2011年5月17日火曜日

YouTube 3D動画作成ツールを試す

YouTubeの「開発中だけど公開してみるプログラム」TestTubeのひとつに、3D動画作成ツールというのがあるので試用してみました。

http://www.youtube.com/editor_3d

2本のムービーを右、左と指定すれば、自動で1本の3Dムービーに変換してくれます。

試作品「廻る焼餃子」


説明には2台のビデオカメラで、と書いてあるけどこれは1台で2回撮ったものです。
普段なら、それぞれ片方の画像にしか写ってない部分(端の方)をトリミングするんだけど、これはテストなので手を加えませんでした。
プログラムの操作はとても簡単でした。右ムービー・左ムービーを指定したら、あとは勝手に3Dムービーを作ってくれます。

ムービーの指定は、既にアップロード済みのムービーから選びます。
だからまず片方づつの素材ムービーをアップロードして、非公開設定にして…公開しちゃうと片方だけで人に見られちゃう…ちょっと面倒だけど、まあいいか。

「時刻の同期」もやってくれます。
2台のビデオカメラで撮った場合、音声を解析してタイミングをぴったり合わせてくれるらしいです。
今回のは2回撮りで音声なしだったけど、これは便利ですよきっと。人間が耳で判断するより、機械がやった方が速くて正確ではないかと。

2台のカメラが上下にズレていた場合、自動または手動で補正できます。これも今回は必要なかったけれど、きっと便利。

でも果たして、このツールにどれだけ需要があるのかしら?
QuickTime ProとかFinalCutとか、動画を編集するソフトがあれば、まずローカルPC上でこういったムービーを作って、効果を確認してからアップロードするのが普通だし、
そもそも同じメーカー、同じ型番のビデオカメラを2台持ってるような人だったらそれくらいのソフトを持ってるのではないか?

自分で2台カメラを持ってなくて人のを借りる、という場合もあるか。
3Dカメラを買うほどじゃないけど、ちょっとやってみたい、という人もいるか。
動画編集ソフトを持ってない、という人もいるでしょうからねえ。
そういった「すき間」を狙って3Dの裾野をひろげようという事かな。

と思ったが、それだけじゃない。
フジのW1、W3の3Dムービーは、1本のAVIに2本分のデータが入ってて、それは専用ソフトで右ムービー・左ムービーに分割できる。
でも、そのムービーをネットで人に見せたいと思っても、ばらばらのムービーが2本あるだけなのです。このYouTube 3D動画作成ツールこそドンピシャのサービスになりますね。
「お金出して動画編集ソフト買う」以外の選択肢がこれなんだ〜。

これは試験運用中だから、この先なくなる可能性もある、という事?いや、絶対残すべきでしょう。

ちなみに音楽はAndreas Panayiの"Silent Night"
YouTubeの「オーディオ入れ替え」機能を使いました。
モノによっては音楽に関連した広告が表示されることもあるようで、へ〜え、そんなビジネスもあるんだ〜。

0 件のコメント: