2008年10月1日水曜日

映画「崖の上のポニョ」

於TOHOシネマズ西新井

やっと見たポニョ。

宮崎駿の映画は「ラピュタ」からすべて映画館で見てます。
(おっとナウシカも名画座で見たなあ)
近年では「千と千尋の神隠し」が僕の中では大当たりだし、「ハウルの動く城」も十分楽しめた。
ひとつひとつのシーンに感激できれば、少しぐらいわかりにくいのもミステリアスでいいのだ。

でもポニョは、予告編見た感じだとわりと普通っぽいし、子供向けに作った映画みたいだし、それを大人が"評価"してやろうと見るのは何か違う気がする。
そう思って、見ないでもいいかな〜と思ってたけど、なんとなく見ました。公開から2ヶ月もたって。

うんまあ、特に大きな感激も不満もなく、でしたね。
直前に「WALL・E」や「ティンカーベル」のきらびやかCG予告編を見たので、最初の海のシーンの色数の少なさに、あれ?と思った。
もっと色彩にこだわる人かと思ってたけど、予算のつごう?それとも2Dセルアニメの製作環境がだんだん厳しくなっていることのあらわれ?肩の力を抜いてみた?

音楽がどうもよろしくない。久石譲らしいけど、なんだかやっつけ仕事だなあ。
音楽で感情を二重、三重にふくらませて表現できるのに、せっかく深読みできそうな描写や記号がいっぱいあるのに、ひたすら薄っぺらくありきたり。
まさかこれが子供向けのつもり?
時間がなくて他の作品用の音楽を貼付けたのかな。
せめて軽快なテーマ曲を作って劇中で流してくれ〜。
せっかくボートで乗り出してから、わくわくタイムになってたのに。あそこでもっと"冒険"な音楽が欲しい。

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