2010年5月28日金曜日
ビューマスターがやってきた view master
ビューマスターは、半世紀前からあるアメリカの3D写真ビューワ。
小さなポジフィルムの立体写真が、円形のリールに7枚(左右1ペアのが7ペア)貼られていて、それをカチャカチャと回して見る。
まあ「おもちゃ」なんだけれど、歴史があって、リールも多種類あるので、欧米ではコレクターズアイテムの定番でもあるようです。
近年、事業が別会社に買われてロゴがimage 3Dになってますが、みなさんビューマスターと呼んでますね。
全盛期には専用カメラや高級ビューワが売り出されていました。
高級ビューワは今でも新品売ってるかな。光源内蔵で数万円するような。
今回僕が買ったのは一番安いやつで、1050円。フィルムを光に向けて明るく見るものです。
光の取り入れかたはそれが普通なんだけど、デザインがモダンだったり、キャラクターとタイアップしてたり、ビューワもいろいろ種類があるようです。
アナクロ3D関連のサイトでよくみかけるビューマスターだけど、新品を日本のお店で買える日が来るとは。
これも3Dテレビなど、近頃のモダン3Dのおかげですね。
検索すると、ほんの何年か前までなら、日本でもファミレスで売ってたとか、観光地のお土産屋で売ってたとか、そんな記述があるにはあるけど、実際買うとなると、ネット通販でも中古でコレクター向きのやつとかで、普通のを安く売ってるのはあまりなかった。
新品のちょっとモダンなビューワ+リール1組で5000円っていうネットショップがあったけど、むう、安くないなあ。
それならアメリカのアマゾンで買ってしまうか!そう思ってamazon.comのIDまで作ったけど、安いビューワ+リール2組で送料込みで6000円になった。
それもなんだかなあ〜。日本で入手不可能ならともかく。
6000円のうち半分が送料だからなあ。
それで購入を先延ばしにしてたら、stereoeyeで新品を通販してる!いいね!
http://www.stereoeye.jp/shop/index.html#Image3d
今回、東急ハンズではstereoeyeの出張所みたいな3Dコーナーが期間限定で開設されて、ビューマスターに限らず、アナグリフ3D関連のグッズが売られています。
stereoeyeの通販ではリールがオリジナルのものしかないようだけど、東急ハンズでは中古で何種類かあるみたいだから、渋谷に行ってみよう!てな訳なのでした。
リールは中古で一番安い700円のものを買いました。stereoeyeオリジナルのリールは、欲しくなったら後で通販でも買えるんだから。
本来リールは新品だと3枚セットで売られてるらしいです。
ステレオ写真7ペア×3、ですね。
ひとつのテーマで、たとえば「ヨセミテ国立公園」とかそんなタイトルでリール3枚ワンセット、らしいのです。どうやら。
それが新品だと9ドル〜十数ドルぐらいなんですが、え、中古でリール1枚700円?
むう、そうそう売ってるものではないし、これくらいの値段は仕方ないのかな。
第一、ビューワだけ買ってもリールがないと意味ないからね。
家に帰って早速ビュー!
おお!明るい!
確かに小さい写真だけど、明るいのでクリアに見えます。
立体効果は…まあそれなり。あるものはあるし、そうでもないのもある。写真によりけりですね。他の立体写真と同じように、カメラマンのセンスと労力次第でしょうか。
でも、立体効果少ないとしても、きれいに見えます。
フィルムが汚れてなければ。
やはりかなり古いものという事で、フィルムの汚れも少なからずあるし、
リールが擦り減っているのか、素直にカチャカチャ回ってくれないのもある。
数十年前のフィルム、しかもおもちゃとして扱われてたのですから、やはり多くはちゃんと管理されてないのでしょう。
今、アメリカで売ってる新品のリールも売ってくれればいいのに。
これではマニアしか買ってくれないだろうなあ。
同じコーナーにTHE AMAZING CARDというのも売ってました。
(stereoeyeとは関係ないですね。別の販売店がオランダから輸入してるようです)
紙に印刷されたステレオ写真とビューワが一体になってるものです。
折り畳んでハガキサイズになるのがポイントですかね。
写真があまり大きくないし、1枚だけで525円っていうのも安くないですね。
それでも、これひとつだけで写真とビューワとで完結してるから、人にあげるのに最適と思い、いくつか買いました。
家でひとつ見てみたら、ん〜、お店でサンプルを見た時よりも暗いなあ。
上から光が入って来ない構造だからですね。
お店は環境光が多くて明るく見えたけれど、普通の室内はたぶん上からしか光がないから、傾けるとか工夫しないと暗いですね。
検索してみたら、あちこちのミュージアムショップで売ってるみたい。THE AMAZING CARD。
BUNKAMURAミュージアムショップで多種類扱ってるらしいけど、ショップだけって入れないんだよなあ。
渋谷東急ハンズの3Dコーナーは6Aフロアで6月2日までです。
そこで初めて、35mm(ぐらいの)ポジフィルムの立体写真も見ました。非売品のビューワで、参考展示されていたのです。
これも凄かった。明るく、クリアで!
--追記--
後日また渋谷に行くことがあったので、stereoeyeのビューマスター用リール「3D TOKYO」を買いました。美しい!
2010年5月26日水曜日
映画「アリス・イン・ワンダーランド」alice in wonderland
Alice in Wonderland
2010年 アメリカ映画
監督 ティム・バートン
予告編は、がしがし3Dに見えたのでちょっと期待。
確かに3D効果はあった。特に、リアル世界は2Dで、ワンダーランドは3Dでという描き分けもあって(3D撮影技術的にはその方が楽みたい、というか、ライブアクションは殆ど2Dで撮ったらしい)、んまあ3D部分は面白かったです。
CGキャラクターの方が3D的に描き込める、という事もあってか、人間が演じるキャラクターよりもずっと魅力的に見えた。ウサギも、イモ虫も、蛙も魚も、極めつけにかっこいいチェシャ猫も!
もう帽子屋もフルCGでよかったんじゃないか?あの帽子屋の悲しみや混乱は、この映画のジョニー・デップ VS CGキャラだったら、CGの方がリアルに伝わって来ると思う。
アリスが大人ってどうなのよ、と見る前は思ってたけど、ワンダーランドのキャラクター群を目の当たりにしたらどうでもよくなってしまった。
しかし振り返ってみると、アリスが大人になった事でより興味深い視点ができたのかというと、別にそんな事ない。
ワンダーランドに適応できないで、これは夢だなんて言ったり、ありきたりの映画で役者が喋るような事しか喋ってくれない。
この映画の大きな不満は、根本的にフツーの映画な事ですね。
我々大人にとって興味深い「子供」の感覚と、不条理満載の「不思議の国」がミックスされてくれれば面白いけれど、そこにいるのは大人だし、世界は不条理ではなく「予言」やら「運命」やらレールが敷かれてる。
物語のクライマックスはアリスが聖剣を奪取して魔物を倒す…なんだよこれ!
話が進むほど不条理さがなくなって、三流ファンタジー化していく。
ファンタジーってこんなんでいいんだろ、女が剣を振り回して魔物を倒せばいいんだろ、という。
子供なら面白がって見るだろうけどね。
はっ、そう言えばこれはディズニー映画だから、子供向けでいいんだ…
でもディズニーアニメの「不思議の国のアリス」だって、もうちょっと不条理さは守られていたと、ぼんやり記憶している。(だからディズニーアニメの中では「不思議の国のアリス」が好きだった。今見るとどうなのかわからんけど)
それなのに、ティム・バートンが監督しているとあってはなおの事、これはどうなんだ、と思ってしまう。
なんでそんなに不条理好きなのか。
ヤン・シュヴァンクマイエルの「アリス」(1988年)が一番印象深くて、あれはもう「不思議の国のアリス」とは別物なんだろうけど(原作読んでません)、今度の映画は10年後ぐらいの話なんだし、設定上はもっとカッ飛んだ事も出来るはず。
極彩色のごった煮映画として、それはそれでシュールなアリスものを期待してたし、確かに前半はそんな希望もあった。
しかしまあ、フツーの安直ファンタジー映画に変えるぐらいしかできなかったようです。
ジャバーウォッキーが他のCGキャラと比べてリアルさがないのもいかん。しかもそれと戦うのがクライマックスだなんて。
チェシャ猫が笑うよね。
2010年5月22日土曜日
こっそりUSTREAM配信
自室で食べ物の立体撮影をしてるところを、電話ゲストのヤーッコとの会話を交えて、なのですが、数人にメールしただけであまり告知らしい事はしなかった。
まあそれでよかったかと。
結局ヤーッコと、よもやま話してただけな気がする。。
たぶん、またやります。
自室でできるUSTREAM配信、何かやってるところを見せるとなると、他に思いつくものがないので。
どんな写真ができるかというと、
http://www.flickr.com/photos/parallel_yoshing/4352479951/sizes/o/
こんな写真。これがどのように撮られるのか、興味ある人もいるのではないかと。
いちおう、USTREAMの番組「Stereo Shooting 立体撮影やってみる」のアドレスは
http://www.ustream.tv/channel/stereo-shooting
です。
ユースト、よくわからんですね〜、設定とか。
今日は関係なかったけれど、ソフトウェアUstream Producerの無料版をダウンロードしてみました。
昨晩、こっそり使ってみたのですね。
無料版だとカメラ1台とデスクトップ画面のふたつをスイッチ又は合成するだけですが、それでもまあ面白いし、簡単ですなあ。
なあんかいろいろやってみたくなるね。
コンセプトが違うけど、3D撮影ができるwebカメラというと「ミノル」がありますが
http://www.picmo.co.jp/product/index.html
残念ながらMacでは使えないみたいなのです。
欲しいんだけどね。
2010年5月21日金曜日
ブラジルUFO 2010.05.16. 早稲田ZONE-B 写真を3Dスライドショー
FinePix W1で撮影した3D写真を、YouTubeの3D表示機能を利用したムービーにしました。
交差法で並べたムービーをYouTubeにアップする際、タグに「yt3d:enable=true」と入れると、
YouTube側が色々な方式に変換して、表示も閲覧者がセレクトできるようになるのです。
ちょっと目立たないし、いまいち普及しきれてないので、画像で丁寧に説明!
ズラっと並んでます。こんなにいっぱい3D方式があるのね。。
RED/Cyan Glassesがいわゆる赤青セロハンメガネです。
メガネを使わない方式だと、Parallelが「平行法」で、「Cross-eyed」が交差法。
ちゃっちゃと切り替わってくれます。
ですが、この3Dオプションは、<object>タグまたは<embed>タグでブログなどにムービーを貼り付け表示させると、無効になってしまうのです。
なので、YouTubeのページへのリンクです。
http://www.youtube.com/watch?v=EDZKNzV1tYI
どうも僕のわずかな経験では、たいして大きくもない画面で3Dの動画って、あんまり効果感じないのですね。
静止画ならそこそこ効果があっても。
という訳で、下手な動画よりも写真のスライドショーがいいんじゃないかな〜と思ったのです。
ちなみに、タイトルにyt3d:enable=trueと入れてるのは、同好の志が検索してくれそうな気がするからです。
2010年5月19日水曜日
TEENAGE SLANG SESSION 早稲田ZONE-B
ブラジルUFOを普通にW1で3D写真撮影して、
EOS 7Dも持って行ったんだけど、ブラジルUFOは動きが激しいので、あんまり7D向きじゃないんだなあ、でも写真撮影が一段落したら7Dでも撮ってみようか、とか思ってたら終わってしまった。
で、TEENAGE SLANG SESSIONを7Dでちょこっと撮ってみました。
先日買ったマイクアッテネーターも使用しました。
音いい感じですよね。低音があまり目立たないという、バンドのスタイルのおかげもありますが。
その場で聞いててさほど爆音でもなかったので、-40dBはどうなのかな〜と思ってましたが、丁度いいですね。
この日は客席部分をステージにしてたので(客はやっぱり客席)、照明が暗かったです。
これでISO3200設定です。
う〜ん、ピント微妙だな。もうちょっと近づいて撮れば、カメラと手前のJIN君との距離が近くなって、それでいて奥の森川嬢は相対的に遠くなるから、はっきりピントをどこに合わせているか主張しやすいんだろうなあ。(合っていれば)
2010年5月9日日曜日
3Dテレビを見に行った 3dtv
むうん、50インチオーバーで40万円ですぜ!
もちろん専用メガネも展示されてるので、それで見てみました。
なんだか、あんまり、立体効果ないなあ。いや、立体してるけど、そんなでもない気がする。
もっと下品なくらい立体してる方が好きなんだけどなあ。
もっと近寄って見ればどうなるか…専用メガネがテレビから2.5mぐらいのところに固定されていて、近寄って見れないのですね。
これくらいの距離が一番効果ある、という事なのかなあ。
しかし、こんなに離れて見るんだったら、50インチなんてでかい画面必要か?
小さいテレビで近寄って見ればいいじゃん、と思うんだが。
ゴルフの映像(バンカーショットのスロー映像など)と、峡谷をボートで行く映像を見ました。
このテレビ用のデモ映像かな。
それにしてはバンカーショット、手前に砂が飛び散ったりして立体向きなのに、なんかあまり立体効果を感じないのですね。
電気店の明るい照明下で3Dテレビは不利、という説もありますな。
峡谷の映像はちゃんと立体に見えました。しかしもっと立体効果欲しいなあ。
紀行モノ、花鳥風月モノは3Dに向いてると思うのだけれど、メガネなしの方がリラックスして見れるので、もうちょっと立体効果がないと、2Dでいいかな〜と思ってしまう。
まあ、どう思おうと40万円のテレビなんて買えないけど。
それに、2.5m離れなきゃならんとしたら、狭い部屋に住んでる人間が頑張って買うものではない、という事か?
ところで、
ヤマダ電機で「アルゴ探検隊の大冒険」DVDが990円で売ってた!買いました!
前は3900円ぐらいだったのに、いつの間にか1980円で再販されてたのですね。それが990円って…4千円で買わないでよかった。
マイクアッテネーターをまた購入 attenuator
武蔵野音響研究所
http://blogs.yahoo.co.jp/cosmostudio64
これは製品紹介などをしてるブログで、売ってるのはヤフオクです。
限定2個のうちのひとつを買ってしまって、心苦しい気もしますね。もっと多くのビデオカメラマンが持つべきものだから。
以前のが-20dBと-30dBのふたとおりだったのに対して(このブログ2007.7.12.の記述)、今回のは-40dBと、より減衰される仕様になってます。
実際のところ、僕が使ってて-20dBと-30dBとで、どっちがいいとか効果がどうとか、あまり感じなかった。
という事は…それほど音が大きいという事なのかなあ。
バンドの収録にしても、ライブハウスの違いやマイク位置の違いで、爆音ぐあいも変わってくるので、正確に比較するのは難しいのですがね。
同じバンドで同じ日に-20dBと-30dBを試してみて、なんかあんまり変わらんなあと思った記憶があります。
とりあえずビデオカメラにつなげて音声レベルメーターを見ると、確かにかなり減衰されてる感じ!
アッテネーター万能とは思ってません。ギターの音はいいとしてもドラムが頼りなくなってしまう。
それでも、割れ割れサウンドよりもずっとマシですからね。早く使ってみたいなあ。
2010年5月8日土曜日
本「奇界遺産」books
それがなんか急に、佐藤健寿著「奇界遺産」を買いました。
もともとはX51.ORGという神秘ネタのサイトを運営していた人で、僕もせっせとそのサイトを閲覧していたのですが、ここ数年は取材・執筆活動に専念してるようで、ほとんど更新してませんね。
で、この本の前にも「X51.ORG THE ODYSSEY」という本を出しているんだけど、それはUFO系の本みたいで、僕はUFOには本を買うほどの興味なくて買いませんでした。
で、最近発売されたのが「奇界遺産」。うむむ、どうよこの表紙!
アマゾンのちっこいアフィリエイト画像じゃわかりにくでしょうが、ベトナムのテーマパークだそうです。手前にあるのはプールです。行ってみたいなあ。
そしてこの本自体がでかい!A4サイズぐらいある。厚い!重い!なにしろふだん文庫本ばっかり買ってますから。
値段が4千円近い。安くない。でもなんとなく逃してはいけない気がして買いました。
内容的には確かにこれ、ボリューム満点な感じ。
トンデモテーマパークや、狂気が垣間見える妙な所を数十カ所紹介してます。かなーり濃いです。
地域的にアジアが多いですね。いいんだけど、世界にはもっともっとありそうな気がします。続編希望!
文章による説明や考察はあまりなくて、写真!写真!写真!カラー写真どっさり!
ページ数の制限があるのでしょう、小さな写真も多いけど、欲を言えばそれらも大きく見たかった。
そうすると値段が上がるのかな。
インターネット時代ですから、時間をかけて検索すれば、似たような写真を無料で見ることもできるんでしょうかねえ。
だから値段はギリギリ安くしたい、それでも4千円なのでしょう。
でも、本という形になってるので、所有欲を満たしてくれます。
幼児のホルマリン漬け写真なんていうグロっぽいものあるけど、おもちゃがお供えされてるので、グロという感覚を飛び越えてしまった。そりゃ子供はおもちゃ好きだよね。
必ずしも万人には薦めないけど、持ってて嬉しい本なのは確か。
お〜、やったぜ〜、てな感じ。
しかしX51.ORGが普通に更新されてたら、買わなかったかもなあ。
http://x51.org/
(グロ系画像もあるので苦手な人は注意)
2010年5月3日月曜日
移動インターバル撮影 浅草寺 moving interval shooting sensouji
1年以上前なんですけど、これは、という音楽がなくて放置してて、たまに思い出して音楽を探して、というのをやってました。
もっと撮り足して長い映像にしようかと思ったのですが、浅草寺は現在工事中で、シートに覆われてます。
今日、急に思い立ってSoundtrackで音楽を付けました。
なんかフツーな出来映えですね。。
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2010.5.13.追記
音楽を少し変えて、エフェクトも少し変えて再アップしました。それが上の動画です。
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カメラはエプソンCP-920Zです。
僕の中では最近この移動インターバル撮影、あまり流行ってないんですけど、7D買ったことだし、またやってみたいですね。
これくらい広角に写ってくれるといいんだけど、今持ってる7Dのレンズだとこれほどじゃないですねえ。
別売りリモコンでインターバル撮影できるのはわかったけれど、そのリモコンが1万3千円もするしなあ。