2009年12月31日木曜日

映画「THE 4TH KIND フォース・カインド」the fourth kind

於TOHOシネマズ西新井
ドキュメンタリーとドラマを組み合わせた映画という事で、なんか興味がわいたのです。
他の予備知識いっさいなしで見ました。

「THE 4TH KIND フォース・カインド」
The Fourth Kind
2009年 アメリカ映画
監督 オラトゥンデ・オスサンミ


しかし結局…拉致ネタですか。UFOと宇宙人による拉致。
もっと他の、新しいテーマを期待してたのですがね。
映画の出来も特筆するようなところはないので、なあんだ、拉致ネタかあ〜。
それならそれで、拉致されてどうだ、という次の幕を見たかったなあ。
まあ、ドキュメンタリー部分からあまり飛躍できないのだろうけれど、これではテレビの特番以上の内容にはならない…と思っていたら、
Wikipediaによると、アラスカ州ノームで行方不明者が突出して多いというのはウソで、この映画の記録映像も疑わしい?そうなの?

それならなおのこと、もっと壮大なウソをつけばいいのに。
風呂敷を広げすぎるとリアリティがなくなってしまうから?だからあえて、次の幕には行かなかったのかな。その場合、映画として、もっと人を引き付けるドラマ描写が欲しいですねえ。
すべてツクリモノであれば、"本物"に似ても似つかない美人ミラ・ジョボヴィッチを起用するというのも、わからないではないな。

せっかくウィル・パットンが出てるのに、ただの分からず屋の保安官なだけで、それ以上の変化がない、というのももったいない。

2009年12月30日水曜日

iBookがやってきた

ベンベンビデオ始めたのはいいけれど、フライヤーを作れないんだなあ。
なぜって、Illustratorの古いバージョンしか持ってなくて、今のインテルMacでは走らないのですね。
eMacは処分決定だし、悩んだ末にPowerPCの中古Macを買う事にしました。

ヤフオクでiBook G4 12インチを落札。
うちに送られて来ました。

OS9で起動できるiBook G3を前から欲しかったのだけれど、それっておもちゃにしかならないだろうし、今、おもちゃに数千円出す精神的余裕がない。
iBook G4もおもちゃ率高いけれど、OS10.4のインストールディスクを持ってるので、インターネット接続もさほど面倒ではないだろう。
バッテリーもそこそこ使えるみたいだし、
CPUは800MHz、HDは30GBだけど、メモリが640MBだし、USB2.0だから、
処分されるeMac(1GHz、80GB、メモリ512MB、USB1.0)とほぼ同格ですかね。

安くはないけれど落札してみた。それでもお店で買うよりか安かったので。

さてHDのデータを一旦消去して、OSのインストールをして、あれ?クラシック環境はどうやってインストールするんだ?Software Restoreでやるのか(そのてのディスクは付属してました。これも入札の重要な要素)…できました。
Illustratorなどなどソフトをインストールして、まあ快適に走ってくれてます。

バッテリーをいったん使い切ってみました。DVDを見たら2時間もたなそうだけど、テキスト入力なら3時間ぐらい使えそう。

しかし〜、iBookもこうやって見ると時代を感じますなあ。こんなに厚みあったっけ?わりと重いし。

2009年12月27日日曜日

さよならeMac

さよならeMac (parallel 3D)

2003年12月に買ったeMac。
昨年夏以降第一線を退いて、PowerPCじゃないと走らないアプリを使う時だけがんばってもらってましたが、2ヶ月ぐらい前からまったく起動しなくなってしまった。

こりゃあ処分かな〜。
Illustratorの古いバージョンしか持ってなくて、もっぱらそれで使ってたんだけど、むうん。
ベンベンビデオ始めたのはいいけど、フライヤー作れませんねえ。

〜ベンベンビデオ!
 インディーズバンド向けの格安PV制作!〜
http://venvenvideo.com/

ま、フライヤーはともかく、年末だし、パソコンは処分しましょう。
PCリサイクルシールがあるので、お金はかからないんだけど、
急に起動しなくなったから、全然データの消去とかやってない。
見られてこまるものがあるかって言うと、メールのデータがそのまんまだからなあ。
色々なパスワードとかも入ってるし。
そんなに気にしなくてもいいのかも知れないけれど、一応、ハードディスクを抜いておこう。ついでにメモリも。

と思ってカバーを外して、バラしてみたのが上の写真です。
平行法で立体視できます。
FUJI FinePix REAL 3D W1で撮りました。
壊してもいいとなれば、どんどん開けられるものですね。
HDも外したし、DVDドライブも外しました。

DVDドライブは里親がみつかりましたが、メモリの引き取り手がいないので(なんで外したんだよ)、欲しい人がいたらあげます。
PC133の256MBが2枚あります。

6年間ご苦労様でした!

映画「パブリック・エネミーズ」Public Enemies

於TOHOシネマズ西新井

映画のポスター「今度のジョニーはハートも盗む」とかなんとか、でもなんか違う。
まあ、そうでもしなけりゃ映画なんて売れないだろうし、この映画をどう売るかってのは宣伝する方もちょっと悩むだろうねえ。

「パブリック・エネミーズ」
Public Enemies
2009年 アメリカ映画
監督 マイケル・マン

あるいはジョニー・デップのファンじゃないからそう思っただけなのか。あんまりカリスマ感じないんだよね。
悪い役者とは思わないけれど、ティム・バートンの映画以外では、なあんか印象が薄いし、この映画でもそうだなあ。
パーヴィス捜査官役のクリスチャン・ベールの方が記憶に残ってしまう。てか、この配役、逆でいいんじゃないか。
ジョニー・デップはもっと「カタブツ」な方が、狂気をチラリズムしてくれそうだし、ギラギラしたクリスチャン・ベールも見たいなあ。

プロ対プロの対決という感じでも、爽快な犯罪映画でもない。そんな映画ではなくて、戸惑ったり流されたりするうちに腹をくくっていく感じ。
全体として、やってることはともかく、心情的にあまり歯切れよくはない。
だからダメという事もないんだけれど、せめてデリンジャーがもっと狂暴、あるいは強烈な瞬間があってほしいなあ。コイツは他の奴と違う!っていう。

それでも僕はマイケル・マンの映画が好きなんで、まあじわっと見れましたけど、
普通の人が見たら、こんな映画どこが面白いんだ?って思う、かな。

2009年12月24日木曜日

Magic Bullet Mojo

Red Giant SoftwareのMagic Bullet Mojoを買いました。
Magic Bullet looksという、ビデオ映像をフィルムっぽく見せるための、FinalCutなどで使えるプラグインソフトがあって、
気になってはいたけれど、普通に買うと4万円ぐらいするしなあ、と思っていたら、弟分でMagic Bullet Mojoなんつうのがあるのですね。
全体を寒色系にしながら、人の肌だけ暖色系にして、人物を浮き立たせる、そういった効果に特化したソフト、らしいです。

日本語の販売サイトがあったけれど、
http://www.flashbackj.com/red_giant/magic_bullet_mojo/
値段が12800円で、(おっと12180円に値下げされてる)
でもRed Giant Softwareのサイトで買うと99ドルなんだよな〜。
http://www.redgiantsoftware.com/products/all/mojo/
1ドル90円として、3千円以上違いますからね。
どうせダウンロード購入だし、英語版しかないだろうから、99ドルの方で買いました。

ダウンロードサイトのサンプル画像を見るとかなりよさげな感じがして、ショボい映像がかっこよくなるかと思ってしまうけれど、
もとの映像の色や明暗がゆたかに写ってないと、結局安っぽい映像になりがちなのですね。

そのMojoを全面的に使ったのが先日のSATORI "Summertime"です。
このブログ2009.12.17.の記述
必ずしもMojoらなくてもよかったのだけれど、買って間もないので使ってみたかったのと、リッチな音になったので、映像もどうにかせなアカンかなあと思ったので。
Mojoをかけたらかけたで、それなりに効果はあった気がします。

2009年12月23日水曜日

Officeがやってきた

PowerPointのスライドショーをムービー化する作業をやらなきゃならなくて、考えた末にMicrosoft Office 2008 Macを買いました。
今までも「Wordのファイルが送られてきたけど、どうしよう?」てな事がたまにあって、フリーウェアのNeoOfficeを使ったりしてたのだけど、なんか違う感じもしたし、
なぜか静止画像をExcelで送って来る人もいるので、ちゃんと開けないと往生したものです。

ほほ〜う、これがWordか〜、これがPowerPointか〜。

PowerPointスライドショームービー化については、購入前に検索して、Mac版ならムービーで書き出しのメニューがあるから楽ちん、というのを知ってたし、その通りでした。
でも音声付きや、アニメーション付きのスライドショーについては、結局、画面をキャプチャするソフトを使いました。

まあなんとか、大きな問題もなく作業は終わったのですが、今後、ファイルを開くことはあっても、作ることはあまりないだろうからなあ。
これだけ普及してるんだから、見るだけの安いバージョンもあったらいいのに。

2009年12月22日火曜日

ベンベンビデオ始めます venvenvideo

不景気の影響をモロにくらって、収入がガクンと落ちたのと、
人の言う事きいてお金もらうのがイヤになってきたので、どうにか人の言う事きかないでお金もらう方法はないものかと、
新商売を始めることにしました。

インディーズバンド向けの格安プロモーションビデオ制作
ベンベンビデオ!
http://venvenvideo.com

おそらく、ここまで安く仕事として請ける者はそういないのではないかと。
デフレを助長するのは不本意ですが。
安いかわりに、と言っちゃなんですが、あまり人の言う事を聞かない(聞く機会がない)制作スタイルになってます。
そのへん、理解のあるお客さんばっかりだといいんだがなあ。
何か言われても「できません」の一点張りでは商売として立ち行かない気もするし、
と言って、要求されるとその通りやろうと努力する性格なので、(とても時間がかかる)
要求される機会を作らない、というのがよいかなと。

やろうと思えばもっと以前から始められたのだけれど、インディーズバンド相手ですから、常識外れの最低料金じゃないと客は来ないだろうなあ、それって常識はずれの最低収入にしかならないだろうから、二の足を踏んでました。
でも、昨今の不況で収入は減る一方。足踏みしてる場合じゃなくなってきた。

それでも、もっと初期投資をしてから始めたかったのですがね。

venvenvideo.comのドメインを取得したので、今後、仕事以外でもライブを撮影したビデオはそっちに専用サイトを作って表示しようかと考えてます。
なので、6月に始めたmusic performaは、とりあえずやめることにしました。jpドメイン安くないのに、計画性が甘いな。

本来ならフライヤー作ってスタジオやライブハウスに置いてもらうんだけど、
フライヤーの版下データ作るソフト、Illustratorの古いバージョンしか持ってなくて、
古いMacで使ってたけど、その古いMacが2ヶ月ぐらい前から起動しなくなっちゃった。
なので、現在はまだフライヤーないのです。

2009年12月17日木曜日

SATORI PV "Summertime"

ジャズシンガーSATORIのビデオを制作しました。


もともと、YouTubeサイトで行われてるジャズのコンテスト用にビデオが欲しかったらしいのです。
実際にこのビデオでコンテストに応募してます。
Diners Club Presents - Jazz Session on YouTube
http://www.youtube.com/user/YTJazzJP
これはこれで面白いイベントですね。普通のコンテストだと、とりあえず3分ぐらいは聞いてなきゃならないけれど、これならつまんないと思ったらすぐ次を見られるし、レベルもスタイルも発想もまちまちで、何よりもロケーションがいちいち違うので、わりと飽きずに見ちゃいます。
しかし他のビデオはほとんど「一発録り」ですね。その中でこんなちゃんとレコーディングした映像で、
それがダメという規定はないけれど、心証としてよくないかもと心配してしまう。

撮影は1日だけ、録音もこの時にやって、6時間スタジオにいました。(もう1曲録音したのです。ビデオ撮影はなしで)
というか、録音のついでに撮影する感じでした。
それはいいんだけど「撮影のための時間」がほとんどなくて、カメラの前で歌うフリしてもらうのを3テイクしか撮れなくて、しかも後日にボーカルだけ録り直して、後半部分の映像(歌ってる演技)と音があわなくて、
後半だけでなく前半、中盤にしたって、撮影当日の「録音完了!」までにそこそこ撮ったけれど、それまでにも音を一部録り直してはめ込んだりしたので、それ以前の映像も微妙に、あるいはかなり、音と合わない、シンクロしないという事態になって、たっぷり撮ってもあまり使えない、往生しましたわ〜。

こういう、"はめ込む"レコーディングはジャズに限らず、どんなスタイルの音楽でもありうるだろうから、やっぱり音源が完成してからビデオを作るのがいいな〜、と改めて思いました。ドキュメンタリーっぽさをどのくらい強くするかにもよるけれど。

さらにジャズは、微妙にタイミングをずらしたりするので、たとえ上手い人でもまったく同じように演奏を再現するのは難しい(というか、即興でいかした事をやるのが上手い人?)事を知りました。知識としては知ってたけれど、撮影、編集して実感しました。

そんなこんなで「この映像では、音とシンクロしてないとヘンダな〜」というものは、使用できなくなるのが多くて、完成品はこうなりました。
どうせ撮影用に3テイクしか撮れないんだったら三脚使えばよかった。
三脚、持って行きもしなかった。時間がないだろうことは予想できたので、三脚をセットして狙う時間はないだろうと、一脚だけ持って行ったのです。
照明も持って行ったので、電車で移動となると、荷物を減らしたいのですよ。

スタジオは中野富士見町のスタジオMOVE 705
録音ブースが狭くて、演奏者ひとりづつ入って録音、みたいなスタイルが基本なようです。
今回はパーカッションとギターがその狭い部屋に入って、さらにビデオカメラマンも。ギターとカメラと、50cmぐらいしか離れてないよ〜。
リッチな音になってしまって、これビデオどうなるんだ?と思ってた…。

今回のビデオで、映像の色合いをいじくるソフトMagic Bullet Mojoを使ってみました。FinalCutなどでプラグインとして使えるものです。ちょっと前に買ったんですけどね。
それについてはまた後日書いてみたいと思います。


SATORI webサイト
http://satorijazz.web.fc2.com/

スタジオMOVE 705 webサイト
http://www.move705.com/

2009年12月14日月曜日

フジ3Dプリントサービスを頼んでみた fuji 3d print

フジの立体デジカメWI。立体写真を見る方法としてメーカーが示しているのは、
本体背面のモニターで見るか、別売りの専用モニターで見るか、あるいはフジカラーの3Dプリントサービスを頼むか、の3通りあるのです。
専用モニターはとても高くて買えないけど、3Dプリントは?1枚525円!
これも高いけど、まあいずれ1枚ぐらいは、と思ってたら、W1を買った人向けのキャンペーンで、2枚、無料で3Dプリントできるサービスがあるのです。
1月何日までだったか、期間限定ですが。

頼んでみました。3Dプリントサービス。
いわゆる、レンチキュラーシートってやつで、3D画像とか、2コマ(あるいは3コマ)の画像を1枚のシートで見せる、今までにもあった技術。
始めて見るなら「おお!」とか思うだろうけど、まあこれは、自分の撮った写真を立体写真として人に渡せる、っていう事だよね。
と、あまり感激もしないだろう予感をもって受け取りました。(メール便で来ます。頼んでから一週間後だよ!忘れてた)

予感通り、感激はしなかった。ていうか、立体度低い!
これは…
フジのサイトに、どんな写真が3Dプリントに向いてるか、というのをクドクドと書いてあるけど
http://print.fujifilmmall.jp/3D/HowTo.aspx
なんでこんな細かい事を、と思ってたのですが、そうか、デジカメのモニターで立体に見えたからって、3Dプリントでも同じように、効果的に立体に見えるとは限らないのか〜。
確かに僕が送った写真データは、被写体がカメラに近かったり、背景が遠かったりで「3Dプリントには向いていない」のですね。
むうん、こんなところで思わぬ制限があるとは。

たしかに、525円もするのだから、ばっちり立体に見えてほしいよね。
え、ナニコレって、思うのも思われるのも防ぐために、このフジのサイトの注意書きは必要なんでしょうねえ。
立体ビジネスも平坦な道ではないようだ。。

2009年12月9日水曜日

吉祥寺ROCK JOINT GB

12月5日、吉祥寺のライブハウスROCK JOINT GBにてザ・ソーリー・オン・パレードの企画イベントがあって、ビデオ撮影に行きました。
ソーリーのドラムの馬場誠君(ブラジルUFO名マコトベイベー)がタイガーサウンドレコーズというレーベルをやってて、
複数台のビデオカメラでライブを撮影→1本に編集!→YouTubeにアップしてバンドやレーベルのPR、てな事をやってます。
僕もたまに手伝ってるのです。

この日もいそいそと出動しました。
ソーリーだけでなく、バンド4つ撮影しました。
…疲れましたね。

イベント自体は大成功じゃないかな。お客は入ってたし、バンドは粒ぞろいでハズレなし。
イチ押しはThe Vector Plussかな。格好いいぞ。

初めて体感したのですが、当たり前なんだろうけれど、ライブハウスの照明って、オペレーターによってだいぶ変わりますね。
ビデオカメラの横に照明の卓があって、慣れてる人とそうでもない人が代わる代わる操作してましたが、慣れてる人は明るいだけではなく「華」がありますね。慣れてない人は「暗い」
実際に暗いのと、イメージ的に暗い。
本番ステージ始まってからすぐは慣れてない人で、なんでこんなに暗いの!?と思いました。
ビデオカメラは人間の眼よりも性能が劣るので、(いや、人間の眼はビデオカメラに写っているものをすべて見ているのか?ま、これは余談)光の増減ですぐに美しくない映像になってしまう。
むうう、オペレーターによってこんなに違うのでは、大切な撮影の時には指名しないとな〜。
名前聞いてないけど。

ちなみに、今年の7月にマコベイベー氏がアップしたビデオ!どうよ!

これは複数回のライブを1本にしたようですね。
5日はビデオカメラ2台だけだったし、音もカメラのマイクからしか録らなかったので、編集らしいことをするのかどうか、わかりません。

YouTubeタイガーサウンドレコードのチャンネル
http://www.youtube.com/user/sinkorswim4x5

2009年12月2日水曜日

映画「THIS IS IT」

於TOHOシネマズ西新井

数日前に見まして、以来、頭の中でBeat Itが鳴っています。
誰か止めてくれ〜!

「THIS IS IT」
2009年 アメリカ映画
監督 ケニー・オルテガ

とりたててマイケル・ジャクソンのファンでもないけれど、洋楽好きだし、全盛期は耳に入って来て当然の売れ方でしたから、そりゃあこの映画のほとんどの楽曲知ってるし、ノリノリですわな。

コンサートのリハーサル映像なので、MJ自身のパフォーマンスについては、ちょっと力が抜けた感じです。そのぶん、バックダンサーの気合いの入り具合ったらすごいもんで、MJもいいけど、ダンサーたちの動きをもっと見たかったなあ。
まさかMJが死ぬとは思ってなかったろうから、そのつもりで撮ってたわけじゃないから、映像に限りがあるのは仕方がない。
仕方がないけれど、ここまで見せられたら、ああ、完成されたステージの映像を見たい!見たかった!ないものねだりですがねえ。こりゃあチケットが売り切れるはずだわ。
MJ全盛期のパフォーマンスを知る身としては(実物見たわけじゃないけど)、やはりこの「練習です」という動きは物足りない。
2時間の映画でたまにこういう映像ならいいけど、ほとんどこれっていうのもねえ。カメラアングルも限定されてるのがつらい。
それでも、マイケル・ジャクソンって50歳!?それでこのまっすぐな姿勢!練習なのにこれだけ見せるパフォーマンス!すごい!と思ってしまう。
それに、こんな優しい声で、優しい喋り方するんだ〜。MJじゃなければただのキモいヒトになりかねないのだが、なにしろ天才ですから、常人とは多くの面でケタ外れなのだなあ。

また、リハーサル映像である不満を充分に補ってくれるのが、自分の家とは段違いの音響システム。大音量でもうるさくない。MJのヒット曲の最新バージョンでガツンとやられます。

ラストの「地球にやさしく」スタイルにはちょっと辟易。アマゾンの森林伐採を非難してるけど、現場でおこってることのみを非難して、それを使命みたいにしてるってのもなんだかねえ(このへんも50歳らしくない…)。ま、これはMJの死後に作られた映画なんで、このバランスはどのへんまで当人の希望にそってるのかわかりませんが。
わかりませんが、「ムーン・ウォーカー」の例もありますから、MJが制作した映画であれば、やはりラストはこんな感じになるのかな。

この「THIS IS IT」のヒットのおかげで、黙殺されてた映画「ムーン・ウォーカー」までリバイバル上映されましたね。
僕はその昔、映画館で2回見ました。面白くて!(でも後半の、子どもがでてくるドラマは却下。今またお金出して見るかっていうと、微妙です)

「THIS IS IT」のサントラCD欲しいなあと思ったけれど、むう、国内盤で2500円ですか。今の僕にはちょっと買えないなあ。
iTunesで検索してみたけど、サントラはないみたい。

仕方がないからYouTubeでBeat Itを。
お、字幕付きだ。
http://www.youtube.com/watch?v=okgIcrjieeY