2007年11月15日木曜日

「超立体映画 ゾンビ3D」
night of the living dead 3d

於TOHOシネマズ西新井
「ボーン・アルティメイタム」目当てで新しいシネコンに行ったらば、なぬ、ゾンビ3Dとな!?うわ〜!見たい!
ものすご外れの予感したけど、ひょっとしたら名作かも知れんという一縷の望みはあっけなく散ってもいいや、3D映像は気になるんですよ。
ちなみにTOHOシネマズは来年8月まで毎月14日は1000円だって。
当然これも11月14日に見たものです。こういう映画は見るのに勢いが必要ですから、ある程度安くないと。

「超立体映画 ゾンビ3D」
Night of the Living Dead 3D
2006年 アメリカ映画
監督 ジェフ・ブロードストリート

昔はホラー映画もよく見たものですが、最近はめっきり見なくなりました。
映画をみて怖がりたいという欲求がなくなったのかねえ。
ホラー映画って下手に作ると怖くないだけじゃなくて、見るのが苦痛なんですね。
でもこれはそもそも3Dだから、セロファンメガネをかけて見ろって言うんだから、怖がらせる部分はある程度放棄してるわけでして、そのいさぎよさがいいじゃないですか。

映画のスタートはG・A・ロメロの68年オリジナル「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」そっくりで、これは3D化による忠実なリメイクか?と思ったのだけれど、やっぱりそうでもなかった。
だから最初が怖かった。だんだんオリジナルと違って行くにつれ、怖さも薄らいでいく。
(オリジナルはずいぶん以前にビデオで見たっきりなんで、あまり覚えてないんだけど)
どうせオリジナルと変えるんだったら、もっと大きく変えればいいのになあ。死体ゾンビ化の仕掛人がいたりすると、よりスケール感が小さくなってしまう気がする。それならもっとキャラクターの狂気にこだわって描かないと。

かなり低予算な映画だろうけど、役者もまあ悪くないし(台詞には無理があっても)、演出も3Dの制約を考えるとよくやってる方だと思う。
でもオリジナルを意識しながら改変してしまったせいか、必要もなくまとめてしまった感じで、制作者のエネルギーが伝わってこない。
もともと、3Dでもなければこんな企画にお金は投じられない、それくらいな脚本ですね。
3Dじゃなかったら日本で劇場公開なんて考えられないよ。

3D効果は、ない事はないけれど、そんなでもないねえ。
おそらく力入れて作ったのであろう、拳銃から発射される弾丸のスローモーションCGも3D効果感じられなかった。
ていうかあの弾丸、あれだけいきなりCGってのもヘンだし、その後の弾着映像がなくて音だけってオイ!なんだよそれ〜。
80分の映画だけど全部3Dで、ずっと3Dメガネかけっぱなしというのも眼に悪そうだから、たまに外してました。

ちなみに公式サイト
http://www.zombie-3d.com/
↑R-15映画なのに、客席に子供いていいんですか?

あまり覚えてる人いないだろうけど、「エルム街の悪夢6」も3D映画だったのです。銀座シネパトスで見ました。
いやまあ、「ゾンビ3D」の予告編(公式サイトで見れます)に過去の3Dホラー映画が文字で紹介されてたけど「エルム街の悪夢6」がなかったので、ちゃんと言っとかないと。

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