2009年12月31日木曜日

映画「THE 4TH KIND フォース・カインド」the fourth kind

於TOHOシネマズ西新井
ドキュメンタリーとドラマを組み合わせた映画という事で、なんか興味がわいたのです。
他の予備知識いっさいなしで見ました。

「THE 4TH KIND フォース・カインド」
The Fourth Kind
2009年 アメリカ映画
監督 オラトゥンデ・オスサンミ


しかし結局…拉致ネタですか。UFOと宇宙人による拉致。
もっと他の、新しいテーマを期待してたのですがね。
映画の出来も特筆するようなところはないので、なあんだ、拉致ネタかあ〜。
それならそれで、拉致されてどうだ、という次の幕を見たかったなあ。
まあ、ドキュメンタリー部分からあまり飛躍できないのだろうけれど、これではテレビの特番以上の内容にはならない…と思っていたら、
Wikipediaによると、アラスカ州ノームで行方不明者が突出して多いというのはウソで、この映画の記録映像も疑わしい?そうなの?

それならなおのこと、もっと壮大なウソをつけばいいのに。
風呂敷を広げすぎるとリアリティがなくなってしまうから?だからあえて、次の幕には行かなかったのかな。その場合、映画として、もっと人を引き付けるドラマ描写が欲しいですねえ。
すべてツクリモノであれば、"本物"に似ても似つかない美人ミラ・ジョボヴィッチを起用するというのも、わからないではないな。

せっかくウィル・パットンが出てるのに、ただの分からず屋の保安官なだけで、それ以上の変化がない、というのももったいない。

2009年12月30日水曜日

iBookがやってきた

ベンベンビデオ始めたのはいいけれど、フライヤーを作れないんだなあ。
なぜって、Illustratorの古いバージョンしか持ってなくて、今のインテルMacでは走らないのですね。
eMacは処分決定だし、悩んだ末にPowerPCの中古Macを買う事にしました。

ヤフオクでiBook G4 12インチを落札。
うちに送られて来ました。

OS9で起動できるiBook G3を前から欲しかったのだけれど、それっておもちゃにしかならないだろうし、今、おもちゃに数千円出す精神的余裕がない。
iBook G4もおもちゃ率高いけれど、OS10.4のインストールディスクを持ってるので、インターネット接続もさほど面倒ではないだろう。
バッテリーもそこそこ使えるみたいだし、
CPUは800MHz、HDは30GBだけど、メモリが640MBだし、USB2.0だから、
処分されるeMac(1GHz、80GB、メモリ512MB、USB1.0)とほぼ同格ですかね。

安くはないけれど落札してみた。それでもお店で買うよりか安かったので。

さてHDのデータを一旦消去して、OSのインストールをして、あれ?クラシック環境はどうやってインストールするんだ?Software Restoreでやるのか(そのてのディスクは付属してました。これも入札の重要な要素)…できました。
Illustratorなどなどソフトをインストールして、まあ快適に走ってくれてます。

バッテリーをいったん使い切ってみました。DVDを見たら2時間もたなそうだけど、テキスト入力なら3時間ぐらい使えそう。

しかし〜、iBookもこうやって見ると時代を感じますなあ。こんなに厚みあったっけ?わりと重いし。

2009年12月27日日曜日

さよならeMac

さよならeMac (parallel 3D)

2003年12月に買ったeMac。
昨年夏以降第一線を退いて、PowerPCじゃないと走らないアプリを使う時だけがんばってもらってましたが、2ヶ月ぐらい前からまったく起動しなくなってしまった。

こりゃあ処分かな〜。
Illustratorの古いバージョンしか持ってなくて、もっぱらそれで使ってたんだけど、むうん。
ベンベンビデオ始めたのはいいけど、フライヤー作れませんねえ。

〜ベンベンビデオ!
 インディーズバンド向けの格安PV制作!〜
http://venvenvideo.com/

ま、フライヤーはともかく、年末だし、パソコンは処分しましょう。
PCリサイクルシールがあるので、お金はかからないんだけど、
急に起動しなくなったから、全然データの消去とかやってない。
見られてこまるものがあるかって言うと、メールのデータがそのまんまだからなあ。
色々なパスワードとかも入ってるし。
そんなに気にしなくてもいいのかも知れないけれど、一応、ハードディスクを抜いておこう。ついでにメモリも。

と思ってカバーを外して、バラしてみたのが上の写真です。
平行法で立体視できます。
FUJI FinePix REAL 3D W1で撮りました。
壊してもいいとなれば、どんどん開けられるものですね。
HDも外したし、DVDドライブも外しました。

DVDドライブは里親がみつかりましたが、メモリの引き取り手がいないので(なんで外したんだよ)、欲しい人がいたらあげます。
PC133の256MBが2枚あります。

6年間ご苦労様でした!

映画「パブリック・エネミーズ」Public Enemies

於TOHOシネマズ西新井

映画のポスター「今度のジョニーはハートも盗む」とかなんとか、でもなんか違う。
まあ、そうでもしなけりゃ映画なんて売れないだろうし、この映画をどう売るかってのは宣伝する方もちょっと悩むだろうねえ。

「パブリック・エネミーズ」
Public Enemies
2009年 アメリカ映画
監督 マイケル・マン

あるいはジョニー・デップのファンじゃないからそう思っただけなのか。あんまりカリスマ感じないんだよね。
悪い役者とは思わないけれど、ティム・バートンの映画以外では、なあんか印象が薄いし、この映画でもそうだなあ。
パーヴィス捜査官役のクリスチャン・ベールの方が記憶に残ってしまう。てか、この配役、逆でいいんじゃないか。
ジョニー・デップはもっと「カタブツ」な方が、狂気をチラリズムしてくれそうだし、ギラギラしたクリスチャン・ベールも見たいなあ。

プロ対プロの対決という感じでも、爽快な犯罪映画でもない。そんな映画ではなくて、戸惑ったり流されたりするうちに腹をくくっていく感じ。
全体として、やってることはともかく、心情的にあまり歯切れよくはない。
だからダメという事もないんだけれど、せめてデリンジャーがもっと狂暴、あるいは強烈な瞬間があってほしいなあ。コイツは他の奴と違う!っていう。

それでも僕はマイケル・マンの映画が好きなんで、まあじわっと見れましたけど、
普通の人が見たら、こんな映画どこが面白いんだ?って思う、かな。

2009年12月24日木曜日

Magic Bullet Mojo

Red Giant SoftwareのMagic Bullet Mojoを買いました。
Magic Bullet looksという、ビデオ映像をフィルムっぽく見せるための、FinalCutなどで使えるプラグインソフトがあって、
気になってはいたけれど、普通に買うと4万円ぐらいするしなあ、と思っていたら、弟分でMagic Bullet Mojoなんつうのがあるのですね。
全体を寒色系にしながら、人の肌だけ暖色系にして、人物を浮き立たせる、そういった効果に特化したソフト、らしいです。

日本語の販売サイトがあったけれど、
http://www.flashbackj.com/red_giant/magic_bullet_mojo/
値段が12800円で、(おっと12180円に値下げされてる)
でもRed Giant Softwareのサイトで買うと99ドルなんだよな〜。
http://www.redgiantsoftware.com/products/all/mojo/
1ドル90円として、3千円以上違いますからね。
どうせダウンロード購入だし、英語版しかないだろうから、99ドルの方で買いました。

ダウンロードサイトのサンプル画像を見るとかなりよさげな感じがして、ショボい映像がかっこよくなるかと思ってしまうけれど、
もとの映像の色や明暗がゆたかに写ってないと、結局安っぽい映像になりがちなのですね。

そのMojoを全面的に使ったのが先日のSATORI "Summertime"です。
このブログ2009.12.17.の記述
必ずしもMojoらなくてもよかったのだけれど、買って間もないので使ってみたかったのと、リッチな音になったので、映像もどうにかせなアカンかなあと思ったので。
Mojoをかけたらかけたで、それなりに効果はあった気がします。

2009年12月23日水曜日

Officeがやってきた

PowerPointのスライドショーをムービー化する作業をやらなきゃならなくて、考えた末にMicrosoft Office 2008 Macを買いました。
今までも「Wordのファイルが送られてきたけど、どうしよう?」てな事がたまにあって、フリーウェアのNeoOfficeを使ったりしてたのだけど、なんか違う感じもしたし、
なぜか静止画像をExcelで送って来る人もいるので、ちゃんと開けないと往生したものです。

ほほ〜う、これがWordか〜、これがPowerPointか〜。

PowerPointスライドショームービー化については、購入前に検索して、Mac版ならムービーで書き出しのメニューがあるから楽ちん、というのを知ってたし、その通りでした。
でも音声付きや、アニメーション付きのスライドショーについては、結局、画面をキャプチャするソフトを使いました。

まあなんとか、大きな問題もなく作業は終わったのですが、今後、ファイルを開くことはあっても、作ることはあまりないだろうからなあ。
これだけ普及してるんだから、見るだけの安いバージョンもあったらいいのに。

2009年12月22日火曜日

ベンベンビデオ始めます venvenvideo

不景気の影響をモロにくらって、収入がガクンと落ちたのと、
人の言う事きいてお金もらうのがイヤになってきたので、どうにか人の言う事きかないでお金もらう方法はないものかと、
新商売を始めることにしました。

インディーズバンド向けの格安プロモーションビデオ制作
ベンベンビデオ!
http://venvenvideo.com

おそらく、ここまで安く仕事として請ける者はそういないのではないかと。
デフレを助長するのは不本意ですが。
安いかわりに、と言っちゃなんですが、あまり人の言う事を聞かない(聞く機会がない)制作スタイルになってます。
そのへん、理解のあるお客さんばっかりだといいんだがなあ。
何か言われても「できません」の一点張りでは商売として立ち行かない気もするし、
と言って、要求されるとその通りやろうと努力する性格なので、(とても時間がかかる)
要求される機会を作らない、というのがよいかなと。

やろうと思えばもっと以前から始められたのだけれど、インディーズバンド相手ですから、常識外れの最低料金じゃないと客は来ないだろうなあ、それって常識はずれの最低収入にしかならないだろうから、二の足を踏んでました。
でも、昨今の不況で収入は減る一方。足踏みしてる場合じゃなくなってきた。

それでも、もっと初期投資をしてから始めたかったのですがね。

venvenvideo.comのドメインを取得したので、今後、仕事以外でもライブを撮影したビデオはそっちに専用サイトを作って表示しようかと考えてます。
なので、6月に始めたmusic performaは、とりあえずやめることにしました。jpドメイン安くないのに、計画性が甘いな。

本来ならフライヤー作ってスタジオやライブハウスに置いてもらうんだけど、
フライヤーの版下データ作るソフト、Illustratorの古いバージョンしか持ってなくて、
古いMacで使ってたけど、その古いMacが2ヶ月ぐらい前から起動しなくなっちゃった。
なので、現在はまだフライヤーないのです。

2009年12月17日木曜日

SATORI PV "Summertime"

ジャズシンガーSATORIのビデオを制作しました。


もともと、YouTubeサイトで行われてるジャズのコンテスト用にビデオが欲しかったらしいのです。
実際にこのビデオでコンテストに応募してます。
Diners Club Presents - Jazz Session on YouTube
http://www.youtube.com/user/YTJazzJP
これはこれで面白いイベントですね。普通のコンテストだと、とりあえず3分ぐらいは聞いてなきゃならないけれど、これならつまんないと思ったらすぐ次を見られるし、レベルもスタイルも発想もまちまちで、何よりもロケーションがいちいち違うので、わりと飽きずに見ちゃいます。
しかし他のビデオはほとんど「一発録り」ですね。その中でこんなちゃんとレコーディングした映像で、
それがダメという規定はないけれど、心証としてよくないかもと心配してしまう。

撮影は1日だけ、録音もこの時にやって、6時間スタジオにいました。(もう1曲録音したのです。ビデオ撮影はなしで)
というか、録音のついでに撮影する感じでした。
それはいいんだけど「撮影のための時間」がほとんどなくて、カメラの前で歌うフリしてもらうのを3テイクしか撮れなくて、しかも後日にボーカルだけ録り直して、後半部分の映像(歌ってる演技)と音があわなくて、
後半だけでなく前半、中盤にしたって、撮影当日の「録音完了!」までにそこそこ撮ったけれど、それまでにも音を一部録り直してはめ込んだりしたので、それ以前の映像も微妙に、あるいはかなり、音と合わない、シンクロしないという事態になって、たっぷり撮ってもあまり使えない、往生しましたわ〜。

こういう、"はめ込む"レコーディングはジャズに限らず、どんなスタイルの音楽でもありうるだろうから、やっぱり音源が完成してからビデオを作るのがいいな〜、と改めて思いました。ドキュメンタリーっぽさをどのくらい強くするかにもよるけれど。

さらにジャズは、微妙にタイミングをずらしたりするので、たとえ上手い人でもまったく同じように演奏を再現するのは難しい(というか、即興でいかした事をやるのが上手い人?)事を知りました。知識としては知ってたけれど、撮影、編集して実感しました。

そんなこんなで「この映像では、音とシンクロしてないとヘンダな〜」というものは、使用できなくなるのが多くて、完成品はこうなりました。
どうせ撮影用に3テイクしか撮れないんだったら三脚使えばよかった。
三脚、持って行きもしなかった。時間がないだろうことは予想できたので、三脚をセットして狙う時間はないだろうと、一脚だけ持って行ったのです。
照明も持って行ったので、電車で移動となると、荷物を減らしたいのですよ。

スタジオは中野富士見町のスタジオMOVE 705
録音ブースが狭くて、演奏者ひとりづつ入って録音、みたいなスタイルが基本なようです。
今回はパーカッションとギターがその狭い部屋に入って、さらにビデオカメラマンも。ギターとカメラと、50cmぐらいしか離れてないよ〜。
リッチな音になってしまって、これビデオどうなるんだ?と思ってた…。

今回のビデオで、映像の色合いをいじくるソフトMagic Bullet Mojoを使ってみました。FinalCutなどでプラグインとして使えるものです。ちょっと前に買ったんですけどね。
それについてはまた後日書いてみたいと思います。


SATORI webサイト
http://satorijazz.web.fc2.com/

スタジオMOVE 705 webサイト
http://www.move705.com/

2009年12月14日月曜日

フジ3Dプリントサービスを頼んでみた fuji 3d print

フジの立体デジカメWI。立体写真を見る方法としてメーカーが示しているのは、
本体背面のモニターで見るか、別売りの専用モニターで見るか、あるいはフジカラーの3Dプリントサービスを頼むか、の3通りあるのです。
専用モニターはとても高くて買えないけど、3Dプリントは?1枚525円!
これも高いけど、まあいずれ1枚ぐらいは、と思ってたら、W1を買った人向けのキャンペーンで、2枚、無料で3Dプリントできるサービスがあるのです。
1月何日までだったか、期間限定ですが。

頼んでみました。3Dプリントサービス。
いわゆる、レンチキュラーシートってやつで、3D画像とか、2コマ(あるいは3コマ)の画像を1枚のシートで見せる、今までにもあった技術。
始めて見るなら「おお!」とか思うだろうけど、まあこれは、自分の撮った写真を立体写真として人に渡せる、っていう事だよね。
と、あまり感激もしないだろう予感をもって受け取りました。(メール便で来ます。頼んでから一週間後だよ!忘れてた)

予感通り、感激はしなかった。ていうか、立体度低い!
これは…
フジのサイトに、どんな写真が3Dプリントに向いてるか、というのをクドクドと書いてあるけど
http://print.fujifilmmall.jp/3D/HowTo.aspx
なんでこんな細かい事を、と思ってたのですが、そうか、デジカメのモニターで立体に見えたからって、3Dプリントでも同じように、効果的に立体に見えるとは限らないのか〜。
確かに僕が送った写真データは、被写体がカメラに近かったり、背景が遠かったりで「3Dプリントには向いていない」のですね。
むうん、こんなところで思わぬ制限があるとは。

たしかに、525円もするのだから、ばっちり立体に見えてほしいよね。
え、ナニコレって、思うのも思われるのも防ぐために、このフジのサイトの注意書きは必要なんでしょうねえ。
立体ビジネスも平坦な道ではないようだ。。

2009年12月9日水曜日

吉祥寺ROCK JOINT GB

12月5日、吉祥寺のライブハウスROCK JOINT GBにてザ・ソーリー・オン・パレードの企画イベントがあって、ビデオ撮影に行きました。
ソーリーのドラムの馬場誠君(ブラジルUFO名マコトベイベー)がタイガーサウンドレコーズというレーベルをやってて、
複数台のビデオカメラでライブを撮影→1本に編集!→YouTubeにアップしてバンドやレーベルのPR、てな事をやってます。
僕もたまに手伝ってるのです。

この日もいそいそと出動しました。
ソーリーだけでなく、バンド4つ撮影しました。
…疲れましたね。

イベント自体は大成功じゃないかな。お客は入ってたし、バンドは粒ぞろいでハズレなし。
イチ押しはThe Vector Plussかな。格好いいぞ。

初めて体感したのですが、当たり前なんだろうけれど、ライブハウスの照明って、オペレーターによってだいぶ変わりますね。
ビデオカメラの横に照明の卓があって、慣れてる人とそうでもない人が代わる代わる操作してましたが、慣れてる人は明るいだけではなく「華」がありますね。慣れてない人は「暗い」
実際に暗いのと、イメージ的に暗い。
本番ステージ始まってからすぐは慣れてない人で、なんでこんなに暗いの!?と思いました。
ビデオカメラは人間の眼よりも性能が劣るので、(いや、人間の眼はビデオカメラに写っているものをすべて見ているのか?ま、これは余談)光の増減ですぐに美しくない映像になってしまう。
むうう、オペレーターによってこんなに違うのでは、大切な撮影の時には指名しないとな〜。
名前聞いてないけど。

ちなみに、今年の7月にマコベイベー氏がアップしたビデオ!どうよ!

これは複数回のライブを1本にしたようですね。
5日はビデオカメラ2台だけだったし、音もカメラのマイクからしか録らなかったので、編集らしいことをするのかどうか、わかりません。

YouTubeタイガーサウンドレコードのチャンネル
http://www.youtube.com/user/sinkorswim4x5

2009年12月2日水曜日

映画「THIS IS IT」

於TOHOシネマズ西新井

数日前に見まして、以来、頭の中でBeat Itが鳴っています。
誰か止めてくれ〜!

「THIS IS IT」
2009年 アメリカ映画
監督 ケニー・オルテガ

とりたててマイケル・ジャクソンのファンでもないけれど、洋楽好きだし、全盛期は耳に入って来て当然の売れ方でしたから、そりゃあこの映画のほとんどの楽曲知ってるし、ノリノリですわな。

コンサートのリハーサル映像なので、MJ自身のパフォーマンスについては、ちょっと力が抜けた感じです。そのぶん、バックダンサーの気合いの入り具合ったらすごいもんで、MJもいいけど、ダンサーたちの動きをもっと見たかったなあ。
まさかMJが死ぬとは思ってなかったろうから、そのつもりで撮ってたわけじゃないから、映像に限りがあるのは仕方がない。
仕方がないけれど、ここまで見せられたら、ああ、完成されたステージの映像を見たい!見たかった!ないものねだりですがねえ。こりゃあチケットが売り切れるはずだわ。
MJ全盛期のパフォーマンスを知る身としては(実物見たわけじゃないけど)、やはりこの「練習です」という動きは物足りない。
2時間の映画でたまにこういう映像ならいいけど、ほとんどこれっていうのもねえ。カメラアングルも限定されてるのがつらい。
それでも、マイケル・ジャクソンって50歳!?それでこのまっすぐな姿勢!練習なのにこれだけ見せるパフォーマンス!すごい!と思ってしまう。
それに、こんな優しい声で、優しい喋り方するんだ〜。MJじゃなければただのキモいヒトになりかねないのだが、なにしろ天才ですから、常人とは多くの面でケタ外れなのだなあ。

また、リハーサル映像である不満を充分に補ってくれるのが、自分の家とは段違いの音響システム。大音量でもうるさくない。MJのヒット曲の最新バージョンでガツンとやられます。

ラストの「地球にやさしく」スタイルにはちょっと辟易。アマゾンの森林伐採を非難してるけど、現場でおこってることのみを非難して、それを使命みたいにしてるってのもなんだかねえ(このへんも50歳らしくない…)。ま、これはMJの死後に作られた映画なんで、このバランスはどのへんまで当人の希望にそってるのかわかりませんが。
わかりませんが、「ムーン・ウォーカー」の例もありますから、MJが制作した映画であれば、やはりラストはこんな感じになるのかな。

この「THIS IS IT」のヒットのおかげで、黙殺されてた映画「ムーン・ウォーカー」までリバイバル上映されましたね。
僕はその昔、映画館で2回見ました。面白くて!(でも後半の、子どもがでてくるドラマは却下。今またお金出して見るかっていうと、微妙です)

「THIS IS IT」のサントラCD欲しいなあと思ったけれど、むう、国内盤で2500円ですか。今の僕にはちょっと買えないなあ。
iTunesで検索してみたけど、サントラはないみたい。

仕方がないからYouTubeでBeat Itを。
お、字幕付きだ。
http://www.youtube.com/watch?v=okgIcrjieeY

2009年11月29日日曜日

ブラジルUFO 高円寺Mission's ゆらゆら3D

11月25日、高円寺のライブハウスMission'sでのブラジルUFOのライブショーに行きました。
立体デジカメW1を買ったので(このブログ2009.11.21の記述)、立体動画でも、と思ったのです。

W1は640×480サイズの動画も撮れるのです。
しかし、デジカメだから、音がショボいだろうからなあ、もう一台ビデオカメラと外部マイクとアッテネーターを持って、音だけはそっちでしっかり録るようにしました。W1には外部マイクなんか付けられないので。

10分ほど動画を撮って、後は静止画写真を撮りました。
で、家に帰ってパソコンにデータを移して…おやや、っと、W1のAIVファイルをMacでふたつの動画に分けるのにStereoSpliserを使うんだけど、最長4分の動画までなんだっけ。そう言えばそんなようなことが書いてあったなあ。
むうう、1GB超のAVIファイルがしばらくお蔵入りですな。ソフトのバージョンアップか、Windowsマシンでデータをいじれる機会ができるまで。
いちおう、3Dではなく、ふたつのムービーではなく、2Dのムービーファイルひとつだけなら再生はできます。
それを見たところ、やはりあまりきれいには撮れませんねえ。
W1の動画モードは露出オートになってしまうので、ノイズが凄い発生してる。いかんですなあ。ライブハウスでの撮影には向いてませんね。

ま、静止画写真をアップしたので。
Brazil UFO 0911mission's 113 (parallel 3D)
平行法で立体視できます。
写真だと搾りや感度のマニュアル設定できるので、感度を下げてノイズが発生しないようにしています。

"ゆらゆら3D"画像もアップしました。

→もっと見る

以前にこのブログにアップしたブラジルUFO「ゆらゆら3D」の写真に比べると(2009.8.20の記述)、ゆれ幅が大きいので立体写真としての効果はいまいちかも。
これは、ふたつのレンズの間隔がやや広いからというのと、
カメラ内蔵ストロボの光が弱いので被写体に近寄らないと充分明るく撮れない、カメラが近寄ってしまうとメインの被写体と背景との視差が広がってしまうからです。
僕の場合は、ライブハウスでのパフォーマンスをスローシャッターで撮って、さらにストロボを発光させた瞬間をくっきりさせたいから、ある程度ストロボの光が強い方がいいのですね。
もうちょっとシボリを絞ってみればいいのかな。環境光(ストロボ以外の光)があまり入って来ないように。

いずれにせよコンパクトデジカメの内蔵ストロボなんて、見るからに小さくて、まあこれくらいの光でしょうかね。
でもW1は2〜3メートルぐらい離れて丁度いい写真が撮れるはずだから、もうちょっとストロボの光が強くてもいいんじゃないかなあ。

2009年11月24日火曜日

W1指写ります

先日買った立体デジカメ、フジのW1。
なんか撮影者の指が画面に入りやすいのですね〜。
(平行法立体画像です↓)

左上にも

右下にも


レンズが中心ではなく、端にありますからね。
けっこう慣れてきて、わかってるつもりでも、ちょっと油断すると指が入ってしまう。
指がひっかかるところがあればいいんだけれど、ないんだ。
いっそのこと、レンズ2本がにゅっと突き出てるスタイルでもいいと思うんだが。
今時の「コンパクトデジカメ」としては大きくなっても、それでよりきれいに撮れて、指が写らないようになれば、その方がいいと思うんだがなあ。できるだけコンパクトにしなければ商品価値が下がるとか、そんな思い込みがあるのかな。
カメラなんて、少しぐらい大きい方が「持つ喜び」も大きいぞ。
(その意味で、あまり小さい一眼デジカメってのもどうなのかと思う)

プリントしてみると、僕が持ってる他のデジカメと比べて人物の肌がのっぺりしてるので、やっぱりあまりいいカメラではないんでしょうね。

2009年11月21日土曜日

FUJI FinePix REAL 3D W1

3日ほど前に、立体デジカメW1の初期不良交換品が来ました。
(通販で買ったけど初期不良だった…このブログ2009.11.13の記述)

フジフィルムのサイト
http://fujifilm.jp/personal/3d/camera/finepixreal3dw1/

早くいろいろ撮って、ブログやFlicKrにアップ、と思ってたけど夜型の生活が続いてて、夜中に外に出てもあまりきれいに撮れないのですね。
シャッター速度が最遅で1/2秒。僕としては2/1秒ぐらいまで遅くできるのがいいのだけど。
感度はISO1600相当まで上げられるけど、当然ノイズも増える。
というか、レンズもセンサーも小さいので、カメラとしてきれいに撮れるモノじゃないですなあ。各所のレビューでわかってはいたけれど。
だから普通に撮っても、ノイズっぽいざらつきが気になる。1000万画素もあるので、大きな写真になるからますます気になる。
感度を100にして、充分な明るさがあれば、まあまあなのかな。
ていうか1000万画素もいらないよ〜。半分でいいのに。それでもっとノイズがでないセンサーにして欲しいんだがなあ。
だって別売り3Dモニターでも、フジの3Dプリントサービスでも、今後世に出るであろう大画面3Dテレビでも、300万画素もあれば充分じゃないの?

つい辛口になってしまうけど、なにしろ5万円もしたから。5万円って、オレが今まで買ったデジカメで一番高いぞ。はたして2万5千円のデジカメ2台分の価値があるのか。センサーやレンズにはないけど、気軽に持ち歩けて、気軽に3D写真が撮れる面は多いに価値あり。
気軽に持ち歩くにしては、ズシリと重いですね。ふたつのカメラブロックの位置や角度が経年変化してはいかんだろうから、そこはヤワな作りにはできないのでしょう。

W1が生成するファイルは業界標準らしい.MPOファイルで、左右2枚の画像をひとつのファイルに保存。ってそれはいいんだけど、Macで開けない、開けないからアナグリフやら平行法などの立体画像にできない、付属のソフトウェアはあるけどMac版はダメダメ君みたい。
でもまあなんとかなるだろう、と思って買ったのだが、ちょっと検索してみて、むむむ、ひょっとしてなんともならんのか?
いや、あったあった、.MPOファイルを2枚の画像にしてくれるMacソフト
StereoSplicerベータ版
http://nandj.jp/Challenge!_REAL_3D_and_Mac/Welcom.html
素晴らしい。アナグリフ画像も自動で作ってくれる。

夜中に自分を試し撮り。

赤青セロハンメガネで立体に見えます。

それと、W1は動画も撮れるのだけれど、残念ながら動画モードにすると露出のマニュアル設定ができなくて、フルオートでしか撮れないみたい。僕としては魅力半減ですねえ。お、動画撮影中はズームもできないのか。ま、これは事情がわかる制限ではありますね。

カメラ背面の液晶モニターでもある程度立体で見れて、わりと面白い。
以前に店頭で見たときは、なんだかな〜と思ったけど、自分のモノとしていじってると、これもこれでいいかな、と。
撮影時または撮影後に2枚の写真の左右の位置を調節できて、この機能のおかげで被写体との距離が近くても効果的な立体写真が撮れそうです。
ふたつのレンズの間隔が77mmだと、被写体まで1.5m〜数メートルぐらいがベストかなあと思っていたけど、60cmぐらいでもいけるかも。背面モニター見た感じだと。

2009年11月20日金曜日

DVD「スコルピオ」scorpio

渋めのスパイアクション映画。
予告編ありました


「スコルピオ」
scorpio
1973年 アメリカ映画
監督 マイケル・ウィナー

渋めとは言っても、どこまでリアルなのかは微妙。でも、CIAの非合法っぷりはありえないでもないのかな。
ジェリー・フィールディングの音楽がとても多彩で、「すげえ」って思ったんだけど、ちょっとサービスしすぎ?
映画が終わってみると、ううん、こんなに多彩じゃなくてもよかったのでは。
死に行くバート・ランカスターへの鎮魂歌みたいな映画だから、音楽面もそんなカラーでもう少し統一してもよかったのではないかと。

それにしても、ランカスターもアラン・ドロンもよくアクションしますねえ。工場の飛び降りるシーンは本人みたいですよ。
バート・ランカスターは、最初は"大御所です"みたいな程度だったけれど、じわじわと映画を浸蝕してきて、前述のアクションとポール・スコフィールドとの対話シーンなどがあって、すっかりランカスターを弔う映画になりました。
アラン・ドロンもいいんだけど、ランカスターの渋さにはとうてい及ばない。
ドライな殺され方をする女性陣と、ウェットな関係を断ち切れない男性陣。いい映画だけど、ラストがいかにも70年代。インスタントな悲観スタイルにやや失笑も。

2009年11月13日金曜日

FinePix W1がやってきたけど

フジの3Dデジカメ、FinePix REAL 3D W1をネット通販で買いました。
これが3Dシリーズの第1号だとして、売れ行きが芳しくなければ市場から消えてそれっきり、第2号があるかどうかわからんですから。お金ないんだけど持っておきたい。夏に発売されて、そろそろ買った方がいいだろうと。
買ったサイトはデジカメオンラインです。もっと安いサイトもあったけど、クレジットカードが使えないと。

さてW1が今日宅急便で来たのですが、ハテ、2D撮影は普通にできるけど、3D撮影が…なんだこれ、シャッター半押しでフリーズしちゃう。
液晶モニターにその瞬間の画像が静止画で表示されっぱなしで、それ以上はどのボタンを押しても反応しない。電源も落とせない。
バッテリー抜いて電源落として、再起動。3D写真は撮れてない。
どうやら不良品みたい。こういう事もあるのね。

販売店に電話したら初期不良で取り替えてくれる事になりました。
明日、宅急便で香川に(販売店がある)送って、むうん、3D三昧はもう幾日かおあずけですな。

2009年11月5日木曜日

最近読んだSF novels

オートン・スコット・カード
「第七の封印」
1987年
カードの小説は初めて読みました。
面白い!面白いよ〜!
僕は最近、主人公が実は王家の血筋とか、予言の人物だとか、物語の特異点に最初から設定されている話は好きじゃないんだけど、これは面白かった。
やっぱり作家の上手い下手なんでしょうねえ。
なかなか壮絶な話です。ダイナミックな心理表現に引き込まれました。
しかし僕としては、壮絶さよりも、切なさみたいなのにじんときたので、なにもここまで風呂敷広げなくてもいいかな〜、とも思いました。

マイク・ブラザートン
「スパイダー・スター」
2008年
僕はこういう、「超知性体(みたいなの)」に紆余曲折しながら近づいて行く冒険モノって好きだから、基本的にオッケーです。
「落ちる」世界での不可思議な生態系も面白いかと思います。
けど、主要人物のキャラクターがなんだか、フツーでいまいち。魅力的な物語なんだけど、魅力全開に感じられない、感情的な面が何十パーセントか割引されてるような。。

A・E・ヴァン・ヴォクト
「宇宙嵐のかなたに」
1952年
スケールとスピードの50年代SFをたっぷり。
しかしそれでも、印象に残るのは辺境惑星で男女ふたりきりという、ひとときのロマンス。
いやそれで充分、50年前のSFが生き生きとしている証左になりますか。

ロバート・J・ソウヤー
「イリーガル・エイリアン」
1997年
僕のソウヤー体験3冊目。それなりに面白かったです。
ただ、普通の法廷モノと同じようなシーンが多いので、法廷モノの延長に感じられてしまうし、ちまちましたチェスゲームを描くんだったら、もうちょっと緊張感が欲しい。
ラストはスケールアップしてSFとしての溜飲を下げたのかも知れないけど、まあ別に…っていう感じ。
それよりも、あの後の異星での裁判ドラマの方が(アメリカの一流弁護士が異星人の弁護人になる)とても気になる。犯罪の起因、宗教性、民族性などから面白いSFになりそうなんだけど。

ケン・マクラウド
「ニュートンズ・ウェイク」
2002年
記憶のバックアップをとっておけば、何度でも生き返れる未来社会。
(オリジナルの個体は死んでも、コピーが後を引き継ぐ)
でも生き返ることで実生活や社会的地位が微妙に、あるいは大きく変動するのは、考えてみれば当たり前ですね。
僕にとってこういった「死と再生」のSF原点はジョン・ヴァーリィなのだけれど、
こちらはもっとごちゃごちゃとしてて、小道具大道具入り混ぜて、作者の社会学的な妄想展示会になってます。


A&B・ストルガツキー
「蟻塚の中のかぶと虫」
1982年
どうやら三部作の第二作みたいです。
前作を読んでないけど、支障もなく読めます。
巨大官僚社会での自我の押しつぶし、なんて言うと暗い小説みたいだし(日本も似たようなものか)、実際暗いけど、異世界を感じるという点でも読み物として面白かったです。で、SFなんで、官僚なんたらというのは即物的な面。重要なのは精神面とその精神が産まれる特異さ。加えて物理世界が精神に影響も与えて変化させる。その変化の道筋をたどるミステリー、みたいな体裁になってはいますが、犬型異星人のビッグヘッドとか、惑星の住民をまるごとどこかに連れ去る謎の「遍歴者」だとか、他のネタも刺激があって、謎のひとつが解けたところで、大きな謎は謎のまま、ていうか謎のひとつぐらい解けたのか?
続きを読んでみたいけど(読んだところで謎はどうにもならない気もしますが)、今となっては第三作「風が波を消す」は入手困難?図書館にあるかな。

ナンシー・クレス
「プロバビリティ・ムーン」
2000年
「プロバビリティ・サン」
2001年
「プロバビリティ・スペース」
2002年
異文化、および異文化との接触が好きなテーマなので、エンリ属する「ワールド」の共有現実とその消滅を興味深く読みました。
しかしこの小説のミリタリー的な側面は、ふうん、てな感じ。
敵エイリアンをとらえて、ボディ・ランゲージで反応を計るあたりは面白いけど。
「ワールド」の月が実は兵器じゃありませんでした、っていうオチかなあと思ってたけど、やっぱり兵器でしたか。兵器としても使える何かでしたか。
普通のSFでも、ミリタリー色が強くなってしまうんですかねえ。アメリカというお国ですから。
ところでこのシリーズ、日本では昨年12月から一ヶ月おきに刊行されました。
12月に「プロバビリティ・ムーン」を買って、ちょっと読まないでいて、2月に「サン」を買おうと思ったらもう売ってない。「スペース」は売ってるけど。
そりゃあうちの近所の本屋のSFコーナーなんてたかが知れてるけど、シリーズものを順次出してるんだからしばらく置いといてくれればいいのに。
何件か本屋をまわったけれど、売ってなくて結局アマゾンで買いました。
買った本を一ヶ月ぐらい読まないでいるなんてそんなに珍しい事じゃないだろうし、考えもなしに商品入れ替えてるからアマゾンに客を取られるんだよー。

2009年10月27日火曜日

anaheim electro 新宿Motion

10月23日、新宿モーションでのアナハイム・エレクトロの企画ライブに行って、ビデオ撮影しました。

"Possibly fall, Maybe snow"


Final Cutのエフェクト「スリットスキャン」を多用してみました。
別に、なんでという理由もなく、なんとなくエフェクトをあててみて、ああ、これもいいかなと思って。
しかし、ずっと同じ撮り方だから、一部分にだけエフェクトかけるのも何か違う気がするので、ほとんど全編にエフェクトかけました。
エフェクトフィルターって、よほどうまく使わないとかっこよくないので、あまり使わないんだけど、
これだけごっちゃり使えば、これはこれでストイックかな。

こういう機会でもないと、このテのエフェクトって使わないなあ。

もう1曲、エフェクトなしのビデオをアップしました。
"Rainbowww"


今回もマイク・アッテネーターを使用しました。(このブログ2007.7.12.の記述)
アッテネーターをつけると低音が元気なくなるけれど、それ以前に、この日はベースの音があまり出てなかったようです。

ライブの前半はステージ向かって左側のスピーカー前にいて、耳で聴いてても音がワレワレでした。
たとえアッテネーター付きでも、こりゃあきれいには録れないだろうと思ってたらたしかに、後でビデオを再生してもいまいちな音なのでアップロードはせず。
でもその位置からの方が、映像的にはいいかな〜と思っていたので、最初はそこにいました。ベースは完全背中しか見えないけど。
ただ僕もライブハウスなれしてるつもりだけど、スピーカーの前にいたら、だんだんクラクラしてきた。
耳の奥にバランス感覚をたもつ器官があるらしいので、そこがヘンになったかな。耳にガンガンくるので。
そのうちに、立ったまま立ちくらみみたいな状態になって、しかもその感覚に終わりがないので、これはいかん、中央付近に移動しました。
音もそっちの方がきれいに録れたし。

anaheim electro
http://www.geocities.jp/anaheim_electro/

2009年10月4日日曜日

ブラジルUFO PV "LATEST UFO"

ブラジルUFOの新しいプロモビデオ、「LATEST UFO」を作成、アップしました。


スタジオ撮影は8月末に行いました。
直前までヒマヒマだったので、さっさと出来上がるはずだったのですが、その後忙しくなって10月になってしまった。
番長が黄色いUFOで外をウロウロするのは、昨年末のDVD(このブログ2008.12.292009.1.7)用に撮ったものです。場所は高円寺北口の商店街です。DVDでは未使用でしたが、捨てるには惜しい映像だったので、ばっちり使いました。

スタジオ撮影は準備と撤収もふくめて3時間でした。
もっといっぱい撮ったのだけれど、半分ぐらいのテイクしか使っていない。
試験的に、カメラは固定してパフォーマンスを何度もしてもらいました。
ブラジルUFOなら動きも激しいのでこれもアリだろうと。
しかしそれでもこうやってみると、4人が出ている映像は似たようなものになりがちなので、二人だけの組み合わせをもっとためしてみたり、立ち位置を変えたりとか、やってみればよかったなあ。

最後に楽器なしで、ドラムセットもなしで適当にスタジオ内を踊りまわる、というテイクも撮ったのだけれど、疲れてテキトーになりすぎてるのがわかるのと、見学に来てたズキャンもその踊りに入れて、それがやっぱり違和感あるのでボツにしました。
その頃にはドラムのマーキーがなぜか体調不良で、ズキャンがいないと3人になってしまうから、というのもあったんだろうけれど。

シンバルのミュートには、一般家屋で練習するためのミュートグッズを利用してみました。
カメラがやや下から固定というのは、上から撮るとミュートしてるのがわかってしまうからでもあるのです。
効果はそれなりにあったようで、マーキーのエモーショナルな叩きっぷりを…もっと撮りたかったのだけれど、
後半にはドラムセットをカメラの前に移動して、マーキーを大きく撮ろうと思っていたのだけれど、
(だから4人の時に、マーキーがほとんど番長に隠れてしまってもまあいいかと思っていたのです)
前述したようにマーキーの体調不良でそれができなかった。
ドラムセットを前に持ってきて、仕方なく番長に叩いてもらったけれど、なんかいまいちだったのでボツ。

無駄なテイクも多かったけれど、後でこうやって見ると、「こういう組み合わせでもうワンテイク撮っていれば」とか思うのも多いですね。
短時間で、その場で考えながら撮影だから仕方ないのだけれど。

2009年9月25日金曜日

映画「サブウェイ123」the taking of pelham 123

於TOHOシネマズ西新井

「サブウェイ123 激突」
The Taking of Pelham 123
2009年 アメリカ映画
監督 トニー・スコット

74年版「サブウェイ・パニック」がちょっとした名作なので、これはどうかな〜と思ってましたが、まあわりと、いいですね。
まったく違う映画になってるので、どっちの方がという事もないです。

面白いのはデンゼル・ワシントンが無線の向こうの若者の命のために、自身の秘密を告白するところ。
でもそれだけかなあ、この映画のオリジナルな面白さは。
よくできた映画ではあるけれど。
ジョン・トラボルタの悪役も、話が進むにつれてもう一皮むけてほしかった。

トニー・スコットの映画としてはどうなのよ。
意味不明なくらいの先端映像オンパレードで「普通の映画」が「不思議な映画」になるあの魅力は今回炸裂しませんでした。
だからダメということもないのだけれど、それなら「普通の映画」として脚本をもうひとツメして欲しい。
おっとシナリオはブライアン・ヘルゲランド。
「ペイバック」の音楽が「サブウェイ・パニック」に似てるので、これはきっと74年版に思い入れがあるのか?と思ったのだが、う〜ん、普通。

デンゼル・ワシントンが言うなればただの配車係なのに、拳銃を持って悪人を追い掛けるというのは、やはり無理がある気がする。
74年版のウォルター・マッソーは鉄道警察みたいな役どころだったから捜査して当たり前だけど、本作はどうなのよ。
本来はそんなキャラクターじゃないのに、そうなってしまう。その心理的な変遷をちゃんと描いてくれるならいいけど、そうでもない。(描いてるつもり?アメリカ人のデフォルトだから描かなくていい?)

おそらくシナリオ以前の前提として「最後はガチンコ対決ね」という決まりがあるんだろうけれど、
こうもトニー・スコットの映画、途中まで面白いのにシナリオのおかげでガクンとレベルダウンしてばかりではねえ。
D・ワシントンとJ・トラボルタが最後まで顔をあわせないというのも面白いと思うのだが。

2009年9月12日土曜日

映画「96時間」taken

於TOHOシネマズ西新井

「96時間」
TAKEN
2008年 フランス映画
監督 ピエール・モレル

フランスのアクション映画もいいけど、ハズレも少なくないからな〜、リーアム・ニーソン主演だし、まあ一応見ておきますか。
てなノリだったけど、これは、すごい。当たりです。

元CIA腕利きお父さんの娘がパリで誘拐されたってんで救出に行く話だけれど、なぜ誘拐されたって過去の仕事がらみとか、金持ち継父のビジネス絡みとかじゃなくて、偶然、人身売買ギャングに目をつけられただけ、
人物の背景は丁寧に描いても話を複雑にする気はさらさらない、この姿勢があっぱれ。
こんなシンプルで面白いアクション映画はちょっとないんじゃないですか。うまい!

リーアム・ニーソンの渋さが増して、いいですね。もうちょっとで壮年から老年になりそうなトシで、別れた女房、金持ち継父と暮らす娘には愛情たっぷり。
でもちょっとピントがずれてて、スネた娘だったらイヤ気がさすかも知れないけれど、そこは素直な女の子、ますます娘かわいい、てなもんですね。

そういった描写のひとつひとつが、うまいんですね。丁寧とも違うけれど。娘の誕生パーティのシーンとか、昔の仕事仲間とのやりとりとか、リーアム・ニーソンの哀愁にうなずけてしまう。
それが後半になると、悪人はもちろん善人にも容赦しない探索の鬼になる。
哀愁帯びた顔や声はそのままで、行動は躊躇しない。
電極を刺して拷問だってやるけれど(板についた態度、台詞、とうちゃんはこんな人だったのか…)、あまり気色悪くならないのは96時間というリミットがあるから仕方がない、と思わせてしまうからと、(このリミットの設定理由がよくわからんのだが)
現実世界でもグアンタナモの拷問とかニュースになったりするので、ましてや映画の元CIAならならこれくらいやるだろう、やらない方が不自然と思えるようになってしまったのでしょうねえ。

迫力ある格闘シーンや銃撃シーンもいいけど、合間にぐっとくるリーアム・ニーソンの渋い顔と声がいい!追跡しながら悪を"処分"するところがいい!
父娘には悪いけど、もっと追跡劇を見たかった!

2009年9月11日金曜日

映画「宇宙へ。」rocketman

H2B打ち上げ成功記念!じゃないけど、見ました。
於TOHOシネマズ西新井

先月21、22日には500円で見れたんだけど、それで見に行ったんだけど、甘かった。満員で入れなかった。
ちょっと早めに行ったんだけど、30分前では甘かったですね。

「宇宙へ。」
ROCKETMAN
2009年 イギリス映画
監督 リチャード・ダール

予備知識なしで見ましたが、ははあ、NASAばっかりなんですね。
ここまでどっぷり映像見せられたら、ああ、ソ連バージョンも見たいな〜
とか思います。
これと、ソ連編とで二本立てならいいのに!

基本的にNASAのプロパガンダ映画で、まあ別にいいんだけど、
ケネディ宇宙センターあたりに見学に行って、そこでこの映画を見たなら大喜びなんだろうけれど、
BBCのドキュメンタリーで、日本の映画館でお金を払って、って考えると、ちょっとなあ。
日本語版のナレーション原稿だけでも、もうちょっとなんとかならなかったのですかね。
「全世界の」とか「人類の」とか、ハリウッドのパニック映画じゃあるまいし。
あてはまらない人類もいっぱいいたはずなので、どうも辟易してしまう。

そうは言っても宇宙映像いっぱいで、こりゃたまらんですわ。
最初の打ち上げの映像が美しかったな〜。

チラシをよく見ると「NASA50年の歴史」って書いてあるから、ああこれでいいのね。

音楽がよかったです。Richard Blair Oliphant
特に悲壮感あるテーマ曲がいいです。

2009年9月1日火曜日

映画「トランスポーター3」transporter3

於TOHOシネマズ西新井

ストレス過多の日々が続いてまして、発作的に映画を見に行きました。
今日じゃなくて、数日前です。
今日も1000円デーだったので見に行く予定だったけど、気分になれなかった。
時間は作れないこともなかったんだけど。

ま、ストレスはどうあれ見るつもりだった映画ですけどね。

「トランスポーター3 アンリミテッド」
TRANSPORTER 3
2008年 フランス映画
監督 オリビエ・メガトン

「トランスポーター2」も見たけど、ほとんど覚えてないですねえ。
本作もたぶんほどなくして内容をだいたい忘れるでしょう。
もう忘れかけてます。
でもいいんです。ジェイソン・ステイサム主演ですから。
それだけでいいんです。

とは言うものの、残念ながら格闘シーンがいまいち普通になってしまった。
格闘シーンの工夫とそれを生かす描写が前作、前々作ほどではない、なんかフツーのアクション映画じゃん。
おそらく描写にあまりこだわりがないんでしょうねえ。残念。

それでも、ちょっといい気分で映画館を出ました。J・ステイサムのおかげです。
それだけでもういいんです。

ウクライナの大臣役がジェローン・クラッベに似てると思ったら、やっぱりそうだった。
なぜ確信を持てなかったのか、あまり二面性のない、普通の役だったからかな。

2009年8月20日木曜日

wiggle (ゆらゆら) 3D

たいていの立体画像は、右目用と左目用のふたつの画像を表示している。
そこで、画像がふたつあるのだから、2コマの動画にしてしまおうという発想に至りやすいらしく、僕もやった事あるし、ネットサーフィンしててもたまに見かけますね。
GIFアニメにした場合、小刻みに動くのがバカっぽいし、ちょっと立体的に見えなくもないのです。
しかし立体効果としてはもちろん、普通の立体画像を立体視した方が高いし、
ただ写真を見るにしてもゆらゆら動いていたのでは細かいところまで鑑賞しにくい。
立体視することで物がよく見える、という事もない。
そもそも写真界において立体写真はキワモノ扱いされてる傾向があって、更にその中でもwiggle(ゆらゆら)3Dは地位が低い気がします。
まあ、節操なく動いてるので、じっくりその写真に見入る、という事ができませんからねえ。

と、wiggle(ゆらゆら)3Dなんて言葉も知らないうちに興味が薄れ、頭の隅に放置しておいたら
おやおや、オルタナティブな表現としてストリームが形成されつつある?

立体写真自体は19世紀からあるけれど、この「wiggle(ゆらゆら)3D」はブロードバンドが普及した最近になってやっと多くの人が見られるわけだから、これからもっと広まる可能性が…あるのかな。。

どんな立体写真でもwiggle(ゆらゆら)3Dとしてうまくいくのかというと、そうでもない。
僕の私見では、"振り幅"が少ない方がいいですね。
普通に立体写真を立体視する場合は、ある程度、右画像と左画像が違ってないと効果が少ないのだけれど、
wiggle(ゆらゆら)3Dの場合は、ほんの少し違ってるくらいがいい気がします。

Brazil UFO 0907heavens 058(Animated GIF/wiggle 3D)
背景のドラムセットなどの動きが大きくてうるさい感じだけれど、手前の二人の微妙な揺れぐあいはいいでしょう!
一瞬の動きを止める写真の面白さ、プラス、不随意運動的な反復運動、これはバカっぽくていい。更にうまくすると立体にも見えてしまう。

もうひとつ、モノが動いて見えるもの面白いですね。文字通りアニメーションだ。


ブラジルUFOのwiggle 3D写真。
http://www.flickr.com/photos/parallel_yoshing/sets/72157622030160498/
まだ4枚しかないです。「これはwiggle(ゆらゆら)3Dにして面白い!」と思える写真、更に立体効果も感じられる写真は少ないのです。

2009年8月18日火曜日

巻き上げレバー不調

8月14日。Loreo 3D Lens in a Capつきのカメラを持って、勇んでブラジルUFOのライブに行きました。
しかし数枚撮っただけでフィルムの巻き上げレバーが動かなくなり、それっきり。。
フィルムカメラはデジカメより故障しにくいイメージがあるけれど、むうう。
カメラボディはリコーのXR7です。以前にも同じ症状で修理してるぞこれ。まあそれは10年以上前だし、そもそも1982年のカメラを中古で買ったんだな。

まいったなあ。修理となるとまたお金かかる。
きっと単純な不調だろうから、自分で直せないか…
そもそもフィルムカメラはランニングコストが高いので、そんなに多用するつもりはなかったから、しばらくオクラ入りというのも、ないではない。
しかしレンズ買って間もないので、それは悲しい。

と思ってたら、なんか今日いじってたら、直ってる。レバー動きます。なんでだ〜。

2009年8月13日木曜日

LOREO PIXI 3D VIEWERってスゴくね?

LOREO 3D Lens in a Cap(このブログ2009.8.7.の記述)と一緒にPIXI 3D VIEWERを注文して買ってみました。



もっと以前に買ったLite 3D Viewer(このブログ2009.7.29.の記述)に形は似てるけれど、見る対象が違います。
Lite 3D Viewerがハガキサイズの立体写真を見るためのもので、
Pixi 3D ViewerはPCのモニターの画像を見るためのものです。

だってほら、パッケージのイラストがそうなってますよ。

実際に、PCモニター上の平行法画像が立体に見えました!

紙にプリントした画像だと、小さいサイズには不向きですね。まあB5以上が推奨みたい。
ハガキサイズも見れないことはないけれど、見にくいし、小さいままなので迫力がないです。
ハガキサイズぐらいの小さい画像なら、Lite 3D Viewerが見やすいし、拡大されて見れるので迫力あっていいです。

しかしPixi 3D Viewer、PCモニター上の大きな画像を立体視できるのが凄いです。
モニターの大きさや解像度にもよるでしょうが、横幅800〜1200ピクセル程度の画像を(平行法の立体画像で、ふたつ合わせた横幅サイズ)立体視できます。
今まで、裸眼で平行法立体視できたから、こういったビューワーの価値をあまり感じてなかったけれど、これはいい!
なぜって裸眼でできない事ができるから。
裸眼で立体視できる画像サイズは僕の場合、僕の環境では横幅600ピクセルぐらいまでで、大きな画像を立体視できないのが難点だったけれど、それがほとんどモニターいっぱいの画像を立体視できるのだから、すごい!

拡大されないので、大きい割には迫力不足に感じるかもしれないけれど、それは拡大されるビューワーに慣れてしまったからでもありますね。
1200サイズの画像を平行法立体視するのはたまらんですわい。

更に素晴らしく、重要な点は、ほとんど紙でできているので値段が安い事、より多くの人に立体視を楽しんでもらえる事です。
Loreoの通販ページによると、
http://www.loreo.com/pages/shop/loreo_products_online.html
送料込みで、ひとつ3.5USドルで、ひとつから注文受けてくれるようです。
日本へもこのページの送料で送ってくれます。

パソコンで、インターネットで平行法立体画像をみるさい、このビューワーを使う問題点は、
世の中の立体写真家の多くが、平行法立体視は小さいサイズじゃないとできないからと、自主規制して小さい画像しかアップロードしてない事が多いのです。
しかしそれももう過去のことだ。
僕はFlickrのサイトにワイド1200サイズの画像をアップしてます。
http://www.flickr.com/photos/parallel_yoshing/
LOREO PIXI 3D VIEWEユーザーのために。
(もっと大きいサイズをアップするのもいいけど、無料アカウントでは100MBまでなので、データ量を気にして1200サイズにしてます)


2011.11.追記
現在はFlickrを有料アカウントにしたので、ワイド1400サイズでアップロードしてます。
また、平行法だけでなく交差法などもアップしてます。
写真タイトルに parallel 3D とあるのが平行法です。
Flickrで大きな画像を見るにはActions→View all sizesを選びます。


さあこのブログを読んでPCモニターで立体視したくなったら、僕の知り合いであればメール下さい。
LOREO PIXI 3D VIEWEを10コ買ったので実費で譲ります。ひとつ300円ぐらいで。

しかしこの耳にひっかけるヒモは、必要なのかな。。

2009年8月9日日曜日

フジ 3Dデジカメを見に行った

富士写真フィルムのFinePix REAL 3D W1
昨日発売になりましたので、上野のヨドバシまで見に行きました。
どうせすぐには買えないので、見るだけですがね。

フジフィルムのサイト
http://fujifilm.jp/personal/3d/camera/finepixreal3dw1/index.html

お店でまず目についたのが、3D画像を見るための専用モニター。
うむむ、これは、、ひどい。
静止画はまだ立体に見えなくもないけれど、動画となると、ほぼどの角度から見ても物が2重に見える。これって立体なの?
果たして5万円でこのモニター売れるのかな。まあ世の中にはお金持ちもいるようだし、複数人が同時に裸眼で立体画像を見るシステムは、この値段ではあまりないだろうから、ことによったら売れるかも知れない。

デジカメ背面のモニターはどうなのか。
これも立体には見えるけど、だからナニ、という感じ。
「へ〜え、立体なんだ〜」ぐらいには思われても、ショックというほどではない。

モニターの前にモノが浮かんで見える、それくらいの効果がひょっとしたら…と思っていたけど、まるでそんなことなかった。

これまでのビューワーを使った立体視では、立体視する事でよりよく見える(ような気がする)のに対して、
この3Dデジカメシステムでは、専用モニターにしろデジカメ背面のモニターにしろ、立体にするとかえってよく見えないですね。
モニターのドットのせいか、描写に限界があるようで。
これ、立体で見ない方がいいんじゃね?と、手にもって思いました。

それでも、ふつうのデジカメのおまけ機能としてあるなら、「ほら、立体にも見えるんだよ」「すげ〜!」てなやりとりにもなるだろうけど、
3Dがメインのような売り方で、この値段(6万円弱)、大きさ、低効果というのは。。
そりゃあ僕みたいな立体好きなら買うだろうけど、レンズが2つ、センサーが2つあって、同期もばっちり、それだけで価値があるけど、普通の人にとってはどうなんですかね。

2009年8月7日金曜日

LOREO 3D Lens in a Capがやってきた

香港の光学メーカーLoreo Asia Ltdから発売されている3D Lens in a Cap
一眼レフカメラに取り付けて3D撮影できるレンズです。
レンズの先にフィルターのように取り付けるのではなく、マウントに付けるのです。だから一眼レフ用。
撮った写真はふつうにプリントして、平行法立体視できるものになります。

ロレオ社のサイト
http://www.loreo.com/pages/products/loreo_3dcap.html

日本だと京都のメディアジョイで扱ってますが、在庫切れになっているし、値段もちょっと高いのでロレオから直接買ってみました。

お、これは個人輸入に初挑戦だぞ、なんてほどの事もなく、あちらの海外向けページがあるので、普通の通販サイトと同じような感覚でした。
海外向け通販のページに送料が記されていて、どこどこの地域とSE Asiaが送料これこれ、他の地域はお問い合わせ下さい、って英語で書いてあって、
日本はSEアジアじゃないから、いくらなんだろう?そう思ってメールしたら、日本もSEアジアだとあちらの人は認識してるそうです。
本当に、翻訳ソフト(翻訳サイト)って便利だねえ。
(SEってのがSoutheastだと思うんだけど、あまり突っ込んだ話はしませんでした)

香港で発送されてから、中3日でうちに来ました。速いね〜。

昔々に中古で買ったリコーの一眼レフカメラ、XR7に取り付けます。ペンタックスKマウントです。
注文する時にどのマウントにするかを指定します。
レンズ自体はフィルムカメラ、デジタル一眼を問わないのですが、もちろんマウントが合ってないと付けられないし、センサーのサイズによっても物が違います。
僕が買ったレンズをデジタル一眼に付けようと思ったらペンタックスKマウントで、35mmフルサイズのセンサーを持つカメラじゃないとだめみたい。
しかしペンタックスのサイトをちらっと見た感じだと、Kマウントの一眼デジカメはあってもセンサーはみんな小さいですね。
まあ、あったとしても一眼デジカメを即買う、というつもりもないんですけど。
そんなにいいレンズではない、という前情報を得ていたので(一眼レフ用のレンズとしては安いです)、3D Lens in a Capのために高いお金だして一眼デジカメ買うのもなんだかねえ。フジの3Dデジカメの方がきれいに撮れる予感がするし。
とりあえずはフィルムカメラで使って様子を見よう。

ステレオベース(ふたつの視点の間隔)は50mmぐらいですね。
シボリがF11とF22のみだってから、いやこれは暗いですな。
普通に室内でファインダー見ても、暗い、暗い。

外で試し撮りしてみました。
ISO400のフィルムを使いましたが、F11で、夕方、ちょっと暗いですね。なんだかぼんやりした写真になってしまった。
もっと明るい時間帯に撮らないと。
屋内でストロボ撮影もやってみましたが、シャッター速度が速すぎたのかな?一部にしか光が当たらない。レンズのせいではないですね。このカメラ使うの10年ぶりぐらいだからなあ。
ここにアップして紹介できるような写真は撮れませんでした。
それでいて、フィルムだから現像代やらプリント代やらかかる。むうう、厳しい世界だ。


追記
ここにアップして紹介できるような写真は…
これぐらいかな…1枚アップしました。
Asakusa Komainu 浅草寺の狛犬(parallel 3D)

Flickrアカウントとりました

写真投稿サイトで有名どころのFlickrのアカウントをとって、写真をアップロードし始めました。
日本語のサービスページがないので二の足を踏んでましたが、最近、立体写真に凝りまして、アナグリフではなく平行法立体視の写真をどこかにいっぱいアップしようかな、どこに?という事で。

とりあえず、平行法立体写真だけをアップするつもりです。
http://www.flickr.com/photos/parallel_yoshing/

piggy bank ぶたさん貯金箱 (parallel 3D)

写真をアップロードできるサービスというと、GoogleがやってるPicasaウェブアルバムがあって、Googleのアカウント持ってるからそっちも利用してます。無料でアップロードできるデータは1GBまで。年間20ドルで10GBまで。
Flickrは無料で100MBまで。年間24ドルで無制限。
それならPicasaウェブアルバムでいいんじゃねーか?とも思うけど、今や1枚1MB以上の写真ファイルなんて珍しくないし、そうなると1GBって微妙だなあ。

いやどうせ立体写真熱もそのうち冷めて、あまりアップしなくなるとしても、
このブログもGoogleのサービスで、ここで記入する時にアップする写真も含めて1GBなのですね。
で、このブログの写真アップロードのためにお金を払う事になるのはちょっと避けたい気がするし、
Flickrの方が洗練されてる感じなので、ちょっとやってみることにしました。

2009年8月4日火曜日

Final Cut Studio 2がやってきた

最近あまりに仕事がないので、こりゃあ自力でなんとかせなアカンなあと思いまして、芸域を深めるのと気合いを入れるために、Final Cut Studioを買いました。くそう、買ってやったぜ。
前から欲しかったのですけどね。
2年ぐらい前に発売されたバージョンなので、そろそろ3が出るかもしれないけれど、まあいいや。

今までのがFinal Cut Expressで、その何が不満って、処理速度が遅い、レンダリングに時間がかかることです。
まあそれは、バージョンが古いからで、IntelMacには向いてないからなのでしょう。最新バージョンのExpressでもいいんだよな〜。
HDビデオファイルの編集が今までできなかったけれど、これでできるようになった。…それも最新バージョンのExpressでいいんだな。。

そうそう、以前に銀座アップルストアのセミナーでMotionの使いかたを見て、うわ〜!Motionかっちょいい!と思ったのです。
今なんとなくMotion熱下がってますけど、またセミナー行けば上がるでしょう。
iDVDではできなようなDVD作りもやりたいし。
まあMotionもDVD studio Proもすぐに使う予定はないけれど、どっちも使いこなすの大変な予感がするけど、いったんExpressを買ってアップグレードするのも無駄だなあと思いまして。

ソフトウェアを使いこなすの大変な予感…脳みそが退化してるんですかねえ。
以前はそんなことまるでなくて、大変ではなくて面白かったのに。
そもそも「使いこなす」という表現に違和感があった。ソフトなんていじってるうちに使えるようになるもんだと認識してた。
これはパソコンで何をやるかというトレンドが自分の中で変化してるせいもあるだろうけど、やっぱ脳みそも退化してるのかな。

Final Cutでのレンダリング、かなり速くなりました。
ハードウェアに合ったソフトウェアはいいですね。

2009年7月29日水曜日

LOREO LITE 3D VIEWERがやってきた

3D撮影できるレンズやカメラを作っている、香港のロレオというメーカーのLITE 3D VIEWER。
撮影のためのものではなく、見るためのモノですね。
紙にプリントされた平行法の写真や、PCのモニタに表示された平行法の写真などを立体視できます。

日本で輸入販売しているSTEREOeYeから通販で買いました。1コ300円です。

ロレオ
http://www.loreo.com/
STEREOeYe
http://www.stereoeye.jp/

ロレオのサイトに、3Dレンズを使ったサンプル写真があって、それはワイド800ピクセルなのでうちのモニター環境では、たぶん他の人の環境でも、そのまま裸眼では立体視しにくい、ちょっと大きすぎるのですね。
で、このビューワーを使えばサクサク立体視できるのかな〜と思ったのだが、まあ、できるけど、サクサクでもないね。
というのは、モニターから20cmぐらいの距離で見なきゃならなくて、ふだんそんな姿勢にならないから、ぐっと身を乗り出すのが面倒だし、なんか目によくない気がするし、レンズで少し拡大されるけど拡大してもモニターのドットが見えるだけで高精細なわけじゃなし、写真をリラックスして楽しんで見る感じじゃないんだなあ。

やはりこれは紙にプリントした画像を見るものですね。紙にプリントしたものだと効果抜群。個人差はあるかも知れないけれど、葉書サイズぐらいがいいですね。
もっと小さくても大丈夫だけれど、小さいプリントを立体視するなら、以前に買った「学研大人の科学 スレテオ ピンホールカメラ」(このブログ2009.6.25.の記述)付属のビューワーがすぐれもので、そっちの方がいいんだなあ。LOREO LITE 3D VIEWERよりもレンズの拡大倍率が高くて、迫力ある画像が楽しめます。

今まで裸眼で立体視できたから、ビューワーなんか気にしてなかったけれど、学研のビューワーでちょっと認識が変わりました。
さらに、このロレオのビューワーで、PCモニターの画像を簡単に立体視できるなら、立体視人口の裾野を広げられるのではないかと思っていたけれど、そうでもないか。ノートPCならやりやすいのかな?裸眼で立体視できない人はこれでもびっくりモノなんだろうか?だとしてもいまいち迫力不足なので、すぐに飽きがきそうな。

フジの3Dデジカメはたぶん、5万というビューワーの値段がネック。おそらく、学研のビューワーはそれ以上に迫力がある、と思う。わかんないけど。
しかし昔は、8ミリ映写機だって10万ぐらいしてたからなあ。まあそれがどのくらい普及してたのか微妙だけど。

2009年7月25日土曜日

花火大会で3D撮影 hanabi

7月23日、地元、足立の花火大会に行きました。うちから歩いて行けるから。そんで最近こってる3D撮影をしました。
花火は遠いから立体効果はあまりないとして、花火にむらがる人々、ですね。

Picasaウェブアルバムにアップしたアナグリフ画像のスライドショーです。


他人様だからそうそう近寄って撮れないし、高速道路の橋桁など大きい建造物もあるので、ふたつのレンズの間隔を広くした方がいいだろうと、だいたい17cmぐらいあけました。
暗くてシャッター速度を遅くするだろうから、三脚を使いました。
カメラの間隔を広くとったので、左手側のカメラもわりとシャッター押しやすかったですね。もっと狭いと押しにくいかも知れない。

カメラを2台バーに取り付けて、それを三脚に付けてだから、やはりシャッター押すときにブレやすいです。
安物の軽い三脚を持って行ったからなあ。

同じ写真の平行法3D写真です。


ところで、富士写真フィルムから発表されましたね。
立体撮影デジカメ、FinePix REAL 3D W1、8/8発売。
http://fujifilm.jp/personal/3d/camera/finepixreal3dw1/
くわ〜!欲しい!
新聞サイトによると、値段はおよそ6万円ぐらいとか。すぐには買えないけど、きっといつか買うよ、待っててくれ!
それはいいとして、3Dビューワが8インチのモニターで5万円!?そんなちっこいのに5万円!?
更にプリントが1枚500円って、むうう、普及するんだろうか。
このデジカメ1台だけで終わりかなあ。
だって、その5万円のモニターがなかったら、デジカメの2.8インチのモニターか、1枚500円でプリントしないと立体に見えないんでしょ。
アナグリフに変換するとか、技術的にできない人が多くて、できない人にも楽しんでもらおうというモノであるはずなのに、モニターが5万円ですか。
1000万画素もあるのに、8インチモニターとか、サービスサイズプリント(おそらく)が基本というのも、なんだかなあ。

2009年7月19日日曜日

吹上青松太鼓 東京公演 hukiageseisyoudaiko

ブラジルUFOの番長に誘われて、日本青年館大ホールでの「薩摩乃國 吹上青松太鼓 15周年記念公演」に行きました。
なんでも、番長と同郷の人がやってる和太鼓のサークルだとかで、この公演のために鹿児島から来たそうです。へ〜え。

これが凄かった!
素人が片手間にやってる太鼓の発表会みたいなのとは別次元で、その音の迫力もパフォーマンスも舞台デザインも玄人はだしなんてもんじゃない。

そりゃあ、アラがない事はないけれど、ホールの座席の埋まらなさぐあいがもったいない。
キャパ1300人のホールに200人も入ったのかなあ。
でもこれくらい大きなホールじゃないとおそらく、和太鼓に適した音響にはならないのかも知れない。
以前に三郷市の市民ホールだったか、やっぱり1000人ぐらいのホールで鼓童のコンサートを見たけれど、その時は太鼓の音にビリビリと変な残響があって、ああ和太鼓ってホール向きじゃないんだな〜と思ったのだけれど、今日はそんなことなかった。これはホールの違いなのか。
そのクリアに響く太鼓の音にノックアウトされました。
あ〜、これだけしか人がいないなんて、もったいない。

ところで、サークルのメンバーは女性が多いですね。
それがダメとかどうだとか言うわけじゃないけれど、やっぱりプロじゃないから、週に何度とか、そういった練習に一家の働き手(つまり男)が毎回出席するのは無理があるのか、
あるいはもっと極端にストイックじゃないと、男はやりにくいのかな。


吹上青松太鼓保存振興会のサイト
http://homepage3.nifty.com/seisyo-taiko/

2009年7月14日火曜日

映画「スラムドッグ$ミリオネア」slumdog millionaire

於TOHOシネマズ西新井

ハリウッド映画をよく見るのに、いつの頃からかアカデミー賞を気にしなくなって、
インドのクイズ番組を勝ち進む映画?ふ〜ん、まあ機会があれば見てもいいかな、ぐらいに思ってたら、
知らなかった、監督がダニー・ボイル!うわ〜、見なきゃ!

「スラムドッグ$ミリオネア」
Slumdog Millionaire
2008年 イギリス映画
監督 ダニー・ボイル

むうしかし、ダニー・ボイルの映画にしては、どうなのかな〜。
ハッピーエンドですねえ。
ハッピーがいかんとは言わないけれど…。
僕は「28日後…」からのにわかファンで、「サンシャイン2057」(このブログ2007.5.9.の記述)でガツンときたクチです。
あの、耽美さとB級っぽさが混在してるところがいいのですよ。

「スラムドッグ$ミリオネア」も、ダニー・ボイル一流の映像いっぱい、刺激が多くてコネタが多くて容赦なくて、確かにいい映画、面白い映画ではあります。
しかし、知らない監督なら諸手を上げて大喜びだけれど、ダニー・ボイル映画としては、むしろ何か大切なものが失われている気がする。
勝手な事を言ってますが。

記憶に鮮明に残るシーンはあるけれど、一本の映画としてはどうなんだろう。

まあ、たまにはこういう映画も作りたかったという事で。

2009年7月10日金曜日

ブラジルUFO 三茶HEAVEN'S DOOR 立体写真撮影 3d photo

7月9日、ブラジルUFOが三軒茶屋のヘブンズドアでライブやりました。
最近アナグリフ立体写真に凝ってるので、撮りました!
ストロボを点けて。

ブラジルUFOは動きが激しいし、ライブハウスは暗いのでストロボを使うのですが、ふたつのカメラのシャッターを手動で押すので、タイミングが完全には合わない。
そこで、シャッター速度を遅めにして、左右両方のカメラに一度だけのストロボの光を入れて、その一瞬だけ撮るようにしよう、あたかもシャッターのタイミングが合ってるかのような写真が撮れるかも。
(このブログ2009.7.9.の記述参照)

やってみたらば、だいたい予想通り、半分失敗して、半分うまくいきました。
失敗すると、ストロボなしのカメラの写真は暗くなってしまうのです。
タイミングがうまく合えば、両方の写真が明るい。
ストロボ付きのカメラのシャッター速度を1/15秒、ストロボなしの方を1/10秒に設定しました。
その方が成功率が高い、ような気がするので。
それでも、66枚撮って37枚が失敗。
その後、ストロボなしの方をシャッター速度1/5秒とか1/2秒とかにしてみました。
たしかにストロボの光は拾うけど、残像(みたいなの)ありありで、もっと絞れないと立体効果がなくなりますね。

半分以下の成功例から

よさげな写真をPicasaウェブアルバムにアップしました。
2009.7.9.ブラジルUFO アナグリフ3D
クリックするとウェブアルバムのページに行きます。より大きな写真を見られます。


やはり面白い!動きのあるパフォーマンスをストロボ撮影して立体化。
赤いフンドシが紫になってしまうのが残念。

だからというわけでもないのですが、平行法の写真もPicasaウェブアルバムにアップしました。
知らなかった、ブログでスライドショーが表示できるんだ。

2009年7月9日木曜日

立体ストロボ撮影試作 strobe 3d photo

立体撮影するにあたって、2台のエプソンCP-920Zの組み合わせ方を変えてみました。

これによって、ふたつのレンズの中心間の距離が58mm程度になりました。
以前のやりかたは72mmだったのです。(このブログ2009.7.4.の記述)
なので、被写体に以前よりも近づいて撮れますね。

シャッターもまあ押しやすいし、ストロボがふたつのレンズの中心線上に近いところにあるのもいいです。
ちなみにストロボはナショナルのPE-160C。なんか実家にあったやつ。

三脚に取り付けられるようになったので、セルフタイマーで自分撮りをやってみました。


シャッター速度はストロボ付きの方が1/3秒。ストロボなしの方が1/2秒。
ストロボなしの方にもストロボの光を入れなければならないので、タイミングが難しい。
ふつうにカメラを持って、部屋を試し撮りした時は、シャッター速度1/15秒ぐらいで成功率50%ぐらい。失敗するとストロボなしの写真は暗いものになります。
今回のセルフタイマー撮影では、シャッター速度1/15秒で成功率がなぜかガクンと落ちて、失敗してばかりでした。
どんどんシャッター速度を遅くして、1/3秒と1/3秒でもまだ失敗する。こりゃあいかん。
1/3秒と1/2秒にしたら、とたんに失敗しなくなった。
セルフタイマーじゃない場合は、オートフォーカスのピントが合ってからシャッターボタンを押すけれど、
セルフタイマーの場合は時間になってからオートフォーカスが働くので、それでタイミングが合わないのかな。

ストロボ付きのカメラのシャッター速度は速くてもいいのだろうけれど、左右であまり違っててもまずいだろうから、どっちも遅くすることになりますね。



被写体の頭部とカメラの距離は1m弱です。近い方の手は30cmないでしょう。近すぎるかと思ったけれど、立体写真としてなんとかなるもんですね。

この写真をみるとテストは成功してるように見えるかも知れないけれど、シャッター速度を遅くして被写体はじっとしてるのです。
ストロボは動いてる人物の"一瞬を切り取る"ためでもあるので、はてさて。

2009年7月8日水曜日

ふと接写立体写真 close-up 3d

ハクバ写真産業の2ウェイシフターという、カメラを微動させる道具を持ってまして、そうだ、これで接写立体に挑戦してみよう。
接写だと、ふたつのレンズの中心の間隔が1cmとか、それくらいにしなきゃなんないので、2台のカメラを使うのではなくて、1台のカメラをちょこっと動かして撮ります。だからまあ、被写体は静物になりますね。

もちろん世の中には、目の覚めるような接写立体写真がいっぱいあります。
普段目にしてるモノがマクロではこうなる、というのを立体で見せるわけですから。

まあ試作品ですから、そこまで新鮮なものができなくても、撮影してみるのはどんな感じなのかしら、という。


ボールペン群です。イルカも、ネコ科のひとも。
ネコさんボールペンはエジプトの猫神信仰がデザインモチーフになってますね。

カメラはフジS7000
2台なくても、1台で撮るから、より近接な撮影ができるカメラを使いました。
ふうつの接写モードと、すごい接写モードがあって、このときはすごい接写モード。
しかし、近すぎるとピントが合う範囲が狭くなって、背景も後ろのボールペンもぼやけてますね。立体写真としてはうまくないですね。


自由の女神の置物。高さは16cm。
カメラは同じくフジのS7000で、ふつうの接写モード。
できるだけ広範囲にピントをあわせるために、F8にまで絞りました。静物とはいえシャッター速度をあまり遅くするとブレるかも知れないので(自由雲台2コと2ウェイシフターを使ってるのでなんとなく不安定)、感度設定をISO800程度に上げました。ノイズが発生したのでモノクロにしました。

ちなみにこの自由の女神、ブラジルUFOのビデオ「NEWYORK CITYBOY」撮影のために買ったのですが、以降あまり出番がないですね。

2009年7月7日火曜日

移動インターバル撮影 有楽町 moving interval shooting yurakuchou

2008年7月6日に撮ったものです。
1年前じゃん。


音楽はDJ Rkodの"The Incredible Joyfulness of Sentience (Vocal Version)"
http://ccmixter.org/files/DJ_Rkod/14367よりダウンロードしました。

銀座ホコ天時のアップルストア前と、有楽町駅前のガード下と、マリオンから有楽町駅に行く再開発されてきれいになっちゃった通り。
撮ったのは1年前だけど、ブレ補正して音楽つけてエフェクトかけたのは最近です。

しかしなんかこれ、niftyビデオ共有にアップしたビデオだけれど、音と映像がズレる時がありますね。
ヤフービデオキャストはサービスやめちゃうし、NTT系ClipLifeも仕切り直しみたいだし、頑張ってほしいんですけどねniftyビデオ共有。
と言いつつ、アカウントふたつも持っていながら、あまりアップロードしていない。。

2009年7月6日月曜日

高円寺の路上にて kouenji

高円寺で会合がありまして、その前に時間があったので、路上でCP-920Zを2台使ってテスト撮影してました。
興味をもった若者が声をかけてきたので、モデルになってもらいました。

ストロボを焚かずに、夕刻だったのでシャッター速度1/40秒です。(PC上でかなり明るく補正してます)

せっかくの機会だからストロボを使ってみよう。
と、はからずも初のストロボによる人体テスト撮影。
(三脚に据え付けられないので、自分でテスト撮りができない)

うまくいきませんでした。

シャッター速度は1/6秒。
なぜストロボを焚くのにシャッター速度を遅く設定するかというと、
ふたつのシャッターボタンを手動で押すので、タイミングがどうしても合わない、それでいてストロボが光るのは一瞬だから、ふつうに撮るとストロボを焚かない方のカメラに光が当たらない、
それならシャッター速度を遅くすればいいかな、と思ったのです。
周りが充分に暗い、という必要がありますね。。
この時シボリはF8で、めいっぱい暗くしてます。
ようく見ると、たしかにストロボの光が当たってるのは一瞬だけど、その前後のタイミングが違ってるので、左右で違う写真になっているのですね。

とりあえず立体写真としては失敗ですが、アートっぽくしたり。

いちおうアナグリフですが、立体効果はあまりないですね。

対策としては、シャッター速度をもっと速くするか、
NDフィルターを付けるなどして暗くするか…?でもそれって、ストロボの光だけになって、写真としてはつまらないかな。
ていうか、この様子だともっと強力がストロボが必要になりますね。

2009年7月4日土曜日

EPSON CP-920Z×2でステレオ撮影

以前の記述で、
立体写真撮影するのに、2台のカメラのシャッターを完全にシンクロできなくても、スローシャッターにしてストロボを焚けばそれでうまくいくのではないか、てな事を書きまして、その時のカメラFVM100では無理だけど、僕が持ってる他のデジカメだとどうなんだ、うん?
スローシャッターで撮影できるのはフジS7000とエプソンCP-920Zです。
もう1台買って同じデジカメを2台にするとなると…S7000はまだ中古で1万円ぐらいしますね。あまりお金使いたくないので、CP-920Zを…なにしろ2001年のカメラだから中古市場にはもうない、と思っていたらヤフオクに出品されてました。
3千円で落札。消費税やら送料やら決済料やらで結局4千円。

2001年のエプソンの300万画素デジカメ、本体のみ、付属品なし、説明書もなしで3000円って、世間一般では微妙な値段かも知れないけれど、スローシャッターで5秒間隔のインターバル撮影ができる逸品ですから、インターバル撮影好きなら持っていたい1台です。
僕はこのCP-920Z、壊してしまったりで今持ってるのが3台目。今回ので4台目です。先々の事を考えるともう1台買ってもいいくらいだ。

そのCP-920Zを2台、100円ショップで買った両面テープで合体させてみました。

2台のカメラのシャッターボタンを両手の指で押すので、普通に2台並べたのでは左手側が押しにくい、という事もあって、こういうカタチになりました。
向かって右側のカメラに何かついてますが、あれがあると左手でカメラを持ちやすい、人差し指でシャッターボタンを押しやすいので。

レンズの中心と中心の間隔は72mmぐらい。(専門用語でステレオベースと言うらしい)
してみると、被写体との距離は2メートルぐらいが適当。でも1メートルぐらいでもわりといけるかな、と思ったのだが、やっぱりちょっと近すぎたみたい。

近所の公園にて。手前の花がちょっと近すぎた。

左右のカメラのシャッターのタイミング、けっこうずれますね。
自分の両手でやるんだからそんなにずれない、と思いきや、指の角度の違いなどから、力の入れぐあいが変わってくるんですかね。
慎重にシャッターを半押しにして、えいっと深押し、気合いが入るのでブレやすくなってしまう。実際、今日のテスト撮影でもブレてる写真がありました。シャッター速度1/60秒でしたが。

同時に押すつもりでも、左手の方が遅くシャッターを押すみたいです。
ちなみに僕は右利きです。



なぜかは分からないけれど、2枚の写真が平行になってない、傾いてるのですね。角度にして1度ぐらい。どれも同じように。
両面テープはスポンジ入りなので、シャッターを押す時にスポンジが潰れて傾いてしまう、という事もあるでしょうが、どれも同じように傾いてるのだから、何か別に原因がありますね。
まあいいか、どれも同じように補正すればいいのだから、さほどの手間でもないでしょう。アップした写真はすべて補正されてます。

今日は屋外だったのでストロボを使いませんでしたが、いずれ屋内でストロボを使って撮りたいですね。
しかしステレオベース72mmだから、ライブハウスでブラジルUFOをステージ前で撮るというのは、近すぎるだろうなあ。

公園で立体針穴写真 stereo pinhole in the park

先日買った学研大人の科学の付録、スレテオピンホールカメラ(このブログ2009.6.25.の記述)の撮影その2です。

文京区小石川の公園でブラジルUFOの番長を。

夕方5時半頃。7月とは言え、雨上がりだったので薄暗かった。ISO400のフィルムでシャッター時間は10秒ぐらい。

フィルムが余ったので翌日、地元足立区のベルモント公園にてひとりで撮影。

曇り空。シャッター時間は4秒。
PCに取り込んだフィルム画像の色補正がなんとなくわかってきた気がするので、カラー写真をアップです。

たぶん、足立区民でも知らない人は多いと思いますが、オーストラリアのベルモント市と姉妹都市ということになってまして、この公園にはあちらの植物が植えられてたりしてます。


赤い電話ボックスが鮮やかなので、アナグリフではなく平行法で。

6月25日の記述で、最初にフィルムを巻くときにちょっと間違えて、そのせいでフィルム出すときに巻き戻しきってなくて、最初の何枚か感光してしまった、というような事を書いたけれど、
今回、間違えてなかったのだけど、同じような事が起こりました。
フィルムを巻き戻してる途中で、なにか引っかかってるように動かなくなってしまう。
しゃあないからフタを一瞬あけて、うわ〜、巻き戻りきってない〜。
番長の写真はもっといっぱい撮ったのだけれど、半分ぐらいダメになってしまった。

今後もこうなることを想定して、慎重に巻き戻しすればなんとか対処できないこともないのだけど、面倒ですなあ。

先日の撮影よりも、ぐっと被写体に近づいてみたのだけれど、まだ近づき足りないですね。
効果的な立体写真を撮るのに、わりと50cmぐらいでもいけるかな。
それと、テキトーなファインダーがあって、こんなんじゃどこからどこまで撮影されるのかさっぱりわからん、と思ってましたが、だんだんわかってきた、かな。

yoshign blog -アナ☆メグ-にも、別の写真を2枚アップしました。

2009年6月30日火曜日

ソーイングマシーン3D 渋谷PINK COW sewingmachine

渋谷のレストランPink Cowでのイベント、Drum Cowに行きました。
ジャンベをメインに据えたエスニック・ダンサンブル・イベントですかね。

永井Lee氏のバンド、ソーイングマシーンが出演するので見に行ったのです。
当然、最近こってる3D撮影を試みました。
動画ではなく静止画です。

最近、3D写真の撮影についてポツポツと情報を集めてます。
まず、単純で同期の問題も発生しないのが、LOREOの一眼レフ用レンズを使う方法。
http://www.loreo.com/
香港のメーカーです。
日本で輸入販売してる会社のサイトを見ると、1万3千円か〜。安くないけど、まあ一眼レフ用レンズなんだから、高くはないですね。
色々検索してみると、レンズとしてはそんなによくもないのかな。
LOREMOのサイトでもUS$98だから、1万3千円は普通ですか。もっとも、どちらにせよ現時点で売り切れでしたが。
売ってるとしてもね、僕は一眼デジカメ持ってないし。
フィルムカメラなら一眼レフ持ってるけど。それで使えるけど、ランニングコストがかさみますね。

あるいは、2台のデジカメをシンクロさせて撮る方法。
むっちゃんのステレオワールド
http://stereo.jpn.org/jpn/index.html
に、キャノンのデジカメを2台シンクロさせるソフトとハードの制作方法について解説がありまして、とても興味深いのですが、デジカメ2台調達しなきゃなんない。
ものによっては2台で1万円かからないのもあるだろうけど、うちはMacだから紹介されてるプログラムは走らないでしょうねえ。

いずれ近いうちにフジから立体撮影できるデジカメが発売されるみたいなので、今、あまりお金をかけるのは得策ではないかも知れない。
お金ないし。

なので、できるだけお金をかけずに、今もってる機材だけで立体撮影をしてみよう。
と言って、ピンホールカメラで、暗いレストランでバンド演奏を撮るのは無理ですね。
なので、ビデオカメラFVM100を2台使って、静止画撮影でやってみました。

FVM100はたとえリモコンを使っても微妙にシンクロしない、というのはわかっているけれど、どうせレストランなんて暗いだろうから、シャッター速度は遅くなるだろう、スローシャッター気味になるでしょう。
であれば、1/50秒ぐらいのズレはかえってさほど気にならないのではないかな。
と、都合よく考えて、FVM100を2台+リモコンでやってみました。

撮った写真から11枚をPicasaウェブアルバムにアップしました。
思った通り暗くて色がいまいちだったので、モノクロにしました。


ソーイングマシーン。
3rd editionのメンバー編成だそうです。…2ndを見てないな。。
永井Lee氏の歌声は、年を追うごとにスタイルが固まりつつあるようです。
ギターの右手で、2台のカメラがシンクロしてないのがよくわかります。


これも2台のカメラがシンクロしてないのだけれど(ギターの右手、ジャンベの右手)、「動きが速いからブレてる」ようにも見えますね。


バンドの合間のフリーセッションタイム。

リモコンを使ったのですが、片方のカメラにだけ反応して、もう片方は反応しない、シャッターが片方しか切られない、という事が少なからずありました。
家でテストした時はまるでそんなことなかったのだがなあ。

それもあって、イベントはかなり白熱していたのですが、途中までしか撮らずに帰りました。
右と左のカメラで写真ナンバーが合わない、ときたまずれるという事は、あまり沢山撮ると、それはそれで後々整理作業が大変なのです。
でも沢山撮った方が、ぴったり左右がシンクロしてるような写真も多く撮れるだろうから、やたらめったら撮るのも重要かと思ってました。
なので、これ以上撮ると帰ってからの作業が大変だ、という事と、
イベントは盛り上がってたけど、場の空気に慣れてないもので、帰ってしまいました。

それと、リモコンだと完全シンクロしないとわかっていましたが、完全どころか、かなりシンクロしなかったですね。
1/3秒とか、それくらいのズレはありました。(カメラがカードにデータを書き込んでる時に小さなランプが点くので、明らかに違うタイミングはよくわかる)
これはオートフォーカスだったからです。
6月23日の実験(このブログの記述)の時は、マニュアルフォーカスでした。
オートフォーカスだと、ピントが合致してからシャッターを切るので、その時によってタイミングが変わるのですね。
なんとなく予想はしてたのだけれど、仕方がなかった。
マニュアルフォーカスにして調整するには液晶パネルを開かなければならないのだけれど、それだと2台のカメラの間をぐっと広げなければならないし、広くない空間で3D撮影するのにそれは適してないのです。

なので、数いっぱい撮れば、シンクロしたような、いい立体写真が撮れるかと思ったのですが。
このやり方も考えものですなあ。
それに、明るい屋外ならともかく、屋内ではきれいに撮れなくて、写真としていまいち。
(ピンホールカメラで撮ったのか?というような)


ソーイングマシーンのサイト
http://sewingmachine.main.jp/

2009年6月26日金曜日

里親募集 カードリーダとデジカメバッテリー

東芝のデジカメ、PDR-M4を分解していじってたら壊しちゃった。基盤と基盤の間に渡ってるフィルム状のコードがビリっと切れました。あああ。

とりあえず、バッテリー2個、いらなくなったので、欲しい人にあげます。
東芝のPDR-BT1 って、東芝のデジカメにしか使えない?そんなことはない。
コダック、リコー、京セラ、フジなどで同じ規格のバッテリーを使ってます。使ってました、かな。なにしろ10年前のバッテリーだから、今の主流ではないでしょう。
10年前のバッテリーでも使えるのか?
僕の経験では、普通に使えます。携帯電話みたいに毎日のように使って充電するものなら、数年がいいとこでしょうが、たまに使う機械のバッテリーなら、適度に時たま使っていれば、問題ないでしょう。
実際、ひとつは先日、普通に使えました。もうひとつは…使う前にデジカメが壊れたのでわかりません。。


フジのNP-80互換バッテリーです。
あ、これってオレのデジカメにも使えるんじゃね?と思ったら、たぶん使えます。
ただ、1100mAhなので、容量は多くないですね。最近のデジカメなら省エネ化が進んでいるので大丈夫と思いますが。いや、最近のデジカメはこの電池使ってないのかな。。

もうひとつ、TDKのカードリーダ/ライタ、URW01MC

これも2002年の製品だから古いね。
CF、SM、SDカード、MMCが使えます。それぞれのメディア間でデータのやりとりができるそうで、へ〜え。USBハブにもなる。
一番の特徴は、縦型で上から挿すタイプなので、デスクトップPCのモニター脇なんかに置いて、片手で抜き差ししやすい、使いやすいのです。
愛用してましたが、こちらの使うメディアの種類が増えて、使わなくなってしまいました。
上記のカードしか使わなくて、デスク上の空間に余裕のある人にはいいでしょう。
最近のOSならドライバソフトなしで使えます。
Windows98/2000、MacOS 8.6〜10.1.1であれば、TDKのサイトからドライバソフトをダウンロードできます。
http://www.tdk.co.jp/tjcaa02/bda01670.htm

欲しい人にあげます。

2009年6月25日木曜日

学研「大人の科学マガジン」ステレオピンホールカメラ stereo pinhole camera

とりあえず安いスレテオカメラが欲しかったので、買ってみました。
前から売ってるのは知ってたけど、アマゾンの欲しいものリストには入れてたけど、針穴写真にあまり熱が上がらなくてそれっきりでした。



いっぱいステレオ写真が掲載されてますが、やはりピンホール写真、ただぼやっとしてるだで、そんなにおもむきがあるとは思えないのだが…。

写真をパラパラと見て、読み物は飛ばして、
付属のカメラをさあ組み立て!
そんなに難しくもなく、適度に細かくて、わかりやすくて、いいですね。
でも部品がいっこないんだなあ。ウレタンの小さなリング。ふたつあるはずなのに、ひとつしか入ってない、と思う。
まあいいや、ないままで作ってしまった。大丈夫だ。

構造的に二つのシャッターは必ず同期されますが、そもそもピンホールカメラは、普通に昼間屋外で撮ってもシャッター速度1/1秒とかそんなだから、動きのある物体は撮れないのですね。

シャッターは横に引っ張るタイプで、本にも書いてあるようにとてもブレやすそうなので、黒い紙で代用…黒い紙がなくて三脚のカバーが黒い布だったので、それでカメラを覆うようにしてみました。まあうまくいったのかな。

露出はシャッターを開ける時間で調整するのだけれど、それが何秒という単位で、どうやって計算するのか?
本の巻末にデジカメのF値・シャッター速度との対応表があって、デジカメでまず被写体を狙って、オートで計測された値を換算して、それでピンホールカメラ用に適正シャッター時間を求められます。
これは便利。おかげで初の撮影でも、露出面での大きな失敗はなかったなあ。
しかし僕が持ってるデジカメでF値やシャッター速度が表示されるのはフジのS7000で、そのために持ち歩くにはちょっとでかい。
露出計があればいいのかな。でもそんなに安くないしなあ。
まあ慣れれば、シャッター時間は、この天気なら何秒ぐらいだな〜というぐあいに適当にできそうな気がしてきた。

市販の35mmフィルムを使います。
一枚撮ってはフィルムを手動で巻き上げるのだけれど、そんな動作に慣れてないから「撮ってすぐに巻く」と決めてたのに、巻き忘れて重ね撮りしちゃったのが1回あった。と思ってたら、現像したの見たら2回あった。むう。
フィルムカメラ自体滅多に使わないし、持ってるカメラは自動で巻き上げてくれるか、巻かないと次のシャッターが切れない構造だから、今までそんな失敗はなかったのに。
それに、フィルムの枚数をカウントしてくれないので、何枚撮ったかわからなくなってしまう。
ステレオ写真はワンテイク2枚撮るから、36枚撮りでも18テイクほどしか撮れないけど。

それと、最初にフィルムを巻く方向を間違えて、それはすぐに直したんだけど、フィルムにクセがついてしまったせいか、最初の数枚分を巻き戻せないままにフタを開けなきゃならなくて、その分無駄になってしまった。

フィルムは安いのでもよかったのだけど、都心のヨドバシカメラなどに行くついでがなかったので、近所の小さいお店で安くないのを買いました。
36枚撮りで650円、現像代がプラス610円。大人の趣味だなあ。

お金に余裕があればデジタル化もお店でしてもらうのだけれど、今回は家で、ライトボックスにフィルムを乗せて、デジカメで接写しました。そのせいか色がどうも美しくない、という事もあって、今回アップしたのはモノクロのみです。


近所の公園にて。
ガキんちょが野球やってましたが、なにしろシャッター時間3秒ぐらいなので、子供はすぐに消えてしまう。


近所のうなぎ屋さんのバイク。


室内。シャッター時間2分ぐらい。
ストロボを持ってパシャ、場所を移動してパシャ、てなことをやってみました。
中央がぼんやりと白っぽいのは、白いシャツを着てうろうろしていたからでしょう。
黒っぽい服にすればよかった。

今日撮ってみた感じだと、だいたい被写体とカメラの間は1メートルぐらいでいいみたいですね。
ピンホールとピンホールの間が38mmぐらいなので、これは近いぞとわかってはいたのだけれど。
今までのステレオ撮影の感覚だと1メートルってかなり近いから、今日もだいたい2メートルぐらいで撮ってしまったのだなあ。

デジタル化は、今日は家でやったけれど、手間ヒマかかるし、必ずしもきれいにできないので、今後もやるならお店に頼みたいですね。
今後もやるのかって?
だってこれ、ちょっと面白いよ!
ピンホール写真、見るのはそうでもなくても、撮るのは面白い。更に立体!
人がいた方が面白いな。

2009年6月24日水曜日

カメラ2台をひとつのリモコンでアナグリフ3D撮影、しかし

新しくブログを始めたせいで、またぞろアナグリフ熱が上がってきました。
(yoshing blog別館 -アナ☆メグ-)

まあ動画はなかなかきれいにできないようだから、静止画像で、写真でやりたいですね。
カメラ2台のシャッターをどうやってシンクロさせるか?
やるからにはブラジルUFOのライブとか、動きのあるシーンで、ストロボを使ってやりたいのですね。

カメラのリモコンを使ってみたらどうだろうか?
同じメーカー同じ型番の2台のカメラを、ひとつのリモコンで操作したら、同じタイミングで動作するのではないか。

リモコン付きのデジカメって、あんまりないよな〜。
おっと、オレはビデオカメラを持ってたっけ。そもそも立体動画を撮るためにそろえた、キャノンのFVM100を2台。
これってそうだ、静止画も撮れるんだ。
買って最初、静止画も撮ってみて、なんだかビデオっぽい質感で、デジカメとしてはダメだなあ、ビデオ用のCCDとデジカメ用のCCDの違いかな、そう思って静止画撮影機能は黙殺してた、忘れてた。
せっかく静止画も撮れるのだから、これでアナグリフ立体写真を撮ってみよう。

画素数は100万程度だけれど、パソコンのモニターで見るだけだから、充分でしょう。
ちょっとクリアさに欠けるけど、まあいいや。

僕は持ってないけど、FVM100には専用ストロボがあります。他のキャノンのビデオカメラにも使えるやつです。
アクセサリーシューに取り付けて、電源はビデオカメラのバッテリーからもらいます。
普通のビデオライトのようにも使えるけれど、静止画撮影時にはストロボにもなります。
値段が1万円もするけど、実験がうまくいったらストロボ購入もありですな。

近所の公園で試し撮り。
シャッター速度を1/250に設定して、明るさもAEロック。
FVM100はシボリを数値で設定できないけど、バーが表示されて、設定できる範囲のどれくらいのポジションなのかわかるので、2台のカメラのシボリをほぼ同じくする事ができます。
しかしシボリをマニュアルにするのに、ボタンを押すため液晶モニターパネルを少し開けなければならなくて、そうなると2台のカメラの間隔を開けなければならなくて、う〜ん、10cmぐらいは離れますね。
なので、撮るときは被写体があまりカメラに近づかないように、数メートル離れるようにしました。

2台のカメラのシャッターのタイミングが一致するかどうかテストしたいので、動きの速いものを撮ろう。
ビニールひもの先に重りを付けてぶんぶん振り回してみました。

むうう、ズレてる。
リモコンで撮ったのに、ズレてる。
上の写真をアナグリフで見てもズレてるのはよくわからないだろうけど、ズレてます。
2台のカメラをひとつのリモコンで操作してシャッターを切っても、同じタイミングにはなりませんでした。

ズレてるのがよくわかる写真↓

白いビニールひもの先に、オレンジ色のメジャーをくくりつけて振り回したのです。
ビニールひもだけだとわかりにくいかと思って、タオルも一緒に振ってます。

オレンジがアナグリフだとわからなくなってしまうのですね。知らなかった。覚えておこう。

もう一枚。

左手に持ってるのがリモコンです。
右ヒザのあたりに線がにゅっと入ってますが、あれが左カメラに写ったビニールひもで、右カメラのひもは垂直に下がってます。
その先のメジャーは、左カメラの画像には半分ぐらい見えてて、右カメラの画像にはほとんどフレームに入ってません。(メジャーの黒いストラップが入ってます)
リモコンを持つ左手も動いてますね。そんなに速く動かしてないはずなんだが。

メジャーを振り回したスピードと(だいたい1秒間に1回転半ぐらいかな。適当です)、ズレの角度から(12度として)、
リモコンを使ったこの場合でも、2台のカメラのシャッターのタイミングが1/45秒ズレてしまったのです。

振り回しスピードが適当なので、1/30秒〜1/50ぐらいのズレと思っていいでしょうか。

むうう、きびしいですね。

ていうか、レトロカメラ屋にあるようなアンティークな3Dカメラって、どのくらいの精度なんだろうか。
1/50秒ぐらいは普通にズレちゃうのかな。

Flickrで「一瞬を切り取る」アナグリフ画像を見ると、やっぱりすごいんだなあ、と思う。

そうだ、シャッター速度を遅くする事ができれば、暗いなかでストロボを使って、その一瞬だけ同じタイミングで撮れるぞ。
と思ったのだが、FVM100はマニュアルで設定できるのが一番遅くて1/60秒でした。1/60秒だとズレよりも短いから意味ないですね。
専用ストロボ買いませ〜ん。

2009年6月22日月曜日

映画「グラン・トリノ」gran torino

於TOHOシネマズ西新井

なんだか評判がいいみたいで。
イーストウッドのファンなので、作品が売れてたり、評判よかったりすると、嬉しいですね。

「グラン・トリノ」
gran torino
2008年 アメリカ映画
監督 クリント・イーストウッド

イーストウッドのファンならかな〜り楽しめる映画だけど、そうでない人が見てもフツーではないかな?
と思ったのだが、評判がいいという事は、僕が思っている以上に、世の中にはイーストウッドファンがいっぱいいるようで。

なにしろ近年では一番のファンサービス映画。イーストウッドのうなり声とキメのシーンがどっさりある。

ラストはどうなんでしょうねえ。
ストーリィや設定的には、これでいいんだろうけれど…
今までイーストウッドが演じてきたヒーロー像があるだけに、感慨深い結末になるのだろうけれど…
暴力で物事を解決して来た男が人生のラストにできる事は、暴力の使い方を少し変えるぐらいだった…
(イーストウッド扮するコワルスキーは、警官でも職業軍人でもないので、暴力まみれの人生でもないのだろうけれど、イーストウッドのこれまでのヒーロー像と重ねてみると)
気になるのは、これで本当に悪者が長期刑になるのかな?過去にコワルスキーが銃を向けた相手の家の玄関先で、懐から何か取り出すそぶりをして、それで撃たれたからって。
アメリカの弁護士って、こんな状況ならかなり短い刑期にしてくれそうですが。
たしか15年ほど前、ガールフレンドを迎えに行った日本人青年が、彼女の父親に玄関先で撃ち殺されて、刑事訴訟で父親は無罪になった、そんな事件がありましたね。
「殺す側の論理」がある程度認められる国アメリカで、コワルスキーの身を挺した解決法も、果たしてどれほどの"平和"を作り出せるのだろうか。
おっと、この場合は殺したのがアジア系で、殺されたのが白人だから長期刑になる?
それはともかく、この映画は寓話なんだから、あまり細かい事を気にするな、それよりもコワルスキーの心理、その曲折を見たら泣けるじゃないか、というのも確かにそうですね。美しい映画です。
しかし、社会派映画ではないにせよ、現代アメリカを舞台にした、社会的背景を持った一個人のドラマとして見てしまうと、ラストの甘さはなんとなく気になるなあ。
いっそのこと、タオがグラン・トリノに乗ってるラストとかは、すべてコワルスキーが死ぬまぎわのコンマ何秒間に夢見た事と思えば、映画はファンタジーですから、それもありですね。

そう言えば、イーストウッド映画って、肝心な部分がテキトーだったりするなあ。
作品の何が肝心か、というのが脚本上のクライマックスとは限らないのでしょうねえ。じゃあ何が肝心なのかって、さあ僕はずっとニヤニヤしながら見てたので、そこまで気がまわりませんでした。

2009年6月21日日曜日

また新サイト アナ☆メグ anaglyph meguri

アナグリフ画像を紹介するブログを始めました。
yoshing blog - アナ☆メグ -
これは思いつきでポンと始めたものです。
またBloggerサービスを利用して、デザインはこのブログと一緒でいいや。
yoshing blogの分家にしよう。

以前にアナグリフ動画をアップしましたが、(このブログ2008.5.23.の記述)あれは立体効果を最大限生かせたとは言えないので、またやろうと思ってます。
動画だけではなくて、いずれは写真でもやりたいのですね。写真の方が立体効果が高いので。
正確に同期できるカメラを2台用意するとなると大変なので、しばらくは動画でと思ってます。動画の方がシビアな同期を求められないので。

でもその前にアナグリフ人口を増やしておくのもいいし、
動画撮影の時にアナグリフメガネを人にあげるだろうから、その時にこういう写真がいっぱいあるという事を、ブログURLを教えるかたちで伝えるのがよろしいのではないかと思いまして。それで新ブログを始めました。
そもそもブログってのはweblogの略で、こんなサイトがあったよ〜とか、それだけの内容の積み重ねですから。正統的なブログですな。

僕の知人で、アナグリフメガネが欲しい人は連絡下さい。次に会う時に持って行きます。
なのでもっぱら、アナグリフメガネを入手した知人向けに書くつもりです。


ちなみに僕が持ってるアナグリフメガネのコレクションです。

1.映画「エルム街の悪夢6」でもらったもの。
2.映画「スパイキッズ3D」でもらったもの。
3.映画「ゾンビ3D」これだけ赤青が反対なのはナゼ?
4.立体写真STEREOeYeで、通販で買いました。これくらいのものは買っておかないと!と思って。
しかし、どれもあまり使ってません。長時間かけてると目によくない気がして、映画でもない限り、鼻にちょこんと乗せる小さいのがちょうどいいのですね。

だから、という訳ではありませんが、人にあげるのはこういう立派なものではなく、小さなものです。でもその方がPCで写真を見るには実用的なのです。

2009年6月20日土曜日

新サイト Music Performa

Bloggerのサービスを利用したブログサイト"Music Performa"を制作、公開しました。
http://m-performa.jp/

(2009.12.22.追記 Music Performaやめました。ベンベンビデオを始めたので、音楽系映像は別のサイトに統一しようと思いまして。)

僕が撮ったバンドのライブビデオやプロモビデオを紹介するサイトです。
なので、、そう滅多に更新しないかも。
いやいや、jpドメインまでとったのだから、しばらくはやる気を出すのではないかな。

サイトを作って公開したのは半年ぐらい前なんだけど、デザインやら名前やら考え考えしてて、まあいいか、って先日ドメインを取得して、人に教えるのはこれが初めてです。

ナビゲーションにFlashを使ってるのですが、そのへんの都合で、更新作業が面倒な気がするなあ。
ムービーが5コたまったら更新するのが楽なんだけど、それって、今までのペースだと年に一度も更新しないのでは?

ちなみにサイト名前は、Macintosh Performaをもじったものです。

2009年6月19日金曜日

映画「フェイクシティ」street kings

3月に見てたんだけど、ヒマがなくてここに書けなかった。なんかDVDも発売されたみたいだし。

於TOHOシネマズ西新井

「フェイクシティ ある男のルール」
street kings
2008年 アメリカ映画
監督 デヴィッド・エアー

パワフルでドロドロした映画で、いいですね。
犯罪捜査のリアルな映画、ではなくて「劇画」ですね。

フォレスト・ウィテカーがタフガイ刑事たちのまとめ役で悪の元締め?あの優しそうなカオでそれはちょっと、と思っていたら凄い迫力!こわいな〜。しかし最後にキアヌ・リーブスと殴り合いはやらなくてもよいのでは。。


予告編を見ると、なんだか普通の正義とか復讐とかのアクション映画みたいなんだけれど、
ジェイムズ・エルロイ原作だけに、 そう単純ではないキャラクターと、ドロドロした展開。
たとえカラクリが推察できるとしても、力のある映画なので、引っ張られて見てしまう。

しかし、ラストが、何コレ?
キアヌが逮捕されない、無罪放免って、そりゃあアメリカ人はハッピーエンドが好きなんだろうけれど、
逮捕されないために、いろいろ焦って工作していたのに、「焦り」が重要な要素だったのに、それをコロっとどうでもよいものにしてしまうなんて、それまでのドラマを否定しては、何の感情の高ぶりもない。
画竜点睛どころか、映画の根幹の問題。

どうせこういうラストにするんだったら、それは大きなテーマにもなるので、ラストの2分ぐらいはロケーションも変えて、映画のスタイルも変えて、もっと主人公の内面を浮き彫りにすべき。そうしないと、ただ甘いだけの、リアリティのないラストになってしまう。もともと劇画みたいなものなのだから、せめて心理面のリアリティは重要かと。

2009年6月18日木曜日

発見の会「ちりとてちんぽvol.2」chiritotechinpo2

6月14日、新小岩ZAZAでの「発見の会」の公演に行きました。
由緒あるアングラ劇団らしいです。

寄席興行と銘打っていましたが、本当の寄席ではなくて、寄席っぽいスタイルの興行、でしたね。
落語ありコントあり、マジックショー?あり。
同行したブラジルUFO番長によると、普段の公演はもっと劇っぽいものらしいです。
今回は、発見の会の隠し芸大会みたいなものかな。

アングラ劇団なので、不条理パフォーマンスもありましたが、普通の「お笑い」も不条理で笑わせるものが少なくないから、もっとアングラっぽさが前面にあってもよかったのではないか。
むしろ演者側の「寄席演芸への憧れ」を感じてしまった。
名の通った寄席ではやらない、アバンギャルドな出し物も確かにあったけれど、
「古典落語でごさいます」という噺を「ちょっとうまい玄人さん」にやられても、古典芸能を楽しんで見るという程ではない。

それはしょうがないのだろうけれど、
本格古典芸能とアングラ不条理を代わる代わる出せれば「すごい」と思わせてより先鋭さが増すだろうし、
それができないとかえって寄席演芸への憧れが見え隠れして、トガッてる部分まで丸くなってしまう。
不条理コントが面白ければ面白いほど、古典芸能のレベルが上がらないと。

そうもいかないなら、本物の噺家だったらやらないような事をしゃあしゃあとやってしまう方が、アングラ劇団らしい先鋭さは薄れないと思う。
たとえば、公演の中の「大山参り」でやっていたような。

−褒め言葉を付け足し−
それでも、僕が行くような寄席はマイクを通して演者の声を聞くので、今回のように小さい芝居小屋で生の声を聞いて、というのは今までの寄席とは違って、それはそれでちょっとよかったですね。

2009年6月12日金曜日

ショピン 三茶GFM chopiiin

5月30日。三軒茶屋グレープフルーツムーンでの企画イベント「あゆみとたけし」に行きました。
6月6日のカリアツマリ祝賀会で流すビデオレター用に、番長の旧友タカハシペチカのビデオを撮りに行ったのでもあります。
まあそのイベントにはソフトレスラーズも出演してるから、というのもGFMに行く大きな要因でしたね。
坂本移動どうぶつ園も見られたし。
しかしそのふたつはいまいちだったかなあ。坂本移動どうぶつ園はGFMみたいなお洒落なハコは似合いませんね。ストイックさが鈍ってしまう。

タカハシペチカがやってるバンド「ショピン」を初めて見ました。
わりとまともな「うたもの」で、いいんじゃないの。
まともと言われて当人たちは気に入らないかも知れませんが、直前にやってたのがA2だから、まともに見えたとしても仕方がないでしょう。

カメラはソニーTG1。録音レベルはノーマル。動きの少ないバンドを小さいビデオカメラで撮ると、ブレが目立ちますね。ベスポジとは言い難い場所で撮らなければならなかったし。

ショピンwebサイト
http://www.chopiiin.com/

カリアツマリドットコム 宴の終わり

6月6日に浅草花やしきでブラジルUFOの"番長"と、相方"あっちゃん"の結婚&娘誕生イベントがありあました。
メインスタッフとして2ヶ月以上前から準備活動をしてました。

ここ最近はこのブログもほとんど更新しないほどに入れ込んでました。
それがやっと終わって、やっと時間が戻ってきた。

イベントの規模も、プロジェクト進行のスタイルも、まったくの初体験で、ずっといっぱいいっぱいでしたね。
ほんと、不景気で仕事がなかったからやってられたけれど、ふつうに仕事してたらこんなの無理だな。

毎週水曜日にカリアツマリスタッフの定例会議があって、
それで、木曜が家の近辺では資源ゴミの日なんだけれど、しばらくずっと資源ゴミを出せないでいた。
以前だったら、水曜の夜に帰ってきたら「明日の朝はこれとこれを出そう」と準備したり、あるいは深夜のうちに資源ゴミを出してしまったりしてたのだけれど、
スタッフ定例会議の後はもう、その後の課題やプロジェクトの進め方などで頭がいっぱいになって、ゴミを出す事を忘れてしまう。
もともと空き缶やペットボトル類は家ではあまり消費しないけど、いらないダンボールや紙が溜まっていくのには参りましたね。
今日(11日木曜日)、やっと捨てられました。

実際に会って話し合いできる機会はそう多く作れないので、メールやBBSを多用しました。
生活の時間帯や住んでる地域もバラバラなスタッフ間で認識を統一するのに、とても有効な手段ですね。
たまたま僕が「説明的な長い文章を無理なく書ける」人間だったので。
無理なく、というのは、書くこと事態は苦にならない、というだけで、書くのに費やす時間は膨大なものになりました。
それも悩みながら書くし、メール書いた後も悩み事は続いたりしてるから、行動がゆっくりになりますね。

僕の役割のひとつに、公式サイトの運営があったけれど、ほとんど満足にできなかった。
5月は1回しか更新してないよ。
http://www.kariatsumari.com/
もっとネタがあったし、ビデオカメラがあるからネタを作ることもできたんだが、全然そんな余裕なかった。
スタッフ専用サイトがあって、そっちばかり更新してた。まあそれは必要があってなんだけど。
次に似たような事をやる時は(そんなことがあるのか!?)、公式サイト運営は別の人にやってもらおう。

他にもビデオレターコーナーがあるから、ビデオレターを編集してDVDにする作業と、当日の専用案内図の制作など、僕が担当してる作業でした。
「よし、今日は一日、作業日にしよう!」と思っても、メールのやりとりに時間を割かれて作業がほとんどできなかったり。そんなのが6/6近づくにつれて増えてきた。予測もしてたけど…。

当日はまさに「てんやわんや」という言葉通りの状況でした。
こんなはずじゃなかったんだが。
時間の余裕、人数の余裕、どちらもなくて、うまくいかなかった事多いにあり。
うまくいかなかったゆえに、それまでの準備作業が無駄になってしまった事もあり。
準備ばかり入念にやっても、当日の状況把握や予想が甘ければ、それが無駄になるのだな。

6月6日の来場者は170人でした。
目標200人だったけれど、100年に一度の不況だし、新型インフルエンザで外出控えてる人も皆無ではないだろうし、遊園地イベントなのに当日の午前中まで雨降ってた事を考えると、まあ上出来ですかね。


このイベントの会議などで、最近、番長家におじゃまする事が多いのですが、本当に結帆ちゃん(今回の祝賀対象者)は両親から愛されてますね。
こんなに愛されてたら、まわりで祝ってやる必要まるでないんじゃないか、とも思うのですが、必要があってやったわけじゃない、やりたくてやったんだな、そういえば。

2009年5月25日月曜日

ブラジルUFO 新アルバム「ドサグリボヘミアン!!』new album

かねてよりプレス中でしたブラジルUFOの8年ぶり新アルバム「ドサグリボヘミアン!!』が、数日早くプレス会社から発売元のUNDERGROUND GOVERNMENTに送られてきたようです。
5月23、24のライブで先行発売された事でしょう。

いや、行ってないから本当に売ってたかどうかわからないけれど。
入荷したのなら売ってたはず。
今日(5/25)も三茶ヘブンズでライブなので、たぶん売ってる。たぶん1000円。

年末に発売したCD-R盤とはマスタリングが違って、格段によくなってるそうです。
アキラJAPANのスベシャルトラックも収録してます。

6月6日に店頭販売開始予定。

約一ヶ月前にジャケットのデザインデータをレーベルに送ったのだけれど、何しろもう時間ギリギリで、
カラー写真をCMYKに変換するのに、PainterでTIFF保存してるんだけど、なんか色がちょっと変わっちゃうんだよね。
青い空がなんだかへんな、不健康な青になっちゃって、それをぐりぐり補正しても、CMYKで保存するたびにおかしくなって、
しまいには補正しすぎてヘン、どぎつい感じになってしまって、でももう時間ないから、ええいもう、これでいいや〜!
あとは300枚プレスされて来るのみ。データを見直すなんてしてもしゃーない、誤字のチェックも充分にできなかった。なるようになれだ。
と思っていたのだが、レーベルのJIN君にこないだ、色味はこれでよかったのかと言われて、ああやっぱり…。
久しぶりにデータを見直してみたら、うわ〜、すごいヘン。

うーん、どんなCDが販売されてるのだろう。

PainterでCMYKのデータを作るのがいかんのかな。
ブラジルUFOの2ndの時は何でやったっけ。覚えてない。
今と違うパソコンだから、今と違うアプリケーションでやったのだろう。

発売元UNDERGROUND GOVERNMENTのサイト
http://www.undergroundgovernment.com/
まだ「ドサグリボヘミアン!!」の通販始まってないようです。

2009年4月26日日曜日

FU "JESUS CHRIST" PVできました

昨年の秋から制作していて、このブログでも少し書いていた、FUのPV "JESUS CHRIST"がやっとこさできました。


2006年にFUのプロモDivineを撮ってますが、それと比べていい出来になってるかというと、なんか微妙な気もする…。
この曲調、この照明だから、もっときっちり絵作りすべきだったんだなあ。
しかし、短い準備期間、撮影時間でどんなものができるか、っていうのが個人的な課題だったから、スタイルが甘いのは仕方がない部分もあるのだけれど。
(それで完成までなんでこんなに時間がかかったのか、というのはまた紆余曲折な話でして)

撮っててわかりにくいんだよなあ。どれくらいの明るさの映像になってるか、っていうのが。
波形モニターとか持ってないからね。ゼブラパターンから読み取れるようにならないと。

FUのwebサイト
http://www.mfu.be/

2009年4月25日土曜日

カリアツマリドットコム新装 kariatsumari renewal

カリアツマリ祝賀会の詳細情報は専用ホームページで、と言っておきながらしばらく無更新状態だったカリアツマリドットコムを、ブログ形式にしてリスタートしました。
http://www.kariatsumari.com/
って、それはこないだの月曜日なんで、このブログでそれを告知するのも遅いですな。

ブログの方が更新しやすいかな〜と思ったし、RSSフィードも自動で作ってくれるし。
このブログと同じく、Bloggerのサービスを利用しています。
もうすでにkariatsumari.comのドメインをとっているので、BloggerのプログラムがFTPでアップロードしてくれるサービスを利用しています。
デザインテンプレートがいくつかあるんですが、FTPアップロードしてくれるのは古いデザインのものばかりで、どれも「てんやわんや」っぽくないんだけれど、まあこれならいいかな、と、オーソドックスなデザインになりました。

さあこれから、イベント情報をどんどん更新するぞ!
と思うだけであんまり更新してませんね。
昨日やっとブラジルUFOの新アルバムのジャケットなどのデザインを終わらせたのです。
昨日の午前中までにアップロードしないと、5/30のいわきソニックに間に合わないみたいなので、突貫工事で終わらせました。あ〜、ロクにチェックしてない〜。
ブックレットが凝ってるわりに、時間がなくて盤面デザインはやたらあっさりしてます。。

さあ、アキラ結婚イベントも終わったし、ブラジルUFO新アルバムデザインも終わったし、カリアツマリ.comをどんどん更新するぞ!
と思うけれど、イベントの中心スタッフやってると、なかなか心理的な余裕がないですね。

2009年4月21日火曜日

アキラ結婚イベント akira

このブログ2009.4.15.2009.4.17.のつづき。

4月19日、鴬谷の東京キネマ倶楽部で、ブラジルUFO初代メンバーのアキラ兄さんと、かげみさとちゃんの結婚パーティがありました。

結局FXE-100は持って行かなかった。
重たいんだもん。家を出る10分ぐらい前まで持って行くつもりだったけど、やっぱりやめた。
あれば便利だけど、なくてもなんとかなるだろう、と。

なんとかなりました。
東京キネマ倶楽部のプロジェクターは映機工業のLC-XG110。
かなり大きく投影できるのに、僕みたいな素人でも使えていいですね、これ。
リモコンにNO SHOWというボタンがあって、それを押すと、ランプが光ってるのに映像が出ない、おそらく「真っ黒な画面」みたいになってるのかと。
もとの映像の方をフェードアウトするように作っておいて、NO SHOWボタンで消して、次の映像を用意する、というやりかたになりました。
ずっと映像を流しっぱなしじゃないから、それでいいのですね。
もういちどNO SHOWボタンを押すと映像が投影されます。
という、便利なNO SHOWボタンなのだけれど、リモコンというのがくせ者で、押したんだけど反応してくれない時がある。
あ、これはプロジェクターが映像流してないな、と気付いて、パソコンだったらもういちど頭出しするのは簡単だけれど、ビデオテープだと巻き戻したりするから、もたついちゃってうまくいかない場面が少なからずありました。

特に、黒からフェードインする場合(がほとんど)、ビデオをスタートする時点でプロジェクターがNO SHOWになってるのかなってないのかわからないので、すぐに頭出しをやり直せるように心構えて操作する事になってしまう。

持って行ったのはMacBookとビデオカメラ2台です。
1台はデッキ代わりにして、用意したビデオテープの映像を流しました。
音声も必要な場合はその方がいいかなと。借りたMacBookにはヘッドホン端子しかないので、そこからPAに音声をつなげるのはちょっとやっかいかも知れないと思いまして。
もう1台のビデオカメラは、IEEE1394でMacBookとつないで、FinalCut Expressの出力モニター兼アナログ変換機として使いました。

プロジェクターへの入力はすべてアナログコンポジットにしました。
FXE-100はやめて、安物セレクターを使ったので、その入出力がコンポジットだけなのです。

せっかく買ったAppleミニDVI - ビデオ アダプタは使いませんでした。
使おうと思ったのだけれど、おかふいな〜、どうなってんだ何も表示されない…お、ウィンドウがなぜこんなところにいるの?
後でわかった事だけれど、システム環境設定のディスプレイのミラーリングをオンにしないと、MacBookでモニタしてるのと同じ画面にはならないのですね。
家で最初に試したときには大丈夫だったから安心してたのに、現場に持ってきてそんな事になるとはね。

MacBookからの出力はすべてFinalCut Expressの映像にしました。
写真スライドショーなんかは、PixelCatで、MacBookのモニタ出力でやろうと思ってて、ムービーを作ってなかった。
現場であわててFinalCut Expressでムービー作りました。時間の余裕をもって現場入りしてたし、バンドのリハーサルが長引いて時間があったのでまあなんとか対応できました。

前述の、リモコンNO SHOWボタンのこともあって、最初に映画予告編(アキラ兄さん、みさとちゃんのお気に入り映画)を流すはずが、うまくいかなかったのが大きな失敗でした。

それも含めて、映像担当としては、これまでの準備や苦労を考えると、あまりいい出来ではなかったなあ。

しかしイベントとしては、まあ好評だったと言えるみたいです。

ブラジルUFOも出演しましたが、感激して泣いた人もいるらしい!

2009年4月17日金曜日

借り物MacBookがやってきた

48時間ほど経って背中の痛みがやっと薄れてきた。
(このブログ2009.4.16の記述のつづき)

アキラJAPANの結婚パーティーで、写真などをプロジェクター投影するのですが、
そのためにまたこのFXE-100を持って歩くのはどうも気が重い。
パソコン1台ですむように、VJソフトでも使ってみようかな。
そう思って秋葉原のソフマップMac館に行ってみたけれど、3万2千円のソフトしか売ってなかった。
そりゃ高いな〜。
オンラインでもっと安いのが…あったけれど、VJごっこソフトだなこりゃ。
他にも英語のソフトならあるのだけれど、辞書と首っ引きでソフトの使い方を覚えなきゃならなくて、それはそれで楽しいけれど、
なにしろもう日にちがないからね。
素材も作らなきゃならないから、未体験英語ソフトで苦労してる余裕はないのだ。

それはともかく、
ノートパソコンをレンタル屋から借りました。
お金はアキラJAPANが出してくれるけど、4泊5日で1万円ならまあいいかな。
13.3インチのMacBookです。
うちにiMacがあるので、はじめてAirMacでLANやってみました。
うわ〜、こんな簡単に無線LANが。
しかしこのアパートには他にも無線LANがあるのかな、あるみたいだぞ。
なんかいろいろ表示されてるけど、これってたぶんアパートの他の住人の、ではないかな。
自分のネットワークも、パスワードなんかなくてもいいや、と思ってたけど、いちおうパスワード設定しておこう。

LANでつながったのはいいけれど、ファイルのコピーができませんね。
iMacをホストとして、MacBookをゲストにして、共有フォルダを設定して、ファイルにアクセスはできる、アプリケーションで開くことはできるんだけれど、Finderでぐいっとコピーができないのです。
読み書き設定などいじってみたんだけれど、できないんだなあ。なんでだろう。
まあ仕方がない。iMacからMacBookにデータコピーする事が多いだろうから、ホストとゲストの設定を逆にして、共有フォルダのドロップボックスに入れるかたちでコピーする事にしました。

はて、レンタルパソコンを返却するときに、どれだけデータを削除すべきなのか。
もちろん人に見られたくないデータは削除するとして、インストールしたアプリケーションとかどうなの。
どうせOSのディスクもなく、完全な削除も難しいから、レンタル屋さんに対してのマナーとか礼儀の範囲で削除しておけばいいだろうなあ。
ていうか、レンタル屋の方で、返却PCの初期化までやって、それが当たり前な気がしてきた。
こっちでファイルの削除とか気にしなくてもいいかな。

VJソフト導入をあきらめるとなると、扱う信号をNTSCに統一したいですね。
アップル ミニDVI - ビデオ アダプタを買いました。
ミニDVIというモニタ出力をNTSCビデオに変換するアダプターです。
アップルのレビューのページには、
http://store.apple.com/jp/product/M9319G/A#overview
S端子が入らない場合があるみたいで、ちょっと心配だったけれど、僕が持ってるSケーブルは普通にささりました。
NTSCへの出力も問題なくできるようで、いいですね。

しかしノートパソコンってけっこう重たいねえ。
これは荷物運びが大変だ〜。

2009年4月15日水曜日

アキラ結婚とFXE-100

ブラジルUFO初代メンバーのアキラJAPANが4月19日に結婚パーティーを開きます。

僕もスタッフとして参加する事になりました。
新郎新婦の昔の写真をプロジェクターで投影するのですね。
それで、ノートパソコンがあるといいんだけど、持ってないから、レンタルで借りることにしました。

ビデオ映像を任意のタイミングで黒フェードさせるためにエフェクターが必要だなあ。
実家まで取りに行ったのだけど、あてにしてたエフェクターがなくて(放ったらかしにしておいたから捨てられたかな)、仕方がないからソニーFXE-100を持って来ました。

十数年前のスイッチャー/エフェクター/コントローラー一体型マシンです。
でかいなあ。重いなあ。
もっと小さくて軽いのを使う予定だったのに、FXF-100ではかなりオーバースペックと言いますか、黒フェードだけだから、5%ぐらいの機能しか使わないんだな。
そのために当日も電車で、徒歩で、苦労してコイツを運ばなければならないのか…

アパートに帰って数時間後、背中が激しく懲りだして、これは僕の持病みたいなもんなんだけど、うわ〜今回は急にきた、激しいなあ。なんでだろ、ストレスかな。仕事ないのに(収入にならないのに)忙しいのもここまでくるとストレスだからなあ。年齢とともにストレスへの耐性が落ちているっていうのも、ありそうな事だ…

とか思っていたらそうだ、重たいFXE-100を歩いて運ぶのに、普段使ってない筋肉を使ったから、それで背中が痛くなったんだ、筋肉痛だ。うむむむ。

2009年4月5日日曜日

カリアツマリドットコム kariatsumari.com

ブラジルUFOの番長、狩集雄樹の結婚と第一子誕生の祝賀会を企画しています。

6月6日(土)、浅草の花やしきを借り切ります。申込書提出しました。
専用サイトも作りました。
http://www.kariatsumari.com/
カリアツマリ ドットコムのドメイン取得してしまった。

「死んだフリ」はまずいかな〜。仲間内だけのイベントじゃないつもりだからなあ。
ていうか、ドメイン取得も画像使用も名前公開も勝手にやってます。
番長とあっちゃん(敦子さん。最近は狩集敦子を略して「カリアツ」?)はさほど気にしないだろうけれど、結帆ちゃんは、わからんからなあ。当人がどう思うかなんて。
今後の事を考えると、このまま情報を公開し続けるのは問題なきにしもあらずですね。
ホームページ自体6/6のイベントから先を考えてないので、そこで休止でもいいし。

カリアツマリドットコムおよび祝賀会に、狩集本人は直接かかわっていません。
僕とダッキンと他数名が中心になって祝賀会実行委員会やってます。

番長はブラジルUFOのボーカルで、あっちゃんは大駱駝艦で舞踏やってる人だけど、
今回のイベントにそのへんのパフォーマンスは関係しません。
ただ集まって、飲み食いして、遊園地で遊ぶだけです。
予算のつごうで稼働する乗り物は限られますが。

会費は一人5千円(プラスご祝儀大歓迎)の予定です。
飲み放題+食べ物は…十分な量が出せるかどうか難しいところです。
5千円のラインは重要ですからね。
まだはっきり決めていないけれど、小学生未満は無料、中学生未満も安くしたいですね。

服装は…礼服の必要はないけれど、ちょっとはお洒落して来た方がいいでしょう。

たぶん午後6時半頃からオープンで、9時完パケだから8時45分頃までかな。

2次会も企画しておかないとねえ。

何か告知するような事が決まり次第、このブログにも書きます。

2009年4月1日水曜日

モーリス・ジャール maurice jarre

3月29日、モーリス・ジャールが亡くなりました。フランス人の映画音楽作曲家。84歳。

「アラビアのロレンス」(1962)でブレイク、かな。
ハリウッド映画でも、ヨーロッパがらみの映画にかかわってますね。「大列車作戦」「グラン・プリ」「将軍たちの夜」「ファイヤー・フォックス」などなど。

僕が持ってるCDは「刑事ジョン・ブック」(1985)「追いつめられて」(1987)「危険な情事」(1987)「ジェイコブス・ラダー」(1990)
見事に一時期だけですね。
大作時代のフルオーケストラとは違って、もっぱらシンセサイザの演奏によるものですが、じゃあ斜陽期だったのかというと、そんな事はない。
当時、シンセサイザによるサスペンス音楽の第一人者と認識してました。

80年代になってシンセサイザに傾倒するのはゴールドスミスと同じですね。
音作りの行程がほとんど一人になるから、それまでと違う姿勢になれる、のかな。

80年代でシンセじゃないけど「マッドマックス/サンダードーム」もわりと音楽的には評価してます。当時レンタルCDで借りたっけ。モーリス・ジャールのオーケストラだから、予算があったんだろうねえ。

日本だと…「首都消失」があったっけ。。

しかし「刑事ジョン・ブック」も今見ると乱暴な映画ですな。

2009年3月26日木曜日

THE 100HOOLIGANS 中野MoonStep

3月20日、中野MoonStepでのthe 100hooligansのライブに行ってきました。
ブラジルUFOのベーシスト天野君が参加してるバンドです。
天野君はブラジルUFOのなかでもオタクなパーソナリティ(みな、何かしらオタクではあるけれど)の持ち主だし、バンド名もhooligansだし、どっかミョーに過激なパンクバンドかと思っていたら
おお、まともな熱血ロックバンド!



カメラはソニーTG1
マイクレベル小に設定してるんだけど、音が割れてますね。もったいない。

the 100hooligansのwebサイト
http://the100hooligans.net/

2009年3月9日月曜日

DVD「頭上の敵機」twelve o'clock hight

台東区中央図書館から借りました。

「頭上の敵機」
Twelve O'Clock Hight
1950年 アメリカ映画
監督ヘンリー・キング

第二次世界大戦で、イギリスにいるアメリカ軍基地からドイツを爆撃していたB-17飛行中隊のおはなし。
日本ではアメリカの爆撃機というとB-29が代表格だし、市民への爆撃をさんざんやったから悪役になりがちですが、
ヨーロッパでのB-17というと、そりゃあ一般市民も殺したろうけれど、アメリカでは戦争中その活躍がよく報道されていたようだし、「空の要塞」なんて呼ばれて、たまに敵戦闘機を返り討ちにしたり、あるいは撃ち落とされる方がやっぱり多かったりで「傷だらけのヒーロー」的なイメージがあるみたいですね。

「空の要塞」というのは、装甲が厚くて敵戦闘機の攻撃に強いのみならず、機体のあちこちから機関銃がニョキニョキと出てて、近づいてくる敵を撃ち落としてしまおうというものだからですね。
それはもう設計思想の段階から防衛用の「要塞」にしてやれというものだったらしく、それって宮崎駿が夢想する「空飛ぶ重武装船」じゃん。

そのへんは映像的な題材になりそうなんだけれど、当時のアメリカ人はB-17をよく知っていたであろうせいか、B-17がどういう飛行機か、というのを映画的にかっこよく説明してくれないし、
この映画はテーマが「司令官の苦悩」になってるので、乗組員レベルでのチームワークや要塞っぷりについてはあまり描かれていないです。

テーマ、司令官の苦悩っていうのが、せっかく鍛えた部下たちを毎日のように送り出して行くうちに神経がまいってしまう、というもので、むうん、映画としてなんか面白くないぞ。
この映画は後にテレビドラマにもなったようで、それは見たことないけれど、テレビドラマなら、飛行機一機の中でのドラマ、チームのドラマ、兵卒ひとりのドラマが作れそうで、司令官なんかよりもそっちのほうがよっぽど面白そうだ。

検索してみたら、B-17には機関銃が13丁装備されてるそうで、ええ!そんなに!
っていう事を検索して知るのではなくて、映画を見て知りたかったなあ。
他にB-17の出てくる映画は「メンフィス・ベル」がそうなんだけど、う〜ん、見たけど覚えてない。

B-17操縦士訓練教本
http://barella.mat.ehime-u.ac.jp/kumac/B17/index.html
非情に興味深いです。
こんな狭いところに入り込んで、敵の戦闘機が迫って来るのを見て(動いてよけることもできず)、撃ち返すのか〜、こわい!

2009年3月3日火曜日

映画「ザ・クリーナー 消された殺人」cleaner

於銀座シネパトス

レニー・ハーリンというと、「ダイ・ハード2」とか「クリフハンガー」とか、その時代には売れっ子だったし、映像派として評価できないでもないけれど、どれもシナリオがロクなもんじゃなかった。
そして今や銀座シネパトスで封切りにまで凋落…そうだ、オレはその昔、銀座シネパトスで「プリズン」を見たっけ。これは原点に回帰ですね。

「ザ・クリーナー 消された殺人」
Cleaner
2007年 アメリカ映画
レニー・ハーリン監督

役者がいいですね。エド・ハリスにルイス・ガスマン。どちらも僕は久しぶりですが、エド・ハリス老けましたねえ。枯れ系になってきた。ルイス・ガスマンは歳をおうごとに強烈なお顔になってませんか。ロン・パールマンといい勝負できそうだ。
脚本もいいと思います。みなさん胸にいちもつスネに傷、皮をむくようにキャラクターの新しい面が現れてそれがストーリィの進行にもなる。僕が見たレニー・ハーリンの映画の中では、いちばんまともな脚本だと思います。

しかし演出は、むううん、まあそこそこ。スリラー映画らしくきっちり固めたスタイルにはしたくなかったのかも知れないけれど、じゃあどんな効果を求めているのかというのもはっきりしないですね。なんとなくよさげなカットをつなげただけという感じで、スリラー映画としての効果はさほどでもない。
やはりレニー・ハーリンにはアクション映画を作ってもらいたい。
この脚本ならカール・フランクリンあたりに監督してもらいたかった。

ラストにエド・ハリスとエヴァ・メンデス(ジーナ「ロングキス・グッドナイト」デイビスにちょっと似てますね。監督さんのシュミですか)の幸せそうな回想シーンがあるけれど、あれをもっと長く見せればいいのに、なんであんなちょこっとなの?
キャラクターの新しい面を見せる事で引っ張って行く映画だから、真犯人が動機を吐き出すシーンがいちばん強烈であるべきなのに、いちばんあっさりしてないか?
たとえ真犯人がもっと前からわかっていたとしても、キャラクターで見せる犯罪映画なのに、動機の描写が中途半端だなんて。
状況・仕掛け・謎の面白さで映画を作ればそれで充分だと思ってるのかな。

2009年2月27日金曜日

最近読んだ小説 novels

ジョルジュ・シムノン
「メグレを射った男」
図書館から借りたものです。
やっぱり面白いわ。メグレもの。
多少の当たり外れはあるけれど、これは面白かったなあ。
以前、高校生頃にフランスのミステリ小説を読んだけれど、それはシムノンではなかったけれど、なんか暗いだけで面白くないな〜と、それっきりミステリと言えば英米のものを読んでいた。
実際それは今読んでも面白くないのかも知れないけれど、果たしてメグレものを十代の頃に読んだとして、どう感じるのだろうなあ。
ミステリじゃなくても、登場人物が会話しながら、受け答えをしながら、一方で別のものに注意を向けていたりとか、直接には会話されない人間関係を推し量っていたりとか、小説ならよくある事ですね。昔はそんなの読んでも「へ〜え」ぐらいにしか思わない、自分でそういう事あまりやらないから。
でも今は、それをある種リアルに感じるの事ができる。自分でもやってるんだろうね。

ジャック・キャンベル
「彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス」
2006年
ちょっと面白い。宇宙戦艦同士が光速に近い速度で移動すると、速すぎて正確に攻撃する事ができない。罠に気付いた時に船を止めたくても止められない、スピードが命取りになる、でも速く移動する必要はいっぱいある、なにしろ戦争ですから。そのへんを利用した作戦作りはなるほど元海軍将校が書いたSFですね。
ただ、プロ軍人としての規範が実践的でなくなっていて、それを主人公がどうにか直していくという設定が、いかにも作為的かな〜。
さまよえる艦隊の序章といったところでしょうか。これからずっとさまようんだろうなあ。続編が出たら読みたいです。


タニス・リー
「幻魔の虜囚」
1977年
タニス・リーを読んだのは初めてです。だいたいハヤカワでもファンタジーってあまりそそらない、読まないんですが、タイトルと裏表紙の解説で、なんとなく古本屋で買ってみました。
なるほど一時代を築いただけあって、筆力を感じますね。しかしあまり愛だ愛だ言われてもなあ。
まあファンタジーですから、書く方も読む方も妄想あってこそですが。

ロバート・A・ハインライン
「動乱2100」
1967年
短編集(なので書かれたのはもっと以前、50年代ですかね。
いちおう、ハインラインが当時小説用に考えてた未来史にのっとって書かれていて、<未来史3>というサブタイトルも付いているけれど、巻末にその架空の年表があるけれど、
そんなの知らずに読んだ方が個々のドラマとしてかえっておもしろい気がする。
初出時は雑誌に短編として載ったのだから、年表や前後の物語など知らなくても楽しめて当たり前なのだ。
だからこの文庫本に<未来史3>なんてタイトルを付けるのはなんだかもったいない気がするんだなあ。
未来史に興味がない人は読む気がなくなってしまうし、その未来史だって今になって読むと、つくりものとしてさほどドラマチックではないので、僕もあまり興味ない。なにもそれをタイトルに入れなくたって。