2012年5月17日木曜日

PENTAXステレオアダプターを逆付けしてマクロ3D撮影できるか?

ふと思いました。PENTAXステレオアダプター(このブログ2010.2.21.の記述)って、逆に使ったらマクロ撮影できるんじゃね?

こんな感じでセッティング。
PENTAXステレオアダプター逆付けマクロ撮影テスト
本来はカメラのレンズに付ける部分が開いたままです。
本来は被写体に向ける側にデジカメ2台のレンズがくっついてます。
テープで付けただけなので、しっかりとは固定してませんが、まあ大丈夫みたい。
2台のデジカメはリコーCX4です。CX4を2台使う場合の同期についてはこのブログ2011.5.1.の記述があります。

まず、家の中でテスト撮影。
たぬきの箸置き。実物はこれくらいの大きさ。

左画像

右画像

被写体をもっと近づけても、遠ざけてもよくないです。ミラーごしに入って来る光景が「まっすぐ前」ではないようで、このポジションじゃないと同じように写ってくれないです。開口部から2cmぐらいのポジションです。
黒い部分がもったいないからズームしたくなるけど、これ以上ズームするとピントが合いません。望遠側になるほど、近くでピントが合わせられないので。

上の2枚の写真をトリミングして、ステレオフォトメーカーで自動補正した画像です。
平行法で立体視できます。
たぬきさん鼻タカーイ!

ちょっときついけど、わりといけるかも知れないぞこれは。
気をよくして近所の公園に撮りに行きました。
だって家の中にある物だったら、いつもどおり2回撮りすればいいんだから。せっかくだから、何か動く物を撮りたいな〜。
うーん、アリンコ動き早いな〜。フレーム内におさまってくれない。
とりあえずタンポポを撮ろう!立体的な素材だ!

そう思ったけど、家に帰って立体視してみると、ダメだこれは。視差がありすぎる。
タンポポでは大きすぎた。
たぬきの鼻ってこれ、高さ1mmぐらいしかないじゃん。

とりあえずなんとか、きついなりに立体視できる画像はこれくらいかなあ。
ほとんど動かない虫がいたので。(平行法↓)
RIMG0006 PENTAXステレオアダプター逆付けマクロ撮影テスト - 虫 (parallel 3D)

交差法はこちら
http://www.flickr.com/photos/parallel_yoshing/7208660826/

それとCX4はオートフォーカスのみなので、両方の画像で、同じところにピントを合わせるのが難しいです。その点でもけっこう失敗しました。
三脚使って動かない被写体なら、ピントを同じように合わせるのはわけないけど、それじゃあこのシステムの意味が無い。

まあとりあえず、FUJI W1で記念撮影を(平行法↓)
DSCF5185 PENTAXステレオアダプター逆付けマクロ撮影テスト (parallel 3D)



2012年5月16日水曜日

iPhone用スライドキーボードをiPod Touchで使ってみる

iPod Touchを買ったはいいけど、フリック入力がへたっぴなままでして、これじゃあ「携帯電話」のテンキー入力の方がいいなあと思ってしまう。
折りたたみキーボードが欲しい、と言えば欲しいけど、それを言ったらポメラが欲しい。
でも最近は喫茶店に入ることもあまりないし、電車の中で立って操作する事を想定して、もっと小さいキーボードでいいかなあと、アマゾンで「最強!iPhone4専用スライド式Bluetoothミニキーボード!」を買いました。たぶん最強ではないだろうと思いつつ。
1800円って、安いしね。



いちおうネットのレビューをいくつか見て、iPod Touchでも使えるという記事を読んで。
日本語の説明書がありました。それでBluetoothの接続も簡単にできて、使えるのは確かに使えます。


これは無名メーカー品(メーカー名らしきものがない)で、他にもバッファローの製品で気になるのがあったけど、そっちはMacとキー配列が似てていいなと思ったけど、数字キーが独立してなくて、う〜ん、やっぱり数字キーは欲しいな〜と。

このテのキーボードは初めて買うので、キーの感触の善し悪しなどはよくわかりませんが、不満は感じないです。
こんなちっこいキーで、指2本で入力するのだから、そんなスピード要求されても困るわけで、スピードが問題にならないのであれば、確実にプチプチと入力できるこれでいいんじゃないかなと。
スピードの問題がなければフリック入力でもいいのかも知れないけど、ミスが多くて嫌になるのです。
iPhoneやiPod Touchが「最先端機器」な感じ出してるだけに、人にミスさせるような機能にはイラっとくる。
だからこっちの方がストレスないです。初めて見たときは「え、こんなに小さいキーなの!?」と思ったけど、使ってみたら打ち間違いは殆どないです。

どうせ指2本で入力するなら、かな入力もありかと思ったけど、キーボードが対応してないみたい。
対応してたとしても、キーにカナが記されてないから、…困るだろうねえ。

ネットの他のレビューにもあったけど、shiftキーが右側にも欲しいなあ。
それと、たしかに電源スイッチは操作しにくいし、スライドも弱そうだけど、値段を考えればこんなもんでしょう。

大きな難点は、iPhone用であってiPod Touch用じゃないから、パワーボタンや音量ボタンがとっても押しにくくなってしまう事です。
まあ、押せないことはないけどね。。

音量をコントロールできるヘッドフォンケーブルを先日買ったので(このキーボードより高かった!)、それを使っていれば問題ないんだけど。

それと、iPhoneに比べてiPod Touchの大きなチャームポイントは「薄い」という事なので、このキーボードケースを使うとそのポイントがなくなってしまうのが悲しい。
偉そうにiPhone使ってやがる連中に対する、抵抗のシンボルが隠れてしまうのだ!

なので、iPhoneにはいいかも知れないけれど、iPod Touchには…必ずしもお薦めできないかも知れませんねえ。

2012年8月13日追記
着脱の時に細いフレームのところに指先を入れるのがよくある事なんですけど、普通に使ってて、フレームが折れちゃった。

それでもちゃんと装着できて、実用上問題はないです。
むしろ前より着脱しやすくなったかも。

2012年5月15日火曜日

モニターサイズの違いで3D画像の立体効果が違う

Facebookつながりでイベントの案内がありまして、
3D映像セミナー「3D映像制作における、画面サイズと視差設計」
http://rittaikyo.jp/blog/2012/05/11/【開催情報】(2012-5-23)3d映像セミナー/

ナニコレ〜、ふ〜ん、
なるほど、画面サイズによって3D画像の立体効果の違いをテーマにするようですね。
まあそういう事はあるでしょうねえ。
でも、見てる人の視界の中でのサイズ(割合)が一緒であれば、さほどの違いは…どうなのかな?
と思って自分で試してみることにしました。

とは言っても100インチモニターなどないので、うちのiMac君(20インチぐらい)とiPod Touch(4インチ弱)に同じアナグリフ画像を表示させて、自分の視界の中で同じ大きさに見えるようにして、アナグリフ眼鏡をかけて見てみました。

こんな感じ。
この写真ではiPodがピンボケになってますが、もちろん実際には眼で見るわけですから、見ている方にピントが合います。

うむむむ、おもしろい!
どれくらい出っ張って見えるかなんて感覚だらか数値は出せないんだけど、
あえて言うなら、iPodの方が1cmかもう少し出てるように見える。
iMacは5〜8cmといったところでしょうか。

で、すぐ手前の、1cmもっこりした画像よりも、
1mぐらい離れたところにある7cmもっこりした画像の方が迫力あるんですよ!
当たり前?ですかね。

同じ画像なのに、画面サイズの違いでこんなに立体効果が違うのか〜。
iPod Touchという、ごく小さいモニターを使ったおかげもあるだろうけど。

視界の中に画像しかなければ、どうか分からない、どっちも同じように見えるかもしれないけど、
実際の空間では、他にモノがあったりして距離感を常に保っているから、1cmのオブジェクトよりも7cmのオブジェクトの方が大きく感じるのですね。
当たり前?ですかね。

視界の中に画像しかないとしても、
すぐ手前の小さいモニターと、遠くの大きなモニターとでは、眼球のピント操作などで人間はある程度距離感を持ってしまうのではないかな。

こうなると、モニターが視界の何パーセントか?よりも、モニターの実サイズはどれくらいか?の方がよっぽど重要になりますね。
当たり前?らしいぞ。3Dコンテンツ作成者にとって。

コンテンツ作成者にとっては頭の痛い問題ですね。ターゲットモニターのサイズがわからないと仕事にならない?
映画館で見る用に作られた3Dコンテンツを、テレビで見る用にDVDなどで販売するときに、可能であればテレビ用に作り直すべきなのか?
しかし、考えてみたら、30インチぐらいのテレビでどんなに立体してくれても、
「飛び出す絵本」のような立体効果はあっても、「臨場感」はまた別だからなあ。
小さい画面になるからと言って立体効果を上げてみても、別の効果を持った作品になるだけのような気がする。

今回のサンプル
IMG_8125 桃仁 peach kernel (anaglyph 3D)
桃のタネです。
毒みたいです。

2012年5月6日日曜日

Hasbro My 3Dがやってきた

iPod TouchやiPhoneで平行法3D画像を立体視できるビューワ、Hasbro My 3Dを買いました。
http://www.hasbro.com/hasbromy3d/en_US/
Hasbroはアメリカのおもちゃメーカーです。
My 3Dは日本では売ってなくて、eBayで買いました。

アマゾン.co.jpでも以前売っていたようですけど「現在在庫切れ」だそうです。
今後入荷するのかなあ。

eBayのアカウント自体は以前から持ってたのですが、実際に買い物したのは初めてです。
eBayは通販サイトと言うよりオークションサイトなのですが、日本のヤフーオークションと同じで、売り手が一定価格ですぐ買えるように設定していれば、実質通販サイトとして利用できます。とは言うものの、英語なのでよくわからんです。翻訳ソフトを頼りに。

My 3Dは定価34ドルですが、eBayで19ドルで購入しました。英語がわからんので、中古なのか新品なのかもわからず、クオリティ「1」っていいのか悪いのかもわからず、ようやく今日実物が送られてきて「中古なんだ〜」とわかった次第。クオリティ「1」は、たぶん「良い」んだと思う。

モノは19ドルなんだけど、送料が24ドルもかかった。アメリカから送って来るんだからしょうがないか。
参考までに、発送してから11日でこちらに届きました。これがいわゆる普通郵便のような、安い輸送コースらしいです。

で、本来は専用アプリでゲームやったり、3D空間を疑似体験したりするためのビューワなんだけど、日本のiTunes Storeではそのアプリを扱ってないのです。
アメリカのiTunes StoreのIDを持つには、アメリカの住所のクレジットカードが必要で、だからそのアプリの入手はまず無理なんですなあ。なんだかねえ。

アプリは体験できないとしても、単に平行法の立体画像を見るビューワとして使えそうなので、前から気になっていたのです。

平行法3D画像をiPod Touchに表示させて、My 3Dにセットしてるところ。
よく見ると、左右を分ける仕切りが真ん中ではなく、少し左に寄っているのがわかると思います。何故そんな仕様になってるのかはわかりませんが。
なので、画像も左側を細くして、右側を太くしています。まあこれくらいなら、脳みそが補正してくれるでしょう。

iPhone、iPod Touchをセットするアタッチメントは取り外しできるもので、4つ同梱されてました。iPhone、iPod Touchのバージョンでどれだけ大きさなどが違うかわかりませんが、いろいろ対応できるということですね。
僕のiPod Touchにぴったりのも勿論ありましたが、僕の場合、ケースに入れたままでセットできるアタッチメントがあったので、それを使っています。


大きな問題

僕の眼には、ピントが合いませ〜ん。
まったくのピンボケという程ではないんだけど、微妙に合わない、合わせられない。
立体写真は細部をよく見たくなるのでけっこうストレスです。これはいけませんねえ。
視度調整ダイヤルなどなくて、ピントの調整ができません。
もちろんピントが合えば調整しなくてもいいんだけど、合わなかったらどうしようもないじゃん!
なんだよこれ〜!
接眼部に眼をぴったり付けると、どうもよろしくない。眼を4、5センチぐらい離すと、どうにかピント合いますね。だからそうやって見てるけど「覗いてる感」が減少してしまう。わくわく感も減少する。

これを見ると

みなさん、接眼部に眼をくっつけてますね。
ガイジンはこれでオッケーなのか?

学研の3Dビューワ(このブログ2012年4月26日の記述)と比べてみたら、iPod Touchと接眼レンズとの距離はほぼ一緒です。でも学研ビューワはピントばっちりなのですよ。
民族的な差異かなあ。だから日本では売ってないのかなあ。
ダメなのは自分だけなのか、今後知り合いに見せて検証しなければ。

2012年5月3日木曜日

ぴくぴく3D写真のムービー nostalgia wiggle

Flickrにアップしてたぴくぴく3D写真群から適当に選んで、ムービーにしてみました。



テーマとか決めてなかったんですけど、浅草の写真が多いから「浅草」と、子供の写真が多いから「子供」の二本柱で。

ただ単に、ぴくぴく3D写真のスライドショーにはしたくなかったんですけど、もっとアバンギャルドなトランジションも考えてたんですけど、この音楽だとこのくらいかなあ。

音楽探し、音楽作りには今回も時間がかかりました。
僕の中では「これでいきたいな」という音楽が他にあったけど、市販品なので使えないのです。それに近いものを探したけどみつからなくて、結局Soundtrackかよ〜。うむむ、無難なサウンドだな。。

2010年1月から2012年1月にかけて撮影した写真から選びました。カメラはすべてフジW1です。

左右画像の切り替えとか、光オーバー的な効果とか、時間軸で変化するエフェクトはFinalCutでやりましたが、素材静止画像の色効果はPicMonkeyでやりました。
http://www.picmonkey.com/
写真に効果を加える無料webアプリケーションサイトです。動画をどうこうするサイトではありません。
写真をトイカメラ風にしたりする、近頃よくあるサイトとも言えますけど、わりと気に入ってます。サクサク使えるし、エフェクトもいっぱいあるし。
あまり大きい写真は小さくリザイズされてしまうようですが、長辺2500ピクセルぐらいまでOKなので動画用には充分です。

おフロでiPod Touchを聴きたくてaudio-technica防水スピーカーを買ってみた

audio-technicaのAT-SPP40Wを買いました。
防水スピーカーとは言っても、スピーカーだけではなく、iPod Touchなどの携帯音楽プレーヤーを格納する防水ケースも兼ねてます。
お風呂で音楽って、贅沢な感じがするじゃないですか。

このテの製品は買ったことも使ったこともないんですが、ネットのレビューをいくつか見ると、だいたい防水スピーカーの類いは音質いまいちみたいですね。
お店で他のメーカーのが隣にあったけど、とりあえずaudio-technicaブランドを信頼して。
でもやっぱり音質は…こんなもんかな、っていう。
もともと期待しなければ、悪くないようにも聞こえます。あと、あんまり音量上げなければ。

ケースにiPodを格納して、透明なシートの上からタッチパネルを操作します。
だからサイズが合えば、タッチパネル式のプレイヤーなら、そうじゃなくても主要ボタン類が前面にあれば、たいていのプレーヤーは使えるでしょう。
タッチパネルの操作感はちょっと本来よりも劣ってしまうけど、それは仕方が無いしだろうし、お風呂場でちょっと操作するくらいならほぼ問題にはなりません。
もっとも、まだ濡れた手であまり使ってないですけど。防水だけど、あんまり濡らさないようにしてるのです。

実際にお風呂で音楽を聴くと、普段ヘッドホンでもっといい音で聴いてる曲だから、「こんなはずじゃない…」とか思ってしまいますねえ。
それに、お風呂ってわりと雑音も多いような。換気扇の音が気になるぞ。
リラックスした状態で音楽鑑賞できたらいいなと思ってたんだけど、なかなか難しいですな。
お風呂場って、高級スピーカー(持ってないけど)で再生できたとしても、あんまり音環境よろしくないのかも知れない。

結局、落語を聴いてます。
落語ならこの音質でも充分楽しめるので。
うむむ、音楽を聴きたくてスピーカーを買ったんだがなあ。
落語音源はあまりiPodに入れないようにしてるのです。入れだしたら32GBでも足りなくなりそうで…。

電源スイッチがひとつあるだけで、ボリューム調節はプレイヤー本体の出力で行います。
電源を入れない場合、枕元で(やっぱり落語を)聴くのに丁度いい音量になりますね。
ラジオのトーク番組なんかもよさそうですね、だから、その類いのポッドキャストとかね。



追記
この製品のおかげで、ポッドキャストに目覚めたような。
ほとんどラジオ番組を聴くだけなんだけど、よく使ってます。
いや〜、ラジオのポッドキャストっていいね。ちょっと気になる番組があったとしても。わざわざその時間に思い出してラジオを聴くなんてことはしてなかった。ラジコもインストールしてるし、たまに聴くけど、興味ない情報も織り交ぜられるから、それよりも音楽聴こうかな、となってしまう。
でもポッドキャストなら、後でPC作業をしながら聴ける。聴けば聴いたでいろいろ面白いからね。
そもそもラジオを聴けない環境にいることも多いし。
台所で水仕事する時に聴くのにもいいです。

2012年5月2日水曜日

春・コドモタチ・LOMOKINO

4月1日にLOMOKINO (このブログ2012.1.24.の記述) で撮影したものです。
桜が咲く前の、気の早いお花見会でした。
大人を撮ってもおもしろくないので、子供ばっかり。



普通に駅前のスピードプリント店で現像して、エプソンGT-F730でパソコンに取り込みました。
Fainal Cutで色補正やらエフェクトやら、いろいろやってます。LOMOKINOだからという以上にチカチカさせてます。
ただ普通にムービー化するだけなら、こんなにチカチカしません。

音楽は Gurdonark の "Relief"
http://ccmixter.org/files/gurdonark/23545
からダウンロードしました。

いや〜、けっこう手間かかりますわ。手作業のデジタイズ。
これもある種の自炊ですかね。

GT-F730でデジタイズする時の留意点。
フィルムをお店で切ってもらうのではなく、自分で切った方がいいですね。
というのは、LOMOKINOは普通の35mmフィルムの写真ひとコマぶんの中に4フレーム撮るのですが、
そうなると、普通にお店で切ると6コマだから、24フレームでひとつなぎになります。
ところが、GT-F730の専用フィルムホルダーにその切ったフィルムを入れると、24フレームぶんだと、ホルダーギリギリのサイズなのです。
で、いちばん端っこのあたりがスキャンされない、という事がおこります。
普通の写真だとほとんど問題ないのでしょうけれど、1/4サイズから更にトリミングされるというのは、少しであっても避けたいですからねえ。
だから、自分でハサミを使って、23フレームで切ります。そうすると、端までスキャンされてよろしいかと。