2008年7月28日月曜日

映画「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」indiana jones and the kingdom of the crystal skull

於TOHOシネマズ西新井

「ダイ・ハード4」とか「ランボー4」とか、十数年ぶりのシリーズ新作!なんてのがこのところありますが、まあだいたいが「こんなもんでしょう」という出来。満足度70ぐらい、不満足度もそこそこありました。
しかし、これは違う。
大満足!

監督とプロデューサーがシリーズ通して同じ人、というのが大きな違いですね。

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
2008年 アメリカ映画
監督スチーブン・スピルバーグ

まったく、この映画の制作者達のバランス感覚は絶妙ですな。
シリーズものは作品が重なるにしたがって、悪役が強くなったり、仕掛けが大きくなったり、死人が増えたり、強奪される金額が増えたりするのだけれど、だからって映画が面白くなる訳じゃない。
この映画だってたしかに、ひろげる風呂敷は大きくなったけれど、それは話題性を高めて観客を多く呼ぶためというより、制作者側の悪ノリがちょっぴり(妥当な程度に)進行したからと思える。

「レイダース」だって今にして思えばかなり大雑把な脚本だし、この脚本もリアルさにはほど遠いけれど、スピルバーグの"うまい"演出なればこそ、これくらい適当な脚本の方が娯楽映画を楽しむにはちょうどいいのではないか、そう思えるくらいに、「うまさ」と「大雑把」さのバランスがびしっと決まってる。

スピルバーグにコロコロ転がされてるようで気持ちいい映画です。

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