2016年12月31日土曜日

LOMOCHROME Purpleを使ってみた

このブログ2016年11月29日の記述でLomochrome Turquoiseフィルムについて書いてますが、同じようなフィルムLomochrome Purpleも買いました。撮ってみました。

紫色に写るんですね。

nimslo 3Dカメラを持って、浅草寺の羽子板市に行って来た。
ふむむ…
あんまり面白くないかあな。
写真として面白くないのかもね。太陽光は出てたけど、テントの中なのでちょっと暗くて、ブレてピントも甘くなりがち。ストロボ使えばよかったけど、なんとなく雰囲気的にね。

普通のnimslo 3Dカメラからフィルムを取り出して、バルブ専用nimslo B3Dカメラに入れ替え。
何しろ高いフィルムだから、複数のカメラで試し撮りしたい。

NumberClubのライブに持って行きました。
ステージ上から撮ったぜ!
全然紫色じゃないね。1秒程度シャッター開放してて、ライブハウスで長時間露光だと色も普通じゃなくなるから、これでいいのかな。ちなみにドラムセットの向こう側にストロボ置いてます。(こっち側にも置いてます)

フィルムをスキャナーで取り込む時に自動補正するから、色が本来と違ってしまう可能性はあるけれど、肉眼でネガフィルムを見ると紫色になってるから、ええと、反転して緑色になってていいんだ。

Lomochrome Turquoiseと同じように、色補正するにも何が正しいのかわからんのだが、これちょっと色的にはかっこいいじゃん。
海底探査じゃないよ、NumberClubだよ。

2016年12月27日火曜日

HOLGA-160Sにカレーの箱

HOLGAの縦長ストロボ160Sにレトルトカレーの箱を付けて、光を横に広がらないようにしてみました。

自由雲台に設置して、角度も設定できるようにしたり。
ちなみに、画像でストロボの下にあるのはワイヤレスの受信機です。送信機はストロボのスイッチとしてシャッターとは別の手で操作します。

nimslo 3Dカメラのバルブ撮影をこのところよくやってますが、普通にストロボを発光しても、
「普通にストロボで撮った写真」と「ただバルブ撮影した写真」を合成したようにも見えて…
たとえばこういうふうに
(エドウッズ!)
もうちょっと被写体がぼんやりしててもいいなあ。でも表情ははっきり見えた方がいいなあ。
被写体のぼんやり具合は、露光時間と距離にもよりまして、露光時間が長ければ環境光の影響が強くてストロボの影響が弱くなるので、全体が環境光に流されるようになる。
カメラ(ストロボ)と被写体の距離が遠い場合も、光が弱くなるから、環境光のみで撮った写真に近くなる。
ただし、バルブ専用にしたnimslo 3Dカメラは、シャッター時間が完全手動なので露光時間をコントロールするのは至難の業でして、特に、シャッターを開いてから手動でストロボを光らせるので、
バンド演奏を撮るのに、「今だ!」という「普通のシャッターチャンス」時にストロボを光らせるためには、その前からシャッターを開いておく必要があって、そんなのわかんねーよ!ますます露光時間のコントロールが難しくなる。

まあそれはともかく、「光のスジ」と被写体がいい感じにミックスした写真にするには、被写体全体にストロボの光が当たらない方がいいのかな?
と思ってカレーの箱出動です。ちょうどHOLGA-160Sがサイズ的にぴったりなので。
ただの縦まっすぐだと面白くないかと思って、自由雲台で角度を付けられるようにしました。
そうなるとまあ、現場でデジカメでテスト撮影する必要がありますね。本当に被写体に光が当たってるかどうか、撮ってみないとわからない。



セロテープで幅をコントロール!被写体が近い場合はちょっと狭くしてもいいかな〜と思ったり。

新松戸FireBirdでのTAPE & DRIVESを撮ってみました。
近くで撮ったけど、結局セロテープは外してました。ちゃんと光が当たってるかどうか、すげー不安になる。
この写真については、ストロボ光が弱かったのではなくて、露光時間が長かったのだと思う。ミックスどころか幽霊写真的になりましたね。

この日のベストテイク!こういう写真を狙ってました。欲を言えば、もうちょっと細い光でもよかったような。

と、うまくいけばいいんだけど、実際には失敗テイクも数多くあります。いつもより失敗が多い気がします。
お蔵入りテイクなので補正・GIF化してません。まあこれもシュールで面白いかも知れないけど。
TAPE & DRIVESの前に出演したMONORAL ZOMBIE
お蔵入りテイクなので補正・GIF化してません。やっぱり顔が写ってる方がいいなあ。白いシャツが強くストロボ光を反射するので、環境光の「うねうね」とミックスしにくいような。

2016年11月29日火曜日

Lomographyのヘンな色に写るフィルムLOMOCHROME Turquoiseを買ってみた

末広町にあるLomography直営店で35mmフィルムLOMOCHROME Turquoiseを買いました。
カラーフィルムなんだけど、ターコイズっぽい色に写る…ヘンなフィルム。

たまにLomographyの通販サイトからメールが来て「期間限定ポイントをゲットしました」てな事言われます。ポイントあげるからちょっと買い物してよ、って事ですね。
だいたい2500円〜5000円の買い物で500円、5000円以上で1000円値引きされます。でも、通常は10000円より低い金額の買い物だと送料が540円かかるので、まあ送料分ですかね。
でもせっかくだからポイント使ってみようかな、と思うのだけれど、欲しい物はあれもこれもポイント使えませんって、なんだよこれ!バーゲン品とか、このLOMOCHROMEシリーズもポイント使用できませんって。
サイトを見ているうちにLOMOCHROMEシリーズをひとつ欲しくなったので…でもポイントを使える期間にポイントを使えずに送料払って買うのは悔しいし、ポイント使える期間が過ぎれば悔しさが減るってオイなんだそれ、ええい直営店に行ってしまえ!
うちから往復すると送料以上の電車代がかかるので、そちらの方にいくついでに、ちょっと足を延ばして。
そうしたらこのLOMOCHROME Turquoise 本来は1280円するんだけど、箱つぶれでちょっと安い1000円ぐらいのがありました。わーい。

1年半ぶりのブラジルUFOのライブに持って行きました。
カメラはnimslo B3D (バルブ撮影専用nimslo 3D)
こんなのが撮れたぜ!
クモン16が多忙のため、サポートギターのTERU

アンソニー・クイン?

アマノテンガ!

うむむ、かっこいい写真が撮れてるふうじゃありませんか。
これはいいかも、面白いかも。
とは言え、普段の3倍の値段のフィルムですからね。
デジタル加工で写真の色をいじれる時代にこれは強みなのか?それに3倍のお金を出すなんて、という気もしないでもないけど、それを言ったらそもそもフィルムで写真撮るなんてね。

あと、スキャンする時に自動で色補正をするし、その後PCソフトで色や明るさの補正をするのに、何が正しい補正なのか、どんな色になってればいいのか、わからんのだよね。適当にやるんだけど。

ロモグラフィーのLOMOCHROME Turquoise 販売ページ
https://shop.lomography.com/jp/films/35mm-film/lomochrome-turquoise-35mm-5pack
リンク先は5本パックだけど、1本づつも通販してます。

もうひとつ、紫色に写るLOMOCHROME Purpleも1本買ってみました。
https://shop.lomography.com/jp/films/35mm-film/lomochrome-purple-400-35mm-5pack-new
まだ使ってません。

あと他にも、ロモグラフィーにはヘンなテクスチャが写り込むフィルムとかもあって面白そうなんだけど、nimslo 3Dには向いてないような。けっこう値段高いしね。

2016年11月23日水曜日

nimslo 3Dカメラ シャッター不調は電池消耗が原因かと

nimslo 3Dカメラのシャッターがたまに不調になる問題。シャッターボタンを押せるし、その後フィルムを普通に巻けるんだけど、撮れてない。シャッターが開いていない。まあ電池のせいなんですけどね。だいたいは。
電池のせいだろうけど、現場でシャッター動かないのに、家でフィルム抜いてテストしてみるとふつうにバシバシ作動する。
とりあえず電池交換しないで、公園で紅葉でも撮ってみようか…
うーん、不調。シャッター動かない。

フイルム入ってるとダメなの?(それ困る!) どうでもいいフィルムを使ってテストを重ねてみた。
結論としては、おそらく、シャッター半押しの時間が長いと電池が消耗してシャッターが動かなくなるのではないかと。
カメラのどこかに一旦充電してるのかな。それとも電池って消耗してきたらこうなるものなのかな。
シャッター半押しは基本なのでまあ、対応策はやはり電池交換。

もっとも、nimslo 3Dはピント固定なので、シャッター半押しにこだわる必要はない?
だとしても、一気にぐい押しだとブレやすいから、やっぱり半押しがいいな。
カメラを構えて一瞬のシャッターチャンスを待つなら、半押しになるよね。
しかし今後、電池交換ができない状況でシャッター作動してないようだったら、ぐい押しで対応してみよう。

ちなみに、シャッターが動いたかどうか、撮りながらどうやって知るのか?nimslo 3Dはフィルムカメラなので、現像しないと撮れてるかどうか実際にはわからないのだ。
静かな状況だったらシャッターが動いたかどうか音でわかるけど。あと感触も少し。
しかしライブハウスでは、ストロボが光るかどうかでしかわからないなあ。
ストロボの充電が足りなくて光らない事もあるだろうから、シャッター不調かどうかは、すぐに判断は下せない。
何枚か続けて光らなかったら、これはシャッターの問題だとわかるけど、何枚も無駄にするのはやだな。36枚撮りでも18テイクしか撮れないんだから。

ところで、7月にこんなツイートをしてますね。
この時に電池交換をしてるだろうから、だいたい何本ぐらいフィルムを使ったら電池交換なのか、目安を数えられますね。
保存してるネガフィルムとメモをもとに数えると、36枚撮り12本と、24枚撮り4本撮ってました。

そんなもんか、それくらいしか撮れないのか!
まあそうだね、確かにシャッター半押しの状態長いかもね。

ちなみにnimslo 3Dカメラの電池はLR43が3個です。コンビニでも100円ショップでも売ってます。メーカーによっても違うかな。

2016年11月16日水曜日

ライブハウスでスローシャッター撮影時のフラッシュの強さ

以前の記述にあるように、(このブログ2016年6月8日6月18日)
nimslo 3Dカメラをバルブ露光させて、ストロボを1回だけ光らせる、そんなテクニックにあこがれてライブハウスでのミュージシャンの撮影を試行しているところですが、
露出の調整については、シャッター速度が 完全に手動な上に、フラッシュのタイミングを計るのが難しいのでシャッターを開き始めた時点ではどれくらいの露光時間になるのか予測できない、コントロール困難なので、「明るすぎる」「暗すぎる」という事を気にしてもしゃーないな、というフォトグラファーにあるまじき悟りに至ったのです。

そう至ったのは
ネガフィルムって、デジタル写真よりも補正幅が広いと言いますか、フィルムを現像して「ちょっと暗すぎるかな?」「ちょっと明るすぎるかな?」と思ってもスキャン時の補正と、その後のPCソフトでの補正で、わりと見られるようになるからで、ちょっとぐらい明るくてもいいだろう、暗くてもいいだろうと思えるようになったのです。
ちょっとぐらいです。ある程度を超えたら、こりゃどうにもならん!となります。

さてその、ネガフィルムのおかげをもって、あまり露光時間を気にしない(とは言え、1/1秒〜3/1秒ぐらいの幅で)ですむならば、気にするのはストロボの光の強さですね。

こちら、新宿レッドクロスでのJET THUNDERS



僕の評価では、人物の輪郭がはっきりしすぎていて、バルブ撮影の効果が低い。上の写真をもうちょっと炎っぽく見えるようにしたいなら、下の写真のボーカルの軌跡を見せたいなら、ストロボの光を弱くした方がよかったかも。ボーカルの向かって左はベース。うねうねしてるのはベース?おそらくストロボが光った瞬間にフレーム内にいなかったのではないかと。

ストロボの出力どれくらいが最適かって、フィルムカメラなので現像・スキャンしてみないとわからないんだけど、この時ストロボYN560Ⅲの出力は最強で1/1でした。

じゃあもっと弱く?
渋谷ギルティにてNumberClub
YN560Ⅲの出力は1/4
ストロボもっと強くてもいいな〜。表情をはっきり見せたいな〜。(バルブ撮影時にカメラをあえてゆらゆらさせるから、顔の部分に光源が重なってしまえばこうなるんだけど)
なんとなく感じてはいたけど、やっぱりギルティの方がレッドクロスよりも照明がずっと明るいんだよね。
出力1/2か1/1で良かったんじゃないか?難しいねえ。

メモ
ギルティではYN560Ⅲの出力1/2以上、ドラムを撮る時は1/1で。
(NDフィルターはフジの0.8を使用。ちなみにnimslo 3Dカメラはシャッター開放でf5.6です)
レッドクロスは1/4程度?しかしストロボ撮影はやめてくれと途中で言われたのだ!うひゃー!レッドクロスは初めて行ったんだけど、たぶんもうあんまり行かないと思う。

NumberClubこの日のベストテイク
ストロボの出力は同じだけど、上の写真よりもやや近くで撮ってるのと、おそらく露光時間もやや短いのではないかな。

2016年10月10日月曜日

「たべものステレオ写真館」スマホでもどうにか立体視できるように

僕がやってるもうひとつのブログ「たべものステレオ写真館」ですが、しばらく更新してなかったのを久しぶりに更新しました。
今年の5月から普通にスマホを使いだして、スマホブラウザで「たべものステレオ写真館」を見ると、
bloggerブログはデフォルトでスマホ用ページに飛ばされて、
あれれ、画像が小さくしか表示されないし、リンクをクリックしてもcrosseye 3D・wiggle 3Dが表示されませんね。スマホブラウザでJavaスクリプトは流行らんのか。そうかもしれん。

それと、このブログ9月22日の記述にあるように、スマホ用VR3Dビューワで見るのに適切な立体写真とは?みたいな事も考えたので
・PCブラウザで見て、平行法立体視できるサイズの画像が表示されてて、
なおかつ
・スマホブラウザで見ても、簡易VR3Dビューワを使用して立体に見える適切なサイズが表示される
ってどれくらいのサイズがどう表示されるのがいいかな〜

僕が持ってるスマホ(4.5インチ画面で解像度854×480 OSはAndroid ブラウザはChrome)でのみ考慮して…他は気にしてもきりがない…
横幅800ピクセルの画像をbloggerにアップロードして、そのサイズのまま表示させる。というのはPCブラウザでの設定で、スマホブラウザで見るとそのままだかなんだか微妙。でもだいたいスマホ画面より少し小さいくらいだからまあよしと。
横幅800より大きいと、PCブラウザで見て平行法で見るのは厳しい人もいるかな、と。僕の環境では平気だけど、800でも厳しい人いるような。

交差法とwiggle 3Dについては、リンクをクリックでFlickrの画像に直リンクするようにしました。
するとスマホブラウザではアドレスバーを除いて画面いっぱいに表示されるので。
じゃあ最初の平行法もFlickeの画像に直リンクでいいじゃん?
リンクをクリックする回数をひとつでも減らしたいから、それもちょっとねえ。

とりあえずこのようになってます。
ガトーモンブラン
http://3d-foods.blogspot.jp/2016/10/gateau-montblanc.html
チョコケーキ
http://3d-foods.blogspot.jp/2016/10/choco-cake.html

このブログ9月22日の記述で書いたように、黒ワクにしてしまったので、デザイン的にいまいちかな〜。背景を黒にすりゃいいのかな。でもなんか雰囲気変わるよな〜。とかなんとか

2016年9月30日金曜日

フジのコンデジX10を2台、ダブルレリーズでステレオ撮影

フジのX10は昔ながらのネジ込みレリーズが使えるデジカメで、UNダブルレリーズも持ってるので、もう一台買ってステレオ撮影…という考えは以前から持ってました。
しかし、たとえレリーズのタイミングが完全に同時でも、シャッターの同期が完全ではない、完全にはならないのが分かっているので、それほどそそらない考えでした。
それに、X10って中古でもそんなに安くならないんだよな〜、と思っていたら、おやおや、アマゾンでちょっと安い中古を発見!ポチっとな!
他の中古より5千円ぐらい安い。付属品がバッテリーとバッテリーチャージャーしかないからかな。説明書もないからね。オレはそれで充分だ!状態もすごくいいぞ!

同期についてはちょっと考えがあって、あえて暗いところでストロボを使えばなんとかなるんじゃないかな〜と。

フジにはW3というステレオ撮影の名機があるのに、なんでわざわざこんな。
やっぱりもっと奇麗に撮れるカメラがいい。欲を言うと近くでワイドに撮れるのがいい。まあそれはステレオベース(ふたつのレンズ間の距離)の問題で、W3より狭くするのはほとんど無理なんだけど。

複数デジカメで同期を完全にと思ったら、キャノンの一部デジカメのみ対象のSDMというカメラを同期させるソフトがあって( http://www.stereomaker.net/jpn/sdm/sdm.htm )、でもそれにはWindowsPCが必要なんだけど、Windowsを持ってないのです。
いやまあ、SDMやるならカメラを2台と言わず4台5台6台と同期させたいけど、それで人が苦労してる姿を見てるので。
まあダブルレリーズはどう頑張っても2台ですがね。

さて、同期の問題はとりあえずしゃーないとして、
まずはステレオベーズ15cmのちょいハイパーでテスト撮影。
歩道橋の上からシャッター速度1/30秒で撮ってみました。
レリーズのピンの長さを調節して、おおむね同時になるようにはできます。
しかし、レリーズグリップを持つ向きや角度などを変えるとそれでタイミングも変わってしまうので、こりゃあ同時にするのは無理だ!
無理とは言え、だいたいどれくらいタイミングが合うのか、合わないのか?
二つのレンズの歪み具合の違いはどれくらい?
それを検証してみるには、普通に平行法とか交差法とかではなく、交互に表示するアニメーションGIFにすると分かりやすい。
2枚の画像の位置の違いがわかりやすいように、白いフレームを加えました。
うむむむ、左右のズレはしゃーないとして、なんで上下のズレもあるんだ?このリグで。
レンズとセンサーの位置が微妙に違う?センサーから画像を切り出す部分が微妙に違う?カメラ底部にあたるバーのコルクっぽい部分がすり減って水平ではない?

どちらもマニュアルモードで絞り・シャッター速度・感度を合わせたのに、なんか明るさがちょっと違う…ホワイトバランスはまあ合ってるかな。
レンズの歪みの違いは、確かにあるけど、アニメーションGIFではなく平行法・交差法・アナグリフなどで見るぶんにはそれほどの問題ではない…かな。
明るさや画像のズレ、歪みなどはある程度補正できるんだけど、タイミングの違いはどうにもならん。

まあ実際のところはわからないけど、バイクの速度が時速40Km、2枚の写真での位置の違いが30cmとして、ざっと計算すると2台のカメラで1/37秒のタイミングのズレがありますね。
もちろん、指でぐいっとレリーズを押すわけだから、もっとズレる時もあるし、ズレが少ない時もあるかも知れない。まあこれくらいは覚悟しろって事か。

この日のテスト撮影で、これが一番まともにステレオに見えるテイク。平行法。

同期について、あえて暗いところでストロボを使えば…と書いたけれど、自室のテストではまあ悪くない結果でした。いずれ実践してみたらこのブログにまた書きます。



ニコンの方が安いじゃん!

2016年9月29日木曜日

amazonプライムフォトのためにプライム会員になってみた

amazon cloud driveのunlimitedストレージという、年間13800円でファイルの無制限アップロードができるサービスがあるのですが、金額が微妙なのと、無制限だからって何テラバイトもアップして、急に「やっぱりサービスやめます」って言われたら超パニックになるだろうから、いまいち踏み切れないのです。
仕事で撮ったビデオファイルとか、エフェクトかけてレンダリングした途中経過ファイルとか全部保存してたら大変なので、ある程度時間が経ったら削除してるのですが、無制限アップロードだったら全部保存できるよな〜。
しかし実際のところ、途中経過ファイルをいつまでも保存しておく必要があるのかっていうと、ないだろうねえ。
仕事の成果は完成品が保存してあればまあいいかな、と思うけど(それ以上はきりがない)、写真は仕事とは別の表現なので、できるだけ保存したいのです。

で、もっと安い年間3900円のサービズもあって、それは写真ファイルなら無制限というアマゾンプライムフォトで、アマゾンプライム会員ならそのサービスを受けられます。
ちなみに写真じゃないファイルについては10GBまで。
アマゾンで買い物するようになってもう何年も経つけれど、「当日お急ぎ」とか全然魅力感じなくて、プライムどーでもいいと思ってたので、おまけのサービスについても気にしてなかった。
(本当に急いで欲しい時は「1時間以内」とかになる。そういうサービスも他にあるのかも知れないけど)
ふむふむ、写真ファイルとして認識するのは一般的なjpeg、tiff、gifだけでなく、RAWファイルも含まれる、しかもCanonのCR2ファイルも。これってよくね?よくね?

プライム会員になってみました。
アマゾンのページに「このカメラのCR2ファイルなら写真として認識します」という、対応カメラのリストがあって、そこに僕が持ってる7Dと70Dの名前がなかったのでちょっと不安だったけど、ばっちり写真として認識してくれます。レシピデータ(現像時パラメータなどの設定。CR2に書き加えられる)も保持してくれます!
フジX10のRAWデータ、RAFも写真として認識してくれます。あんまり使ってないけど。ただRAFはパラメータのデータを内包するのではないような…別ファイルと現像アプリケーションが紐づけるような…だからRAFとパラメータデータと両方アップする必要があるような。あんまり使ってないけど。

僕が3D写真の作成にメインで使用するアプリケーションはAdobe Fireworksなのだけれど、Fireworksの作業フィルのPNGもそのまま「写真」として認識してくれます。レイヤーの保持、ビットマップだけではなくエフェクト設定やテキスト設定も保持されてます。
PhotoShopで言うとPSDみたいなもんでしょうね。ちなみにPSDも「写真」扱いになるらしいです。
これはいい!とてもいい!

更に、tiffも「写真」として無制限アップロードできるのだから…
スキャナーでフィルムスキャンした一次データがtiffで、そのままだと重すぎるからjpegに変換して保存してたけど、これからはtiffじゃん!むやみに高解像度でスキャンしたりして。ぐひひひ。

ちなみにフジW3で撮ったMPOファイル、EVO 3Dで撮ったMPOファイルも写真として認識します。

せっかくプライム会員になったのだから、なんか映画でも見ますかねえ。
ナショナルジオグラフィックのドキュメンタリーを見たり…お、「特捜部Q」が映画になってたのか、あらまこんな暗いタッチですか。それでも映画ならではの映像美もありますね…

まだプライムのお試し期間なのだけれど、どうやら解約しなそうですよ。

ある日突然「サービスやめます」と言われてもパニックにならないような対策が必要ですね。
もちろん、クラウドだけではなくローカルにバックアップデータも残せばいいんだし、そうするつもりだけど、「見切り」をつけたデータはローカルに残さなくなるんじゃないかな…いずれ。

2016年9月22日木曜日

スマホ用VR3Dビューワで見るのに適した立体写真とは

昔から立体写真好きはベストなビューワを求めて生きていますが、近頃流行りの「スマホでVR3Dを楽しむビューワ」はまったくベストではなく、むしろひどい物に分類されそうで、というのもVR3Dコンテンツだったら中央だけはっきり見えていればよく、周辺を見たいときは首の向きを変えればそっちの方角の光景が見えてむしろそれがVRっぽく感じられていいのかも知れない、ところが写真を見るとなると隅々までじっくり見たいから、中央だけはっきり見えて周辺は歪んでピンボケというのは困る、そうは言ってもVR3Dビューワはじわじわ普及しつつあるし、逆に「スマホで3D写真を見るビューワ」は殆ど存在しない、プリント写真のビューワをスマホで使うか、VR3Dビューワの中から悪くない物を選ぶしかない、こんな状況なら「立体写真」側からVR3Dビューワにすり寄って行くのがいいのか、そうすると立体写真を楽しむ人が増えるのではないか、その場合の最適なフォーマットはどういうものか。
スマホの画面サイズとビューワによるので「最適」が決まる事はないけれど、「まあまあ最適」とか「自分の環境では最適」ならできそうな。

僕が持ってるスマホはFreetel Priori3 画面サイズは16対9の4.5インチ。

ビューワその1
アマゾンで安かったから買ってみた。1000円ぐらい。

折り畳みできるのがいいな、とも思って。しかしやはりレンズの拡大がちょっときつい。周辺ボケボケですな。
最大の欠点は中央の仕切りが画面に当たってるせいか、指でなぞっての操作をまったく受付けなくなってしまう事。ひょっとしたらオレの端末だけの問題かも知れないけど、できないものはできないのだ。
もちろんリモコンの存在も知ってるし、人の端末で使った事はあるけど、あれを持ち歩くってのもなんだかねえ。人に見せる時に、その人がリモコン慣れしてないとかえって画面に集中できないという事もあるし。(自分がそうだった)
なので、このビューワは却下。接眼部の広がりとスマホまでの距離の調節ができるのはとてもいいんだけどね。現在まったく使用されていません。

ビューワその2
ホルガの135-3DCV
@taketakego氏がお薦めのビューワ。
もともと中判ポジフィルム用の3Dビューワなのだけれど、カバーをつけた僕のスマホがぴったり入る!

136mm×73mmサイズまでのスマホが入ります。
パタパタ折り畳んで平べったくB6サイズぐらいになります。
残念ながら現在アマゾンでは取り扱ってないようで、検索してみつかるのは120-3DCVで、それはフタがあって見ながら指で操作できるようになってません。
これも結局のところ、それなりに拡大するのでベストではないのですがね。
指で操作するのが上からになってしまうのは…やってみたらそれほどマイナスでもない。

135-3DCVはstereoeyeで売ってます。
http://www.stereoeye.jp/shop/
とういか、そのページなるGoggle Tech製 Go4D C1-Glassビューアも気になりますね。。。

他にもビューワは持ってるけど、メインで使用しているFreetel Priori3が入らないサイズなので、ホルガ135-3DCVをベーシックなビューワと仮定して、理想的な平行法立体写真とは?

こう、かな
ひとつの画像は正方形に近く、余白はやや広めに、黒く。中央の余白が太くなるように。
歪んでピントが合わない周辺部は余白にしてしまえ、という事ですね。
コンスタントにステレオ写真を発表する人なら、こういう、自分のビューワに適した画像をアップロードするのは珍しくないかも知れない。

僕も今後しばらくは、Flickrにアップする平行法写真はこのスタイルにします。
とは言え、Freetel Priori3にプリインストールされている画像鑑賞ソフト「ギャラリー」は、ある程度の横長画像を勝手にパノラマ画像だと思い込んで左右に振ったりするので、それはそれで面白いけど、あまり横長にならないようにしなければいけませんね。



2016年8月19日金曜日

nimlso B3D フィルム巻戻し時にシャッター開いてたら

nimslo 3Dカメラの前面カバーを外して、バルブ専用の「nimslo B3Dカメラ」と命名。小さなピンを引っ張ってシャッターを任意の時間だけ開けていられるのだ!
というような事を以前にこのブログで書いた気がしますが

ある時、巻戻し時に何かのはずみでシャッターが開いてそれっきりだった事に。巻き戻してる途中で気付きました!
通常はバネが働いていて、シャッターを開けようとしなければ開かないんだけど、この時は何かに引っ掛かっていたようです。

やや薄暗いなかで巻き戻していたとは言え「ん。これって、シャッター開いてる?うわ〜!どうしよ!早く巻き戻せ!」半ばパニック。おそるおそる現像に出してみた。

余分に感光していたのは確かで、それによる悪影響もあありました。
4枚おきでワンテイクだけど、余分な感光がはっきりと「ずれた4枚おき」になってしまっている箇所があって、おそらく巻戻しの途中でちょっと手を止めたりしたところですね。

しかし、面白い効果もありました。

TAPE & DRIVES
そもそも長時間露光で撮って、その中でストロボを光らせているのだけれど、これはそれだけではない「巻戻し時の感光」も影響してそうじゃないですか。
なんだかふわふわしてますね。


今までの、只の長時間露光とは違う気がする。
何やらミスト効果と言いますか、グロウ効果と言いますか、ありますね。

PCソフトで色は加工してますが、ふわふわ感は加えてないです。

そんな具合で、ちょっと面白い効果も期待できるかもしれない「巻戻し時の感光」またやる?うーん…

2016年8月6日土曜日

画像をかっこよくモノクロにするソフト Tonalityを使ってみた

画像加工ソフトTonalityを今年の1月頃にインストールしてたんだけど、なんかあまり使わないでいた。
それを最近使うようになりました。いや、なんでっていう理由はないんだけど、なんとなくね。

日本版のMac AppStoreで1800円だったような。
https://macphun.com/tonality
を見ると「Tonality CK」が75ドルって、だいぶ値段違いますね。
オレが買った「Tonality」とどう違うんだ?まあいいか。

カラー画像をかっこいい白黒にするソフトで、しかも有料なんだからそれはもうばっちりすげーカッチョイイんだろうな〜、そうなのかな〜。
使ってみた。

TAPE & DRIVES
ちなみに加工前のオリジナルは

このままでもいいんだけどなんとなく。

そもそも、もともとカラーデータなのに白黒にするなんていかがなものかと思ってもいたけど、デジタル一眼でもRAWはカラーなのに喜んで白黒で撮ってるじゃんオレ。じゃあ、たまにはこういうのもいいかな、と。
あと、たまにHDRやってみたい気分になって、これはモノクロだけどHDR機能もあるし、やってみようかな、と。

HDR加工

皇居近くの和田倉噴水公園にて
オリジナル画像は

これは、噴水オフジェが白っぽい色で、正面からストロボをあててるからか、水の質感の面白さ…おそらく、水がコントラスト強く描写されてればいいんだろうけど…があまりないので、お蔵入りしてたのですね。
それがHDR的な効果かけたら、なんだかかっちょいいじゃないですか。

という次第で、ちょっと面白いですね、Tonality


しばらく凝ってみるかも。

2016年7月25日月曜日

instagramはじめました

もう何年も前に友人からinstagramやらないのか?と言われてたのですが、スマホを持ってなくて「撮ってすぐにフィルムっぽい加工をしてアップする」アプリだと思ってたし、iPod Touchを持ってたけどWi-Fiでしかネット接続できないので基本的に家にいないとアップできない。
家で写真をアップロード公開するならPCでFlickrでいいじゃん、と思ってたのですね。
それがここ何年かnimslo 3Dカメラなどに凝ってGIFをアップするようになり、FlickrだけでなくtumblrやGIFMAGAZINEも活用し始めたのです。FlickrはGIFに向いてないからね。

そして2ヶ月ほど前からスマホを持つようになったので、じゃあ世界的に流行ってるらしいinstagramをやってみっぺか。

instagramはGIFのアップロードができませんね。なので、mp4をアップしてます。
最初はGIFMAGAZINEのmp4変換機能を利用していたのだけれど、サイズがGIFMAGAZINEにアップしてるものだと横幅500ピクセルなので、もうちょっと大きいのがいいかな〜と。5インチぐらいのスマホならともかく、7インチのタブレットで見たら残念な事になってました。GIFよりもムービーの方が拡大した時の残念度が高いような。なので、今はinstagram用に横幅800ピクセルのmp4を作成してます。まあinstagramが再圧縮して軽くしてしまうので、やっぱりGIFの方がいいかなと思わないでもないけれど。

始めてみたら、人の写真見てばんばんイイネ押してますね。ワタシ。なんでだろ。
スマホという、よりパーソナルな端末に画像が出るから感情移入しやすい?いや、PCだって俺しか使ってないんだから充分パーソナルですよ。
PCで画面いっぱいに写真表示されるSNSがないから(あるのかも知れないけど、プラウザをモニター画面いっぱいに表示して見ないから)、アプリを一度にひとつしか表示しないスマホの方が鑑賞の集中度が高くなるのかな。
PCで映画見るときは全画面表示するからね。

という次第で、instagramにかなりハマってます。
結局、フィルムで撮って、現像、デジタイズしてムービー化してアップロードだから、全然「スマホで撮ってすぐアップロード」じゃないんだよね。
スマホ持ってなくてもできたんじゃねーか?いや、ブラウザのinstagramページでアップロードできないようなので、やはりスマホあればこそですね。PC用のアプリあるらしいけど、わざわざ始める前にインストールしないし。

instagramのヨシナガのページ
https://www.instagram.com/yoshing_bt/
アカウント名は@yoshing_bt
twitterと同じです。いや、大文字小文字のちょっとした違いはあるけど。
nimslo 3Dの写真だけでなく、他も色々アップしようと思ってたのだけど、今のところnimsloが9割以上ですね。

2016年6月24日金曜日

nimslo 3Dの多重露光もどき PCで合成

前回の記述(2016.6.82016.6.18)のつづきと言いますか、関連と言いますか。

スローシャッターとストロボを利用して、ワンテイクで光の軌跡と人物を撮る、そんなことをやってみたかったのだが、ワンテイクにこだわらなければ、PCで合成するのをよしとするなら、わりと簡単にできるような。
それはやっぱりフォトグラファーとして美しい行為ではないと言いますか、簡単にできてしまっては面白くないと言いますか、だからスローシャッターには興味あっても多重露光はあまりそそらなかった。
しかし本当に簡単にできるのかな。簡単にやってみてどんな作品になるかな。ちょっとやってみよう。

これと

これを

明るさなど調整して、上の画像のブレンドモードを「覆い焼き(カラー反転)」にしました。作業アプリケーションはFireworksです。

Judgement Ship

お〜、カラフル!
あえて「カメラ内で多重露光したのではありません」とわかりやすく合成したつもりもあるけど、
そこをブレンドモードを「比較(明)」にしたり

ブレンドモード「スクリーン」したりすると

The Candy Ditches

ぐっと本物の多重露光に近くなるような。もちろん、見る人が見ればPCで合成したのか多重露光なのかわかるだろうし、そもそも僕はワンテイクでこういう写真を撮るテクニックを詰めたいので、PCで合成したのかフィルムに露光した画像なのかは、はっきり示しておきたい。

しかしこれはこれで、面白いですな。
やっぱりお手軽だし(それなりに手間はかかりますが)、いろいろ調整できるし。

なんといっても、撮ったけど公開せずの「お蔵入り」写真が復活する機会になりますね。
ストロボ光らなかった失敗テイクでも

なんとなくカックイイぞ

カーリーズ

失敗でもないけど、なんとなく公開しなかった写真がこのようにカラフルになって日の目を見るのです。

ロッカ★フランケンシュタイン

2016年6月18日土曜日

スローシャッターnimslo 3Dカメラにストロボ用ワイヤレストリガーRF603 記述2

前回の記述のつづきです。

もともと調子よくなかったnimslo3Dなので、全面カバー外していじってたら復活したのだけれど、なんかまた不調。シャッターボタン押してもシャッター開かなくなった。
うーん、まあバルブ撮影専用機のつもりだから別にいいんだけど、「普通にストロボ撮影して、直後に手動シャッター」ができなくなったなあ。あんまりよくはないか…。

フジのシート状NDフイルターを切って、レンズ前に貼付けてみました。

実際にライブハウスで直前に貼付けて、その時にスマホで撮ったのでちょっとわかりにくいかも知れませんが。
黒テープでフジのND 0.5を貼付けました。
入ってくる光が1/3になるらしいです。

六本木バウハウスでのロッカ★フランケンシュタインのライブ。


むうん、おもしろいけど、まだ環境光の影響が強いですね。
フィルムをスキャンする時、かなり暗く補正してます。
ND 0.5では甘かったか。

シャッター速度は1秒〜2秒。だと思う。手動なので適当です。

NDフィルターをもっと暗いものにして、ストロボをもっと明るくすればいいのだろうけど、ストロボがこれでフルパワーなんだよね〜。YN560Ⅲ
露光時間と環境光にもよるから、同じ状況になる事はあまりないだろうけど。

やっと撮れたこの日の会心テイク!こういうのを狙ってた!

ギターがすぐ近くにいてストロボの光を受けやすいので、はっきり輪郭のわかる写真になるのだろうなあ、と。
だから離れた被写体ならストロボの光がもっと強ければいいんだろうけど、YN560Ⅲふたつだと物々しすぎるような。今でも充分物々しいんだけど。
次は小さいスレーブストロボをひとつ増やそうかしら。

ちなみにnimslo 3Dのシボリは開放でf5.6です。
この日のフィルムはフジカラーのISO100
f5.6で2秒だとそりゃ明るいよなあ。でも前回、NDフィルターなしでなんとなく撮れたので、いきなり過度に暗いフィルターを付けたくなかったのです。
まあ場所が変われば照明も変わるからねえ。

ロッカ★フランケンシュタイン
http://www.rocka-franken.info



フジの75mm角NDフィルター。なんだかアマゾン内の取り扱い業者によって値段がだいぶ違うような。