2020年4月26日日曜日

100円ショップの拡大鏡でnimsloクローズアップ撮影

ダイソーで直径95mmの拡大鏡が売られてて、おや、95mmならnimsloのレンズ並びよりも大きいから、クローズアップ撮影に使えるかも知れないぞ、と思いまして。
「柄」(え:持ち手 - 急に"柄"を読めなくなったぞオレ)があるので現場でさっと保持しやすいかも知れない。

これまではnimsloでクローズアップ撮影するのに、ケンコーマルチホルダーとクローズアップフィルターを使用しているのですが、(このブログ2013.5.28の記述) それだとセッティングに手間がかかるし、両面テープ等を使用するので剥がすときにnimsloのカバーも剥がれちゃったりする。もうちょっとお手軽にできればそれに越した事はない。

試しに、さくっと組めるものでリグを組んでみた。
お手軽に撮りたいのだから、あまりゴツい事にはしたくないのだけれど、うーん、ちょっとごっつい。

どれくらいの距離でピントが合うのか、テスト撮影!
まず、nimsloと拡大鏡の間が15mm離れてるリグで撮ってみました。
手前、ねずみですよ、ねずみ。
イノシシからRETO 3Dぐらいが一番シャープですね。

リグを使用しないで
nimsloも拡大鏡も手で持ってみました。
nimsloと拡大鏡のすき間は上から見て1mmか0mmというところ。上から見てで、拡大鏡のフチがあるので、拡大鏡のレンズそのものはnimsloに触ってません。2mmぐらい離れてるんじゃないかな。

さっきのテストテイクは近すぎる気がしたので、もうちょっと離れて撮りました。
(どのみち10cmじゃないとピント合わなかったら視差ありすぎて実用できない)
ひつじ、イノシシぐらいがよりシャープですね。

20cmから30cmぐらいでピントが合う、というほどシャープでもないね。もうちょっとクリアに写って欲しい。実用的かというと微妙だなあ。
まあそりゃあね、3000円ぐらいするクローズアップフィルターの方が奇麗に撮れてくれないとね。

GIFです!
ちなみに白黒なのは予算のつごうもあるけど、いつもカラーフィルムの現像を頼むお店、カメラのキタムラが新型コロナウィルスの影響で休業中だからです。北千住のパレットプラザも閉じてるかなあ。フィルム現像のために北千住まで行けないけど。なので、自分で現像できる白黒フィルムなのです。

ねこ撮ったよ、ねこ
もうちょっとクリアに、しゃきっとピント合って欲しいなあ。まあ100円だからなあ。
ねこの写真はすべて、nimsloと拡大鏡を手で保持して撮ったものです。

ちなみに、今回nimsloで撮った写真のコントラストが弱いのは、拡大鏡のレンズが加わったから、のみならず、他にも要因があると思われます。それは現像時間が長くて、かくはんが少なかったからです。今回もLomography EARL GERY 100ですが、このブログ昨日の投稿の写真「手と水」とだいぶ違うじゃないですか。まあ、あちらもこちらもPCで少しは補正してますがね。
この違いについては、後日またブログに書きます。たぶん書きます。



もっと値段の高い拡大鏡だとシャープに写るのかな。

2020年4月25日土曜日

Lomography 35mm白黒フィルム EARL GREY 100 ちょっと気に入ったかも

3年ほど前から白黒フィルムを自分で現像してるのですが、現像液・停止液・定着液どれもフジフィルムのしか持ってなくて、フジのACROS100とACROS100IIばかり使用してました。そうだ、1本だけJCH StreetPAN 400を現像したことあったっけ。フジの現像液で。まあ普通に出来たと思う。

しかし3本1600円のACROS100の生産・販売が終了して、バラ売りのみのACROS100IIは1本1000円ちょいするからなあ。もっと安いフィルムを開拓しないと。
先月、ロモグラフィーのリアル店舗(千代田区のアーツチヨダ3331内"Lomography+")に行った時に、ロモグラフィーブランドの白黒フィルムがあったので買ってみました。
Lomography EARL GREY 100
36枚撮り3本セットで2020円。安くなーい。1本1000円よりは安いけどさ。
この時は箱つぶれだとかで1割引きの1818円でした。

ロモグラフィーの商品紹介ページに現像液は一般的なものが使用できるって書いてあった気がするけど、今回確認のためにアクセスしたらそんな文句ないね、うーんあれは別のフィルムかな、まあいいや、一般的な現像液…日本ではフジのスーパープロドールもたぶん一般的だろうから、スーパープロドールで現像してみよう!

nimslo 3Dで手と水を撮った。
Lomography EARL GREY 100
PCで補正しているけれど、いいんじゃないですか、ちゃんと現像できているんじゃないですか。
GIF化してみた
Lomography EARL GREY 100
PCソフトで黒く塗りつぶしてる部分もあるので、フィルムうんぬんは上の4連画像を見て下さい。

今回初めて使ったLomography EARL GREY 100ですが、何がいいって、ペーパータオルでフィルムの水を拭き取ってもノイズができにくい!これはいい。
 ペーパータオルでフィルムの水を拭き取る?そうなんです。ワタクシ、現像が終わって水洗いしたフィルムを拭くのにペーパータオルを使用しているのです。みなさん、どうしてますか〜?

アマゾンで扱ってる写真用フィルムスポンジは1700円ぐらいするやつで、その時点でもうお高いのに、アマゾン直販じゃないから送料がプラス1000円って、なんで送料1000円なんだ!そんなに大きくないだろ! いやまあ、梱包の手間もあるから通販専門店じゃなければ送料1000円ぐらいとりたくなる気持ちはわかるけど、ちょっと手を出しにくいな〜、じゃあこの、他の現像用品のページに「よく一緒に購入されています」と紹介される、一見普通のスポンジでいいんじゃないか、きっとこれでも代用できるんだろう、と思って買ったら、全然代用できんぞ!普通の、よくある、ただのスポンジだ!フィルムの水を吸わねーぞ!またしても「よく一緒に購入されています」に騙された!そういや以前にも騙された!しょーがね、1700円プラス送料のスポンジを買うか?と思ったらもうアマゾンで扱ってないって!ぐひー。

そんなこんなで、現状、ペーパータオルを使用してます。
しかし、おそらくペーパータオルのけばけばが起因と思われるノイズに悩まされてます。

このブログの昨日の投稿、3D-GIF作品展示、そのなかの1枚を拡大すると(正確には、オリジナルサイズのままGIFにしたので、拡大はしてない。昨日の方が縮小した画像なのです)
フジACROS100
どうです、GIFにするとフヨフヨしたノイズがよくわかりますね。正確には、ノイズがわかりにくくなるように黒い部分をより暗くして(昨日のGIF)、今日のこの投稿ではノイズがわかりやすくなるように明るくしてますけど。
それでもこれなどはまだノイズがおとなしいかも。もっとひどいのもあった。
この手のノイズはできるだけレタッチソフトでペタペタと消したいんだけど、こう多くちゃあやってられませんね。

これがフィルムに起因するノイズだったら「かっこいい」と感じられなくもないけど、ペーパータオルが原因だったら、うーん、あんまりかっこよくないな。言わなきゃわかんない?

で、このノイズが派手に出たり、そうでもなかったりで、これはペーパータオルによってけばけば量が違うのかな?ペーパーメーカー替えてみようか?
と、ペーパーの方を複数試していたところだったのですが、今回Lomography EARL GREY 100を使用してみて、全然ノイズがないじゃん!(いや、正確には全然ではないけど、ほとんどないと言えるくらい)これはいい!素晴らしい!ACROS100IIより安いし、これからはEARL GREY 100だぜ!

と思ったら、
次のEARL GREY 100現像ではやっぱりノイズ出ましたね。
Lomography EARL GREY 100
拡大しなくてもノイズわかるとは思いますが

そして次のEARL GREY 100現像では、あまりノイズが出なかった…

ちなみに、フィルムスキャン時にノイズ除去みたいなフィルターは使用してません。
しかしスキャン時にある程度自動補正してるので、偶然ノイズが目立たなくなってる可能性はありますね。

でもまあ、フィルムをペーパータオルで拭いているときに、ACROS100あるいはACROS100IIの方が、なんだかベタついてる感があるような気がするので、うーん、これはやはりEARL GREY 100を今後も使いたいぞ。

ロモグラフィーのリアル店舗は新型コロナウィルスの影響で、現時点で5月6日まで休業らしい。
https://www.lomography.jp/magazine/344045-lomography-plus-temporary-closed
いやもっと長期の休業になるのか、じゃあ通販やってるんだから通販で買えばいいんだが、ロモグラフィーの通販では10000円以上じゃないと送料がかかるんだよね。オレは安いフィルムを求めているので、送料に余分にお金払うのはちょっと抵抗あるなあ。じゃあ1万円分買えって?そうなりますかねえ。

ロモグラフィーブランドの通販フィルムページ
https://shop.lomography.com/jp/films/lomography-film



アマゾンにもあった。あったけど、なんだよ11905円って!


日本の宝!(でも英国製)ACROS100II



2020年4月24日金曜日

3D-GIF 作品展示 LightBlasterでモデル撮影

このブログ昨日の記述にありましたように、フィルムカメラでのLightBlasterのフィルター作りがうまくいったので、人物撮影してみました。

インスタアカウントの@tokyosugartownさん。
戸越銀座のレンタルスペースにて。

旧来の、OHP用紙にプリントしたフィルターも多く使用しました。
ここまでカメラはNishika N8000

 こちらはnimslo 3Dで撮りました。

フィルムは3枚目と4枚目がフジACROS100IIで、他がACROS100です。ACROS100の買い貯めておいた在庫があるのですね。まだ何本かある。


アマゾンにACROS100の在庫はもうないみたい。そうだよね〜。そしてACROS100IIも現時点でアマゾンから出荷の在庫はないようで、みんな送料500円かかるよー。



戸越銀座、初めて行った気がする。

2020年4月23日木曜日

フィルムカメラでLightBlasterのフィルター作り

LightBlasterとは、ストロボに装着して模様などを投映するアタッチメントです。

https://spiffygear.com/light-blaster/
(英文サイト)
リンク先に使用例や様々な画像フィルターが載ってます。お、久しぶりに見たけどフィルター増えてる?

私の使用例はこんな感じです。
nimslo 3D等の四眼カメラで使用します…

DOODLES
2014.9
自分で作成したフィルターを投映してますが、どうやって作るのか。
透明なシートに色やら模様やら画像やらプリントできればいいだろうから、インクジェットプリンタでOHP用紙にプリントしてました。

OHP用紙だからたぶんそんなに高精細にはプリントできないだろうなあ、と思うし、安物プリンターだし、インクが本来OHP用紙に適してないようだから、350dpiぐらいでプリントしてたのです。普通の印刷物なら350dpiで充分だけど、拡大投映するからたぶん本当はもっと高精細にプリントできた方がいいのでしょう。まあでもOHP用紙にうちのプリンターだと、こんなもんだろうなあ…。
LightBlasterは35mmのスライドフィルムマウントもセットできるようになってます。それを利用して、スライドフィルムと同じサイズの透明シートを作ってました。
ちなみに35mmフィルムサイズだと、長辺に470ピクセルぐらいです。長辺470ピクセルの画像!小さい!

そもそも35mmフィルムのスライドマウントを使用できるようになってるのは、35mmのスライドフィルムを投映するためだろうと、誰でも想像できますね。それをやらずにOHP用紙にインクジェットプリンターというのは、お金かかるし(スライド用のリバーサルフィルムってのは値段高いのです。現像もちょっと高い)、奇麗にドンピシャ露出で撮るのは難しいから。デジカメならその場で確認しながら露出調整できるけど、フィルムカメラだと現像してみないとわかりませんからね。更に、LightBlasterを買った当時、僕が持ってるフィルムカメラでその用途に使えるかな?というのはリコーTF-D200ぐらいだけど…いや露出オートでしか撮れないからやっぱり無理じゃん!というのを
このブログ2014.7.4 - Light Blasterがやってきたのでnimslo 3Dに装着してブラジルUFOに行ってみた - に少し書いてあります。

その後、父親が亡くなって、遺品ミノルタα9が手元に残りました。これは…フィルムカメラでクリアにマニュアル撮影できるから、使えるじゃないか!
レンズはミノルタのAF100マクロ。100mmでもいいよね、離して撮ればばいいんだから。と言うほど離さなくても普通に撮れた!やってみた、PCモニターに画像を映して、フィルムカメラで撮影!
リバーサルフィルムではなく、ネガフィルムで撮りました。モニターに映す時に反転させりゃいいんじゃね?と。白黒ネガフィルムです。色をちゃんと出すのが難しいから、投映するイメージも白黒で、投映したのを撮るのも白黒が基本でもいいんじゃないか。
できた!
LightBlasterであててみた!Nishika N8000で撮ってみた!
OHP用紙に比べて、すばらしく高精細!これはいい!

比較例をひとつ。
同じ模様じゃないから比較にはならないかと言うと、いやわかるでしょう、投映される画像の細かさ。

インクジェットプリンタでOHP用紙にプリント
PCモニターに映してフィルムカメラで撮影
比較写真の明るさの違いは、模様をはっきり見せるために露出を変えたからです。

素晴らしい!私は気を良くして猫を撮った。
Nishika N8000 カメラ
うーん、モフモフは像がシャープに見えませんね。長くて細かい毛には映りにくいかな。
そしてモデル撮影的なこともしました!
3D-GIF 作品展示 LightBlasterでモデル撮影

その他、このブログでLightBlasterに関する記述は - ラベルLightBlaster - を。




アマゾンで検索したらフィルターだけ売ってる。オムニバス(LightBlasterを扱ってる代理店)がオリジナルフィルターも作ったのね!



スライドマウントは安くていいな。(まあ需要がいつまで続くのか…)



2020年4月5日日曜日

nimslo 3Dで二重露光テストしてみた

多くのフィルムカメラは、フィルム巻戻し時にロック解除ボタンを押してフィルムを逆転できるようになってまして、この機能を利用すれば重ね撮りできるって事じゃないか?
で、たぶん多くの先人はやってると思います。
僕がNishikaやnimsloを使用するようになったとき、既にPCで写真加工できたので、わざわざカメラ内で重ね撮りしなくても、同じ効果をPCでできるからと、そんなに意欲わかなかった。どうせうまくいかないだろうし。だってきっちりフレーム合うように巻き戻すの無理でしょ。

と思ってたけど、どうやらフィルム病が進行したようで、やってみました。ダメもと、というか失敗したらしたで面白いかも知れんと。
nimslo 3Dカメラでまず普通に撮って、フィルム本体の方の軸にゆるみがないようにタイトに...いや、ゆるみできちゃうなあ、まあいいか。
巻き上げレバーでゆっくり、フィルムが何回転するか見て数えて覚えよう。
この時は1回転半と少し。1と3/5回転ぐらいかな。ムービーで撮ったんだけど、そんなにうまく撮れてないから静止画のGIFにしました。
カメラ底面のロック解除ボタンを押して、1と3/5回転だけ戻す!
さあこれでばっちり二重露光が...やっぱりうまくいかないな〜。
犬のジョンくんの襟首をつかむ

ちょうどひとコマずれた!わーい

まあ、予期せぬ効果はありますね。

今回使用したフィルム
Kodak color plus 200


アマゾンco.jpで「nimslo」を検索