2008年2月24日日曜日

nanoX "Escalation"

2月17日のnanoXのライブ映像より1曲、YouTubeにアップしました。
うわ〜、もう一週間経ったんだー。
特に編集らしいことはしてません。

YouTubeで圧縮されてやたらモザイクがかってしまいました。
ビデオそのままだとPCで見るにはちと暗い気がしたのでやや明るくしたから?
全体的な黒みが少なくなって、色数が増えたから?
そう思って、FinalCut Expressでレベル補正するさい、黒をマイナスさせて、よりコントラストの強い画像にしてみました。
少しはモザイク具合が改善されたかな…あんまり変わらないな…
黒をマイナスさせた方が、ヤマちゃんのアップで表情がよくみえるような気がするので、それを公開してます。



もっと色数を減らしてやれ、そう思って白黒の映像も作ってアップしてみましたが、モザイク具合はあまり変わらないんですよね〜。

ビデオのはじめの方、音がやや途切れがちなのは、元データからです。
ビデオテープを再生する時すでに音が切れる部分があります。プレイヤーを替えてみたけれど同じ。
ちゃんと記録されてない!?ゆゆしき事ですよ。

音はアッテネータを付けたステレオマイクで、ビデオカメラで録音したものです。
低音の効果がかなり減ってるのがつらいですね。と言ってアッテネータがないと割れ割れになるから、仕方がないのだなあ。

2008年2月21日木曜日

小説 アンドレ・ノートン「メニエ騎士像のなぞ」
andre norton "at swords' point"

アンドレ・ノートンのファンです。
アメリカのSF作家です。
最初は男かと思ってたら(アンドレって男名前、ですよね)本名アリス・メアリー・ノートンという女性。
女流SF作家とは言っても、少年が主人公の冒険SFが多い。中学生ぐらいにわくわく読んでもらおうという本をいっぱい書いている。
僕がSFを読み始めた頃に早川書房から「ゼロ・ストーン」や「ビースト・マスター」などが出版されたので、普通にファンになりました。
しかしそれから日本ではまったく刊行されなくなり、古本で買った「太陽の女王号」シリーズとか「スター・ゲイト」とかを読みふけっていたのです。
キャラクターや設定がしっかりと、無理なく描かれているものは、大人になっても楽しんで読めるのですよ。

1912年生まれ。「メニエ騎士像のなぞ」が何年の作品なのかわからないけど、1952年頃が舞台になってるので、その頃に書かれているのかな。
ノートン女史は2005年に他界しています。93歳!
生涯を通じて精力的に創作していたようで、「太陽の女王号」シリーズは1990年代になってポコポコと続編を書いています。日本で刊行される気配なし。困ったものだ。いや、シリーズ1作目が最近復刻されたらしいから、可能性あるかな。

先日、アマゾン古書でアンドレ・ノートンの「魔法の世界エストカープ」シリーズを買い始めました。
ま、それについては後で書くとして、

昨年の4月に"マムジャム"というSNSの日記で「メニエ騎士像のなぞ」の紹介文を書きました。
その頃はまだこのブログ始めてませんでした。
今回、またアンドレ・ノートンにのめり込むだろうからその前に、マムジャムの日記からここにその記述を複製しておきます。
マムジャムは知人に勧められて始めたSNSです。
mixiもやってますが、どっちもあまり活発には参加してません。人の日記をせっせと読んでます。

アンドレ・ノートン
"At Swords' Point"「メニエ騎士像のなぞ」

学習研究社 昭和51年

図書館で何気なくアンドレ・ノートンを検索してみたら、おや、オレの知らない作品がある。
「メニエ騎士像のなぞ」

足立区中央図書館在架
SFではなくてスパイ・サスペンス。
とは言っても、学研の「少年少女サスペンス」シリーズですから、小学校上級〜中学生向けの、冒険ロマン小説です。「少年期にぴったりの血わき肉おどる最新作!」そうなんだ〜。

アメリカの青年が謎の組織の協力を受けながら(どうやらCIAらしい)オランダで秘宝"メニエの騎士像"を求めて、敵(どうやらナチスの残党らしい。ナチス復興の資金のために騎士像が欲しいらしい)と対しながら冒険をする。
オランダの古都、歴史を雰囲気たっぷりに描写してるのと、おそらくナチスに対してオランダがいかに戦ったか、今もその心意気がどれほど残っているかを描き、それをオランダ人が誇りにしているためか、この小説はオランダ政府から賞をもらってます。
この作品では、青年に協力する、そして青年が属するようになるのがCIAで、敵がナチス残党だってのがはっきりしないんだけど、巻末の解説によると本作は『剣』三部作のひとつだそうでして、シリーズの他の作品では、そのへんがはっきりしてくる、のかな。
ちなみに学研の「少年少女サスペンス」シリーズとは、学研が勝手にシリーズとして日本で刊行してるだけで、お勧め海外読み物、てなノリですな。で、ノートン女史の『剣』三部作の他の2作は未訳みたい。

ノートンの他の作品同様に、等身大の主人公、友情に熱い仲間、変化するロケーション、非情な敵と罠、などなどが詰められていて楽しめます。
読んだ事のないノートンの作品が読める、というだけで嬉しいんだけど。
でもSFじゃないから、全体のダイナミックさは少ないかな。スケールの大きな話ではあるのだけれど。
しかしこの表紙のイラスト、いくら70年代でも暗いんじゃないか?そんなに深刻な話じゃないんだけどなあ。軽妙な話でもないけど、こんなに思い詰めてもいないだろう!
図書館がコンピューターを導入する以前の記録が本の終わりのページに残ってるけど、昭和51年から5年間で8回借りられてます。多いんだか少ないんだか。少ないとしたらこの表紙のせいかも。
僕がこの作品にダイナミックさよりもこじんまりした印象を持つのは、表紙のせいかも。

2008年2月18日月曜日

nanoX 高円寺20000V

高円寺のライブハウス、20000VにnanoXのライブショーを見に行きました。
いや、ビデオ撮りに行きました、ですね。
撮りに行くよと予告してから行ったのだし。

YouTubeでいろいろプロモビデオなんぞを見て、ああこういうのオレもやってみたいなあと思ったのがありまして、その映像スタイルにnanoXがしっくり来るような気がしたからです。

nanoXを見るのは8月以来なので半年ぶりぐらいですね。
その間にギターが替わりました。
音ももちろん変わったけれど、全体的なスタイルも疾走感が増したように感じます。
以前は"小爆発"がポコポコあった気がして、今よりパンクっぽかったけれど(僕の勝手な"PUNK"イメージ)、
今は"奔流"に引き寄せられ渦巻かれてる感じ。以前よりオルタナティブロックに近くなった(僕の勝手な"オルタナ"イメージ)、そんな気がします。
僕の好みで言えばまことに結構な話だけれど、作ろうと思っている映像スタイルからすると、むうん、どうなんだ。やってみなきゃわからんか。

スタイルは少々変わっても、ショーの終わり方は変わりませんでした。

nanoXのwebサイト
http://6427.teacup.com/nanox/bbs
MySpace
http://www.myspace.com/wavejack


ライブ映像から1曲、YouTubeにアップしました。
このブログ2008.2.24の記述

2008年2月15日金曜日

映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑」 Mr. Bean's Holiday

於TOHOシネマズ西新井

「Mr.ビーン カンヌで大迷惑」

Mr. Bean's Holiday
2007年 アメリカ・イギリス映画
監督 スティーヴ・ベンデラック

映画の「ビーン」はもう10年前ですか。
前作も映画館で見たけれど、ほとんど覚えてない。
いや、不満だったように覚えている。テレビシリーズに比べてキャラクター同士のつながりを重視しなくてはならず、そのために先鋭さが薄れしまったように覚えている。
テレビシリーズがミスタービーンの表情や動き、キャラクターの強烈さのみで見せていて、僕はさらに映画ならではの過激なものを見れるだろうと思っていたのに、ふつうのシチュエーションコメディになっていた。
というのがぼんやりした印象。
同じローワン・アトキンソン主演の「ジョニー・イングリッシュ」の方が映画として楽しめた気がする。
(しかし今、前作の予告編を見るとなんだか面白そうだなあ)
http://www.youtube.com/watch?v=bu4gjzaks5g

そんなわけで、「Mr.ビーン カンヌで大迷惑」も、あまり期待しないで観ました。
だからかな、けっこう楽しめたのですよ。
ロードムービーみたいな作りにもなっていて、移動しつづける、ロケーションを替えることで、Mr.ビーンだけを見せていても映画が成り立つようになっている。いいですね。
だってMr.ビーン以外はフツーの役者がフツーに演技してるだけなんだから、状況を説明するためにMr.ビーンがいないシーンを挿入するなんてことはしない方がいいし、ほとんどやってない。

ウィレム・デフォーが演じる映画監督はよかったけどね。おいしい役だ〜。

Mr.ビーンのキャラクターを変化させる事でヤマ場をつくるなんて稚拙なこともやってない。彼は常にコンパスが指し示す方向に進み、電車にも乗れず、バスにも乗れず、自転車がオシャカになっても歩いてカンヌを目指すのだ。

Mr.ビーンが旅行用に持ち歩いてる(撮り歩いてる)ビデオカメラの大活躍っぷりもいいです。

でも、楽しいコメディ映画は、その波長にあった観客がいっぱい入ってる映画館で見たいですね。
人が少ない静かな映画館だったから、声をおさえて笑うことになってしまった。

ローワン・アトキンソンによると、Mr.ビーンを演じるのはこの映画が最後になるとの事です。
さみしいと言えばさみしいけれど、映画を見ててMr.ビーンの老化をその顔から感じたのも確か。
Mr.ビーンを演じるのにアドリブ的なものは一切ないそうです。演技と撮影にはかなりの集中力がいるだろうし、本人が引き際を感じているのなら仕方がないでしょう。

日本の公式サイトでは
http://www.mrbean.jp/
まだダウンロードコーナーはcoming soonだけど、
http://www.mrbeansholiday.net/
では壁紙ダウンロードなどできます。
塗り絵?もあったぞ!

2008年2月13日水曜日

ロイ・シャイダーとか roy scheider

市川崑が亡くなりましたね。
新しい「犬神家の一族」はまだ見てませんが、昔の金田一耕助モノは少年時代から好んで見てましたね〜。(TVで)
ちなみに僕「獄門島」のサントラCD持ってます。

ロイ・シャイダーも2月10日に亡くなってました。
代表作と言えば「ジョーズ」でしょうが、役者として見ててイイのは「フレンチ・コネクション」でしょうか。
近作では、出番あまりなかったけど「パニッシャー」もシブかったなあ。

もういちど見たいロイ・シャイダー映画。
「重犯罪特捜班 ザ・セブン・アップス」(1973年)

「ブリット」「フレンチ・コネクション」のプロデューサー、フィリップ・ダントニが監督という事で気になってたけどなかなか見る機会がなくて、やっとテレビ放送で見たのは、いつ頃だったかな。
そんな事意識してるくらいだから、高校生以上にはなってたろうなあ。
なんだかあまりパッとした印象じゃなくて、アクション映画的にも普通だった気がする。
でも今見ると印象違うかも。

「デス・ポイント 非情の罠」(1986年)

フランケンハイマーの映画を映画館で初めて見た作品。
もう充分斜陽期に入ってたフランケンハイマーだけれど、僕は当時けっこう楽しめました。
まあその時にはフランケンハイマーについても、原作のエルモア・レナードについてもほとんど知らなかったけれど。
ロイ・シャイダーってE・レナードのファンだったようで、念願の映画化、だったみたい。
でもこれって、犯罪映画としてはどうなんだろうなあ。よく覚えていない。フランケンハイマー最晩年の「レインディア・ゲーム」とは違うテイストだと思うけれど。
今見るとどうなんだろうなあ。
数少ないアクションシーンが、クラレンス・ウィリアムズ3世扮する殺し屋が撃たれるシーンが印象に残っている。
あれで僕の"フランケンハイマー追っかけ"が始まったとも言える。

どちらも日本ではDVD化されてないので、まあロイ・シャイダー追悼という事で、BOXじゃなく、廉価でDVDにして欲しいっす。

2008年2月10日日曜日

最近買った音源 Bloc Partyなど

CDを買ったのではなくて、iTunesで楽曲ファイルを買いました。

UKのバンド、Bloc Partyの"Silent Alarm" (2005年)から3曲


気になっていたけどiTunesだとアルバム1500円で、輸入盤が1700円ぐらいだから、CD買った方がいいかな〜とか思って、お金がそこまでまわらないから結局買わないままというのはよくある話。

今回"Banquet"を含めて3曲買い、もうこのアルバムに450円出したので、この上アルバム買うことはないんだろうなあ。

iTunesって1曲150円でアルバム1500円だけど、もうちょっと安くしてくれないかなあ。
CD買うのと変わらないんじゃねえ。
1曲100円にしろ〜。

Bloc Party "Banquet"のPV

iTunesでBloc PartyのSilent Alarmを試聴
icon

Bloc PartyのMySpaceページ
http://www.myspace.com/blocparty


Scissors For Leftyの"Ghetto Ways - Single" (2006年)

このブログ2007.8.14.の投稿でもQuickTimeムービーを紹介している、サンフランシスコのバンドScissors For Lefty。
今回買ったのは"Ghetto Ways - Single"

iTunesで試聴icon

この曲のPVもYouTubeにあるんだけれど、音のよくないYouTubeという事を考えると、いいプロモビデオとは思えない。
http://www.youtube.com/watch?v=gjtIi3YwVFM
それよりもバンドのインタビューがあったので、そっちの方が英語わかんなくてもプロモとしても面白いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=PETfmjcB3GU

Scissors for Leftyのwebサイト
http://www.scissorsforlefty.com/
Myspace
http://www.myspace.com/scissorsforlefty


UKのバンドCajun Dance Partyの"The Next Untouchable - Single" (2007年)


iTunesで試聴icon

これもYouTubeにプロモがあるけど、あんまりいいもんじゃないね。
http://www.youtube.com/watch?v=ylWTaEnu3kQ

最初に見たのが"Amylase"という曲のプロモで、ちょっといいんじゃないの?と思ったのだが、iTunesには"The Next Untouchable - Single"の1曲しかなくて、それもいい感じだったので買ったのですよ。

"Amylase"のPV


MySpace
http://www.myspace.com/cajundanceparty

2008年2月9日土曜日

たのしいアニメPV特集〜 anime

まんがのくにですか。

ニューヨークのバンド、Les Savy Fav "What Would Wolves Do"

「サウスパーク」のアニメーターRyan Quincyが作ったそうです。
webサイト
http://www.rontalk.com/

Les Savy Favのwebサイト
http://lessavyfav.com/
MySpace
http://www.myspace.com/lessavyfav



UKのユニット、Morcheeba
もっぱらエレクトロ系なんだけど、2008年最新アルバム"Dive Deep"はよりアコースティック度が強い気がします。
曲"Enjoy the Ride"


アニメーション制作はJoel Trussell
webサイト
http://www.joeltrussell.com/
他のアニメも見れますが、もっぱらQuickTimeがいりますね。

Morcheebaのwebサイト
http://www.morcheeba.net/
MySpace
http://www.myspace.com/morcheeba



UKのユニットPleasureがBrett Andersonを迎えて作った曲。
"Back To You"(2007年)

なんかいい曲だなあ。
どうやら歌ってるのがBrett Andersonらしいぞ。
アニメーション制作はTUNDRA
webサイト
http://www.tundragroup.com/

Pleasureのwebサイト
http://www.pleasuremusic.net/
MySpace
http://www.myspace.com/pleasuremusic



アニメーションPVの草分けと言うと、ゴリラズですか。
Gorillaz "19/2000 (Soulchild Remix)" (2001年)

Gorillazのビデオの中では僕はこれが好き。
やっぱり明るい曲がいいから。

MySpace
http://jp.myspace.com/gorillaz

2008年2月7日木曜日

DVD「ミラーズ・クロッシング」miller's crossing

この頃まではコーエン兄弟にはかなり注目してました。
ってこれが3本目じゃん。
銀座テアトル西友で「ブラッド・シンプル」を見た時は衝撃でしたから。
「赤ちゃん泥棒」も当時としては斬新な映像感覚だったように記憶してます。

「ミラーズ・クロッシング」
Miller's Crossing
1990年 アメリカ映画
監督 ジョエル・コーエン


当時見たけれど、印象に残る場面はあっても映画としてはすっきりしない感じで、あまり覚えていなかった。
久しぶりにまた見ました。好意的に言うならば"大人の映画"なので当時の僕に感じるところは少なかった、のかな。
それにガブリエル・バーンがギャングではなくて"バクチ打ち"だという事が、その立場や心情について、よくわかってなかった。

ただ、今見てもそんなもうれつに感動するような作品でもないかな。
ガブリエル・バーンの憂いに満ち満ち満ちた表情、しぐさがたまらない。あれだけで2時間もつし、顔で言ったらアルバート・フィニーもとてもいい。
でもやっぱり出て来るキャラクターみなが紋切り型で、キャラクターからくるぞくぞく感があまりない。
これだけいい役者を集めてるのに。

音楽や映像はとても美しい。見てる間は不満を感じない。
けれど、見終わって残る印象があまり釈然としない。
裏切・陰謀・友情の物語としてよくできていよう、ラストには出来事を丸くおさめようとして、何か強烈な一撃が欠けてしまっているような気がする。
これはこれで名作だけれど、独自の映像センスでこのストーリイを語るよりも、もっと古典的な手法の方がテーマがくっきりしたかも知れない。
もっと男映画を撮れる人の方が、じんと泣かせる映画になったかも知れない。
まあ、うちのショボTVで見るのと映画館で見るのとでは違うけどね。

ともあれ、コーエン兄弟の次作「ノーカントリー」
(QuickTime予告編ページ)
3月15日公開、見ますよ〜。

2008年2月4日月曜日

DVD「荒野の棺桶」una bara per lo sceriffo

マカロニウエスタンです。

「荒野の棺桶」
una bara per lo sceriffo
1965年 イタリア・スペイン映画
監督 マリオ・カイアーノ



こないだレオーネの「ウエスタン」を見たばかりなので(2008.1.21.の投稿)、どうも見劣りがしてしまうのは仕方がないかな。
一定以上の水準ならマカロニだというだけで楽しめるのだが。
主演のアンソニー・ステファン、顔はいいけど、ガンアクションはいまいちかな〜。銃をふりまわしていても、"暴力"より"西部劇ごっこ"を感じてしまう。ま、たいていの俳優はそうなんだけど。
なんだかもたついているように見えるので、銃の腕のみで状況を逆転するシーンはリアルに感じられない。凝ったガンプレイばかりがマカロニじゃないから、このシナリオのままで別のアクションでもよかったのではないかな。
悪役のエドゥアルド・ファヤルド、いい顔してますね〜。(マカロニの悪役はみんないい顔してるのだ) 金髪の極道中年といったところでしょうか。
ラストふたりの対決になってからは、それまでの山賊群vs個人(主人公)ではなく、個人vs個人で、「悪の狂気」vs「復讐の狂気」になりそうで、ぐっとおもしろくなるかと思えたのだけれど、残念ながらすぐに決着ついてしまった。

音楽いいです!
主題歌もかっこいいけれど、フランチェスコ・デ・マージのドラマチック音楽がいいです。
哀愁たっぷりメキシカンなギター曲が決闘の場に流れると、ただのドンパチではおさまらない映画世界の心情的背景を勝手に感じます。
フランチェスコ・デ・マージというと、僕の中の筆頭は「テキサスSWAT」ですね。
というか、長らく「テキサスSWAT」以外は知らなかったのだけれど、やはりマカロニの美曲を量産している人だった。
僕がマカロニ・ウエスタンをよく見たのは子供の頃テレビでだから、音楽が誰なんて覚えちゃいないからなあ。

2008年2月3日日曜日

Efterklang "Illuminant"

お、何だこれ。
オープニングからしてCGじゃなさそうだな〜と思っていたら、屋外撮影の異様な人形アニメに。

デンマークのバンド、Efterklangの"Illuminan"。
QuickTimeムービーもありました。

webサイト
http://www.efterklang.net/
MySpace
http://www.myspace.com/efterklang

って映像が気になるね。
作ったのはTobias Stretch。アメリカ人。
webサイト
http://web.mac.com/tobystretch/Site/Welcome.html
Illuminanの撮影中の写真が少しあります。
うわ〜、雪の降る中で撮影してる〜。

雪撮影 snow shooting

雪ですね〜。
何をトチ狂ったか、近所の公園で雪の風景を撮影しました。
いつもの日曜日よりも人はずっと少ないけれど、ガキんちょやワンコが遊んでました。

まったく、すぐにレンズが濡れる。ボディも濡れる。
手がかじかんでクリーニングペーパーの出し入れもすんなりできない。

ふだんと違うからといって、いそいそと風景を撮るのもどうなんだと思うが、ふだんから公園でビデオまわしてるのもヘンなおっさんになりはしないか?

もともと風景や花は撮影対象としてそそらない人なのだけれど、撮っておくと後々使えるかも知れないので。
でも、素材集に入ってそうな映像とか、ニュースの「東京の雪景色」みたいなのになりがちで、つまんないな〜。
それが素材として使える事もあるんだけれど。

2008年2月1日金曜日

最近買ったサントラCD「ラッシュアワー3」lalo schifrin

最近でもないな、もう2ヶ月ぐらい経ったかな。
気がついたらわりと愛聴してます。


映画はまあファミリーなアクション映画だけど、音楽は本格アドベンチャー映画っぽくていいんすよ!
以前も書いたけど、(2007.9.27.の投稿)音楽のおかげで映画の満足度がぐっと上がったくらいでして、そして音楽だけ聴いてもやっぱりいい!

Lalo Schifrin
「ラッシュアワー3」
RUSH HOUR 3
2007年


ラロ・シフリンの代表作と言ったら、「燃えよドラゴン」「ダーティハリー」「スパイ大作戦」と言ったところでしょうか。
じゃあ昔の人なのね。いやいや、今ハリウッドのアクション映画音楽で、これだけワザで喜ばせてくれるコンポーザーは他にちょっといないでしょう。
映像を何重にもふくらませて、奥行きを与えてくれる。
いやもう映像はいいや、音で遊ぶラロ・シフリンのオーケストレーション。そのわくわく度は上がりっぱなしだ。
映画は甘いけれど、音楽は甘くないぞ。

ところで、「ラッシュ・アワー」シリーズの1作目と2作目もラロ・シフリンのはずなのだが、どっちも見てるんだけどほとんど覚えていない。なぜ3になってこんなに反応してるんだろう。

ところで、iTunesでLalo Schifrinを検索したら、「ブリット」や「ダーティハリー」に混ざって「バイオレント・サタデー」のサントラiconがありました。むうう、ちょっと聴いてみたけど、特に名盤ちゅうこともないと思うのだが…。いかにも80年代なサウンドがラロマニアをくすぐるのだろうか。