2007年9月14日金曜日

DVD「続・夜の大捜査線」
they call me mister tibbs!

前作「夜の大捜査線」(1967)を見たのが数年前にビデオで、でしたね。
評判通りの力作で、人種差別どうこうの社会派映画というよりも、ハードボイルド映画としてぐっときました。

そしてこの
「続・夜の大捜査線」
They Call Me Mister Tibbs!
1970年 アメリカ映画 ゴードン・ダグラス監督
ですが、なんだかもう、テレビ映画みたいなんだもん。前作との落差ありすぎ。
シドニー・ポワチエ演じるバージル・ティッブスのキャラクターのみ引き継がれてて、あとはまるで違う映画、ゆるい娯楽映画になってます。お気楽に見れるドラマを求めているなら、あるいはいいかも知れない。
脚本はそんなに悪くないけど。(前作には遠く及ばないが)
演出が平坦なのですよ。ドキっとするシーンがない。アクションシーンの画が決まってない。
音楽もクインシー・ジョーンズなのだが、とってつけたようで、いや、とってつけたねこれは。
映画のシーンの変化と音楽が合ってないからダメですよこれは。

シドニー・ポワチエはいいですね。僕が劇場で見たのは「影なき男」ともう一本ぐらいだけど、「影なき男」でいっぺんに好きになりました。
あの、手をこする演技って、当人のもとからの癖なのかな。よくやってるから。
シドニー・ポワチエの刑事役をもっと見たいなあ。他の役じゃなくて刑事がいい。FBIでもいいぞ。探偵はちょっと違う。

ポワチエとコンビ組んで覆面パトカー乗ってたじいさんが気になりますね。
台詞はあまりないし、役名もあるのかなぐらいだけど。
職務一筋のポワチエに対して、なんだかいつも仕事以外の事を考えてそうで(そんなエピソードや会話はないのだが)、でもイザとなったら頼りになるのかな、なるんだろうなあ、となんとなく思わせる「ベテラン」なのですよ、きっと。
このコンビをもっと見たいなあ。
映画は更に続編、パート3があるんですけど、どうなんでしょうねえ。
ポワチエの刑事を見たいですからねえ。

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