2009年6月25日木曜日

学研「大人の科学マガジン」ステレオピンホールカメラ stereo pinhole camera

とりあえず安いスレテオカメラが欲しかったので、買ってみました。
前から売ってるのは知ってたけど、アマゾンの欲しいものリストには入れてたけど、針穴写真にあまり熱が上がらなくてそれっきりでした。



いっぱいステレオ写真が掲載されてますが、やはりピンホール写真、ただぼやっとしてるだで、そんなにおもむきがあるとは思えないのだが…。

写真をパラパラと見て、読み物は飛ばして、
付属のカメラをさあ組み立て!
そんなに難しくもなく、適度に細かくて、わかりやすくて、いいですね。
でも部品がいっこないんだなあ。ウレタンの小さなリング。ふたつあるはずなのに、ひとつしか入ってない、と思う。
まあいいや、ないままで作ってしまった。大丈夫だ。

構造的に二つのシャッターは必ず同期されますが、そもそもピンホールカメラは、普通に昼間屋外で撮ってもシャッター速度1/1秒とかそんなだから、動きのある物体は撮れないのですね。

シャッターは横に引っ張るタイプで、本にも書いてあるようにとてもブレやすそうなので、黒い紙で代用…黒い紙がなくて三脚のカバーが黒い布だったので、それでカメラを覆うようにしてみました。まあうまくいったのかな。

露出はシャッターを開ける時間で調整するのだけれど、それが何秒という単位で、どうやって計算するのか?
本の巻末にデジカメのF値・シャッター速度との対応表があって、デジカメでまず被写体を狙って、オートで計測された値を換算して、それでピンホールカメラ用に適正シャッター時間を求められます。
これは便利。おかげで初の撮影でも、露出面での大きな失敗はなかったなあ。
しかし僕が持ってるデジカメでF値やシャッター速度が表示されるのはフジのS7000で、そのために持ち歩くにはちょっとでかい。
露出計があればいいのかな。でもそんなに安くないしなあ。
まあ慣れれば、シャッター時間は、この天気なら何秒ぐらいだな〜というぐあいに適当にできそうな気がしてきた。

市販の35mmフィルムを使います。
一枚撮ってはフィルムを手動で巻き上げるのだけれど、そんな動作に慣れてないから「撮ってすぐに巻く」と決めてたのに、巻き忘れて重ね撮りしちゃったのが1回あった。と思ってたら、現像したの見たら2回あった。むう。
フィルムカメラ自体滅多に使わないし、持ってるカメラは自動で巻き上げてくれるか、巻かないと次のシャッターが切れない構造だから、今までそんな失敗はなかったのに。
それに、フィルムの枚数をカウントしてくれないので、何枚撮ったかわからなくなってしまう。
ステレオ写真はワンテイク2枚撮るから、36枚撮りでも18テイクほどしか撮れないけど。

それと、最初にフィルムを巻く方向を間違えて、それはすぐに直したんだけど、フィルムにクセがついてしまったせいか、最初の数枚分を巻き戻せないままにフタを開けなきゃならなくて、その分無駄になってしまった。

フィルムは安いのでもよかったのだけど、都心のヨドバシカメラなどに行くついでがなかったので、近所の小さいお店で安くないのを買いました。
36枚撮りで650円、現像代がプラス610円。大人の趣味だなあ。

お金に余裕があればデジタル化もお店でしてもらうのだけれど、今回は家で、ライトボックスにフィルムを乗せて、デジカメで接写しました。そのせいか色がどうも美しくない、という事もあって、今回アップしたのはモノクロのみです。


近所の公園にて。
ガキんちょが野球やってましたが、なにしろシャッター時間3秒ぐらいなので、子供はすぐに消えてしまう。


近所のうなぎ屋さんのバイク。


室内。シャッター時間2分ぐらい。
ストロボを持ってパシャ、場所を移動してパシャ、てなことをやってみました。
中央がぼんやりと白っぽいのは、白いシャツを着てうろうろしていたからでしょう。
黒っぽい服にすればよかった。

今日撮ってみた感じだと、だいたい被写体とカメラの間は1メートルぐらいでいいみたいですね。
ピンホールとピンホールの間が38mmぐらいなので、これは近いぞとわかってはいたのだけれど。
今までのステレオ撮影の感覚だと1メートルってかなり近いから、今日もだいたい2メートルぐらいで撮ってしまったのだなあ。

デジタル化は、今日は家でやったけれど、手間ヒマかかるし、必ずしもきれいにできないので、今後もやるならお店に頼みたいですね。
今後もやるのかって?
だってこれ、ちょっと面白いよ!
ピンホール写真、見るのはそうでもなくても、撮るのは面白い。更に立体!
人がいた方が面白いな。

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