2008年7月2日水曜日

映画「スピード・レーサー」speed racer

於東京ドーム

知人の誘いで試写会に行きました。
もとのアニメ「マッハGoGoGo」を僕は見た記憶がないのですがね。

「スピード・レーサー」
Speed Racer
2008年 アメリカ映画
監督アンディ・ウォシャウスキー, ラリー・ウォシャウスキー

東京ドームという場所に関しては、試写会のイベントで真田広之が来てたので、その点だけよかったです。
そういったイベントがあって、プラス無料でもなければ、とてもじゃないが東京ドームで映画なんて見ちゃいらんないよ〜。
世界最大、ヨコ40メートルのスクリーンをどこぞ外国から持ってきたらしいが、それでも東京ドームには小さい。倍以上のサイズが欲しいですね。
アリーナ席にでもいるならいいだろうけれど、普通に客席から見るのなら、う〜んこれじゃあ普通の映画館で見た方がいいぞ!
特にこういったビジュアル志向の強い映画なら尚更です。
視野内で大画面で見て、乗り物酔いしてクラクラしたいぞ〜!

映画自体は、135分にしては長く感じなかったので、ぼやっと見るにはそう悪くもないと思います。
知人は半分寝てたそうですが。
レースシーンが多くてスピード感もキテレツなカー・オプションも楽しめました。
でもまあ、それだけの映画と言ってしまえばそれまでかなあ。
僕はこのレースシーンも、ガキんちょと猿のからみ、キラキラCGの背景なども、けっこう楽しんで見れました。
じゃあだからって、ビジュアル映画だし、上映環境に不満があったからって、もう一度映画館でお金払って見るかというと、別にそんな事もないな。

ドラマがありきたりだけに、もっとドラマ部分の描写とレースシーンの描写とをくっきり分けてもよかったのではないかな。
その方がミョーな映画として記憶に残るかも知れない。
あるいははっきり子供向けなら、一発ギャグみたいなのをもっと入れてほしかったなあ。当時のタツノコプロはそんな路線じゃなかったのかも知れないけれど。

相手を潰して勝たなければ勝ったうちには入らないという思想が、特にラストのグランプリにはっきり出てまして、なんだか殺伐としてますな。映画制作者サイドにでも、仇役への愛情が欲しいですな。

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