2023年11月19日日曜日

映画「ガザ 素顔の日常」 Gaza

 於つくばみらい市みらい平コミュニティセンター

ドキュメンタリー映画「ガザ 素顔の日常」

GAZA
2019年 アイルランド映画

映画館ではなく自主上映会に行きました。

昨年2月からのロシアとウクライナの戦争もショックだった。
それはSNSでロシア人とも少しは交流あったからで、他にもロシア語っぽい文字だからロシアあたりの人かと思ってたけど、ひょっとしたらウクライナかも知れない、それが戦争だなんて。SNSでの交流というのはもっぱらnimsloやNishikaに関連する事で、その世界は平和につながってる感じだった。それが戦争だなんて、この時代に戦争だなんて。そのショックでしばらくツイッターにかじりついてた。(真異はともかく情報がどんどん入ってくる)
今回のイスラエルのガザ攻撃もショックで、はっきり当事者とSNSの交流はないけれどアラブ系の人とやりとりはあるし、僕が愛用するLightBlasterはイスラエルのメーカー製なのです。

イスラエルのパレスチナ人蹂躙はニュースとして知識として知ってたけど、それは遠い不幸な世界の出来事でしかなかった。今は違うのかと言われたら、そりゃあ今もそうなんだけど。
ツイッターで前々からフォーローしてた川上泰徳氏 https://twitter.com/kawakami_yasu のツイートで映画の存在を知り、上映会をあちこちでやってる、つくばみらい市でもやる、というので行くことにしました。

予告編

予告編がとてもいいので、上映環境はどんなものかという不安がありました。たぶん会議室みたいなとこで、プロジェクター上映だろうなあ、SDのDVDだったりするのかしら?部屋を暗くしきれなくて残 念な上映会だったりしたらやだな。不安不安。

昨年に劇場公開されてたようです。とは言っても渋谷のシアターイメージフォーラムというミニシアターのみ、みたいで、今回またシアターイメージフォーラムで緊急上映されていて、11/17まで、というのは知ってたので、渋谷まで行って1800円出して見るか、つくばみらい市で1000円で見るか、少し悩んだ。絶対渋谷のほうが上映環境に間違いないだろうけど、まあお金も節約したいし、上映会をやろうという気概に応えたいですからね。

50人集まらないと赤字なので上映会は中止かも、でも川上氏の講演はするよ、という事になりかけて、結局50人集まらなかったけど上映会は開かれました。だから人あんまりいないんだろうなあと思ってたら、そんなに少なくもなかった。35人ぐらいかな。とは言っても赤字なのか。厳しいなあ。

上映環境については、そんなに悪くはなかったです。普通の映画館ほど暗くなかったけど、スクリーンがあまり大きくなかったせいかクリアに見えました。たぶん、HDなメディアを上映してると思う。もっとひどいのも想像してたので、それよりはよかった。人によっては残念な環境だったかも知れないけど。字幕が画面下部で、後ろの方に座ってると前の人の頭でほとんど読めないのではないかな。僕も70%ぐらいしか読めなかった。映画を外で見るなんて、映画館ぐらいでしか経験してないとちょっとつらい環境かも。パイプ椅子に座って、30分ぐらいならいいけど、92分だからなあ。

僕としては、その難点を補って余りある映像を存分に堪能できて、ああドキュメンタリーって進化してるんだなあ…と言いたいけど、それは最初の30分くらいで、だんだんとおしりが痛くなってきた。始まる時にうしろから「見えな〜い」というつぶやきが聞こえたので、遠慮して上体を下げて、無理にリクライニングする姿勢でいたら、けっこうおしりイターイ。映画館の椅子ではよくやるけど、パイプ椅子だときついねの。
だからと言って、途中から上体を起こした普通の姿勢にもできず、終わって休憩時間になったら「ほうほうのてい」で立ち上がって歩いたのです。
川上氏の講演が始まっても、しばらくは座れなかった。他の人みんな平気な顔で座ってるじゃん。くそう、オレだけか!

講演後半の質問コーナーで、僕も質問したけど、みんなちゃんと予習してきててビビる。意識高いんだなあ。そりゃそうだろうけど、だから上映会に来てるんだろうけど。

映画そのものの感想は…いちいち興味深くて、美しくて、沈鬱であると思います。特に、今見ると。ただ、普通の映画館か、配信でリラックスして観たかったなあ。

映画の音楽担当はレイ・ファビ Ray Fabi 予告編で流れてた音楽が気になって。本編でも使用されてたし、ただの普通のシーンでも緊張感をかもし出すのに効果的でした。カナダの人で、かなりベテランですね。この映画の音源聴けないかな〜と検索したけどみつからなかった。
レイ・ファビのサウンドクラウド https://soundcloud.com/rayfabi 音の感じからしても、たぶんこの人。でもSound Cloudは「商品見本」みたいな雰囲気で、この映画の「抑制された不安感」とは違いますね。

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