2007年10月31日水曜日

「ARURA」製作メモ プロデューサーの資質

ヤーッコ(監督兼プロデューサー)と上野駅内のレストランで話をしました。
自分の作品がどうやってパッケージされるか、どうやって公開されるか、
ポスターはどんなのになるか、彼はとてもわくわくしながら妄想ふくらませて話をする。
その足で駅内にあるソフトショップに行き、インディーズ作品はどうやって仕入れるのかお店の人に質問してた。

僕だったら、まだ製作途中にあるのに、ポスターだパッケージだって、とんでもない話だ、と思うんだけど、
それは僕が、出来上がった作品がどうなるか、あまり気にしてないからでもあるんだろうなあ。

ああやってパッケージについてわくわく話せるという事は、その為の行動のエネルギーやきっかけにもなるし、
そういった妄想が実現すれば、実現させるために多くの人を巻き込めれば、次の作品作りのためのつながりにもなるし、
そうなったら作品を作り続ける環境ができやすいのではないかな。そう感じました。

これってひょっとしたらプロデューサーに必要な資質かも知れない。
僕にはちょっとなさそうなんだ。昔はあったのかなあ。
僕はただもう、いい作品を作りたいっていうだけで、むしろいい作品作りの阻害になるようだったら、それらプロモーション活動をイヤがりそうでさえある。
でもそれは、作品を作り続ける上ではよくないかも知れないし、続けることは重要なんだ。

2007年10月25日木曜日

「ARURA」製作-計画性低いのは

ドキュメンタリーっぽいドラマを目指しているけれど、リアルに見せるために、本当にやってたらこうなるはずだ、という細々とした設定にもっと注意して撮影すべきだった。
どうもナチュラルな演技、自然な空気を重要視するあまり、ドラマ的技法の「環境への気の使い方」が足りなかったようです。
で、ナチュラルな演技ができてるかというと、そんな事ないしね。
照明が変化するのに、もっと敏感になるべきだった。
前後のカットがつながらないよ〜。

2007年10月20日土曜日

「ARURA」製作メモ-普通な撮影は

ヤーッコと話をしていて、「これはどう撮る?どう思う?」と聞かれることがあるけど、まあ確かに、オレだったらこう撮る、というような意見がない事もない。
けれど、それを説明するのが面倒臭いし、
またそれって、普通の、当たり前の撮り方なんだよね。
せっかくフィンランドから来て映画撮ろうって言うのに、当たり前の切り口ではもったいない。
それに、このテキトープラン&過密スケジュール環境で、まともな映画を作ろうとしてもロクなものにはならないだろう。
いい作品になるとしたら、何か変わった事をする、ヘンな感性のヘンな映画なのではないかな。

2007年10月18日木曜日

「ARURA」撮影中-尿管結石がやって来た

昨夕、撮影中とは言っても、ヤーッコ監督と二人で高田馬場周辺の雑踏のインサートカットを撮っていた時でした。
急におなかが痛くなって、それでもしばらく横になってれば治るかも知れないと、
西早稲田にある撮影・ミーティングに使わせてもらってるマンションまで歩き、横になりました。
横になってもたいして楽にならないし、まったく痛みも減らないので、救急車を呼びました。
マンションの主は留守で、ヤーッコと僕しかいなかったので、救急車は自分で呼んだのだけれど、住所が分からなくて四苦八苦しましたね〜。あの会話を録音しておくべきだった。東京消防庁に通話の録音が、もう残ってないかな。

後で考えてみると、人の家にいたから素直に救急車呼んだけれど、自分の家だったらもっと我慢してしまったろうなあ。

尿管結石だそうです。
ものすご痛いです。
あまり人前でわめくような事はしたくない人間なんですが、もうここは病院なんだし、まわりにいるのは専門家なんだし、遠慮なく半ベソかいてました。ホント、もうろうとしますよ。
もうろうとしながらも、救急医療スタッフの若さにちょっと驚きました。自分がおっさんなのも確かですが、医療スタッフのチーフみたいな先生も僕より若いんじゃないかなあ。もっともこんなんで徹夜とかするんだろうから、若くなきゃやってられんよね。
いやもう、若かろうが年寄りだろうが、オレより詳しい人間ならすべてをゆだねる!それくらい痛かった。

痛みもさることながら、その痛みがずっと同じレベルで続くというのがつらかった。
むしろ横になってると痛みに集中するしかないから、それよりも立ってウロウロした方がいいかと小水をとった時に思ったので、言ってみたけどあまりいい顔されなかった。

たぶん最初に痛みが始まってから、病院で痛み止めの座薬を入れてもらって、薬が効いて痛みが引くまで、2時間半ほどかなあ。
よく効く痛み止めがあるからいいけれど、こりゃあ昔の人は大変だったろうなあ。江戸時代とか。
我慢するしかないんだもんなあ。
もっとも尿路結石は食生活が関連してるそうなので、昔の日本にはあまりなかったかも知れませんが。

自宅に帰ってからネットで検索してみると、石が体外に放出されるまで数ヶ月かかることもあるそうです。
僕もまだ脇腹に鈍い痛みがあるから、石が入ったままかな。
結石の予防はやはり食生活が重要みたいです。
・塩分をひかえる
・動物性タンパク質をひかえる
・脂肪をひかえる
・水分を充分にとる
・カルシウムをとる
・就寝前に食事しない
・と言って野菜ばかり食べるのもよくない。バランスが肝心
むうん。
でもなにしろ、あんな痛みをまた体験するのはたまらんからなあ。

2007年10月16日火曜日

FU 三茶ヘブンズ

三軒茶屋のHEAVEN'S DOORでの、FUのライブをビデオ撮影しました。
FUの企画イベントだったのですね。

入ってびっくり、椅子だ、みんな椅子に座ってる!それもヘブンズで。
最近ブラジルUFOでしかライブハウス行かないから、そうか、座ってみるライブショーもあったっけ。
昔は座って見るのが基本だったなあ。

FUはここ半年ほど曲作りとレコーディングに専念しててライブは久しぶりだったようです。
クリアサウンドでさわやかなロックバンドになってますよ。
と書くとAORみたいだけど、う〜ん、そうかもね。
聴く方としては、もうちょっとボリュームが欲しかったですね。曲数が欲しい。もっとやれ!

ビデオカメラの音ではなくて、PAからの音をサウンドトラックにして、いずれライブ映像がアップされる予定です。
ってまあ、映像の方は僕が一人で撮ったので、いつもとさほど変わる訳でもなし。

FUのサイト
http://www.mfu.be/

2007年10月13日土曜日

「ARURA」製作-メモというよりモノローグ

さまざまな発想・提案・問題が有機的に連鎖・連続し、撮影に向けて急激に対応を迫られる。
こう書くとえらそうに創作活動してるみたいだけど、要するに準備期間が短すぎるので、撮影直前に考えたり決めたりする事が多すぎるんだね。

またヤーッコが外国人で複雑な会話が難しい、プラス彼の製作スタイルもあって、実際に撮影現場に役者やカメラを配置しないと何をどうするのか誰にも分からない。

それはそれでいいんだけど、
それはワンカットに時間がかかるという事で、
かかったっていいんだけど、
それとタイトな撮影スケジュールというのはあまりいい組み合わせじゃないね。

もっと時間を!

2007年10月12日金曜日

「ARURA」製作メモ-レンズが汚れとる

「ARURA」(アルラ)は映画のタイトルでした。
よく分かってなかった。
どうもいまだにビデオ撮影してるのに「映画です」って言うのは気が引けるなあ。

数分の短編が5本でひとつの作品になる予定。
すべてヤーッコが監督します。
数分じゃすまない雰囲気多いにあり。でもあまり長くない方が僕は好きなんだがなあ。

今月の土日はほぼその撮影に費やされる予定。
この前も撮影があって、ん〜、いろいろあるけどカメラマンとしては、レンズが汚れてて光源あるいは明るい方を撮る時に、ばっちり汚く写ってしまうのがいけませんでしたね〜。
今まで自分の作品あるいは自分でカメラ位置や向きをコントールできる時は、できるだけそういう画を避けていたのだけれど、今回はそうもいかない。
監督の希望のアングルだもんな。
ヤーッコはレンズの汚れ気にしないみたいだけど。
いや、すぐには気にならなくても、腰を落ち着けて編集してると気になってくるものなんだ。

ペーパーでクリーニングしまくってたら多少改善しました。
ふう〜。
以来、レンズキャップを外してる時は、スキがあればせっせとクリーニングしてます。