記述1のつづき
ブロックノイズも問題だけれど、もっと大きな問題だったのが、必要なテイクを撮れなかった事。
特にボーカルの顔アップの映像は、最後にワンテイク撮ったのみで、しかも目に点が入ってない。
うわ〜、点がないよ〜、と撮りながら思っていたのだが、時間がなくてそのまま撮ってしまった。
リードボーカルのユビ君が作詞作曲もして、ギター弾いてるバンドなのに、フロントマンがそんな貧弱な映像ではいかんのではないか。
もっと撮るつもりだったのだが、時間がなくて撮れなかった。
なぜ時間がなかったのか。スタジオ4時間借りれば余裕だったのでは?
ドラムが少し遅れて来たので、その影響もあるでしょう。準備と後片付けの時間を除いて、実質撮影にあてられたのは2時間強ぐらいかな。
それにしても、短い曲だから、撮影スタート時点では大丈夫と思っていたのだがなあ。
カメラのセッティングに時間がかかったのだ。
"divine"の時は手持ちカメラの映像で、あまりかっこよくないなあと思っていたので、今回は三脚をメインで使う事にした。
そのカメラポジションのセッティングに時間がかかった。
僕の場合は、二人以上の人物が同じフレームに入って、どちらかあるいは両方がアップになっている画面が好きなのです。
けれどそれを三脚で狙うとなると、まず演奏するポジションに立ってもらって、カメラ位置を決めて、さあ実際に演奏となると、人間ですから微妙に体が揺れる、動く、そこがいいんだけれど、ああもうちょっとカメラが右に動いてくれたら、下に…上に…
特にキーボードの指がビジュアル的にも注目しやすいのだけれど、背景も含めてきっちりフレームにとらえるとなると、時間がかかる。
カメラをセッティングして撮ったのに納得いかなくて、同じようなアングルでもう一度撮ったりとか、そんな事やってたら時間がなくなってしまった。
三脚もいいけど、撮りながらカメラを移動するのは難しいので、一脚を持って行って多用すればよかった。
ていうか、ワンテイクづつ、きっちり三脚で絵作りして撮ったら、4時間でも足りないんだな、ということに気づきました。
バンド4人のまわりをぐるりと多方向から撮影して、その後に、さあもっと色々やってみようか、より独創性の高い撮影はこれからだぜ、となるはずだったのに、ひとまわりで終わってしまった。
もうひとつ反省点。
シンバルの裏側にスタジオがマジックで何か書いている、プラス、ミュートさせるためにガムテープも貼っている。
それが撮影の時にはさほど気づかなかったのだけれど、家に帰ってビデオを見るとすんごい気になる。
かっこいい画だと思っていたのが全然そんなことなくてボツ、というのが少なからずありました。
ガムテープごときでミュートになるんかいな?と思っていたのだが、やはりそうでもないのか、divineに比べると、音源と違う部分をドラムが叩いているところが多かったです。
おそらくライブなどで何度も演奏しているうちに、この曲はこう叩くんだ、というパターンが固まるようで、でもそれが録音した時と違っているのですね。何度も撮って、同じ部分で同じように違うので。
だからいちがいにミュートの問題ではないのかも知れないけれど、もっとミュートできた方がいいんだろうなあ。
しかしシンバルの裏側はきれいな方がいい。
ブラジルUFOの撮影の時はシンバルの裏にタオルをテープで貼ったからねえ。
そうだ、ドラムが出演するテイクがあっても、顔が必ず写るとは限らないから、そういう時はヘッドフォンしてもらえばいいんだ。
ドラムの手元のみなどのカットで、シンバルの裏側がはっきり写るような撮影をヘッドフォンして先にすませて、その後きっちりミュートして、シンバルの裏側が写らないようなカメラ位置から、ドラムの顔を撮る。それがいいのかな。
スタジオを下見する時、シンバルの裏側も見ないと。
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