2022年10月10日月曜日

Teco Nimsloで撮ったポジフィルム鑑賞

 このブログ2022.7.102022.7.11にnimsloを改造したTeco nimsloを入手した件について書きました。

Teco Nimsloは、nimsloの4つのレンズのうち二つだけ生かして、本来フィルム1本で18テイクしか撮れないはずなのに36テイク撮れるように改造されたものです。
当時は4つの画像からGIFを作る文化も手段もなかったので、ふつうに二つの画像から「立体視」できればいいじゃん、と思う人も少なくなかったのでしょうか。そうなると4枚撮っても残りの二つはいらない訳で、じゃあ最初から2枚しか撮らないカメラにしてしまえ、倍のテイク撮れるし。おそらくそんな思惑・需要があったのでしょう。

さて、フィルム時代の立体写真鑑賞手段として、リバーサルフィルムで撮って、肉眼で美しきポジフィルムを立体視しようという贅沢な方法があったようで、私は当時の事をよく知りませんが、おっと、何やらビューワが手元にありますぞ。

 1枚づつのスライドマウントをふたつ使用して、左右画像を立体視しようというビューワです。

ステレオクラブの例会で安く買ったんだったかな。ビューワが光って見えるのはこれを撮ったスマホのフラッシュが反射したからです。光源とか中に入ってません。光源付きで写真がカチャカチャ切り替わる立派なビューワも世の中にあって、先日のステレオクラブ東京展覧会で展示されていました。

さーて、リバーサルフィルムを使ってTeco Nimsloで撮って、お店に現像頼んで待つ事10日少々、わーいできたぞー、おお!現像代金1793円!まあなんでも値上がりのご時世ですからねえ。確かにリバーサルフィルム現像は大衆的な趣味じゃないかも。

茨城県常総市、一言主神社にて撮影。
太陽光とフラッシュで撮ったのになんだか緑っぽいのはフィルムが古いからかなあ。期限切れ間近で半額になったフィルムを買って、1年後2年後とかに使ってるから。

スプライサーでフィルムを切る。画像上の赤い丸のあるなしで左右を判別できるので、バラバラになっても分かりやすくていいね、nimslo!

ワンセットできたからビューワで見てみる。
けっこういいね、これは。
このブログの写真からは何も伝わって来ないだろうけど、なかなかクリアに見えますよ。
本来35mmフルサイズのカメラで撮ったフィルム用のマウントだからnimsloのハーフサイズだとこうやって空白ができてしまう、なので黒いテープか何かでマスキングするつもりだったけど、それやらなくても、このままでも鑑賞には差し支えないですね。

これは贅沢な趣味だなあ。
フィルムをスキャンしてPCで見るよりもクリアに、高精細に見える気がしますよ。気のせいかも知れないけど。

ステレオクラブ東京の展覧会でも撮りました。
別にそんなに期待もしてなかっただけに、このクリアさはびっくり。(本当に、このブログの写真見てもまったく伝わらないだろうけど)
そりゃ普通に奇麗に撮れるフルサイズのカメラならそうだろうけど、Nimsloでもクリアに見れるもんだなあ。
普段使ってるネガフィルムよりも高精細に撮れるのかしら。リバーサルフィルムってそういうもの?常識?
あるいはいつも使ってるスキャナーって、実はピント甘いのかな。それはあるかも知れない…。

まだもう1本、2021年1月に期限が切れたフィルムがありますからね、これは撮らないと。
いや、meoptaも撮らないと。じゃあフィルム買えよって?そうですよね。リバーサルフィルムって1本1600円以上するからなあ。今はもっとするかな。そして現像代が1800円…しびれますね。

今回使用したポジフィルムの立体視ビューワ、STEREOeyeで売ってます。
https://www.stereoeye.jp/shop/#stereo-slide-viewer

フジのリバーサルフィルムVelvia100、アマゾンで1800円!

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