2022年9月30日金曜日

アメージングカードも気になる amazing card

前回の記述「タカラトミー3Dショットカム用ビューワいいね」の続きと言いますか、関連と言いますか。

続きとしては…ステレオクラブ東京展覧会2022in桶川、盛大無事に終了しましたので御礼申し上げます。
あんなにいっぱいプリントしたステレオカードだけど、イベントが終わってしまうと、それを家で見てもあんまり気分が盛り上がんないと言うか、おかしいなあ、ステレオの高揚感がもっとあったのになあ。箱に入れたまま出さなくなっている。

さて、タカラトミー3Dショットカム用ビューワと言えば、その元祖?アメージングカードがありますね。デザインそっくり同じで、どっちが元祖か知らないけど、たぶんアメージングカードの方が古いのではないかな。僕が知ったのはアメージングカードの方が古いから。

タカラトミー3Dショットカム用ビューワは、自分で撮った3D画像をプリントしてそれを入れ替えて見る物なのに対して、アメージングカードは製品に画像がプリントされてて入れ替えない。一製品で一画像をずっと楽しんで見てねっていう物ですね。

最初に買ったのは渋谷東急ハンズで3Dフェアやってた時で…あれは10年前?もっと前?

裏面に2D画像が大きくプリントされてて、これはこれでいさぎよい。

肝心の3D画像はちょっと小さいけどレンズ拡大されるし、それなりに3Dを堪能できる。
しかしやっぱり暗いよね。光が入るように向きをあれこれ試さないと。

東急ハンズと他のどこかでも買って数個持ってたけど、持ってるけど、暗い事もあってそれっきり、その後10年しまい込んだままでした。たまに見てたかな。

最近また気になってきたのでどこかで通販してないかな〜。美術館や博物館のリアルショップで売ってるらしいけど、どこであれ行けば必ず売ってるという物でもないからなあ。

名古屋市美術館のミュージアムショップサイトでヒロエニムス・ボッシュのアメージングカードがあったので買ってみた。

2Dの絵画を3Dに変換したものですが、ボッシュの絵をどのように?と思ったら完全に「書き割り」立体でした。いや、いいんです。書き割り立体もわりと大好きですから。

裏面。デジカメで撮ってPCモニターで見たら肉眼よりも細かいところが見えるから、この見方でいいんじゃねえか、と思ったり。

通販で送料もかかるから、もうひとつムンクの「叫び」も買ってみました。

これも御立派な書き割り立体で、果たして美術好きが見るものなのか、いやそもそもこのサイズで絵画鑑賞もないもんだ、キーホルダーみたいなもんだよね。

残念な事に名古屋市美術館のミュージアムショップではもうアメージングカードを扱ってないようです。
https://ncam.shop-pro.jp
注文した時、9/25までって書いてあったなあ。なぜ期間限定?

検索してもう一カ所、猫雑貨専門店けいと屋ニコルのwebショップで売ってるのもみつけたので買ってみました。
https://www.keitoya-nicole.com/

ダヤン、日本へ行く

フォーンの森のファニイたち

この2作品は素晴らしく良くできたカードです!
書き割り立体ではあっても「立体ならお前ら満足なんだろ」という態度は感じられない。
「どうです?いいでしょこれ」制作者のニコニコ顔が見えるなあ。
ダヤンとかよく知らないけど、制作が株式会社わちふぃーるど?わちふぃーるどというのは猫のダヤンさんたちが住む架空の国の名前だし、キャラクター商品を扱ってる会社名でもあるのね、ふむふむ。3D好きのスタッフがいるのかな。あるいは2D-3D変換は別会社かも知れないけど。

しかし、わちふぃーるどのwebショップにはアメージングカードないんだなあ。
http://www.wachi.co.jp/
すべて出荷してしまったのだろうか。

アメージングカードはオランダに会社があって、そこでいろいろ企画制作してるようです。
https://www.theamazingcard.nl/
おっと日本の代理店もあるのか… https://www.ultd.jp/ 見事になんにもわからない…個人のお客様への資料は用意してません、そうですか。たぶん、美術館博物館おみやげ屋さんに卸すのが専門なのでしょうねえ。
前述のボッシュのカードはこの代理店が輸入して美術館に卸してるようです。
でもダヤンは日本製って書いてあるから日本の業者が印刷してるのですね。

そして、今まで知らなかったけれど、アメージングインサートビューワなんていう物もあるのね。
https://www.theamazingcard.nl/insert-viewer.html
これいいじゃん、ビューワひとつでカードを替えられて、立体画像をとっかえひっかえ見られる。タカラトミーのビューワと違って、上から挿すようにできてるみたい。サクサク替えられるのではないかな。
まあ、暗いのに変わりはないようだけど。

このインサートビューワ用の既製品カードもかっこいいなあ。
https://www.theamazingcard.nl/stereo-cards.html
サンプル画像、縦長になっちゃってるけど、たぶん裏と表をひとつの画像にしてるだけだと思う。なぜかは知らないけど。

日本で売ってないかなあ。ビューワだけオランダから輸入するってのも…やってもいいけど。

ちなみに「ダヤン、日本へ行く」けいと屋ニコルでも在庫なくなったようです。
「フォーンの森のファニイたち」は売ってます。
https://www.keitoya-nicole.com/?pid=83221610
送料が、サイトで表示されるのは宅急便料金だから安くないけど、実際にはこのカードだけならもっと安くなると思います。たぶん。

アメージングカード、自分だけのプチブームでした。

2022年9月15日木曜日

タカラトミー3Dショットカム用ビューワいいね

 ステレオクラブ東京展覧会2022 in 桶川に向けて、ステレオカードを制作してますが(このブログ2022.8.29の記述) 、副産物として、タカラトミー3Dショットカム用ビューワに差し込む3D写真もせっせとプリントしてます。

前回の記述では、3Dショットカム用ビューワの上部に穴あけて明り取りにしましたが、それでもいいんだけど、まだちょっと暗いからいっそのことミニミニLEDライトを取り付けてみました。

以前に買ったLEDフィンガーライトのゴムを外して、
セロテープで装着!

これはいい!明るい!反射もほとんど気にならない。覗き込む感じで鮮明に見えて、視界のかなりの部分を占める没入感と言いましょうか、ハマる!
今までいろんビューワを見てきたけど、これ最高だな。ずっと持ってるだけで使ってなかった!
もちろん小さい写真なので、解像度はさみしいですけどね。
でもたとえば、lomographyのpop9で撮った写真なんかは、もともと解像度低くてざらざらだから、このビューワで拡大してみるとそのフィルムっぽい味わいたるや格別ですな。とてもいい!

Lomography pop9

このpop9カメラにクローズアップレンズを付けて撮ると(このブログ2020.5.6の記述)レンズ間の距離が短くてもそれなりの3D写真が撮れる。それを今回のライト付きビューワで見ると迫力あっていい!他の、普通の3Dカメラで撮った写真もいいけど、pop9はもともと撮る時点で高解像感を求めないので、細かいところを見て楽しむ写真ではなく、トイカメラっぽいフィルム感を楽しむ写真になって、それが3Dで増幅される感じ、いいね。

9コマだけど、その中の2枚だけで3D写真にします。たとえばこれは1と3。

大迫力の3D写真ができましたぜ!(左画像が3で右画像が1になるので、これからやってみる人はご注意を)

一方でやはり、小さい紙なので解像度はそんなに高くならない。デジタル一眼で撮った3D写真は高解像度なのを知ってるだけに、もう少し見えたらぞくぞくするんだけどなあ、と思わないでもない。

ちなみに、もっぱら300dpiぐらいでプリントしてます。ぐらいって言うのは、コンビニ写真プリントなので、余白分のデータがなくなるから…290dpiとか?
それは2Lサイズ用紙にクラシックステレオカードをプリントするついでに、余った部分にこの3Dショットカムビューワ用写真をプリントする場合で、ついでではなくLサイズ写真にプリントしてみよう。400dpiと500dpiでプリントしてみました。1ピクセルのしましまラインを引いて、それが400dpiでも500dpiでも同じようにグレイに見えてたら500dpiの必要はないな、と。

この、スマホで紙を撮った写真を見てもよくわからないだろうけど、実物を見た感じだと、dpiが高くなるとそれなりに高精細になるようですね。
しかし実際にデジタル1眼で撮った写真で比べてみたけど、違いがよくわかんないな〜。

それと、Nishikaやnimsloでも、例えば5mぐらい離れて人物を撮った写真なら、表情をもうちょとはっきり見たいな〜と思ってしまう。
細かい部分をじっくり見るのには必ずしも向いてないけど、フィルム画像に没入する感覚はちょっと他にないなあ。あるのかも知れないけど、僕は知らない…。紙プリント3D写真ビューワでも、照明をあてて外の視界をさえぎるようなのがあればいいんだな。前世紀中葉頃にはあったろうなあ。



フィンガーライトの本来の使用方法。

 

このフィンガーライト、電池が切れたら交換じゃなくて捨てろって事かな。ちょっと開けてみたけど、電池交換できるけど、面倒そうだな、部品が散り散りになりそうだ。