2009年12月2日水曜日

映画「THIS IS IT」

於TOHOシネマズ西新井

数日前に見まして、以来、頭の中でBeat Itが鳴っています。
誰か止めてくれ〜!

「THIS IS IT」
2009年 アメリカ映画
監督 ケニー・オルテガ

とりたててマイケル・ジャクソンのファンでもないけれど、洋楽好きだし、全盛期は耳に入って来て当然の売れ方でしたから、そりゃあこの映画のほとんどの楽曲知ってるし、ノリノリですわな。

コンサートのリハーサル映像なので、MJ自身のパフォーマンスについては、ちょっと力が抜けた感じです。そのぶん、バックダンサーの気合いの入り具合ったらすごいもんで、MJもいいけど、ダンサーたちの動きをもっと見たかったなあ。
まさかMJが死ぬとは思ってなかったろうから、そのつもりで撮ってたわけじゃないから、映像に限りがあるのは仕方がない。
仕方がないけれど、ここまで見せられたら、ああ、完成されたステージの映像を見たい!見たかった!ないものねだりですがねえ。こりゃあチケットが売り切れるはずだわ。
MJ全盛期のパフォーマンスを知る身としては(実物見たわけじゃないけど)、やはりこの「練習です」という動きは物足りない。
2時間の映画でたまにこういう映像ならいいけど、ほとんどこれっていうのもねえ。カメラアングルも限定されてるのがつらい。
それでも、マイケル・ジャクソンって50歳!?それでこのまっすぐな姿勢!練習なのにこれだけ見せるパフォーマンス!すごい!と思ってしまう。
それに、こんな優しい声で、優しい喋り方するんだ〜。MJじゃなければただのキモいヒトになりかねないのだが、なにしろ天才ですから、常人とは多くの面でケタ外れなのだなあ。

また、リハーサル映像である不満を充分に補ってくれるのが、自分の家とは段違いの音響システム。大音量でもうるさくない。MJのヒット曲の最新バージョンでガツンとやられます。

ラストの「地球にやさしく」スタイルにはちょっと辟易。アマゾンの森林伐採を非難してるけど、現場でおこってることのみを非難して、それを使命みたいにしてるってのもなんだかねえ(このへんも50歳らしくない…)。ま、これはMJの死後に作られた映画なんで、このバランスはどのへんまで当人の希望にそってるのかわかりませんが。
わかりませんが、「ムーン・ウォーカー」の例もありますから、MJが制作した映画であれば、やはりラストはこんな感じになるのかな。

この「THIS IS IT」のヒットのおかげで、黙殺されてた映画「ムーン・ウォーカー」までリバイバル上映されましたね。
僕はその昔、映画館で2回見ました。面白くて!(でも後半の、子どもがでてくるドラマは却下。今またお金出して見るかっていうと、微妙です)

「THIS IS IT」のサントラCD欲しいなあと思ったけれど、むう、国内盤で2500円ですか。今の僕にはちょっと買えないなあ。
iTunesで検索してみたけど、サントラはないみたい。

仕方がないからYouTubeでBeat Itを。
お、字幕付きだ。
http://www.youtube.com/watch?v=okgIcrjieeY

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