2011年10月25日火曜日

ArtFilmStock廃業だそうです。オイオイ, まぢすか, さもありなん

先日、ヤーッコから電話がありました。ArtFilmStockをもうやめる、と。
電話受けながらwebページをみたら、閉店の挨拶になってました。あららららら
まぢすか〜
7月のスタート前から、僕なりにかなりの時間を割いてきたので、なんだかねえ。

そもそもヤーッコはナイーブな人間で、あまり「起業タイプ」って感じでもないから、春に初めてこの話を聞いた時には「大丈夫かいな?」と思ったものです。
でも、フリーのアーティストが一人きりで会社の社長っていうのもよくある話だし、当人がやる気ならいいのかな、と思ってた。
アートだからねえ。最初のうちは売れないだろうなあ、と思ってたけど、4ヶ月で廃業とは。。

サイトの維持費もかかるし、プログラムも2度買ったし、それで全然売れないのは確かに痛い。
でも売れないのは売れない理由があるからで、僕はサイトのデザインと(ビジュアルデザインと構造デザイン両方)検索システムの貧弱さが原因だと思うし、ヤーッコもそれがわからないではなかったろうけど、プログラムをいじる事ができなくて、それっきりだった。

僕が悔しいのは、それをわずかでも改善する現実的なアイディアがありながら、ヤーッコとディスカッションできなかったこと。
なぜディスカッションできなかったか。言葉の壁があったから。
日本語と英語を混ぜて会話するのだけれど、僕はほとんど英語わからないし、ヤーッコの日本語能力も高くはないので、何か複雑なことを説明するのはお互いにストレスになる。
スカイプや電話で話をしていても「何言ってるかわかんねーな…」と思うことが多々あって、
だから何か複雑なことを説明する場合は、実際にやって提示するのがいい。
で、新しい検索システムのイメージモデルを作って提示する、それを考えていたのだけれど、それは手間ひまかかるし、
しかし言葉で説明してもわかってもらえなそうだし、ぼやぼやしてたら閉店してた、という。

まあ、ヤーッコもArtFilmStockのために収入源を減らしてるし、彼の奥さんが妊娠してるので(オメデトウ!)、収入ゼロの事業にこれ以上かかわっていられない、という事なのでしょう。
少しでも売れてたら違ったろうけど。

テンション下がるねえ。

創作活動というものは、発表の場がなくても、活動自体が面白いからどんどんやる、黙々とやる、という事があって、僕はそれが本来であると、普通であると、思ってたし、やってきたつもり。
でも、アート写真、アートっぽい写真は…僕の中ではちょっと微妙なライン上にあるようで、ArtFilmStockという「発表の場」がなくなってしまうと…なにしろあれは「商売」ですから、「オレはフォトグラファーだぜ」っていう発表の場になるんだけど…
「今までにない発表の場」で「今までと違うフォトグラファーな自分」が「今までと違うアートっぽい写真」を発表していたのに、その「場」がなくなってしまって、アートっぽい写真の意欲も落ちてしまう。そんな状況なのです。

とりあえず、このブログの過去の記事で、写真いっぱい、リンクいっぱい貼ってますが、もーめんどくさいから修正しません。

でも写真ブログはどうしようかなあ。
http://yoshing-photo.blogspot.com/
まだページ数少ないので、ArtFilmStockへのリンクは消しておいたけど。

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