマの30mmレンズが欲しかったけど、中古でも3、4万するし、ステレオベース(レンズ間の距離)がどうしても広くなるから、一般的には広角な方がいいよなあ…
CanonのEF-S 24mmを買いました。これも既に2つ持ってたから。中古で1万円ちょいぐらいだし。とにかくあんまりお金を使いたくないからね。

今までの平バーは長さが少し足りなくて3台並ばないので、アマゾンで安いのを購入。

下:今までよく使っていたエツミ フリーツインプレート
上:今回購入したKoolehaoda 400mmクイックリリースプレート
クイックリリースと書いてあるけど、プレートを三脚に付けるのがアルカスイス対応であって、カメラ取り付けは全然クイックじゃない。
あと、400mmってのはプレート本体の長さで、ネジ穴からネジ穴は…330mmぐらい。


L型ブラケットも中国製の安いのを3つ買いました。今までのは日本製だけど別メーカーで高さが微妙に合わなかったりなんだりで、同一メーカーのを安いのでもいいから揃えよう、と思って。


今回購入した400mm平バー、ネジをしっかり締めてもカメラが動いてしまう。100均で買った家具滑り止めを挟んでみたけど駄目、ビニールテープを滑り止めとして貼ってみたけど駄目。なんだよこれも〜う。


やっかいなプレートを買っちまった。しかし、アマゾンではこれより長いの見当たらないんだよね。二本つなげて長くするのがあったけど、三脚使用が前提っぽいので却下。

幸い?L型ブラケットにネジ穴がいっぱいあるので、2個所で止めれば動かないぞ。
Dリング付きネジも買った。


ネジ締めるとこが狭くてすんんんんごい締めにくい。でもやったよ。


追記
Koolehaoda 400mmプレート、上下にアルカスイスプレートの入るクイックリリースがあれば、ぐっと使いやすくなる事を後で知った。むしろそっちが前提かも。


当然、カメラの向きはバーに対して直角にしかならない、まあいいや。その方がストイックだ。


ステレオベースは112mm。そんなにあるのか…



ギチギチにカメラを寄せるので、セッティングもバラしも順番があって面倒です!バッテリー交換とかめんどいよ。

二又ケーブルで3台をつないで軽くテスト。ばっちり同期しますね。2台同期と同じぐらいの成功率ではないかと。そして、どのカメラを親機にもできます。

テスト撮影は記述2