2025年11月20日木曜日

露出オートのみのnimslo 3Dカメラなので、センサーに光を当ててだまくらかしてみる

 nimslo 3Dは素晴らしいカメラなのだけれど、露出オートのみなのが難点…いや、おかげで撮影失敗しにくいから良い点でもあるけど、ああ、もっと絞れればピンとが深く合うのになあ。
オートだから明るいところだと絞られて、近景から遠景までピント合う。でも暗いと絞り解放(たぶんF5.6)でピント合う範囲が狭い。暗かったらフラッシュ使えばいいんだけど、フラッシュ使っても絞り値は変わらない。私はフラッシュ多用する人間なので、意図的に絞ってフラッシュで明るさをプラスすりゃいいんだ。でも意図的に絞れないんじゃなあ。

Nishika N8000みたいにF19まで撮影者が絞れれば、被写体まで1メートルぐらいと近くてもピント合うんだが。

そこで、nimslo 3Dの明るさセンサーに光を当てて、本当は暗い環境なんだけど、ここは明るいですよ、と騙してみるテスト。

ファインダーの脇にあるのが環境光を計るセンサーだと思う。

センサーをふさぐと、絞り開放でシャッターが動く。nimslo 3Dカメラは絞りがシャッターの役目も果たす。

小さいLEDライトを小さい箱に入れて、カメラのセンサーにだけ光が当たるようにする。

目論見通り、絞りが狭くなりました。

面積から計算すると、F17 ぐらいかな。(解放でF5.6というのは英語版ウィキペディア…にそういう記述があったんだけど、今見たらレンズに関する記述がなくなってる…。F値が1.4倍になると光が半分になるんだっけな〜、絞りの面積が半分なら光も半分だよね、という根拠で計算)

わーい、これで強制的に絞れるから、近くてもピンと合うぞ。フラッシュ使えばいいんだ。
と思ったら、フラッシュ光らないじゃん!光らないじゃん!
そうか!充分明るい環境だとnimslo 3Dが思ってるから「フラッシュいらないよね」と判断するのだ。がーん。

目論見はついえ去った。フラッシュ好き人間なので、フラッシュ使えないと意味ないのだ。なにか使い道あるかもしれないけど、オレは急速にそそらなくなったよ。

残念だがこれでおしまい。

余分なテスト。
夏の炎天下に、LEDライトあり・なしでピントの合う範囲をテスト。

センサーを騙すLEDライトあり。

ふーん、やっぱりピント合うのは60cm、70cmぐらいかなあ。

LEDライトなし、夏の昼間の自然光で撮ると。
おお〜っ、近くまでピント合ってる。暗く写ってるし、F17より絞るんですねえ。8月の日差しは強烈ですな。ちなみにこの日、伊勢崎で最高気温41.8度を記録しました。そんな日の午後2時に千葉県野田市で撮影。

ちなみにnimslo 3Dは絞りだけでなくシャッター速度も変化しての露出オートなので、シャッター速度もセンサーからの明るさに応じて変化する。で、同じLEDの同じ光の当て方だとしても、シャッター速度がどうなってるか分からないので、このLED作戦も常にF17なのかどうか、実はわからないのだ。そりゃ絞りだけだって、撮ってる時に見えてるわけじゃないけどね。たぶん同じ光なら同じ露出だと思うけど。



2025年10月30日木曜日

Loreo 9005✕3段で平行法・交差法立体視なGIF

  LOREO 9005とEOS 70D、せっかく3台あるんだから遊んでみよう。

このブログ2025.10.9.の記述にある「縦使いの横3列」を90度まわして、普通に平行法写真を縦3段で同時撮影。

ねこさんを撮ってGIFに。
平行法

交差法


ステレオベース90mmでカメラから猫までの距離は1メートルとかそれくらい。かなり近い。
なので視差がちょっときついけど、猫の顔だけ見るぶんにはまあまあ。
視差がきついから背景をあんまり撮りたくないけれど、このLoreo 9005✕3のリグで撮ろうとすると猫が逃げるんだよね。いかついですからね。猫が寝起きとかぐずぐずしてる時なら、逃げるの面倒臭いみたいでその場にいるから、そのすきに撮る。だから背景がどうとか贅沢言えないのだ。

とは言え、縦方向のレンズ間隔が広いので(112mmだっけ)、やっぱり遠くの背景を入れたくないから…やや上から撮る?

平行法

交差法

画像をクリックすると大きな画像で表示されます。いや、アップロードしたオリジナルのサイズなので…横幅720ピクセル…大きくはないかも。スマホはともかく、PCで見るのに適した平行法・交差法の画像サイズってわからないよね。今どき横幅720ピクセルでは小さい気もするけど、じゃあどうすればって言われても。特にこれはGIFだから、大きいとデータ量も多いし、環境によっては再生スピードが設定と変わってしまうかも知れないし。オレなんかwebブラウズするPCは安物chromebookなんだぜ。

平行法

交差法

背景が気になる、動きが大きいのが気になる、段ボールの文字が気になる。
と思って背景が目立たないように、ぼかし効果あてたり、フチを暗くしたり。

平行法

交差法

2D画像・2D動画としては、背景すっきりさせたらそれなりに効果あるけど、3D画像を立体視すると背景どちらでも印象あんまり変わらない気がする…
そんなことないかな。どのみち猫の顔にしか目がいかないからかな。


2025年10月23日木曜日

Loreo 9005✕3台で三ツ矢リグ

 LOREO 9005とEOS 70D、せっかく3台あるんだから遊んでみよう。 

「三ツ矢」リグ。ああめんどくせ!

例によってセルフ・ポートレイト撮影。
撮ってどういうアニメーションにするか。
とりあえず内側の3枚と外側の3枚でぐるぐるやってみるか。
いまいち。何をやりたいんだ、って感じ。
内側と外側の違いがあんまりない、いや、あるけと、ガタガタ感の方が強くて内外の変化どうこうではないね。

この方がスムーズなアニメーションにはなってて、よいかな。

「縦の矢」を一回多く通る。人間には上下の方向感覚があるから、これも自然に見れるかな。

欲を言えば、三方向に同程度な変化で、秩序立った世界の表現ができたらいいなと思ってたけど、そうもいかないようだ。人の顔っていう題材のせいもあるだろうけど。



基準点を手前にするか奥にするかで、「縦の矢」で人物が下を向くか上を向くか、変わってきます。


「三ツ矢」リグ、組むのが超面倒なのでたぶんもうやらないと思う。
あの形にするだけではなくて、ちゃんと被写体が中央に写るように、角度と位置を微調整するのに時間かかるのだ。

2025年10月22日水曜日

Loreo 9005✕3台で振り子カーブなリグ

 LOREO 9005とEOS 70D、せっかく3台あるんだから遊んでみよう。

このようなカーブリグ。
カーブと言っても直線の組み合わせなので、撮った画像をただGIF化すると

このようにカクカクした動きになります。

3D効果よりもスムーズなアニメーションを優先して(だってもう3D効果あんまりないし)、それぞれの画像の角度を補正しました。
ちょっと面白い。
ちらちらしてるのは、Loreo 9005の右画像と左画像で明るさが違うから。今までそういうの補正してたんだけど、これはただやってないだけ。なんか古い映画のユーレイ効果みたい。ちらちらも面白いかな〜と一瞬思って、それきり。


面白いんだけど、一枚の画像をただクルクル回してるだけのように見えるのが難点。よく見ると違うのに。

ちなみにこの画像の、耳が出現したり消えたりしてるのは
3台のカメラの同期がいまいちで、フラッシュの光をとらえきれてないから、だと思う。
フラッシュをマルチモードにして、0.5秒おきに7回光らせている。その最初のひと光に、2台のカメラのスタートが追いついていない。その後の6回は撮れてるので、あまり違和感ないけど、違和感ありありなテイクもある。一度そうなると、同期合わないテイクが続く傾向がある。
更に、カメラのモニターでは一見して気づかない事もあるから厄介ですね。

Canon EOS 70Dを複数台同期させる方法、特に自撮りする方法は、このブログ2023.10.16に記述があります。


被写体に前後関係があれば、それなりに立体感が出る、かも。


このブログ、Loreo 9005✕3台によるリグに関する記述は、ラベル「LOREO9005x3RIG」でまとめました。
英語のrigには「ふざける」という意味もあるらしいので、私は間違ってない。

















2025年10月21日火曜日

Loreo 9005✕3台でL字クランクなリグ

 LOREO 9005とEOS 70D、せっかく3台あるんだから遊んでみよう。

このように、L字クランクな並びにリグを組んでみました。L字じゃねーな。

以前にLoreo 9005が2台だけで似たようなことやって(このブログ2023.11.29の記述)、そのときは「ガタガタするだけでつまんない」という結論になったから、まあ今回もそうなる予感だけど、3台だとなにか印象が違うかも。

遠くの背景が入らないようにして、メインのオブジェクトだけを撮る…またセルフ・ポートレイトでいいや。
撮ってみた。


うーん、まあこんな感じだよなあ。
基準点を遠くしてみる?耳を基準にするとか。
こっちの方が立体感ある?まあバカっぽくていいかも。



三つ目人は眼を基準にGIF化します。

「クランク」は本来、工業用語?運動の方向を変えるもの。
ここでは…道路用語ですね。


2025年10月14日火曜日

Loreo 9005✕三角なリグ

 LOREO 9005とEOS 70D、せっかく3台あるんだから遊んでみよう。

このように、トライアングルなリグを組んでみた。6コマでぐるぐるする GIFができるはず。

テスト撮影。古いイオン(旧名ジャスコ)のさひれた駐車場にある標識。

3組の画像からGIFを作成


汚れたカーブミラーに写る自分を撮る。


まあ、面白いって言えば面白いけど、やはり遠くの背景が写らないほうがいいし、画像の角度の違いによる黒い余白が気になる。でも余白がなくなるようにトリミングすると、かなり狭い範囲だけの画像になってしまう。ただでさえLOREOレンズの画角は狭いのに。

背景が黒い、暗い環境で特定のオブジェクトだけを撮ればいいのだな。
そのオブジェクトも、なにか尋常ならざる物の方が、このぐるぐるスタイルにはいいかも知れない。

フラッシュを使用して自撮りしてみた。もちろん私は尋常な人間ですが、シャッター時間を4秒、フラッシュをマルチモードにしてみた。(ひとつのフラッシュが等間隔で何度も光る。0.5秒間隔で7回、とか設定する)



この三角リグで自撮り&フラッシュ使用するのに、YONGNUO RF603CIIをリモコンとして使う、そのやりかたはこのブログ2023.10.16に記述がありますが、ざっくり言うと70DのリモートポートとRF603CIIをケーブルでつなげば、RF603CIIをシャッター信号の発信元にして、複数カメラがそこそこ同期した撮影ができる、ということです。

RF603CII、普通はカメラのアクセサリーシューに付けますが、

アクセサリーシューには付けられませんな。
なので、リグのどっかに適当に付けときます。

もちろん、カメラ内蔵のフラッシュが開かない、使えないので外付けフラッシュを使用します。
YONGNUOのフラッシュYN560IIIだったらRF603CIIの信号を受けて光るから…あれ?光らないなあ。なんでだ?YN560IIIの設定は間違ってないはず。過去に同じ事やってる…はずだよなあ。光らない、シャッター信号と同期して光らないぞ。
まあいいや、スロシャッターだからフラッシュを手で持って、手動でスイッチオンだ。





後でわかった。
RF603CIIをカメラのアクセサリーシューに付けないと、フラッシュを光らせる信号が出ないのだ。
これじゃあ、この「三角リグ」できないよ。
うむむ、フラッシュ使う制限があるのはよろいくないですね。
それもあるし、セッティングがやたら面倒なのもあるし、あんまりこのリグ使わないかな。

ちなみに、Canonロゴがちゃんと三辺の中央にこないけどこれでいいのか?Loreoレンズは2つのレンズの中間点がセンサーの中心からズレてるので、このようになってても間違いではない、と思う。
あと、レンズ間隔を90mmに保つ、などしながらカメラの向きを調整するのは面倒、というかきっちりやるのは無理かも。
それと、上二つのレンズは水平に並んでるのがよい。この写真微妙だけど。

あんまりやらないリグになりそうなら、記念写真を撮っておこう。


LOREOの3DレンズLOREO 9005について、このブログ2020.12.12の記述
現在はLOREO社のサイトではなくhttps://3dstereo.com/で販売されています。

このブログ、LOREO 9005の3台使用に関するラベル→ LOREO9005x3