於TOHOシネマズ西新井
THE MIST
2007年 アメリカ映画
フランク・ダラボン監督
怖かった〜。
久しぶりに眠れなくなりましたね〜。
怖さで、というよりも映像イメージで。
まず、悲劇的な結末がショックでした。
しかしそれはそれ。悲劇が嫌なら拒絶する事もできる。
受け入れられない人は、映画から一歩離れたところで、「ふうん」と見れるしそれでいいと思う。
僕もそのクチだと思う。
それまでずっと映画にのめり込んでいたのにあの悲しいラストだから、そりゃあないよ、とそれまで感じていたリアリティを否定したくなってしまう。
映画が終わって「いや〜、たいへんな映画を見ちまったなあ」とか思いながらも、帰りの夜道で暗い路地にびくびくすることもなく、もちろん家でも普通にごはん食べたり、パソコンいじったりできる。
ちょっと凄いホラー映画だけど大型獣のデザインが…とかなんとか言ってもいられる。
しかし、もう眠ろうと横になってじっとしてると、映画のイメージが脳内に沸き上がってくる。
それが怖くていやだ、という事ではない。思いうかべるのは怖いシーンなのだけれど。
じっとしてると他の事を考えられないのが、ちょっとしたパニックなのだ。
もうやめようと思っても、映画のシーンが頭の中でリプレイされ続ける。
子供がホラー映画見たらこういう事もおこるだろうけれど、まさか大人の自分がねえ。
単に強烈なショックシーンがあるからではなくて、俳優とかキャラクター描写とか、空間や空気の描き方など、細かいことの積み重ねでショックシーンが強く脳にインプットされたようです。
かつまた、あの悲劇的な結末をどうこちらが否定しようと、見てしまったからにはそういう物語として脳にインプットされる。そのことも脳内プレイバックを引き起こす要因になっているでしょう。ハッピーエンドだったらこうはならなかったのではないか。
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