エド・マクベイン
「でぶのオリーの原稿」
2002年
知らなかったんですけど、エド・マクベインは2005年に亡くなっていたのですね。
遅ればせながら合掌です。
写真は1997年に撮影されたものです。いい顔してる〜。
ロジャー・ゼラズニイ
「地獄のハイウェイ」
1969年
そう言えば、あまり関係ないけれど、「バトルトラック」って映画がありましたね。なんとなくまた見たくなってしまった。
グレッグ・イーガン
「順列都市」
1994年
イーガンの代表作みたい。
小ワザがいっぱいあって、驚嘆するはずの大ワザを淡々と受け止めてしまった。
朴商延
「JSA 共同警備区域」
1996年
映画「JSA」の原作小説。
映画と違って原作では捜査官の過去に重みがあって、その独白と現在の事件から南北分断を描いてます。
作者は1972年生まれだから、24歳でこんなに重たくて力強い小説を書いたのか。凄いな。
ロバート・J・ソウヤー
「さよならダイノサウルス」
1994年
これは楽しく読めました。
白亜紀にタイムトラベルした研究者が見たものは、アメーバ生物に寄生され、言葉を喋る恐竜だった!
誰も実際のところを知らないのをいいことに、作者は地球や太陽系の過去についてどんどん自説を展開していきます。もちろん科学知識に裏打ちされてるようにみせながら。SFはこうじゃないと。
デズモンド・バグリイ
「砂漠の略奪者」
1969年
「裏切りの氷河」
1970年
1年前に「マッキントッシュの男」を読んで(このブログ2007.8.1.の投稿)、すっかりファンになったはずなんだが、1年読んでなかった。
ふつうに新刊書ではあまり売ってないし、古書でも僕の行動圏ではあまり見かけないんだなあ。売ってるとしたら100円ぐらいだろうけど。
と思ってたらブックオフにあったので2冊買いました。
同じ時期に書かれているようだけれど、だいぶ毛色の違う2作品です。
まあどっちも"冒険小説"ですが。
「砂漠の略奪者」は、プロとは言い切れない人たちによるチームワークの冒険もので、幸運のおかげで作戦がうまくいく部分がかなりあります。そこで興ざめさせることなく、男っぽいファンタジーとして成立させてしまうのですね。
「裏切りの氷河」はもっと非情なハード・アクション系、殺しと諜報の世界です。そのハードっぷりが激しいのですね。狙撃オタクにもお薦め。
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