2009年12月17日木曜日

SATORI PV "Summertime"

ジャズシンガーSATORIのビデオを制作しました。


もともと、YouTubeサイトで行われてるジャズのコンテスト用にビデオが欲しかったらしいのです。
実際にこのビデオでコンテストに応募してます。
Diners Club Presents - Jazz Session on YouTube
http://www.youtube.com/user/YTJazzJP
これはこれで面白いイベントですね。普通のコンテストだと、とりあえず3分ぐらいは聞いてなきゃならないけれど、これならつまんないと思ったらすぐ次を見られるし、レベルもスタイルも発想もまちまちで、何よりもロケーションがいちいち違うので、わりと飽きずに見ちゃいます。
しかし他のビデオはほとんど「一発録り」ですね。その中でこんなちゃんとレコーディングした映像で、
それがダメという規定はないけれど、心証としてよくないかもと心配してしまう。

撮影は1日だけ、録音もこの時にやって、6時間スタジオにいました。(もう1曲録音したのです。ビデオ撮影はなしで)
というか、録音のついでに撮影する感じでした。
それはいいんだけど「撮影のための時間」がほとんどなくて、カメラの前で歌うフリしてもらうのを3テイクしか撮れなくて、しかも後日にボーカルだけ録り直して、後半部分の映像(歌ってる演技)と音があわなくて、
後半だけでなく前半、中盤にしたって、撮影当日の「録音完了!」までにそこそこ撮ったけれど、それまでにも音を一部録り直してはめ込んだりしたので、それ以前の映像も微妙に、あるいはかなり、音と合わない、シンクロしないという事態になって、たっぷり撮ってもあまり使えない、往生しましたわ〜。

こういう、"はめ込む"レコーディングはジャズに限らず、どんなスタイルの音楽でもありうるだろうから、やっぱり音源が完成してからビデオを作るのがいいな〜、と改めて思いました。ドキュメンタリーっぽさをどのくらい強くするかにもよるけれど。

さらにジャズは、微妙にタイミングをずらしたりするので、たとえ上手い人でもまったく同じように演奏を再現するのは難しい(というか、即興でいかした事をやるのが上手い人?)事を知りました。知識としては知ってたけれど、撮影、編集して実感しました。

そんなこんなで「この映像では、音とシンクロしてないとヘンダな〜」というものは、使用できなくなるのが多くて、完成品はこうなりました。
どうせ撮影用に3テイクしか撮れないんだったら三脚使えばよかった。
三脚、持って行きもしなかった。時間がないだろうことは予想できたので、三脚をセットして狙う時間はないだろうと、一脚だけ持って行ったのです。
照明も持って行ったので、電車で移動となると、荷物を減らしたいのですよ。

スタジオは中野富士見町のスタジオMOVE 705
録音ブースが狭くて、演奏者ひとりづつ入って録音、みたいなスタイルが基本なようです。
今回はパーカッションとギターがその狭い部屋に入って、さらにビデオカメラマンも。ギターとカメラと、50cmぐらいしか離れてないよ〜。
リッチな音になってしまって、これビデオどうなるんだ?と思ってた…。

今回のビデオで、映像の色合いをいじくるソフトMagic Bullet Mojoを使ってみました。FinalCutなどでプラグインとして使えるものです。ちょっと前に買ったんですけどね。
それについてはまた後日書いてみたいと思います。


SATORI webサイト
http://satorijazz.web.fc2.com/

スタジオMOVE 705 webサイト
http://www.move705.com/

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