2008年12月31日水曜日

ブラジルUFO DVD製作記 〜プリンターのインク〜 ink

昨日、三軒茶屋ヘブンズドアにてイベント「ももづかボンバイエ2008」が開かれました。

ブラジルUFOにとっては、7年ぶりの新アルバム「ドサグリボヘミアン」CD-R版の先行発売日です。
数量限定生産のCD-Rで、特典DVDまでついて1000円。
それを作るのが大変で、ジャケットデザインは辞退するはずだったのだけれど、みんな忙しいから、結局僕がデザイン&プリントする事に。
デザイン作業を始めたのが実質29日の午後ですね。
午前中まではDVDを焼いてました。

ダッキン総監督のOKをもらってからプリントするのだけれど、ダッキンもその日仕事で、夜になってからメールでサンプルのやりとり。
プリントを始めたのが夜中の12時近くになってから。

う〜ん、もとがビデオ画像だから、プリントすると汚いのう、こんなジャケットでDVD売れるのか?まずい。売れるものも売れないのではないか。そんな事を思っていたらインクジェットプリンターのインクがなくなってきた。
それを予想してインクを黒とカラーとそれぞれ一つづつ買っておいたのだけれど、もとからセットしてあるやつがこんなに早くなくなっていいの?

プリンターは今年の4月に買ったキャノンIP2600で、インクは最初にセットしてから替えてなかった。
それならインクもさぞかし減ってるだろうと思われるかも知れないが、僕はあまりプリンター使わない人で、たまに請求書とかプリントするだけなので、インクはまだいっぱいあったはずなのだ。

新しくセットしたインクも、みるみるうちになくなっていくのでかなり不安。
印刷画質を落としてインクの消費を減らしてみるものの、こりゃあ足りないぞ。

近所にドンキホーテがあって夜中にインク買えたからよかったけど、買えなかったら必要な枚数印刷できなかった。
そういえばエプソン全盛期にはコンビニにも売ってたもんだが。

安いプリンターだけどインクはちと高い、それはわかっていたものの、高いインクだからいっぱい入ってるとか…なんて思っていたが、インクの量は普通、いや、少ないんじゃないか。

これじゃあA4サイズで高画質写真プリントなんて、10枚もできるかどうか。
プリンターの価格競争を進めるためにインクを非実用的な仕様にしているように思える。
メーカーの理念に疑問が…このくらい普通なの?

そんなこんなで、今回の「ドサグリボヘミアン」のパッケージにはかなりお金かかりました。無駄に。
インクと紙で。
次はカラーコピーを多用しよう。そのほうがよっぽど安い。
ってまた同じ事やるのはつらい。
せめて、忘れるくらい時間が経ってからじゃないと。

そうしてできた限定DVD付きの「ドサグリボヘミアン」今からでも入手できないかと問い合わせがあります。
まだ在庫が残っているけれど、数が多くないし増産はしないので、いずれなくなるでしょう。

そのうちホームページで何かアナウンスする、のではないかな。

ライブについて書くこともあるけれど、来年!
帰省から戻ってきてから。
ホームページ更新も来年!

2008年12月29日月曜日

ブラジルUFO DVD

12月30日にブラジルUFOの7年ぶり3rdアルバム「ドサグリボヘミアン」が発売になります。
それはCD-Rなので、いずれプレス盤も出すから、今回はおまけとしてDVDをつけよう、ということになってまして、
それがやっと今朝(昨日の朝になるのか)、完成しました。
まあ売り物のレベルではないけれど、おまけだし、50枚限定だし、CDとあわせて1000円ならいいのかな。

データをアップロードして、僕もふくめた「焼き係」に渡して…なのだけれど、みなさん忙しいから、僕が多く焼かないとだめかなあ。
そのへんも含めた、作業するにあたっての情報の共有がうまくいかなくて、かなりバタバタしてます。
え、そうなの?そうとわかっていれば最初から別のやり方にするのに。みたいな事がある。
(23日にクランクアップした事を考えれば上出来な方かも知れないけれど)

本来なら、一部を予告編みたいにしてYouTubeにアップするのだろうけれど、時間がないのですね。
これからジャケットのデザインしなきゃ。

ホームページでも、もっとガンガン宣伝すべきなんだけど、時間がない〜。

2008年12月22日月曜日

ピースの形が変化する動画ジグソーパズル dancing itawatari

最近こってる動画ジグソーパズルです。
試作品1 このブログ2008.11.25の記述
試作品2 このブログ2008.12.3の記述

動画なんだから、ピースの形が時間で変化したっていいんだ…。

画像はセカンドライフのものです。

パズルとしておもしろくなったのかねこれ。
ピースの形をもっとジグソーパズルっぽくできたらいいのだけれど、めんどうな予感がしたので、もっと作りやすい形にしました。
それでもかなり試行錯誤しました。まあできあがったものはさほど複雑なつくりでもないのですが。

その他の変更点は、BGMが以前はswfとは別のflvファイルだったのを、タイムラインに埋め込みました。
その方がストレス少なく再生されるようです。

再生PCのストレスが少なくなったのであれば、ピースひとつひとつにベベル効果やドロップシャドウ効果をつけて、立体的に見せられたらいいな、と思ったのですが、うまくいきませんでした。
前の試作品でもやろうとしたのですが、音がとぎれとぎれになったり、動きがスムーズじゃなくなったりしたのでやめたのです。
今回もやはり同じで、ピースひとつひとつにFlashでフィルタをつけようとすると、再生がうまくできないようです。
ピースの輪郭が変化してるから、その方でPCの負担が増えてるのでしょうねえ。

ピースにフィルタ効果をかけるのにFlashでやるのではなくて、もっと前のビットマップ画像の段階で、フォトレタッチソフトなどでエンボス効果をかける、というのも考えました。
しかし、それができたとしても、たとえばエンボス効果なら、光の角度を設定して明るいところと暗いところがあることで、もっこりしてるように見えるのですが、ピースを90度回転させると光の角度も変わっているわけで、画像の効果のおかげで「正しい角度」がわかってしまってはパズルとしてよろしくないですね。
Flashでフィルタ効果をかけるぶんには、ピースの角度が変わっても効果の角度が変わらない、という事もできるので、それがよかったのだけれど、うちのPCでは再生に無理があるようです。

音楽と映像もタイミングあってるはずなのに、再生してるとだんだんずれますね〜。

2008年12月19日金曜日

ホームページリニューアルしました homepage

何のホームページって、僕のです。
http://www.hinata.gr.jp/rmt/
一ヶ月前ぐらいにデザインを新しくしてたのですが、告知のようなことをしてもいいかな〜って。

以前よりオーソドックスなデザインになった気がします。
あっさりしてますね。
あっさりしてなくてもいいと、思うんだがなあ。

2008年12月14日日曜日

ブラジルUFO 番長インタビュー撮影 interview

12月30日、ブラジルUFOのCDが7年ぶりに発売されますが、それに初回限定生産のDVDが付く予定です。
12月30日発売分はCD-Rです。後にプレス盤も発売予定ですが、同じ内容というのもなんだからDVD-R付けようか、ということになったのですね。
DVDに収まる予定の番長のインタビューを先日収録しました。
都内某所に照明を持ち込んで撮影しました。
インタビュアーは穴堀埋太郎(あなほりうめたろう・女の子がこんな名前でいいのか)。

番長、喜んじゃったんだみたいで、ヘンなテンションでした。
いつもはないような吹き出し笑いを連発。ダメだこりゃ〜。
30分ほど撮ったけれど、かなり編集のメスが入りますね。

いずれ宣伝もかねてYouTubeにアップするかも知れません。

2008年12月9日火曜日

ブラジルUFO 3rdアルバムレコーディング brazil ufo recording

2008年12月7日。お茶の水のスタジオ音楽館で、ブラジルUFOのアルバムレコーディングが行われました。
なので、久しぶりにブラジルUFOのサイトのトップページ写真を替えました。もちろん下の写真に!

ブラジルUFOレコーディング


たまにオムニバス参加などで、数曲のみのレコーディングはやってましたが、新曲10曲以上のアルバムレコーディングとなると2001年の「突放lost love!!」以来7年ぶりですね。
活動しているバンドなのに7年間もアルバムを作らなかったのは、アルバム作りを実際的に主導する人がいなかったからです。
番長は、気持ちはあっても実際的ではないし。
他のメンバーについては、そこまで自発的なモチベーションがある人だったら、番長と一緒にバンドをやっていけないのではないか。
ミュージシャンとしての意欲ではなく、自己の表現がどこで成されればいいかというラインに「バンド全体」や「音源」があまり含まれないからでこそ、自制していられるからでこそ、番長とやっていけるのではないか。
これはバンドにとってマイナスではないけれど、バンド全体に関するストレスを切り開く人がいなかったら、ストレスを分散させる事もできない、いいにせよ悪いにせよストレスを超えて変化する事ができない。
僕だって番長と一緒にモノ作りするのは二の足を踏みますから。
そういった事を思うと、番長をよく知るダッキンがまたブラジルUFOでアルバム作りをするというのは、感慨深いです。
よくぞやってくれた。

レコーディングメンバーは、番長、クモン16、マーキー17、アマノ天、それとコーラスやゲストギターなどで多数の面々。
ダッキンはプロデューサーに徹してます。

新アルバムは12月30日、三茶ヘブンズドアで発表予定です。


写真はフィルムカメラ、リコーのTF-200Dで撮ったものです。
(このブログ2008.12.8の記述)
現像とデジタル化は近所のフジカラーのお店でやってもらいました。
現像がフィルム1本あたり600円で、デジタル化してCD-Rに記録するのが1本あたり500円弱です。
今回、フィルム2本を持って行って、1枚のCD-Rに焼いてもらったけれど、別に安くはならなかった。
そうなるとフィルム代も含めて1本1500円ぐらいかかりますね。

そして写真は思ったよりピンボケが多かったです。オートフォーカスのみだからどうしようもない。
一応、シャッター半押しでどれくらいの距離にピントが合ってるのか、ファインダーに表示されるのですけどね。
動いてる人物をいいタイミングで撮ろうと思ったら、そのタイミングでぐいっとシャッター押すしかないのですよ。
使っていくうちに、こういう状況こういう画ではピントが合いにくい、というのがだんだんわかってきて、そういう状況にならないように、できる範囲でコントロールしたり、アングルをちょっと変えてみたり、そんな風になるころには相当お金つかってますね。

フィルムは2種類使いました。
近所のフジカラーのお店で、フジのヴィーナス、36枚撮りで698円。
それとヨドバシアキバで、DNPのセンチュリア(MAID IN USA)36枚撮りで260円。
どっちもISO400。この値段の差は何なのかな。
上のPicasaウェブアルバムで表示される写真は14枚ありますが、最初の7枚がDNPで、後の7枚がフジです。
写真を見ると、センチュリアの方がフラッシュを使った場合に白トビが多いようです。
「ラチチュードが狭い」ってやつかな。

それと気になったのが、DNPの方に、すべての写真ではないけれど、かなりの枚数で、中央に横線が入っていることです。
よく見ないとわからないし、僕はどうせネットで公開するぐらいで滅多にプリントしないから、まず実害はないのだけれど、これってフィルムのせいなのかなあ。

Picasaウェブアルバムの写真を見ても、縮小されてるのでわかりません。
あまり縮小してない写真が下のものです。赤く囲ってある部分に横ラインがあります。

これがフィルムのせいなのかどうか、わかりません。
DNPの写真のみに見られるラインで、ラインのない写真もありますが、同じような位置に同じようなラインがあって頻度も高いので、ラインのない写真でも、たまたまラインが見えない画像になってるだけではないか、と思ってしまいますね。
データ化してパソコンの画面で見たから気付いたけれど、サービスサイズぐらいにプリントしたとして、気付いたかどうか。

いずれにせよラチチュードの問題が大きいので、今後あまりDNPのフィルムは使わないかな。
てか、今後もフィルムカメラ使うのかな。

2008年12月8日月曜日

フィルムカメラ リコーTF-200D film camera

年末の大掃除、でもないけれど、部屋の一部だけでも掃除などしていて、しまっておいたのをみつけてしまったアナログフィルムカメラ。
リコーのTF-200D


10年以上前に、中古で1000円か2000円ぐらいで買ったものです。
値段からもわかるように、その当時でも充分古かった。
リコーのサイトを見ると
http://www.ricoh.co.jp/camera/cameralist/TF-200.html
1986年の製品ですね。むう、定価5万5千円もしたのか。
コンパクトカメラと言うにはちとでかい。
上のページによると、当時はこれでもコンパクトカメラの部類だったようです。
リコーの一眼レフXR-7を持っているけれど、それと比べても別段小さくはないですね。(XR-7は一眼レフとしては小さいものだけど)

僕が買った当時でも、一般的に商品としての魅力はあまりなかったのだけれど、中古カメラ屋でこういったカメラが1000円とか2000円ぐらいで売られてるのを見て、「これから月に一台づつカメラを買おう!」と思ったのですね。
カメラを入手する事で、写真を撮る気持ちを高めることができるだろうと。
でも2ヶ月で、つまり2台買ってやめてしまった。「カメラが増えても、どうだという事もないな」という気持ちになったので。

久しぶりにみつけて、撮影したくなってしまった。
買った当時だってそんなに愛用してなかったけど。数回も使ったかな。

ブラジルUFOのレコーディングがあるから、それに持って行こう。
まずフィルムなのだが、今、コンビニでもスーパーでも売ってないんだね〜。
駅前の小さな写真屋さんで買いました。
このデジカメ時代に、こういうお店がよく生き残ってるね。
店頭でデジカメのメモリーカードからプリントをやってくれるけれど、家にPCとプリンタがあればあまりお世話にならない気がする。
でもおかげでこうやって気まぐれにフィルム買えます。
しかしISO400しか売ってないというのも、いかがなものかと思いますな。

電池がカメラ用のCR-2Pってやつで、ひとつ1050円もした。
一度電池を交換するとどれくらい使えるのか、わからない。
前に買った電池が一緒にしまってあって(カメラからは外して)、それだってたぶんフィルム2、3本しか使ってないけれど、10年前の電池だからもう使えなくなってた。
まあ1000円もするから、フィルム数十本分ぐらいは使えるでしょう。

フィルムなのでデジカメに比べたらランニングコストが高いから、数本も撮ればまた十年の眠りに入りそうだけど。

フィルムを巻くのに、手動じゃなくてメカが自動でやってくれるのですね。
この時のサウンドがメカメカしくていい。
フォーカスも露出もオートのみ。いさぎよくシャッターボタン押すだけ、確認もできずに一枚あたり30円以上のコストが費やされるとは、写真って贅沢な趣味だなあ。

12月7日、ブラジルUFOのレコーディング撮影に行ってきました。
2焦点レンズだけれど、ほとんどワイド側でしか撮らなかった。テレ側65mmって「望遠」というよりも「狭い」感じ。
写真のアップは後日です。
だってまだカメラにフィルムが残ってるんだよ。13枚分。もったいないからもっと何か撮らなきゃ、って懐かしい感覚。


写真をアップロードしました。
http://picasaweb.google.com/yoshinaga6420/UFO#
また、フィルムに関する記述がこのブログ200.812.9.にあります。

2008年12月7日日曜日

動画ジグソーパズル改変 movie jigsaw pazzle reform

先日アップした動画ジグソーパズルに手を加えてみました。
ピースがステージの正解位置に置かれると、ステージに吸着します。
なんとなく格好つくようになったのかも知れないけれど、パズルとしては易しくなってしまいましたね。



完成した時にタイトルが表示されるようにもしました。

2008年12月6日土曜日

ビデオカメラのヘッド交換

メインで使ってるビデオカメラ、ソニーVX2000を修理に出してました。こないだブロックノイズ大会だったので(このブログ2008.10.の記述)、こりゃあヘッド交換かな、と。
今日、修理完了品を受け取ってきたのですが、修理代3万6千円もかかった!
かなり以前にVX1000を修理してヘッド交換した時は2万8千円だったので、3万円ぐらいは覚悟してたけど。
ぜんぜんデフレしてませんね。

VX2000って、中古では…検索したらまだ12万ぐらいするみたい。

そろそろお金ができたら別のビデオカメラ買おうかと思ってたし、今も思ってるけれど、この修理でこのVX2000も、あと5年ぐらい使いたいな。

ブラジルUFO 高円寺無力無善寺

11月30日、高円寺のライブハウス無力無善寺での企画イベントに行きました。
ブラジルUFOが出演したのです。
サイト管理人やってるけれど、今年はあまりライブ行ってないんだなあ。
いわき行きも含めて2回目なのですよ。
引っ越しとかなんやかやで会ってるからそんな気はしないけれど。



無力無善寺は初めて行きました。
うわさ通り、狭いな〜。スタットといい勝負だ。
壁のデコレーションが独特の空間を演出してますな。
カメラはソニーTG1。
暗いところではノイズが出ると、分かっていたが仕方がない。家で再生してみたらやはりノイズ大会でした。HDモードで撮ったのが恥ずかしい。
オートフォーカスが合いにくい予感がしたので(暗いから)、マニュアルフォーカスで適当なポイントに合わせておいたのだけれど、どうも番長にフォーカスしてかったようです。

あまり狭いと最前列に出るのは気が引けて、なんとなく後ろにいたから、普通に撮ると前の人の頭ばかり撮ることになる。
だから、というわけでもないけれど、一脚にカメラを付けて、上に差し上げて撮ってみました。
そこまで混んでもいなかったけれど、今までそんな撮り方した事なかったので、なんとなく。
思ったほどブレていないですね。棒の先にカメラを付けて撮ったわけだから、液晶モニターで見てはいたけれど、もっとブレてるかと思った。

天井から下がってるオブジェがフレームにちらちらと入り、はからずも無理無善寺らしい空間を撮れてしまった。
これはこれでいいですね。

パソコンで見るとやっぱり暗いので、ノイズが増えるのもかまわずFinalCutExpressで明るく補正しました。もともとノイズ大会だからもう、今さらいいだろ、と。YouTubeで見るとボロボロですな。

ブラジルUFOは現在、3rdアルバムの製作中です。
明後日レコーディング予定で、12月30日に発表予定です。
一般的にはかなりのハイペースかも。
12月30日のヘブンズでのライブには番長も企画にからんでて、ブラジルUFOのレコ発でもあるわけですね。
で、初回生産?のCDには特典DVDを付けようという話になってて、11月30日昼間にはそのための映像撮りもやってたのだが、むうう、前途多難ですなこれは。

2008年12月3日水曜日

動画ジグソーパズル movie jigsaw pazzle

先日のはブロックパズルでしたが(このブログ2008.11.25.の記述)、今度はジグソーパズルを作ってみました。



画像はセカンドライフのものです。

前回のパズルから改良して、開いた時にピースがランダムに"撒かれる"ようになりました。
角度も90度ごとですが、ランダムにばらけてます。
まあ何度もやる人はいないだろうから、パズルとして魅力が増したと言えるかどうか。

これも動画はFLVではなく、ピットマップのアニメです。4.4MBあるので、最初に開く時はやや待ち時間があります。
「完成図」で表示されるムービーはFLVです。
完成図がわからないと、難しいのではないだろうかと思って加えました。できない事はないだろうけれど、この少年がどういう風に動いているのかわからないと、わりと難しいですね。
動画にしたぶんだけ、ジグソーパズルとして易しくなるだろうと思ったけれど、そうとも言い切れないかな。
パズルをやってて「お前、動くなよ!」と言いたくなる時がありますね。

パズル制作者なのに、完成まで10分ほどかかってしまった。

前回と同じように、"正解ピース同士の吸着"はできません。
吸着できれば、ピースをまとめて動かせて、プレイしてて手間がなくていいのだけれど。
現実のジグソーパズルと同じように、ピースがどこにあっても、違った角度でもその角度同士であれば吸着できるようにしたい。
それが可能な作り方をひとつ思いついたけれど、膨大なスクリプトとムービークリップが必要で、現実的ではない。ピース10個ぐらいだったらそんなでもないけど、今回にように60ピースもあると無理な作業になる。

なので今回も「完成おめでとう」などのメッセージもありません。

ムービーのサイズも大きくなったし、ピースも増えたせいか、音楽とタイミングずれがちですね。
本来は音楽と動きが合うはずなのだ。


検索したら、Flashによるジグソーパズルのサイトはいっぱいありますね。
ほとんど静止画像で、動画はない事もないけれど、いまいちぱっとしないですね。


2008.12.7.改変
ピースの吸着と、完成した時にタイトルが表示されるようになりました。
吸着とは言っても、ピース同士ではないですけどね。

2008年11月28日金曜日

映画「イーグル・アイ」eagle eye

於TOHOシネマズ西新井

知らなかった、西新井は一周年という事で、今月はシネマイレージ会員常に1300円なのね。あ〜、あと数日しかない。

「イーグル・アイ」
Eagle Eye
2008年 アメリカ映画
監督D・J・カルーソ

オープニング、シャープな皮肉がズシンと効いて、引き込まれましたねえ。
あれよあれよと忙しい映画です。
それでいて双子の兄弟を失った喪失感もちゃんと描いているし、シナリオもかなり綿密に練られていて、とてもよくできています。

ダメ人生を歩んで来た自分が巻き込まれる必然性と、兄弟を失った喪失感と、ミステリアスなアクションが起こる理由、それらをまとめて描ける設定と、設定を活かしたシナリオが素晴らしい。
これだけ魅力的な設定でも、いろいろ事情はあるにせよ、ヘタレシナリオの駄目映画になってしまう事は多々ありますからね。

後で落ち着いて考えると、まったく穴がないではない。アリアにとって主人公を生かして自分の前に連れてくる必要があったわけで、そうなるとあんな危険な事をさせるのはどうなんだ?
でもそんな些細な事は、映画を見ている間は気にならない。
映画に押されて引っ張られ、翻弄されっぱなし。
映画が終わるまでにたいていの疑問の答えが提示されるので、後になってから、あれはどういう事だったのかと考えなくてもいい(ような気にさせられる)。
考えるのがもったいなくなる高揚感と疲労感がある。

演出のタッチ自体は「新しい才能発見」とは感じられないけれど、そうは言ってもアクションが多くて忙しいこの脚本で、これだけ人物描写ができるのは高得点ですね。
でもそうなると、ここまでやってくれるなら、もっとやってもらいたいと思ってしまう。
特に兄弟について、人間内面のファンタジーをもっと、リアルな感覚がベースになってる映画なればこそ、リアルさを優先させずに描いてくれたなら、もっと人間的なテーマを(大統領と閣僚暗殺なんかではなく)印象付けられたのではないかと。

アクション、ミステリー、ドラマ、それらの描写と脚本すべてがよくできているので、円グラフが丸くなって何か突出したものがなく、かえって平坦な印象で記憶に残りにくいかも。


コンピュータ「アリア」のデザインが、狙ってるんだろうけど"昔懐かしいSF"風で、ちょっと嬉しくもあり、恥ずかしくもあり。

2008年11月25日火曜日

動画ブロックパズル試作品 - エスニック少年 movie block pazzle

動画を分割してブロックパズルにしてみました。
ジグソーパズルにしようかとも思ったのですが、まあ、どんな感じになるかな、という試作品として作ってみたので、うまくいかなかった時のためにあまり手間ひまかけないように、正方形のブロックパズルで。



画像はセカンドライフのものです。

もともとは、最近になって、FlashでFLVの表示されるムービークリップをドラッグできる事に気がついたので、それなら、もっと小さい動画に分割してジグソーパズルができるんじゃないか、と思ってやってみたのです。

しかし、小さいFLVをピースのひとつとして並べて再生してみても、ローカルPC上のみでの再生ならできたのですが、ネットのサーバーにアップしてとなるとうまくいきませんでした。
今回公開したものは28ピースですが、最初の試作品は15ピースのFLVでした。
それでも、ネット上のswfをブラウザで再生すると、15あるうちの2つしか再生されない。むむむむむ。
ローカルPC上では15とも再生されて、ちゃんと同期してたのだけれど。

それでは、小さいFLVをいっぱい作るのではなくて、ひとつの大きなFLVをいくつものムービークリップで違うようにマスクして、一部分しか見せないことであたかも小さい動画のように見せるのはどうだろうか。
これもやってみたけれど、ローカルでもネット上でも、すべてのムービーが再生されたけれど、同期ができていない。
それぞれのムービーが微妙にずれている。
ローカルでもネットでも、同じようにずれているので、これはまだPCの性能が足りないのかな。
同期するようにスクリプトを書いてみた。「はい、このタイミングでみなさんスタート!」というスクリプトを入れてみたけれど、関係ないくらいに同期しませんね。

それでFLVを使うのはやめて、Flashのタイムラインのアニメーションで作ってみたものです。
ビットマップ画像を続けて表示しています。
だから重たいです。8秒しかないのに4.2MBもある。
それでもある程度は圧縮してるだろうし、もとが実写じゃなくてCGなので、わりときれいに見えますね。

560×320サイズの大きなムービークリップをひとつ作って、それを複数のムービークリップに格納して、マスクして小さく見せています。
果たしてすべて再生されたし、ちゃんと同期している。少なくともうちの環境では。
同期についてはスクリプトなどで何も設定してませんが、なんだかふつうにちゃんとしてますね。
背景で一度に1本のムービーしか再生されてないのかな。それくらい安定してみれる。いいですね。

いっぱしのFlash使いだったら、スタート時にランダムにピースが撒かれたり、正解ピース同士が吸着したりできるのだろうけれど、よくわかんないのでこれで。パズル完成おめでとうも何もありません。
ただ、ピースの吸着って、プレイヤーにとって自信がないときでも正解を知らせてしまうので、パズルとしていまいちだな〜とも思いますね。

さあ次はジグソー・パズルだ。

2008年11月18日火曜日

ブラジルUFO これが番長のこども!baby

先日、番長の子どもが病院から退院しました。
未熟児だったので、産まれてから退院まで10日ぐらいかかりましたね。

病院では、携帯で写真撮るのは禁止されてるそうで、でもデジカメはOKらしくて、でも番長もオクさんもデジカメ持ってなくて、僕が初撮影の栄誉を賜りました。



ほとんど眠ってたのですが、元気なようです。

まだ名前決まってないのかな。




追記!
名前は「結帆」(ゆうほ)ちゃんになりました!

2008年11月10日月曜日

ブラジルUFO 番長に第一子誕生!

2008年11月6日。ブラジルUFOの番長が子供を授かりました。女の子です。
オクさんとは先月入籍して、12月出産予定だったのだけれど、気が早いんだか間違えたんだか、一ヶ月ほど早く出産となりました。

11月9日に番長と会って話しました。
赤ちゃんの写真がまだないので、その時の番長のビデオでも。


僕なりに色々名前を考えて番長にメール送ったのです。
ちなみに番長の本名は狩集雄樹(かりあつまりゆうき)です。
僕がメールした娘の名前は…

狩集まりこ
狩集ひまわり
狩集みなみ
狩集マッハ
狩集りぼん
狩集姫(ひめ)
狩集チョコ
狩集ねこ
狩集アンドロメダ

などなど。

いい名前を思いついたらブラジルUFOのBBSに書き込もう!
http://brazilufo.bbs.coocan.jp/

2008年11月8日土曜日

THE LAST LINER 新宿ドクター

11月3日、新宿クラブドクターにラストライナーのライブを見に行きました。

ラストライナーはたまにブラジルUFOをヘルプしてくれるハラコ君のバンド、と思ってたらブラジルUFO現役ギタリストのクモンさんが加入したそうで、ほほ〜う。



クモンさん、いつもと同じパフォーマンスだけれど、曲が違うし、服も違うし、サングラスがない、それでけっこう新鮮に見えるもんですね。

ビデオカメラはソニーHGR-TG1です。
こころみにHGモードで撮ってみました。
うちにはハイビジョンモニターなんてないので、あまり意味ないけれど。
カメラの液晶モニターで見ても、暗い時のノイズがすごいなと思ったけれど、うちでパソコンで見ると、明るいと思っていた部分でも影になっているあたりはノイズがありますね。テレビモニターで見るとさほど気にならないのかも知れないけれど。

マイクの外部入力がないので、アッテネーターは使えません。
いちおう、マイクの設定で「標準」と「低」があったので「低」にしてみましたが、やはりまだ少し音が割れてますね。
映像はどんどん高精細に進化しても、音声はそうもいかないようで。ライブハウスだからまあ仕方がないけれど。
TG1は5.1chサラウンド録音してるらしいけれど、これはライブハウスじゃなくても、せいぜいカメラマンの鼻息がリアルに聞こえる程度の効果しかないのでは。
(上のnifyビデオ共有と、下のYouTubeのビデオはモノラル音声です)

YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ysJJzFD7nSE

ラストライナーのMySpaceページ
http://www.myspace.com/thelastliner

2008年11月3日月曜日

映画「センター・オブ・ジ・アース 3D」journey to the center of the earth 3d

於イオンシネマ越谷レイクタウン

アナグリフ(赤青セロファン)ではなく、液晶シャッターメガネを利用した3Dです。
なるほどアナグリフとは画像の美しさも立体効果も段違い。
映画が始まる前に係員が「このメガネは液晶になっていて中に電池が入っています。まれに電池が切れている場合があります。映画を見て立体に見えなかったらお申し出下さい」
…映画はじまったらどうやって申し出るんだ〜!
(土曜日でサービスデーだったので、ほぼ満席に近い混み具合)
でもまあそりゃまあ、立体に見えなかったらくやしいもんね。たとえひんしゅくでも人の前を通って申し出に行かないと。
幸いにしてそんな事態にはなりませんでしたが。

プラスチックフレームのメガネが僕にはきつくて、ちょっとつらかったです。こめかみにミシミシきます。
この点は紙メガネのアナグリフ方式の方が頭骨にやさしいですね。

「センター・オブ・ジ・アース 3D」
Journey to the center of the earth 3D
2008年 アメリカ映画
監督エリック・ブレヴィグ

ストーリィまあ、適当ですね。地底に行ったら太古の生物が住む仰天世界でした。
わかりやすい。
基本となる設定からして科学的裏付けのない、想像力のみの産物だから、細かいところも雑でいいだろうと映画製作者が思ってしまうというのはありそうな事だし、加えて、わかりやすいのがファミリー向け映画、過度に怖くないのがファミリー向け映画、そんなふうにも作られてもいる。
もっとも、最初からそんなものだろうと思って期待しないで見たので、わりと楽しめた気がしますが。

地底世界のロケーションが1959年の映画「地底探検」とほぼ同じなので新鮮味に欠ける。
いや、どちらもジュール・ベルヌの原作からあまり逸脱しないようにしてるのだろうから、似てしまうのでしょう。
知らなかったけれど、2000年にも映画が作られてるんですね。「地底探検〜完全版」ジョージ・ミラー監督で主演がトリート・ウィリアムズって懐かしいなあ。
これが原作とはかなりもの違うらしいので、今度の2008年版は原作に近くして、3Dのビジュアル面を楽しんでもらおう、という事なのかな。

3Dによる立体効果はそれなりにあったけれど、この程度ならもっと、節操ないくらいに立体してもらいたい。
せっかくシンプルなストーリィなんだから、アトラクション映画として開き直ってくれないと。

この映画は3D版と通常の2D版があって、3Dはすべて日本語吹き替えになってます。字幕に注目させないように、かな。
しかし声優の貧弱さが、この映画最大の難点でした。
主要キャラの3人ともあまりよくないんだけれど、いや、ガキんちょとおねいさんはまだマシとして、ブレンダン・フレイザーが演じるトレバー役の声、なんだよこれ。
もともとブレンダン・フレイザーのキャラクターは「ハムナプトラ」シリーズなどでも、すっとぼけてて茶目っ気があって、行動が短絡的でも愛嬌があるから許せてしまう、考えずに行動してそれがうまくいっても違和感がない、といったもので、この映画では科学者役だから専門知識が頼りになったりするけれど、基本的には同じ。
それなのに声がこんな、さわやか棒読みな普通テンションでいいの?
あるいはブレンダン・フレイザーの生の声もこんなテンションなのかも知れないけれど、だからってそのままやるなんて。ファミリー向けアドベンチャー映画なんだから、もっとオーバーアクションしないと。
会話の魅力が半減して、映画の魅力も半減しましたね。いや四半分にはなったかな。損害賠償モノですよ。
声をあててるのは沢村一樹って僕は知らないけれど、いっぱしの俳優さんみたい。なんでこんな事になったのかね。誰も止めなかったのかな。
でも沢村一樹のファンなら見に行った方がいいでしょう。DVDでは別の人の声になってるかも。

本来、この映画の評価できる点はふたつ。
ひとつは、よくできた美しいVFX。
ただ、ファミリー向けの3D映画ということを意識したせいか、先鋭さの感じられないもので、職人仕事としてはよくできているのだろうけれど、強く印象に残るものとは言えない。
もうひとつはキャラクターとそのかけあい・喋りのはずなのだが、残念ながら吹き替えによってズタボロにされてしまった。

2008年10月31日金曜日

DVD「マッケンジー脱出作戦」mckenzie break


「マッケンジー脱出作戦」
The McKenzie Break
1970年 アメリカ映画
監督ラモント・ジョンソン

マシンガンで殺し合う戦場に比べたら、人権を尊重してくれる捕虜収容所の方がよっぽどマシな気がする。
そこを脱走してまでまた戦線にかり出されたいかね。
実際の収容所はそんなにいい所でもなかったろうし、脱走して戻って来たら(それも敵の島国から)英雄扱いされるのだろうか。
社会集団としての人間の行動はそんなに単純なものでもないと、この映画でもある程度描かれています。

イギリスにあるドイツ軍捕虜収容所の名前がマッケンジー(地名?)で、このタイトルからすると、収容所からみんなで頑張って脱走してやるぜ、てな映画かと思われそうだけれどちょっと違う。
捕虜の脱走を逆手にとって、Uボートを捕獲してやろうという諜報戦を描いてる、とも言い切れない。なにしろ捕獲できなかったので。
イギリスがドイツになかなか勝てなかったというのも納得してしまう一本。アメリカ映画だからいいのか。

けれど、全編緊張感があって、引きつけられるように見てしまいました。
なるほど捕虜が何百人もいて、監視する側の人数が充分にいないと、元の社会を基盤にしていながら、収容所内のみの独特な社会がすんなりできてしまうのですね。そのへんリアルな空気を感じてしまいました。
映画というものは普段と別の文化を見せてこそ、感じさせてこそ、と思っているのでそのあたりは評価できます。
特に建物内よりも、外の空気からもそういったものを感じてしまう。カメラマンや美術スタッフがいいのですね。

ラストが喧嘩両成敗みたいになってて、どうやら、史実に基づいているから、なのかな。
ドイツ軍捕虜のリーダーのやることがあまりにも卑劣で、これしきのことでは溜飲下りないんだがなあ。
有能と思わせぶりなブライアン・キースがそうでもなくて、考え方は正しくてもやる事が後手にまわってしまう。
ドイツ軍側のうまさ、ずるさばかりが目立って、娯楽映画としてのバランスがいまいち。
娯楽映画に徹しないならそれでもいいけれど、もっとドロドロさせてでも、テーマをくっきり描いて欲しかった。
あまり史実を気にすると、こうなってしまうのかな。
優れた映画のもつタッチがあって、ちょっと脚本をいじればなんでも出来そうなだけに、ちょっと残念に思います。


漬け物樽のフタみたいな盾がしぶい。


DVDの表紙にもなってるこの人、あっさり死んじゃいますので。

2008年10月30日木曜日

最近読んだ小説 novels

エド・マクベイン
「でぶのオリーの原稿」
2002年
知らなかったんですけど、エド・マクベインは2005年に亡くなっていたのですね。
遅ればせながら合掌です。

写真は1997年に撮影されたものです。いい顔してる〜。

ロジャー・ゼラズニイ
「地獄のハイウェイ」
1969年
そう言えば、あまり関係ないけれど、「バトルトラック」って映画がありましたね。なんとなくまた見たくなってしまった。

グレッグ・イーガン
「順列都市」
1994年
イーガンの代表作みたい。
小ワザがいっぱいあって、驚嘆するはずの大ワザを淡々と受け止めてしまった。

朴商延
「JSA 共同警備区域」
1996年
映画「JSA」の原作小説。
映画と違って原作では捜査官の過去に重みがあって、その独白と現在の事件から南北分断を描いてます。
作者は1972年生まれだから、24歳でこんなに重たくて力強い小説を書いたのか。凄いな。

ロバート・J・ソウヤー
「さよならダイノサウルス」
1994年
これは楽しく読めました。
白亜紀にタイムトラベルした研究者が見たものは、アメーバ生物に寄生され、言葉を喋る恐竜だった!
誰も実際のところを知らないのをいいことに、作者は地球や太陽系の過去についてどんどん自説を展開していきます。もちろん科学知識に裏打ちされてるようにみせながら。SFはこうじゃないと。


デズモンド・バグリイ
「砂漠の略奪者」
1969年
「裏切りの氷河」
1970年
1年前に「マッキントッシュの男」を読んで(このブログ2007.8.1.の投稿)、すっかりファンになったはずなんだが、1年読んでなかった。
ふつうに新刊書ではあまり売ってないし、古書でも僕の行動圏ではあまり見かけないんだなあ。売ってるとしたら100円ぐらいだろうけど。
と思ってたらブックオフにあったので2冊買いました。
同じ時期に書かれているようだけれど、だいぶ毛色の違う2作品です。
まあどっちも"冒険小説"ですが。
「砂漠の略奪者」は、プロとは言い切れない人たちによるチームワークの冒険もので、幸運のおかげで作戦がうまくいく部分がかなりあります。そこで興ざめさせることなく、男っぽいファンタジーとして成立させてしまうのですね。
「裏切りの氷河」はもっと非情なハード・アクション系、殺しと諜報の世界です。そのハードっぷりが激しいのですね。狙撃オタクにもお薦め。

2008年10月24日金曜日

映画「ウォンテッド」wanted

於TOHOシネマズ西新井

「ウォンテッド」
Wanted
2008年 アメリカ映画
監督ティムール・ベグマンベトフ

なかなか痛そうな映画でした。
たいていの怪我は短時間で治してしまう"魔法のお風呂"のおかげで、虚弱な主人公はボコボコにのされまくる。
その痛そうな描写を、僕はまあ、娯楽映画として笑って見られましたが、「ファイト・クラブ」のような芸術的必然性があるわけでもなく、もっと普通に作ってよかったんじゃないの?とも思う。
今どきこれくらいの暴力は普通、なのかな。

主人公の境遇や、その他のキャラクター、役者、どれもいいと思います。
モーガン・フリーマンいいっすね〜。よく通る声が耳に心地いいのです。
7月頃には自動車事故で重体説もありましたね。もうそれなりに高齢なのだから、あと何年この声を聞けるだろうか。は〜、ありがたや、ありがたや。ラストもちょっとお茶目じゃないですか。

しかし肝心の暗殺組織"フラタニティ"って、なんだよこれ、織物に偶然できたパターンから人名を解析してその人を殺すって、そんなんで殺されちゃたまんないよ〜。「殺していいんだろうか」ってそりゃ悩むわな。
もっと普通に、大統領が指令する、とかでいいじゃん。
このせつは大統領もロクなもんじゃない、どこに絶対的な"正義”を設定していいかわからないから、神様にやってもらおうという事ですか。

織物工場で訓練するあたりはバカっぽくて好きだけど、この超自然的な前提を通すなら、暗殺シーンはもっとリアルな方がいいのでは。
あるいは織物に偶然パターンが出るという神秘性と、それによりかかる狂気を描いた哲学的SFアクションにするとか。
ようするに暗殺組織を背景にした"超人ゲーム"を描きたかったんだろうけれど、組織の前提にどうも納得いかない。
だからほうら、M・フリーマンみたいな悪者にいいようにされてしまうのだ。こんなトンデモ組織、ブッ潰れて当たり前だ。
(組織の神秘性が映画の重要な魅力だったのに、ラストに壊滅して終わりというのもどうなんだ)

大なり小なり突っ込めるところがあって、それなりに面白い映画だけれど、やはりアクションがね〜。
弾丸を追いかけたりとか、車が飛んだり跳ねたりとか、もうそんなCGには飽きたなあ。いいかげんやめてほしい。
コミック調のテイストとしてわからないでもないけれど、組織の前提にリアルさがないから、アクションシーンはよりリアルなものでないと。

2008年10月21日火曜日

DVD「夜の訪問者」cold sweat

一昨日の「さらばバルデス」と一緒に買ったものです。(このブログ2008.10.19.の記述)
これも780円。
アマゾンでは1500円未満は送料を払わなければならないので、2作品買ったのです。
それならブロンソン2本立でしょう!正しい選択です。

「夜の訪問者」
COLD SWEAT
1970年 フランス映画
監督テレンス・ヤング

フランス映画だけど、アメリカ版のマスターで、たぶん編集も多少違っているでしょう。
本来の原題もきっとフランス語のはず。


これもあまりいいマスターではないけれど、同じ販売元の「さらばバルデス」に比べたらちょっとマシかな。

フランス映画とは言うものの、監督がテレンス・ヤングなので、アクション映画、サスペンス映画としてきりっとまとまっています。
普通にテンポよく見られる映画です。
フランス映画ともハリウッド映画とも違う、テレンス・ヤング映画としてタイトな魅力をもっています。
そしてブロンソン主演、これはいいですね〜。
ああ、もうちょっといいマスターだったらなあ。

悪役のジェームズ・メイスンが凄い迫力!
こんな人だっけ!?
いやまあ、こんな人だったけど「砂漠の鬼将軍」などから、"規律に厳しくて理想の高いインテリ"のイメージが強いけど、この、復讐に舌なめずりする悪党もいい!
あごひげはやして目をギラつかせて、ふてぶてしいニヤニヤ笑い。
しかも全然似合わないパステルカラーの帽子かぶってる!
フランスの港町だから、バカンスっぽい格好にしたつもりだぞきっと。最高だこの人。
後半、腹を撃たれて血がドクドク流れ出て、顔面蒼白になりながらピストルを構えつづける、その存在感も凄い。

ブロンソンの家族が誘拐されて、とりあえず要求された行動をとると見せかけて、スキがあったら即反撃、この切り返しがいいです。
要求された行動というのが、船で正体不明の相手と接触する事で、それはそれでミステリアスなのに、そこまでいかないうちに鮮やかな反撃が始まる。
ミステリーを解明しないことからくるフラストレーションがない。
後でブンロンソンが、これはきっとこういう事だろうとボソボソ言うだけ。
普通の映画だったらより大きなミステリーをより大きな山場とするのだが、この映画はキャラクター優先に組み立てられているし、出演者も粒揃いなのでその方がいいのだ。大きなミステリーをあっさり捨てることで、目前の現象やキャラクターの行動にリアルさと緊張感が加わる。いい脚本だ。
原作はリチャード・マシスン。スピルバーグ「激突」の原作・脚本書いた人。
エルモア・レナードに代表される、キャラクターベースの犯罪小説がベースになってるのですね。

後半のカー・アクションが、あれれ?
だって、時間に間に合わせるために急ぐ車の映像のはずなのに、"カーチェイス"の迫力満点で、追われるわけでも追いかけるわけでもないのに、警察のバイクが追ってくるけどいまいち敵としては情けないし、しかも時間に間に合ってないのは観客みんな知ってるし、でも迫力あるから見ててだんだんのってくる、だからいいのかな、急いだなりの効果があって妻子を助けられましたから。
それまでキャラクターベースのやりとりや、殴り合い、脅し合いだったのに、急に車が主張しているように感じられて、どこかちぐはぐな感じがするのですね。これが迫力あるだけになんだかもったいない。

今だったら"先の読めないクライム・ムービー"とか言われちゃいますかね。それとも"家族を守る"に力がはいるのかな。
いずれにせよ、タイトでスタイリッシュで、いい映画だと思います。



ところでフランスの草って燃えやすいんですね。



検索したら、海外サイトで「雨の訪問者」(Cold Sweat)と「さらばバルデス」(Chino)の二本立てDVD売ってるのみつけました。
二本立てだけど、DVDは1枚みたい。
たぶんマスターは僕が買ったものと一緒でしょう。
6.45ドルって、安いなこれ。
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=7115015

2008年10月19日日曜日

DVD「さらばバルデス」chino

DVDで定価780円ってどうなのよ。
通販サイトで見るジャケット画像からしてもう、マスターの悪さが予想できますね。
でもいいや、他にDVDでソフト化されてないようだし、780円だもんね。



「さらばバルデス」
CHINO
1973年 アメリカ イタリア フランス映画
監督ジョン・スタージェス

このDVDはアメリカ版みたいです。はるか昔にマスタリングされたのでしょう。
なるほどこれはひどい。
音もあまりよくないな。

僕は初めて見ましたが、悪いマスターでもすぐに好きになりました、この映画。
ジョン・スタージェスの映画としては、ダイナミックなアクションや男臭いやりとりがあるわけでもなく、不評なのもわからないではない。
けれど一説によると、実質的な監督はスタージェスではなくてドゥイリオ・コレッティらしいです。
たしかに、映画っぽく作られた世界ではなく、自然の光や動物を利用しているあたりはあまりスタージェスらしくない。ハリウッド映画に比べたら、現場での低予算っぷりもうかがえる。何か事情があって、スタージェスはホテルでふて寝でもしてたんでしょうかね。
でもそのおかげか、この映画にはちょっとさわやかでかわいい、不思議な印象があります。
チャールズ・ブロンソンとヴィンセント・ヴァン・パタン、ブロンソンとジル・アイアランド、それぞれのやりとりがどことなく微笑ましくて、心なごみます。
ジル・アイアランドの乗馬姿をさんざんなじっておきながら、風呂に入ってるところを見られると恥ずかしがるブロンソン。
ブロンソンが女と結婚すると言い出したら、ブロンソンを慕っているヴィンセント・ヴァン・パタンがさみしそうな顔したり。
ブロンソンの役名がチノ・バルデスなので、タイトルを変えて「さよならチノ」ぐらいにしてもいいんじゃないかなこれは。

ラストに銃撃戦はあるものの、適当なところで切り上げて「オレはこの土地を出て行く」ってブロンソン、あまり映画のヒーローっぽくないけれど、飄々としたキャラクターらしいとも言えるし、無用な殺傷はしたくないとしたら、リアルにこういう選択もありでしょう。
むしろ少年との別れがあっさりしてる方が僕にはフラストレーションかな。
あの後、ジル・アイアランドと駆け落ちするのかな。。

ジョン・スタージェスという名前を冠したばっかりに、かえって不当な評価を受けている気がします。
それにマカロニウェスタンとしても認知されないし。

いちおうアクションシーンはあるものの、最小限ですね。
それよりも、人物と人物の結びつきややりとりを描いて、どこか爽やかな魅力ある映画にしようという意図がうまく働いています。
ドゥイリオ・コレッティについてはまったく知りません。
1950年代にイタリアで戦争映画を多く作ってるようですが、どれも今は見るのも難しいみたい。
マカロニウェスタン全盛の頃にはもうあまり監督してないようなので、現場で若い監督に才能発揮させるために、裏方にまわってたのでしょうかねえ。

VHS「傷だらけの栄光」somebody up there likes me

台東区の中央図書館から借りました。
ポール・ニューマン追悼です。
VHSデッキ使うの久しぶりだな〜。1年以上使ってない。
テープからまったりしないかな。

「傷だらけの栄光」
Somebody Up There Likes Me
1956年 アメリカ映画
監督ロバート・ワイズ



ロバート・ワイズというと、僕がすぐ思い浮かぶのは劇場版「スター・トレック」の1作目ですね。
このブログだと「砲艦サンパブロ」(2007.8.23.の記述)がありますな。
「砲艦サンパブロ」が、目的のわからない映画?だったのに対し、この映画はわかりやすい!
短絡的な不良少年が、ボクサーとして大成するまでを描いている。

脇役ひとりひとりのキャラクター造形がしっかりしていて、見ごたえのあるドラマでした。
実在のボクサーの手記がもとになっているようで、多少ドラマ風にオブラートしていても、場面や人物にはハッとさせられます。
そのあたりがシナリオのさじ加減とキャスティングの妙でしょう。

ポール・ニューマンはどうなのかな。
演技がどうだ、というわけではない。
役作りにかなりの力を入れたようだし、それがこちらにも伝わってくる(伝わってくるのがいいのかどうかはさておき)。
でも見た目がヤサ男すぎないか?前半の不良少年部分がしっくりこない。いや、こんな二枚目のゴロツキがいてもいいし、見てるといそうな気がするけれど。
それでも、前半でちらっと出て来たマックイーンの方が、ハングリーでギラギラしてるように見えてて、少年院や感化院をすぐに脱走するにはぴったりだ。
家庭人になって、チャンピオンとなるあたりの貫禄は、P・ニューマンの方がしっくりくるけれど。
マックイーンだったらやっぱり、ボクサーになりきれないで撃たれて死ぬんだろうなあ。
それにP・ニューマンの方が重いパンチを出しそうに見えなくもない、かな。

僕はあまりP・ニューマンの映画は見てないけれど、こういった「トンがってギラギラした若者」を多く演じてるとは思えないので、当人もそんなに得意ではなかったのではないかな。

だからダメという事はまるでない、たしかに力を感じる名作ですけど。

2008年10月18日土曜日

映画「ダークナイト」the dark Knight

於TOHOシネマズ西新井

けっこう前に見ていたのだけれど、なんとなく書きそびれてました。
もう記憶が…

「ダークナイト」
The Dark Knigth
2008年 アメリカ映画
クリストファー・ノーラン監督

久しぶりにエリック・ロバーツを見たなあ。
それはともかく、なんだか皆さん苦悩なさってますねえ。
どうせアメリカ映画なんだから、最後はガチンコでしょ?そんなに悩まなくったって。
と思ったらこういうラストですか。これならこの映画の長さ(152分)もわからないではない。

しかしこの映画が心情的に納得いくものかというと、そんな事もないなあ。
この映画自体もキャラクターも、「苦悩することに酔っている」みたいで、見ているこちらとしては一歩引いてしまう。

ジョーカーというただ一人の極悪人が特に問題で、そいつが突然変異的に現れたのであれば、力で排除してしまえばそれでいいはず。
それをやりたくてもできないのは、突然変異的ではなく、自然発生的に出現したからで、犯罪に対処するのではなく根源の問題をどうにかしなければ、、ってそれはアメコミヒーローの得意仕事じゃないから、悩んでる、のかな。

それにしては、自然発生的な犯罪者にしては、ジョーカーがやること、規模とタイミングが完璧すぎる。
あんなのバットマン並みに非リアルな犯罪者でなければできないでしょう。この映画で提示されてるようなショボい組織ではまず無理。
「ダイ・ハード」シリーズの悪者連中のような、それなりの組織と潤沢な資金が必要なはず。(資金はジョーカーさん、途中で札束燃やすふりしていくらかキープしたのかも知れないけれど)
それなら「ダイ・ハード」シリーズと同じように悪者を排除してしまえばそれでいいはずなのだが、排除できないようにシナリオがリードしてるようで、どうも釈然としない。

シナリオにもっと説得力が欲しい。言わんとすることは分かるのだけれど、もっとビジュアル的な、巧いうったえかけがないと「はあそうですか」としか思えないのだなあ。
バットマンもなんだかんだ言ってわがままなだけじゃん、とか思ったり。
そのわがままを貫き通すところで、この映画がウケているのかな。
僕としては悩んでわがまま通すよりも、悩まずに通す方がかっこいいのだが。

アクション映画を見すぎたせいで、悪者はこれくらい完璧なタイミングで事をおこして当たり前だ、と多くの観客は思うのかも知れない。
でも僕は、いかにもアメコミなヒーローでもリアルな苦悩を描くなら、リアルな街とリアルな犯罪過程を描くべきだと思うのだなあ。
ジョーカーという"個"が突出していて、普遍的な犯罪やテロを描いている気がしない。

マニア的には評価の高い映画のようだし、ひいきのC・ノーランが大ヒット飛ばした映画だから、それなりに「嬉しい」という気持ちさえあるけれど、それ以上のものはないなあ。

「世界のために、世界の嫌われ者になってやる」こうなるともう、ピントのずれた苦悩が暴走してるようにしか思えない。(しかもそれに酔っている)
現実世界のアメリカもこうなりつつあるのかな。

音楽がよかった。ハンス・ジマーとジェームズ・ニュートン・ハワード。
前作「バットマン・ビギンズ」もこの二人だったようだけど、まるで覚えていない。
でも本作はズシンと来ました。サントラ欲しくなっちゃうねえ。

2008年10月16日木曜日

FU "JESUS CHRIST" PV製作 記述2 〜三脚不要?

記述1のつづき

ブロックノイズも問題だけれど、もっと大きな問題だったのが、必要なテイクを撮れなかった事。
特にボーカルの顔アップの映像は、最後にワンテイク撮ったのみで、しかも目に点が入ってない。
うわ〜、点がないよ〜、と撮りながら思っていたのだが、時間がなくてそのまま撮ってしまった。
リードボーカルのユビ君が作詞作曲もして、ギター弾いてるバンドなのに、フロントマンがそんな貧弱な映像ではいかんのではないか。
もっと撮るつもりだったのだが、時間がなくて撮れなかった。

なぜ時間がなかったのか。スタジオ4時間借りれば余裕だったのでは?
ドラムが少し遅れて来たので、その影響もあるでしょう。準備と後片付けの時間を除いて、実質撮影にあてられたのは2時間強ぐらいかな。
それにしても、短い曲だから、撮影スタート時点では大丈夫と思っていたのだがなあ。
カメラのセッティングに時間がかかったのだ。
"divine"の時は手持ちカメラの映像で、あまりかっこよくないなあと思っていたので、今回は三脚をメインで使う事にした。
そのカメラポジションのセッティングに時間がかかった。
僕の場合は、二人以上の人物が同じフレームに入って、どちらかあるいは両方がアップになっている画面が好きなのです。
けれどそれを三脚で狙うとなると、まず演奏するポジションに立ってもらって、カメラ位置を決めて、さあ実際に演奏となると、人間ですから微妙に体が揺れる、動く、そこがいいんだけれど、ああもうちょっとカメラが右に動いてくれたら、下に…上に…
特にキーボードの指がビジュアル的にも注目しやすいのだけれど、背景も含めてきっちりフレームにとらえるとなると、時間がかかる。
カメラをセッティングして撮ったのに納得いかなくて、同じようなアングルでもう一度撮ったりとか、そんな事やってたら時間がなくなってしまった。
三脚もいいけど、撮りながらカメラを移動するのは難しいので、一脚を持って行って多用すればよかった。
ていうか、ワンテイクづつ、きっちり三脚で絵作りして撮ったら、4時間でも足りないんだな、ということに気づきました。

バンド4人のまわりをぐるりと多方向から撮影して、その後に、さあもっと色々やってみようか、より独創性の高い撮影はこれからだぜ、となるはずだったのに、ひとまわりで終わってしまった。

もうひとつ反省点。
シンバルの裏側にスタジオがマジックで何か書いている、プラス、ミュートさせるためにガムテープも貼っている。
それが撮影の時にはさほど気づかなかったのだけれど、家に帰ってビデオを見るとすんごい気になる。
かっこいい画だと思っていたのが全然そんなことなくてボツ、というのが少なからずありました。
ガムテープごときでミュートになるんかいな?と思っていたのだが、やはりそうでもないのか、divineに比べると、音源と違う部分をドラムが叩いているところが多かったです。
おそらくライブなどで何度も演奏しているうちに、この曲はこう叩くんだ、というパターンが固まるようで、でもそれが録音した時と違っているのですね。何度も撮って、同じ部分で同じように違うので。
だからいちがいにミュートの問題ではないのかも知れないけれど、もっとミュートできた方がいいんだろうなあ。
しかしシンバルの裏側はきれいな方がいい。
ブラジルUFOの撮影の時はシンバルの裏にタオルをテープで貼ったからねえ。
そうだ、ドラムが出演するテイクがあっても、顔が必ず写るとは限らないから、そういう時はヘッドフォンしてもらえばいいんだ。
ドラムの手元のみなどのカットで、シンバルの裏側がはっきり写るような撮影をヘッドフォンして先にすませて、その後きっちりミュートして、シンバルの裏側が写らないようなカメラ位置から、ドラムの顔を撮る。それがいいのかな。

スタジオを下見する時、シンバルの裏側も見ないと。

FUのサイト
http://www.mfu.be/
MySpace
http://www.myspace.com/izigenmusic

2008年10月12日日曜日

FU "JESUS CHRIST" PV製作 記述1 〜ブロックノイズ頻発

バンド"FU"のプロモビデオ撮影をしました。
セカンドアルバムが近日発売なので、それにあわせて、ですね。

1stアルバムの"divine"のPVも以前に作っています。このブログのサイドバー「自作Music Video」に表示されてます。

今回撮影した曲は"JESUS CHRIST"。
セカンドアルバムはメロウな曲が多い中で、この曲が一番ハードな印象ですね。
さらに曲名が「ジーザス・クライスト」ですからね〜。
歌詞は英語でわかんないけれど、きっと思い詰めた内容だろう。
であれば、照明は、明るい部分と暗い部分がはっきり分かれた、コントラストの強いものがいいかな〜と思ったので、そのようにしてみたつもりです。

撮影は小岩のスタジオM1stで行いました。撮影用のスタジオではなく、音楽スタジオ、練習スタジオです。
スタジオは4時間借りました。divineの時も4時間だったような気がするし、divineは5分以上の曲なのに対し、JESUS CHRISTは3分未満の曲なので、4時間あれば余裕だろうと思ったのです。
天井のレールに付けるための照明を持ち込んで、セッティング。だいたい音楽スタジオの照明って暗いからね〜。
しかしこちらも慣れた作業ではないので時間もかかったし、出来上がった照明は、むうう、ベースにもっと光を当てればよかったなあ。
ベースの真上のレールに照明を付けると、画像にゴーストが出やすくなるのでやめたのだ。
でもその後ワイコンを外したから、もっと照明を増やしても大丈夫だったろう。けどそういう事を試してる余裕がなかった。。

問題が起こりました。
撮影終了後にビデオカメラで再生してみたら、ブロックノイズが頻発する!
ミニDVテープ、VX2000で撮影しました。今まで、音が途切れることはたまにあったけれど、あるいは撮影始めて最初の1秒ぐらいブロックノイズが出る事もあったけれど、こんなに頻繁にブロックノイズが出るのは初めてだ。
これは録画の問題か、再生の問題か、再生の問題ならいいけれど…そう思って家に帰ってデッキで再生してみたけれど、ダメだ〜。数秒から1秒おきのブロックノイズは消えてくれない。
60分テープにほぼいっぱい録画して、29分頃までブロックノイズが頻発してます。残りの半分はどうやら大丈夫。
大丈夫とは言え、パソコンに取り込んでみたらブロックノイズのないテイクでも音がずれる事がある。
どうやら音が途切れて記録されてるところがあって、ビデオトラックと同期しなくなってしまうみたい。(テープをデッキで再生してる時は、途切れながらも同期する)

ナゼこんな事が起こったのか。わからない。
前日にヘッドクリーニングテープをかけて、チェックもかねて録画してみたけれど、なんともなかったんだがなあ。
ソニーのカメラだけど、久しぶりにソニーのテープを使ったから(ちょっと高い)拒否反応おこしたかな。

買ってから3〜4年経つから、そもそも中古で買ったから、もうヘッドが寿命なのかな。あまりハードに使ってはいないつもりだけど‥いや、使ってるかな。。
しかしよりによって、急に、こんな大切な撮影の時に。
でもまあ、ミュージックビデオだから、細かくカットするから、なんとかなるでしょう。
正常なテイクが半分あれば、もう半分のテイクでブロックノイズ頻発してても、ノイズのない部分を1秒とか2秒とかでも使えるので、今回の製作に関してはさほど大きな問題ではない、かな。

むしろ今後が問題。
これから常にブロックノイズ頻発になるのかしら?そうなったらあきらめもつく。修理か廃棄しかないものね。
それを検証するために他のテープに同じビデオカメラで録画してみた。
まず、ソニーの古いテープ。以前撮ったもので、消してもいい内容のもの。これ、10年前のテープだな、古すぎかな…。これはブロックノイズ大会でした。駆動部から再生中にもあやしい音がするからこれはもうやめておこう。
考えてみたらクリーニングテープもソニーのだけど古いからなあ。未開封のパナソニックのクリーニングテープがあったのでそれをかけてみる。
数ヶ月前に録画したビクターのテープの未使用部分で録画テスト。問題なし。
新品のソニーテープで録画テスト。問題なし。
徒歩15分ぐらいの公園まで行って、池の黒鳥(コクチョウ・カモ目カモ科)をしばらく撮影しました。
音も映像も正常に記録されてます。羽が美しい。

クリーニングテープに問題ありかな。今まで使ってたのもかなり古いから…。だってそんなに頻繁に使わないからさあ、まだ耐用回数までいってないもん。
まあヘッド自体がかなり摩耗してもいるだろうから、今後このビデオカメラを使うとしても、おそるおそるになりますね。ヘッド交換すると3万円ぐらいかかるから、まだ使う事になりますが。
インタビューとか撮るとき問題だなあ。映像のブロックノイズだけでなく音も途切れるから、そうなったら完全アウトだ。ワンテイクごとに確認できればいいんだけれど、テープってそれが面倒だよね。
なんであれサブカメラも必ず持って行かないと。TG1があってよかった。

記述2につづく

FUのサイト
http://www.mfu.be/
MySpace
http://www.myspace.com/izigenmusic

2008年10月5日日曜日

落語の土地に行ってみる 日本橋中州 rakugo:nakasu

落語「夢金」
欲張りだけどかわいげのある船頭が、船の上で浪人者から殺人をもちかけられる。
一緒にいるこの娘を殺して金を奪おう。
どうせ断ったって自分が切られるだろうから、話にのったふりをする。
「船の上でそんな、刀振り回されて血が流れるってえと、後で掃除が大変だ。それよりもあの中州でもってやれば、そのうち上げ潮になって死体は流されちまってわからねえ」
うまく浪人を言いくるめて、浪人だけを先に中州に降ろしたところで、船から竿を張って逃げる。
どうやら浪人は泳げないらしいので、船頭ここぞとばかりに罵詈雑言をあびせる。

このような話なので、中州だったらどこでもいいんだろうけれど、だいたいの落語の解説書には、今の中央区日本橋中州にあった、隅田川の中州になってます。(以前中州だったから地名が中州)

今は普通にマンション街になってます。


清洲橋(江戸時代にはありませんでした)のたもとから下流を見て。ここが中州だったのか〜。


神社がありました。
こんぴら様系神社です。碑文によると、明治になって中州が埋め立てられて建立されたそうです。その後関東大震災などあって、昭和29年に再建されました。


はてこの中州、江戸時代、お店があったりして盛り場にもなってたとかいう記述を別の本で読みましたが、満潮のたびに沈むような中州だったら、常設の店が出るわけがないよね。
江戸時代と言っても長いから、後期になるほど埋め立てが進んで、盛り場になったのかな。
別の中州かな。
いや、上の写真の神社も、商売人の集まりが建立したようだから、明治の当初は商業地として見込まれていたのでしょう。
今はオフィスや倉庫はあっても、商店街らしいものはありませんね。

中州という刹那性と開放感が、盛り場としての吸引力になっていたのでしょうか。
中州だから誰が住むわけでもなく、誰の土地でもなく、雨が降り続いて水かさが増えたらすべて流されてしまう(実際にはそこそこ埋め立てられて、滅多にそんな事にはならないとしても、誰もがそんな"危機"をおもしろ半分に想像するのでは)、そんなところに縁日でもあったら、たしかにわくわくしますね。
きっちり埋め立てられて誰かの土地になったとたん、魅力がなくなるというのはわかる気がします。

2008年10月1日水曜日

映画「崖の上のポニョ」

於TOHOシネマズ西新井

やっと見たポニョ。

宮崎駿の映画は「ラピュタ」からすべて映画館で見てます。
(おっとナウシカも名画座で見たなあ)
近年では「千と千尋の神隠し」が僕の中では大当たりだし、「ハウルの動く城」も十分楽しめた。
ひとつひとつのシーンに感激できれば、少しぐらいわかりにくいのもミステリアスでいいのだ。

でもポニョは、予告編見た感じだとわりと普通っぽいし、子供向けに作った映画みたいだし、それを大人が"評価"してやろうと見るのは何か違う気がする。
そう思って、見ないでもいいかな〜と思ってたけど、なんとなく見ました。公開から2ヶ月もたって。

うんまあ、特に大きな感激も不満もなく、でしたね。
直前に「WALL・E」や「ティンカーベル」のきらびやかCG予告編を見たので、最初の海のシーンの色数の少なさに、あれ?と思った。
もっと色彩にこだわる人かと思ってたけど、予算のつごう?それとも2Dセルアニメの製作環境がだんだん厳しくなっていることのあらわれ?肩の力を抜いてみた?

音楽がどうもよろしくない。久石譲らしいけど、なんだかやっつけ仕事だなあ。
音楽で感情を二重、三重にふくらませて表現できるのに、せっかく深読みできそうな描写や記号がいっぱいあるのに、ひたすら薄っぺらくありきたり。
まさかこれが子供向けのつもり?
時間がなくて他の作品用の音楽を貼付けたのかな。
せめて軽快なテーマ曲を作って劇中で流してくれ〜。
せっかくボートで乗り出してから、わくわくタイムになってたのに。あそこでもっと"冒険"な音楽が欲しい。

2008年9月26日金曜日

iMovieからiDVDでディスク作成してみるに

DVD-VideoのライティングソフトはToast LiteとiDVDしか持ってないのです。
今のところそれで十分で、ちょっとメニューっぽいものを作ろうと思ったらiDVDでいいや、てなもんですが、
はて、パソコンが新しくなって、iMovieとiDVDが最新バージョンになって、iDVDはそんなに変わらないけれど、iMovieはインターフェイスが以前とまるで違いますね。
タイムライン表示ができないのかな〜。
BGMをスタートさせるタイミングを「ずらす」やりかたが分からない。ヘルプを見たけどわからない。これはきっとできないんだろうなあ。まあいいや、そういう事は他のソフトでやろう…。

電子マニュアルによると、iMovieで作成したムービーをiDVDでDVD-Videoにするには、"メディアブラウザ"とやらに出力すればいいらしく、やってみたら確かに、iDVDで読み込みしやすくなるのですね。
でもこれで、実際に焼いたDVDを見ると、なんだか、高速シャッターで撮ったみたいにちらちらカクカクして、不自然。いんちき戦記映画じゃあるまいし。
ソニーTG1で、シャッター速度オートの設定で、昼間屋外で撮った映像だから、シャッター速度が上がってるのかなあ。撮影後にモニターした時にもそんな印象を受けたけれど、こんなにひどくはなかった。
4対3のSDモード、インターレスで撮影して、メモリカードにはmpgで記録されて、Macに取り込んだら"Apple MPEG-2 SD ビデオカメラ用ビデオ"なんつう圧縮フォーマットのQuickTimeムービーになってる。
それをメディアブラウザに出力。すると、拡張子.rcprojectというただのシーケンスファイルかと思ってたものがデータ量500MBになってるから、おやや、これがメディアファイルそのもの?
どうやらこの.rcprojecファイルの中に.m4v形式のムービーが格納されてるようです。

なんにせよ、このやりかたがダメなのではないかと思って、iMovieからメディアブラウザではなく、DVストリームに出力して、それをiDVDで読み込んだら、ちらちらカクカクもなく、普通にスムーズに再生されるDVDビデオができました。
うーん、原因がわからなくてDVD-Rを3枚も無駄にしたぞ。(焼いて再生してみないとわからない。iDVDのプレビューだと普通に見れる)

マニュアル通り、アップル推奨の「これで簡単!だれでもできます」みたいなやりかたがうまくいかないとはね。よろしくないですね。

2008年9月19日金曜日

DVD「オリエント急行殺人事件」murder on the orient express

むか〜しテレビで見たっきりで、あまり覚えてないし、ポワロと言えばデビッド・スーシェかピーター・ユスチノフのイメージが強いですね。
でもまあ監督がシドニー・ルメットなので、もう一度大人の感覚で見てみたいなと。


「オリエント急行殺人事件」
Murder on the Orient Express
1974年 イギリス映画
監督 シドニー・ルメット

無駄にオールスターキャストの娯楽ドラマですな。
クリスティ映画はオールスターがお約束だから仕方がない。
S・ルメットの映画というよりプロデューサーの映画ですね。
普通の水準以上の映画にはなってるけれど、監督あまりする事なかったのではないかな。ただ演出のみというのも、それはそれで楽しそうだ。

アルバート・フィニーのポワロはどうなのよ?
喋り方もっと普通でよかったのでは?
変人っぷりは強調されるけど、あまり天才には見えない。
原語版よりも吹き替えをお勧めします、と言いたいところだが、古いテレビ放送の吹き替えを使用していて、ところどころカットされてる部分が別の声優の声になってて、これが結構こまかく入れ代わる。
同じショットで、同じアングルでポワロを映しているのに、声だけ入れ代わる。これがとても不自然で違和感ありあり。
テレビ放送でどれだけ細かくカットしているか分かるので、その点では興味深くもあるけれど、映画を鑑賞するのには無理があるよ〜。

長編推理小説を2時間の映画にするのも難しいですね。
キャラクターの背景や心情以外にも描かなければならない点が多いので、見てる方もなかなか忙しい。
ん?それってどういうコト?と思った頃にはもう別の人の供述になってて、あまりこだわらずに納得しよう、と思った頃には映画が終わっている。
ここまでして映画にする必要あるのかな、とさえ思ってしまう。
原作にこだわらなければいいのだけれど、そうもいかないんでしょうねえ。

クリスティの小説は、20年ぐらい前はかなり読んでました。ポワロものばっかり。
でもこれの原作は読んでません。
数年前、早川文庫の装丁が一新された時、久しぶりに一冊読んだけれど、やっぱり面白かったなあ。
映画を見るとメロドラマっぽさが目立ってしまうけれど、僕のイメージだともっとなにかこう、不思議なスリラーっぽいんだがなあ。

クリスティが亡くなってもうかなり経つのだし、生前、映画に何を求めてたのか知らないけれど、もっとリアリズム路線の渋い映画ができてもいいのではないかな。

さて今回ちらっと検索してみたら、デビッド・スーシェ主演のテレビシリーズ「名探偵ポワロ」第14シーズン「オリエント急行殺人事件」が2008年9月に放送されるって。(イギリスで、かな)
見たいね〜。

2008年9月16日火曜日

映画「ハムナプトラ3」the mummy:tomb of the dargon emperor

於TOHOシネマズ西新井

このシリーズ、一作目はわりと面白くて、二作目はわりとダメで、そうなると3作目は普通見ないんだけど、ジェット・リーとミシェール・ヨーが出てるので、見ておきましょう。

「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」
THE MUMMY:TOMB OF THE DRAGON EMPEROR
2008年 アメリカ映画
監督 ロブ・コーエン

ロブ・コーエンは、ハリウッドの雇われ監督の中では、まあ評価してる方かな。「ワイルド・スピード」「ドラゴン・ハート」あたりは僕好きですよ。
ハズレもあるけどね。
本作はう〜ん、いまいちだなあ。
ジェット・リーが甦って馬車で走り出してからのドタバタで寒々しいパンチくらいました。
ああいう「見せるためだけのアクション」をやるなら、シナリオでもっとうまく無理なく引っ張ってくれるか、もっとエキセントリックなキャラを出してくれるかしないと。

状況もキャラクターも、最初に提示されたままで、予想の範囲を出ない。
イェティ(雪男)が出てきたときはちょっと面白かったけど、CGまるわかりで言葉のコミュニケーションもなく、生命感があまりなかった。

主演ブレンダン・フレイザーのキャラクターが意味なく楽天的で、がんばってるうちになんとかなってしまうという、それはそれで嫌じゃないけれど、それなら他のキャラクターには、世界がそうならないような、楽天西洋人には厳しいはずの別次元のオーラがあったっていいよね。
でもすべてが、ハリウッドのあんちょくファミリーアドベンチャーにすっぽりおさまっている。
せめて息子のキャラクターを父親とまったく別のものにすればもっと面白いのに。
おさだまりの「父子の確執」も只ウザったいだけだった。

ひとつ、ジェット・リーとミシェール・ヨーの対決シーンがあったのが嬉しかった!
ミシェール・ヨーは今でもかっちょいい!

2008年9月13日土曜日

最近シェアしたウェア shareware

パソコンを新しくして、OSのバージョン、ソフトのバージョンが上がったりしたので、いくつかシェアウェアにお金を払いました。
僕はわりとシェアウェアにお金払ってる方だと、自分では思ってます。
払わなきゃ継続使用できないものを使ってるせいもあるけど。

QuickTime 7 Pro for Mac OS X
http://www.apple.com/jp/quicktime/download/
はて、パソコン新しくする前もQuickTimeのバージョンは一緒のはずなんだが、以前の登録キーが使えないので、仕方なくまたお金払いました。
よく見るとソフトの名前が古いのは「QuickTime Pro for Mac OS and Mac OS X」だったのが「QuickTime 7 Pro for Mac OS X」になってるから、違うことは違うんだろうがなあ。
3400円。

Snapz Pro X 2.1.2
http://www.ambrosiasw.com/utilities/snapzprox/
パソコンモニター画面のキャプチャソフト。
ムービーとしても録画できるのがよくて、フリーウェアでもあるけれど、仕事で使うつごうもあって、1秒あたりのフレーム数をできるだけ多くしようと思ったらより高性能なものがいいんじゃないか、ちょっとぐらいお金出してもいいぞ、と思って。
まあ69USドルですから、ちょっとぐらいと言える金額なのかどうか微妙ですけど。
前のパソコンは非力だったのでモニター画像の動画キャプチャはかなりフレームレートが落ちるので、導入する気さらさらなかったけれど、パソコン新しくしたので買ってみました。
さてクレジットカードで69ドル払って、登録キーを入力して、あれれ、システムの時計が合ってないとか言われて登録させてもらえないんですけど?これはどういう事?
アメリカのソフトだからアメリカ時間にしないとダメなの?(登録キーを購入した日本時刻にまだアメリカがなってないから)
そう思ってアメリカの時間帯、3通りともに設定してみたけれど駄目。
こりゃまいったなあ、もう69ドル払う契約成立してるのに。
その時点で、このソフトの日本語版をダウンロード販売してる代理店があるのを発見しました。
http://www.igeekinc.com/products/snapzprox.html
でもなあ、この代理店から買ったわけではないから、きっとオレのことサポートしてくれないだろうなあ。
しょうがない。2時間かけて、状況を説明する英文メール書きました。
英語力弱小なので、翻訳サイトを使うのだけれど、こりゃ意味が違ってるだろう、と思える事が多いので、そうならないように言葉を選んで、複雑な状況をわかりやすく説明しようとすると、時間がかかるのです。
このメールでよかろう、サポートアドレスに送ろう、その前にとりあえずパソコン再起動してみよかな。。
再起動したら普通に登録キーを受け付けてくれました。う〜ん。いいんだけど、2時間かけた力作メールを送ることもなく削除がちょっとさみしい。

Fetch 5J
http://fetch.jp/
Macの定番FTPソフト。
バージョン3から使ってます。その時に払ったお金でバージョン4も使えたんだけれど、5になったらまた払わないとだめみたい。
それはいいんだけれど、以前はお金払わなくても制限なしで使えたのに、今は期間限定なのね。せちがらいですなあ。
3150円。

Flip4Mac WMV Studio
http://www.flip4mac.com/wmv_studio.htm
MacのQuickTimeでWindwsMediaPlayerムービーを再生、書き出しできるプラグイン。
以前から使ってたけど、前のは99USドルだったけど、今回買ったのは49ドルもの。
今売ってる99ドルものはFlip4Mac WMV Studio Proで、あやふやな記憶では、以前に買ったものはソフトの名前に「Pro」がなかった気がして、49ドルのこっちでもいいかな〜、以前のと違うとしても、書き出しができるならまあいいだろ安いほうで、なんて思ったりして、むうん、やっぱり99ドルものにすればよかった。書き出しのビットレートを細かくカスタム設定できない。
まあそれでも、そんなには困らないだろうからこれでいいや。

VisualHub
http://www.techspansion.com/visualhub/
様々な形式のムービーをDivixやWMV、iPod用などに変換・書き出しできるソフト。
QuickTimeがProだし、Flip4Macもあるし、Divixもプラグイン入れてるし、いらないような気がするソフトだけれど、
8cmDVDビデオカメラで使われている.vro形式のムービーを変換・編集する仕事があって、以前にこのソフトなしでやった時は映像と音声を別々に変換することになって、変換するのにも時間かかるのに、結合して1本のムービーにするとだんだん音と映像がズレてしまって、長いビデオだったからそれがはっきりとわかる、ズレないように短い音声をちょっと伸ばしたりして、かなり苦労しました。
このソフトで簡単にDivxのAVIに書き出しできて、あの苦労はなんだったんだ、てな感じ。
お金払わないとムービー書き出しを2分までしかやってくれません。
2615円

Divxのエンコーダーもインストールしたけれど、
http://www.divx.com/divx/mac/?lang=ja
QuickTimeでの書き出しなら、お金払わなくてもしばらく使えるみたいだから、支払いは来月以降で。
いっぺんにたくさん払うのは大変ですから。

2008年9月11日木曜日

ブラジルUFO いわき三崎公園 記述2 番長に子どもが! iwaki

記述1(このブログ2008.9.3.)はもっぱら新しいビデオカメラの使用感です。

8月31日いわきでのイベントのビデオをYouTubeにアップしました。

7本アップして、そのうち4本がライブ前と後の、プライベートショットというやつでしょうか。
それらをYouTubeの再生リストにして、連続して再生されるようにしました。


あれ〜、前は再生リストを埋め込み表示する場合、動画の横に他のビデオのサムネイルを表示できて、そこに動画のタイトルも出てたんだがなあ、そんな埋め込みタグのオプションが見当たらないんだなあ。
今のままでもいいんだけど、タイトルがわからないとピンとこないよね。

今回、番長の"黒丸"をFinalCutExpressでやりました。
以前はFlashで作業してて、Flashの方が絶対やりやすいんだけど、QuickTimeでswfを開けなくなり、またFlashでQuickTimeの書き出しができなくなったので(このブログ2008.5.9.の記述)、どうにもしょうがない。
今回、あらためてこの問題について検索してみたけれど、やっぱりダメみたい。
てか、QuickTimeのヘルプだと、Windowsの場合、こうするとFlashのファイルを開けるって書いてある!Macはどうなのよ!何にも書いてないもんなあ。

ダッキンの車でダッキン一家と一緒に行きました。ダッキンの実家がいわきなので。
一緒に行った森川嬢が「アイダホ24」のステージネームで参加。
例によって急に。番長に「(キーボード)持ってきたら?」と言われたそうな。

アイダホ24はブラジルUFO参加2度目だそうですが、わりといいパフォーマンスしますね。
ああやっぱり後半は音出してないのね。あの動きですからね。
このパフォーマンスならもっと前の方でも、と思ったけれど、後ろの方でちまちまやってるから楽しいのかも。
アイダホ24が3人ぐらい並んでたらいいんだけどな。

動画の中の1本で言ってますが、番長、12月に子供が産まれるそうです。
前から知ってたけど、webで公表していいのかどうか、と思ってたらMCで言ったからいいでしょ。税金払おうよ。
でも、一生独身ってどういうコト?
あっちゃんが怒るよ。

2008年9月10日水曜日

nanoX 吉祥寺bar drop / anaheim electoro 新宿Motion

9月6日。nanoXのシングル発売イベントとanaheim electoroの企画イベントが同じ日に重なりまして、どうやらうまいぐあいに両方行けそうなので行ってみました。

まずは吉祥寺bar dropにnanoXのイベントを見に。
うちを出ようとした頃にちょうど雨が降ってきて、これがまたすごい雨で、10分ぐらい待てば小降りになるかな〜と思ったけどそうでもなくて、ただ遅れただけでした。
着いたらもうnanoXは始まっていたので、ビデオ撮影はしませんでした。
なんとなく途中からだと撮りにくいもので。

bar dropは初めて入りましたが、ライブハウスというよりもクラブですね。
ステージが他の床面と一緒で高くなってない、のみならず、ドラムを床にただ置いただけなのか、ドラムの音が固いです。
せっかく生演奏なのに、ビデオカメラの音とあまり変わらないのではないかな。
キーボードの音ももっと通るはずなのに、いまいちこもっているようで、よく聞こえない。

nanoXはギターが新しい人になりまして、聞くのは初めてですが、むうう、普通な感じ。
ルックスは…後ろにいたから全然見えませんでした。大きな人ではなさそうだ。
ちょっともどかしい感じもするので、きっと若者ですよ。これからですね。

nanoXにしてはやや盛り上がりに欠けるかな〜というライブでした。
全体の出音が大きな問題でしたね。もったいない。

終わってすぐに新宿Motionへ。
anaheim electoroの企画イベントでしたが、結局こちらも遅れて行って、半分ぐらいしか見れなかったようで。
せっかくだから今度は撮影しようかな、と思ったのだが、ドアを開けたら人がびっしりで、うわー、こりゃビデオ撮影どころじゃないね。
いや、以前にMotionで撮影したあのポイントが空いてるから、あそこからまた撮影しよう。

こっちはライブハウスなので、サウンドは段違い。
もっとも、値段もかなり違うけど。
プロジェクターを使って映像を投影するVJもやってたので、かなり暗かったです。
YouTubeにアップしました。

爆発的にもりあがる前の、タメの部分もそれなりに見せた方がいいんだろうけれど、映像が暗くてわからんのですなあ。

今回もマイクアッテネーター大活躍で、例によって低音がいまいちだけれど、ギター&キーボードという高音系楽器がメロディやってるので、わりときれいに録音できた気になりますな。

いつもながら白熱したライブやってくれました。
個人的には人がいっぱいのライブハウスではなくて、もう少しすき間の多い空間で聴きたいですね。

2008年9月3日水曜日

ブラジルUFO いわき三崎公園 iwaki

8月30日、福島県いわき市三崎公園音楽堂でのイベント「ロックンロール・クレイイジーラン」にブラジルUFOが出演し、それに僕もついていきました。

心配された雨はまったく降らず、天気も快晴で暑すぎず寒すぎず、屋外イベントにはもってこいの日和となりました。

ライブのレポートや動画は後日アップするとして、とりあえず新しいビデオカメラ(このビデオ2008.8.30の記述)の使用感を…
やはり小さいのがネックになってまして、できるだけしっかりと保持したつもりだったけれど、ワキを締めてブレないようにしながら移動したつもりだったけれど、撮った映像を見るとブレブレですなあ。いけませんねえ。
これはけっこう今後の課題ですよ。

何を設定するのもタッチパネルなので、撮影中に明るさなどを調整するのは難しい、と言いつつやってました。なれればなんとかなるもんだ。
むしろ、モニターから目を離さないでいろいろ設定できるというのは、撮影中にやりやすい場合もあるかも。
もっとモニターがでかくてタッチしやすくて、よく使う設定などをすぐに読み出せるようにできれば、マニア向けビデオカメラでもタッチパネル操作はかなり実用的になりますよ。

やはり暗いところではノイズが多いです。まあそれは分かっていた事だからいいですけど。

バッテリーが思ったよりもたない。
ビデオカメラだけではなくデジカメモードもあるので、わりと電源オンにしたままうろうろしてしまうのですね。
考えてみると、今までビデオカメラとデジカメでやってたふたつ分の作業を一台でやるのに、バッテリーは今までよりも小さいくらいだから、足りなくなるのは当たり前ですね。
先日買った充電器と予備バッテリーが役に立ちましたわ。

けっこう疲れたみたいで、泊まらせてもらったダッキン(イベント企画者の弟にしてブラジルUFO初期メンバー)母上宅にて8時間ぐらい眠ってました。人のうちであんなに寝こけることはないんだがなあ。


ビデオをYouTubeにアップしました。
このブログ2008.9.11.の記述

2008年8月30日土曜日

ハンディカムがやってきた handycam

先日のCCMVコンテスト入賞(このブログ2008.8.6.の記述)で、副賞が宅急便で来ましたよ。
モノがなんだか分からなかったので、Tシャツか何かだろうなあと思っていたら、なんとビデオカメラが来ましたよ〜!
ソニーのちっこいハンディカムです。
お店に行ってもあまりこういうのには食指が動かないのですが、もらえるとなったら嬉しいですね。
HD撮影ができるビデオカメラは初めてです。

ビデオカメラに関してはソニー製品をよく買うのだけれど、本当にハンディカムな小さいビデオカメラを入手したのは初めてです。
ハンディカムにしては大きいVX2000とか、小さいのだったらキャノンのビデオカメラを使ってますから。
よく、賞品でもらったビデオカメラなんかは、使わないで売りとばす人もいるようだけれど、使いますよ〜。使いましょう。

ソニーHDR-TG1です。
CMOSセンサーのカメラも初めてですね。
センサーのサイズが1/5インチらしいので、暗いところでは盛大にノイズが出るようです。
被写界深度もやたら深い。
マニュアルでピント調整するのに、0.5mの次が「山」(遠景)マークですからね。
1mも10mもたいして変わらないという事ですか。

メモリースティックPROデュオにデータを記録します。
今までDVテープをつかうカメラばっかりでした。
便利な世の中になったものだ。(てか、携帯でもデジカメでも動画記録できますが)
ええと、IEEE1394じゃなくてUSB2.0なのね。
とりあえずカードリーダー買わなくても、Macにビデオカメラ本体をつなげて読み込めますね。
付属のソフトはWindows専用だけれど、Macでもとりあえずメディアをマウントさせるのはできるのでファイルはコピーできます。
ええっと、この.MTSファイルがムービーデータかな。データ量からすると。。
…どうやって開くんだ〜!QuickTimeでは読めないようだし、Macで開くソフトがあるのかな。検索したけどすぐにはみつからなかった。

コピーしたメディアファイルを直接開かなくても、iMovieでTG1から読み込める事がわかりました。
こりゃいいや。
(iMovieもバージョンが上がって、使い方がよくわからんですなあ。使い方を知るために時間かけるのはストレスですね)
でも読み込んだファイルは10秒で100MBもある。Apple Intermediateコーデックで圧縮されたHDサイズのムービーに、自動的に変換されるのです。
NTSCのDVストリームの3倍強のデータレートですね。
素材ムービーをすべてこのファイルで保存しておくとなるとこりゃ大変ですよ!
500GBのハードディスクなんかすぐにいっぱいになっちゃう。
メディアからコピーした.MTSファイルだと10秒15MBぐらいですね。(これが本当にムービーデータなのかどうかまだ不明)
こっちを長期的には保存しておきたいなあ。いや、保存するのは簡単だけど、後々になっても開けないのでは意味がない。

さて、今週末ブラジルUFOと一緒にいわきに行くので、これを持っていこう。

バッテリーがもうひとつぐらい必要ですね。
ビデオカメラのボディ内にバッテリーを入れるタイプなので、大きなバッテリーは使えないのです。だからバッテリーひとつで、じっさいのところ1時間ぐらいしか撮れないのではないかな。
で、付属のキットだとカメラ本体内でしか充電できないから、ACアダプターがあっても、撮影しながらもうひとつのバッテリーに充電する、という事ができない。
2つのバッテリーを効率よく使うにはバッテリーチャージャーも買わないと!
それぞれ単体で7000円ぐらいするけれど、バッテリーとチャージャーのセットで12300円というのがあったのでそれを買いました。於上野ヨドバシ。
メモリーカードももう一枚ぐらいあった方がいいよなあ。。4GBのものを買いました。
8GBのが欲しかったのだけれど、予算のつごうで。

ビデオカメラもらったのはいいけれど、予定外の出費がかさみますな。

東京は現在すごい雨だけど福島は…明日雨っぽいなあ。どうなるのかなあ。
少々の雨でもイベントはやるけれど、新しいビデオカメラで雨中撮影はしたくないですね。

2008年8月29日金曜日

セカンドライフがやってきた second life

知人のすすめでセカンドライフを始めました。
インターネットを使った仮想生活空間、ですね。
昨年の秋に一度やろうとしたのだけれど、パソコンのスペックが足りないらしくてソフトウェアをインストールできなかったのです。
先日、新しいパソコンを入手したので、やっと始められたわけです。

なるほどこれはハマる人がいるのがわかりますね〜。
アバター作りが楽しい楽しい。
ここ何日かはかなりの時間をさいています。
まずいですね。ファースト生活に支障が。
これでちょっと楽しくチャットできる相手がいたらば、現実に戻れないのでは。

ランドマークやアイテムがどんどん増えるので、整理するのが一苦労ですな。

うろうろしてるアバターの多くが女で、売ってる服や小物も女物が多いですね。
デコレーションするなら男よりも女の体の方がいい、という感覚は男女共に多いのでしょうね。

500円DVD「シャーロック・ホームズの殺しのドレス」dressed to kill

コスミックのものを買いました。
デ・パルマの映画とは関係ないようですね。


Dressed to Kill
1946年 アメリカ映画
監督ロイ・ウィリアム・ニール

マスタリングはあまりよくないです。
全体的にぼんやりと白っぽくて、「古いテレビ」フィルターでもかかってるようです。

そこそこ楽しめる映画ではありますが、やはりジェレミー・ブレットのホームズを見慣れてる身としては、この映画のベイジル・ラズボーンのホームズもよくやってるけど、もうちょっとエキセントリックさが欲しい、芝居がかった立ち振る舞いが見たい。
有能ではあっても天才には見えないんだなあ。

ワトソンがお年寄りすぎてないか、とか思ったり。
でもまあ、映画としてはおおむねよくできてる方だと思います。
3つの同じ型のオルゴールからミステリーが始まるとか、ホームズが一瞬誘拐されて「毒ガスの罠」にあったりとか、
シャーロック・ホームズらしさを崩さずに、映画ならではの盛り上がりを見せようとしています。
(しかし「毒ガスの罠」あんなにあっさりとふつうに抜け出せていいのかね)

ただやはり、マスタリングがよくないので商品としてはちょっとどうかな。

2008年8月20日水曜日

iMacがやってきた

新しいパソコンを買いました。
20インチのiMacです。
今まで使ってたのが4年9ヶ月前に買ったeMacですからね〜。
よくもこんなに使ったものだ。もっと早く買い替えるつもりだったけれど、なかなかそうもいかなくて。

う〜ん、でかいぞ、20インチ。
24インチでも買えないこともなかったけれど、使ってるパソコンラックに入らない気がして。
実際、20インチのiMacでぎりぎりラックに入りました。

キーボードのキーがなんだか平べったくて、ノートパソコンじゃあるまいし、前の「普通のキーボード」にくらべて使いにくいなあ。
キーを見ながら入力する率が高まった気がする。慣れればいいんだろうけれど。

標準マウスで右クリックをサポートするようになりましたね。いいですね〜。
しかしマウス脇腹のスイッチは、押す気がない時に押してしまう。機能オフだ。

すごい、Front Rowモードでハリウッド映画の予告編をフルスクリーンでばんばん見れる!
むうう、こうなると日本版の予告編は無理でも、日本公開予定と邦題などの情報も表示してもらいたい!
気になる予告編があっても(いっぱいある)日本で公開されるかどうかも分からない、されるとしても近所でやってくれなかったら情報を集め続けないといつの間にか公開終了してたりする。僕はもう何年も前から情報を集め続けるのをやめたので(無駄なく、タイミングよく、特定の映画の情報を集める事ができない。何か求めると、いらない情報もどっさり入ってくる)、Front Rowで日本での情報を表示してくれないとストレスになりますね。

今までずっとCRTモニタのパソコンを使っていたので、液晶モニタは新鮮です。すごいきれい、だけれど、ちょっと見る角度が変わると色が変化しますね。ちゃんと正面から見ないと。
それでも、正面から見ても、たとえばこのブログの背景色などは、単一の色なのにややグラデーションがかっているように見えますね。
これって、デザインする人にはかなり問題じゃないですか。映り込みもわりと気になるし。

パソコンの能力の違いは随所でひしひしと感じます。
なにしろ5年ぶりだから。
とりあえずniftyビデオ共有のビデオはぜんぜんカクカクしません。
とてもスムーズに再生されます。
でも音は、eMacの方がよかった気がしますね。
あれ?これってこんなショボイ音じゃなかったはず…と感じてしまう事があります。
スピーカーどこにあるんだ?お、こんなところに。
eMacのスピーカーが正面を向いていたのに、iMacは下を向いてる、その違いがありますかね。

せっかくの20インチなのでDVDで映画を…
うむむ、高精細モニターだと、NTSCのDVDでは圧縮によるモザイクっぽいノイズがはっきり見えてしまいますね。
ああ、お気に入り映画のブルーレイDVDが欲しくなってしまう。いけませんねえ。(再生できるのかな?)

2008年8月14日木曜日

映画「ハプニング」the happening

於TOHOシネマズ西新井

てっきりシャラマンがジュリー(だっけか奥さんとティラミス食べてその気になったストーカー)役で出演するかと思ったのに、出てこないなあ。
あれ?エンドクレジットにはその通り、名前が書いてある。
いつ出てた?

「ハプニング」
THE HAPPENING
2008年 アメリカ映画
監督 M・ナイト・シャラマン

最初にいっぱい人が死んで、ショックでずるずる映画に引き込もう、という事だったのかも知れないけれど、いまいち。
どうせVFXだもんね。リアルに感じられないので、その後の恐怖のベースになってくれない。一定以上のサスペンスは感じられない。
芝刈り機にわざと巻き込まれる描写とか、サスペンス映画としてまったく必要ないと思うんだがなあ。あれでなにかを盛り上げてるつもりなのかなあ。シャラマンってそんな人だっけ?(かもしれん)
この映画だけ見ると、シャラマン監督はVFXの使い方が下手、と思われてしまうのではないか。
まあ色々事情はあるんでしょうが。
ストーリィも平坦で、シンプルなのが悪いとは言わないけれど、僕が期待するのは「別次元で進行しているはず」のサスペンスなんだよね。
全体的にシャラマン節もトーンダウンしてたと思うし、まあ次回に期待ですかね。

ジョン・レグイザモがよかったですね。
いつの間にか、かっこよく、シブく歳とりましたね〜。こうありたいですな。

2008年8月13日水曜日

映画「白い馬」「赤い風船」crin blanc, le ballon rouge

於シネスイッチ銀座

「白い馬」
Crin Blanc
1953年 フランス映画
監督 アルベール・ラモリス

「赤い風船」
Le Ballon Rouge
1956年 フランス映画
監督 アルベール・ラモリス

幻の名作がリマスター版、二本立てで公開、てなもんですね。
2本とも同じ監督だったのですね。どうりで、ラストが似てる。
どっちも子供が主役で、台詞が最小限で、子供と"何か"の友情がテーマになっている。

見ていて撮影技法が気になってしまうのはサガですかね。
「白い馬」の見事な疾走感、これは詩情あふれるなんたらではなく、チェイス映画ですね。
フランスにもこんな土地・文化があるんですね〜。広大な湿地帯、野生の馬、フラミンゴもいる!

子役の自然な演技もいい。
と思ったら、「赤い風船」主演のパスカル・ラモリスは監督の息子でした。
後でパンフレット読んで知ったけれど、アルベール・ラモリスはあの「素晴らしい風船旅行」(1960)の監督ですよ!
僕はずっと以前にテレビ放送で見てノックアウトされたのですが、そうか、そう言えば「素晴らしい風船旅行」にもパスカルという名前のガキんちょが出てたけど、同じ子供なんだ。
もう一度見たいなあ「素晴らしい風船旅行」。

「赤い風船」パリ下町の様子がとても活き活きと美しく描かれてます。
ヘタな記録映画よりもその場の雰囲気を伝えてるのではないかな。
子供達による緊迫した"追っかけ"ドラマなだけに、ロケーションに生々しさを感じてしまうのです。
そうか、この映画もチェイスがありますね。
逃亡が友情を強める、友情の表現になるんですかね。

ラストはどちらもハッピーエンドとは言えないけれど、ナレーションや音楽は「これでよいのだ」みたいになってて、子供の身になれば、子供の気持ちから言えば、確かにこれでハッピーなんだろうなあ。

2008年8月6日水曜日

CCMVコンテスト受賞しました

このブログ7月15日の記述と、7月18日の記述で書きましたが、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのミュージック・ビデオ・コンテストに応募しました。
http://creativecommons.jp/onkei2008/

クリエイティブ・コモンズ(以下CC)とは、映像とか音楽とか、自分で著作権を持っているメディアについて、より多くの人に使ってもらえるように、権利をうるさく主張しませんよ〜という意思を明示するシステム、そのシステムを円滑に運営して広めようとしている団体、だと思ってます。
その団体が主催のコンテストなので、CCライセンス宣言された素材をばんばん使いましょう、ということですね。
課題曲がいくつかあって、任意のものを選んでそれに映像を付けよう、というコンテストです。

作品部門と素材部門があって、それぞれ大賞と優秀賞があります。
作品部門は普通に作品を応募するのですね。
素材部門は、アップロードした映像にCCライセンス宣言をする事で素材として使ってもらい、よりよい素材、より多くの人に使われた素材に賞を与える、というものですね。

作品部門で応募したのは「別時間の旅行者たち skip travelers」です。
7月15日の投稿でも書きましたが、QuickTimeで見れる人はQuickTimeを見て欲しいです。
skip_travelers_360.mov

niftyビデオ共有のムービーも表示しますが、うちの環境ではいまいちスムーズに再生されにくいので。


うれしい事に、この作品が作品部門の優秀賞をもらいました。
もうひとつ、素材部門にも応募してまして、複数応募してたので、僕がアップロードした応募映像全般にたいして評価を受けました。
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/mylst/srt_new/uid_0000001447/pgcnf_9/1.htm
雲映像のうち最近アップしたふたつと、移動インターバル撮影のいくつかで、これが大賞を受賞しました。
何がうれしいって、賞金をもらえる事ですね。
だって、これらの製作に入れ込んじゃって、7月はいつもの半分ぐらいしか仕事しなかったから、賞金もらえなかったらどうしよう、とか思ってたのです。ふうう、よかった〜。

僕の作品よりも、もっと完成度が高いものやインパクトのある作品もありましたが、他人の映像素材を使ってなかったので、おそらくこのコンテストにおいてはあまり高く評価されなかったのでしょう。
してみると僕の作品もかなりギリギリの評価かな。他の人の素材を使ってはいるけれど、さほど効果的とは言いきれないふしがありますから。
作品部門の大賞受賞作はHOTATEMELONさんの「Detonator (EXPLODE VERSION)」で、なるほどどっぷり多様な素材を使っています。
http://eyevio.jp/movie/138039
eyeVioはうちの環境では、やたらつっかえながら再生するので、まともに見れませんけど。
この作品も他の多くの作品もそうだけど、オリジナル以外だと素材部門に応募してる映像しか使ってないので、それしか使えないと思っていたのかな。CCライセンス宣言されてて、ライセンスにのっとった使い方であればどれを使ってもいいはずなのに。

その意味では、こうやってコンテストやったはいいけれど、まだまだ啓蒙が足りなかった、映像の海の中で溺れそうになりながら創作する、その面白さを広めるには至っていない、とも言えるのではないかと。

あるいは無数にある他の映像から選ぶのが面倒くさくて、素材部門に応募した素材からのみ使用したのかも。
それはそれでCCにとって、大きな、深刻な問題ですね。
いくら素材が増えたってどこに何があるのかわからないのでは、存在しないのと大差ないだろうから。

僕の場合はこのコンテストに参加する直前にnanoxのビデオ、GameBoysを製作していて、
http://jp.youtube.com/watch?v=02Q2xoB1tcA
その経験があったので、他人が撮ってCCライセンス宣言された映像を素材として使う楽しさを知っていたので、すんなり今回の製作にも入れました。
それに、GameBoys製作の時に、何千という画像のサムネイルを見て、おそらく100以上のビデオクリップを見て、よさげなやつ、今回使わなくても後で使うかも、というやつをダウンロードしておいたので、「別時間の旅行者たち」の製作の時に同じ事をしなくてもよかった。何千というサムネイルを見なくても済んだ。
でもこだわる人だったら、それくらい多くのビデオを見て、どの画像を使うか選びたいでしょう。
しかし今回のコンテストのためにそこまでやった人がどれほどいるだろうか。
実用的な検索システムがないと、素材をダウンロードして使う方も面倒だし、アップロードする方としても、使われる可能性がより少ない状況では気持ちがのりにくいですね。

2008年8月3日日曜日

映画「敵こそ、我が友」mon meilleur ennemi

於銀座テアトルシネマ

「敵こそ、我が友 〜戦犯クラウス・バルビーの3つの人生〜」
Mon Meilleur Ennemi
2007年 フランス映画
監督 ケビン・マクドナルド

これと言った予備知識もなく見ました。
でもまあ、衝撃とか、愕然とかいう程のこともないんだけれど…。
話は1960年代か、せいぜい1970年代で終ると思っていたら、81年にボリビアでのクーデターに関与ですか。
当時僕は子供だったんでそんなこと知りませんが、80年代ぐらいから世相とか社会とかの記憶があるんで、その頃から現在までが自分の中では普通に延長してるのですね。だから"古い出来事"とは思えないのです。もっとも、僕より年上の人だったら70年代、60年代だって過去と言い切れないのでしょうけれど。

映画「ブラジルから来た少年」が1979年で、バルビーが第四帝国を夢想してクーデターに加担するより前だから、「あれは映画だから」なんて言ってられないリアルな話だったのか。
南米でナチスの残党が普通に活動してるなんてのは、当時の裏常識でもあったようですね。

そしてやっと裁かれるのが1984年。
僕は全然記憶にないけれど、覚えてなくても不思議はない年齢だったけど、日本ではどれくらい報道されたのかなあ。

音楽がよかったです。たんたんと記録映像が流れるなかで、突如ドスのきいたラテン音楽がピリっとしてくれるのです。

監督のケビン・マクドナルドが公式サイトで語っているように、バルビーの温和そうな、優しそうな、誠実そうな顔が印象的です。
こういった良質のドキュメンタリーはテレビではあまり放送されなくなって、これからは映画館で見る事が多くなるのではないか、とも書いてあったけれど、そうなの?
シネコンなんかの映画館は日常空間ではなくイベント空間になってるし、料金も安くないし、せっかく僕が認めるテレビの役割を、テレビさんには手放してほしくないんだがなあ。

そういやブロンソン主演の「地獄で眠れ」も1984年製作で、ラテンアメリカが舞台で、悪役は拷問の専門家で、国から国へと追放・歓待されてた。モデルはバルビーかな。

2008年8月1日金曜日

映画「ドラゴン・キングダム」forbidden kingdom

於TOHOシネマズ西新井

「ドラゴン・キングダム」
The Forbidden Kingdom
2008年 アメリカ映画
監督 ロブ・ミンコフ

まあそこそこ面白かったです。しかし…
大興奮するばすのジャッキーVSジェット・リーのシーンも時間たっぷり見せてくれるのだけれど、やはりジャッキー最盛期のスピード・カンフーを知る者としては、DVDで今でもそれが見られる身としては、「進化の止まった芸能」を黙々と見せられているようで、まだまだこれをじっくり堪能するにはこちらの修行が足りないのかな。
もっとも、ジャッキーもまだ50代だからやろうと思えばもっとアクションできるはず。どこかで言ってたけれど、ハリウッドでは危険な事をやらせてもらえないんだそうな。

全体的なタッチは西洋ファンタジー映画と似たり寄ったりで、西洋ファンタジーの代用品かなこりゃ。
西洋人が作ったものなんだから、それが悪いとは言わないけれど、オープニング・クレジットのあのブルース・リー的テイスト、ショウ・ブラザース映画などをネタにしたわくわくオープニング、あれは何だったんだ?本編とイメージが全然違う。もっとごちゃ混ぜでパワフルなものを期待してしまうじゃないか。
オープニングであんなにわくわくさせておいて、本編は西洋ファンタジー代用品なんだから、がっかり感が増しますね。
オープニング・クレジットだけ別の製作チームが作ったのだろうから、こういう事が起こるんですかね。あるいは別の映画のオープニングを流用したのかな。

音楽もあのオープニングだけイキのいいインチキ・ニュー・ウェイブ風ですごくいいのに、他はまったく"ショボ西洋ファンタジー"と聴き分けがつかない普通っぷり。何なのかね、これは。
音楽にはもっと飄々としたテイストがあった方がいいのに、頑張ってまじめに映画を盛り上げようとしている。
たまにモリコーネ風のスゴミ音楽があったけれど、映像はレオーネ風でもなく"普通"のままなので、どうという効果もなかった。
ぼんやり見てたので覚えてないけれど、音楽に関するクレジットがふたつあったような気がする。メインの作曲家と"付け足し"の二人がいるのかな。メインがいまいちだったという事でしょうか。

ま、それらの事はさほど大きな問題ではないのだが‥
他のキャラクターが皆、ピシっと決まって個性的なのに、肝心の主人公であるアメリカ人青年だけがつまらないキャラクターなのが致命的。
いや、このキャラクター、この設定のままでもいいのだけれど、それならもっと強烈に感情移入できるような描写が、アメリカでのシ−ンにあるべきだった。
中国人の雑貨屋(やっぱりジャッキーだ!)が撃たれるシーンも、屋上から超自然的な力で引き寄せられるシーンも、「脚本に書いてあったからやりました」みたいな感じで、リアルに迫ってくる恐怖・焦り・混乱がない。この映画全体が薄っぺらくなっている。役者よりも演出の問題かな。これだったらアメリカのシーンなしにした方が、すっとんきょうな映画になってよかったのでは。

砂漠でスパロウのかんざしを拾って渡すシーンがよかったですね。

2008年7月31日木曜日

500円DVD「オーソン・ウェルズ IN ストレンジャー」the stranger


「オーソン・ウェルズ IN ストレンジャー」
The Stranger
1946年 アメリカ映画
監督 オーソン・ウェルズ

コスミック出版のものを見ました。
マスタリングは普通。500円DVDにしてはわりといいと思います。

ナチスの戦犯がヨーロッパから逃れてアメリカの小さな町に住み、過去を偽って立派な市民となり、判事の娘と結婚しようとしている。
戦犯の追跡屋がエドワード・G・ロビンソンで、ナチス再興をもくろむ悪党がオーソン・ウェルズというしびれるキャスト。
普通に面白い映画です。オーソン・ウェルズの卓越したストーリーテリングが堪能できます。

「第三の男」でもそうだったけれど、オーソン・ウェルズって、善人そうな悪党、二面性のある悪役を演じるのが好きなんだろうねえ。
夕食の席で戦後ドイツをどう扱うかについて論じるシーンも迫力あって、役者としてもこんな凄いのに、演出家としてもテクニック満載、雑貨屋のおやじみたいな欲張りだけど憎めない脇役を描く余裕さえある。

コーラが5セントで、ボードゲームの相手して25セントかあ。今の日本円にしてコーラが120円ならゲームは600円。安くないけれど、ゲームに勝てば払わなくていいならそれくらいの金額でいいのかな。いやこれは映画だから、そうそうある商売じゃないのか、それともよくある光景だったのか。
映画のためにひねり出した商売だとしたらいいアイディアですね。登場人物の注意の焦点を描けるし、雑貨屋おやじのキャラも立つし。
もうひとつ気になった風俗は、男子高校生に流行の「鬼ごっこ」。
適当な訳語がないんで「鬼ごっこ」にしたんだろうけれど…。
だれか「逃げる者」を決めて、それを多数が追いかける。逃げる者は細かく切った新聞紙などをバラまきながら走って、自分がどこを通ったか跡を残しながら逃げる。
追う側に有利なので、スタートはおそらく時間をあけてから追いかけはじめるだろうし、ある程度まで逃げたら「逃げる者」の勝ちなんでしょうねえ。
たとえば、バラまいている新聞紙がなくなったら遠くへ逃げる事ができない、移動する時は新聞紙を撒きながらでなければならない、それで何分かの間つかまらずに逃げ切ったら勝ち、そういうルールかな。映画ではそんな説明などなしに、新聞紙をバラまきながら走っていく者と、追いかける一団しか描かないから、それがサスペンスの重要な小道具にもなってるから、おそらく当時のアメリカではよくやってたんだろうなあ。
どう見ても子供の遊びなんだけど、まあ高校生ぐらいなら、なんかのはずみで子供の遊びに熱中することもあるよね。
やってみれば面白いかも知れない。逃げる方になったら、なにか撒きちらしながら走るというのもあまりない体験だし、追う方も跡を追って行く面白さがあるだろうから。

ま、それらは本筋とは関係ないんですけど、鮮やかな演出の重要なネタになってるのです。

高い完成度のサスペンス映画であるけれど、その時代のせいか、みなさん鷹揚ですね。
今の映画だったら、さあここで悪党と対決、逮捕というクライマックスになりそうなタイミングで、「さて翌日…」になるんですね。。
いくら戦犯逮捕のためとは言え、娘がオトリにされてすぐにも殺されるかも知れない状況を許すなんて、温和なお父さんものわかりがよすぎる…。これは今の映画が「家族愛」を描きたがるのに対して、1946年だから戦争の名残もあって、社会のために個人が犠牲になるその範疇がやや広いという事かしら。

プロパガンダ映画でもあったのかどうか。
戦勝国側が戦犯を裁く問題は置いといて、実際、戦場だったヨーロッパからはいい人も悪い人もアメリカに流れ込んでいたろうから、こういう事例もありはしないかと当局は警戒してたのかも知れない。
でもオーソン・ウェルズとしては、二面性のある悪人を描きたかった演じたかったというのがまず第一だと思うけれど。

2008年7月28日月曜日

映画「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」indiana jones and the kingdom of the crystal skull

於TOHOシネマズ西新井

「ダイ・ハード4」とか「ランボー4」とか、十数年ぶりのシリーズ新作!なんてのがこのところありますが、まあだいたいが「こんなもんでしょう」という出来。満足度70ぐらい、不満足度もそこそこありました。
しかし、これは違う。
大満足!

監督とプロデューサーがシリーズ通して同じ人、というのが大きな違いですね。

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
2008年 アメリカ映画
監督スチーブン・スピルバーグ

まったく、この映画の制作者達のバランス感覚は絶妙ですな。
シリーズものは作品が重なるにしたがって、悪役が強くなったり、仕掛けが大きくなったり、死人が増えたり、強奪される金額が増えたりするのだけれど、だからって映画が面白くなる訳じゃない。
この映画だってたしかに、ひろげる風呂敷は大きくなったけれど、それは話題性を高めて観客を多く呼ぶためというより、制作者側の悪ノリがちょっぴり(妥当な程度に)進行したからと思える。

「レイダース」だって今にして思えばかなり大雑把な脚本だし、この脚本もリアルさにはほど遠いけれど、スピルバーグの"うまい"演出なればこそ、これくらい適当な脚本の方が娯楽映画を楽しむにはちょうどいいのではないか、そう思えるくらいに、「うまさ」と「大雑把」さのバランスがびしっと決まってる。

スピルバーグにコロコロ転がされてるようで気持ちいい映画です。

2008年7月20日日曜日

最近買った音源 Park Avenue Music

iTunesでダウンロード購入して、CDに焼いて、かなりハイ・ローテーションで聴いてます。

米国サクラメントの夫婦ユニットらしいです。
Park Avenue Musicの"By Hearte and Horses" 2008年

ジャケットは、いんちきオリエンタルポエムチックですが、聴いてみるとノイズ混じりの不思議リラックス系です。

どうやらCDでの販売はないみたい?ダウンロードかLPのみらしいです。
あちらはLPが流行ってるから…ねえ。

他のアルバムでは女性ボーカルがそこそこ入っているようだけど、それもそれでいいんだけれど、なんか普通。
このアルバムにもボーカルがあるにはあるけれど、ほとんどがピアノとリズムとヘンなノイズ。
で、試聴した感じだと、このアルバムのみがとても気になったので、どの曲が特にいいとも思えなかったので、全曲購入。
ピアノの音色は珍しいものではないけれど、ごにょごにょしたノイズと合わさって、ちょいダークでぐっとリラックス。
これは独特です。

iTunesで試聴
icon

webサイト
http://www.parkavenuemusic.com/
過去のアルバムから試聴できますが、このアルバムからはアップされてませんねえ。

MySpaceの選曲の方がBy Hearte and Horsesからの曲が入ってたりして、僕は好きですね。
http://www.myspace.com/parkavenuemusic

2008年7月18日金曜日

別時間の旅行者たち skip travelers 記述2

-記述1のつづき-

YouTubeにもアップしました。


なにしろ7分って長いから、アップするためのファイルが440MBにもなった。
YouTubeは1GBまで大丈夫とは言え、そんなのアップロードしたことないから、時間かけてアップロード&変換したのに「失敗しました」と言われるんじゃないかと心配したけれど、成功しましたね。

まずniftyビデオ共有にアップロードしたのは、480×360サイズのDivx圧縮QuickTimeムービーでした。
いつもだったら映像のビットレートを設定できるなかで最高の4000kbpsにするんだけれど、無駄にビットレート多くてもいいだろうと思ってるんだけれど、niftyビデオ共有はアップできるムービーのデータ量は100MBまでて、それだと100MBを超えてえてしまうのです。
しょうがないから映像のビットレートを1600Kbp、サウンドは160Kbpsに設定して、できたムービーが90MB。それをアップロードしました。

同じファイルをYouTubeにアップしてみたのだけれど、「失敗しました」と言われたのです。
どうもDivx圧縮のQuickTimeは失敗する頻度が高いように思われます。必ず失敗するわけでもないけれど。
それで、YouTubeにはwmvファイルを作ってアップロードしました。
僕の現時点での印象では、YouTubeにアップしてきれいなFLVになりそうなファイルはDivxかwmvなのです。
Divxは書き出しにあまり時間かからないけれど、wmvはやたら時間かかるのでちょっと避けてるんですけどね。
でも失敗したんじゃしょうがない。640×480サイズで、バリアブル・ビットレート、シャープ(画質)90に設定したら440MBにもなっちまっただよ。

ちなみに、アップしたファイルのサイズ・データ量と生成されるFLVのサイズ・データ量の比較はこうなります。
YouTube
 もとファイル 640×480のwmv 440MB
 生成されるFLV(標準画質) 320×240 24MB
 生成されるFLV(高画質) 480×360 54MB
niftyビデオ共有
 もとファイル 480×360のDivx(QT) 90MB
 生成されるFLV 480×360 40MB

もとファイルのデータ量440MBは多すぎる気もしますな。
最近、niftyビデオ共有のカクカク度が改善されてる気がするので、YouTubeの高画質版はよりカクカクするので、(うちの環境では)
より色のきれいなniftyビデオ共有がよいですかね。

niftyビデオ共有のムービー表示ページ
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_080714103261_1.htm

使用した素材ムービーはヤフービデオキャストやClipLifeなどからダウンロードしました。
車載カメラなどから撮った「前に進む映像」を効果として加えてみたのです。
やってみたけれど「前に進む」のが効果として最適なのか、移動インターバルの「移動」の部分が感じにくくなってしまうのではないか、ちょっと微妙な気もしたけどコンテストなので締め切りがあって、考え直す時間がなかったのでそのままアップ。

ヤフービデオキャストの素材が多いのは、ビデオの絶対数が多いからです。
niftyビデオ共有やClipLifeでは、クリエイティブ・コモンズのライセンス宣言されているビデオはせいぜい数百ですが、ヤフービデオキャストでは「表示」だけで5000以上あるから。
5000のうちの半分、2500ぐらいの映像をチェックして…もちろんサムネイルを見るだけなのがほとんどですが、niftyビデオ共有とClipLifeのCCライセンス「表示」「表示・非営利」のものもすべてチェックして、選んで使わせてもらったのが「Midnight Drive」「美瑛パノラマロード」「ヤビツ峠へ」「香港オープンバス」「ゆりかもめ線」「イーストアイがいた」「英会話千葉市 presents the Fox Shrine of 成田市」です。
(それぞれのダウンロード先URLは記述1にあります)

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン推奨?のダウンロード先としてはソニー系のeyeVioもあるけれど、うちの環境では再生に時間かかるし、ダウンロードするのにいちいちiTunesを通すというのがウザイのでeyeVioはほとんどチェックしませんでした。携帯プレイヤー向けにしかダウンロードしてないという事は、その後編集する事はまったく想定してないという事ですね。はてさて。

そもそも今回のコンテストでは、CCライセンス宣言された素材をうまく使って映像を作る、というのが理想なのだろうけれど、実用的な素材はあまりなくて、いや、なくてもいい、iStockPhotoみたいにいかにもコマーシャルフォトっぽい素材というのは、僕は求めない、素人っぽい映像がかえってリアルに感じられる場合もあるから。
しかし、素材すべてが一緒くたになってて、欲しいものを探すにはサムネイルを何千と見なければならないというのは困ったもので、結局多くの人が、たよりない素材を少しだけ見て、その中から仕方なく選んだ、という事になったのでしょう。
もっと実用的な"検索"ができればいいのだけれど、niftyビデオ共有だってタグを4つしか設定できないし、他のサイトでもタグを設定できるのにまったくやってない、という映像も多い。

クリエイティブ・コモンズ・ジャパンに今後やってもらいたい(こういったコンテストを続けるならやるべき)のは、実用的な検索サイトを作る、タグをつける、タグのつけかたについて啓蒙する、といった事です。
検索&映像表示だけのサイトで、ムービーデータそのものはniftyやヤフーにあるままなら、サーバーへの負荷も少なくてお金もあまりかからないのではないかと。


今回、新たに導入したテクニック…?
移動インターバル撮影ではどうしてもカメラがブレてしまうのだけれど、それをパソコンで補正しました。
1フレームづつブレを直したんですよ〜。
とても手間がかかるので、「別時間の旅行者たち」の中では4カットしかやってません。
せっかくだから効果のほどをサンプルムービーで確認して下さい。

ブレ補正前

ブレ補正後

人がゴチャゴチャいてわけわかんないような映像だったら、こういったブレ補正なしでもいいかな、と思いますが、
これは補正した方が絶対いいだろう!という映像は補正しました。
コンテストでもなかったら、こんなめんどうな事やらなかったかも。


ClipLifeのIDも取得しました。
http://cliplife.jp/member/?member_id=wpp1pp1k
まだブラジルUFOの「宇宙交通」を1本だけですけど。
ClipLifeってダウンロードできるムービーデータは、アップロードしたものそのままなんですね!
これは…いい!素材提供もととして、とてもいい、のではないかな。


その後、コンテスト受賞しました!
このブログ2008.8.6.の記述

2008年7月15日火曜日

別時間の旅行者たち skip travelers 記述1

クリエイティブ・コモンズ・ミュージック・ビデオ・コンテストの作品部門に応募しました。
課題となる音楽がまずいくつかあって、それに映像をつける、映像に音楽をつけるコンテストですね。ちょっと面白いですね。
課題曲のうち、小山田圭吾の「Wataridori2」を使用しました。

移動インターバル撮影の現時点での集大成みたいなものにしようと思ったのだけれど、結局、似たような映像が多かったり、微妙にそぐわない映像もあるので、よく撮れてるけれど使わなかった、というのも少なからずありました。
それでも7分もあるよ〜。



このままクリックして再生しても、ちょっと混み合ってるとスムーズには再生されにくいので、
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_080714103261_1.htm
でmp4ファイルをダウンロードできるので、それを見て欲しい。
といつもなら言うところだけれど、なんか再生してると、だんだん映像と音声がズレてくるんだなあ。こんなに長いのは滅多にアップロードしないから、ダウンロードもしないから、初めて気がついた。

なので、QuickTimeをアップしました。
skip_travelers_360.mov
360×270サイズ、62MBもある!
上の画像の再生ボタンをクリックするよりか、こっちをダウンロードして見て欲しいなあ。(リンクを右クリック -Macの場合はontrol+クリック- でもダウンロードできます)
じゃあ上のniftyビデオ共有のムービー表示は何なのかって、まあ、ブログに画像を埋め込まないとさみしいから。

使用素材のクレジットです。
素材提供に感謝します。

音楽
小山田圭吾「Wataridori2」
ダウンロード先 クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
http://creativecommons.jp/onkei2008/judge
コンテスト用のページなので、いつまでこのページが残ってることか。

映像
santa cruz「英会話千葉市 presents the Fox Shrine of 成田市」(ClipLife)
http://cliplife.jp/clip/?content_id=612bwbbh

yberoptic「Midnight Drive」(ClipLife)
http://cliplife.jp/clip/?content_id=mp4wmm0y

ウッチャン「美瑛パノラマロード」(ClipLife)
http://cliplife.jp/clip/?content_id=jym21y2s

vanningstar「ヤビツ峠へ」(Yahoo!ビデオキャスト)
http://videocast.yahoo.co.jp/video/detail/?vid=288230376151937873

lagoon5376「ゆりかもめ線」(Yahoo!ビデオキャスト)
http://videocast.yahoo.co.jp/video/detail/?vid=288230376152029255

dodo「香港オープンバス」(niftyビデオ共有)
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_080419079240_1.htm

e531_jyouban「イーストアイがいた」(Yahoo!ビデオキャスト)
http://videocast.yahoo.co.jp/video/detail/?vid=288230376151937811

感謝と言いながら、クリエイティブ・コモンズのコンテストでなかったなら、こういった映像素材を使用したかどうか。
もっとも、移動インターバル撮影だけで7分もの間、"もつ"かどうかとなると心もとないので、これはこれでよかったとも思います。
3分ぐらいの映像でもよいのだけれど、音楽が進むにつれて、普通にビデオ映像に付けるにはやや難しくなっていくので、最後までチャレンジしてみたかったのです。

Yahoo!ビデオキャストの映像は、勝手にFLVをダウンロードして使いました。
「表示」(著作権者名などを表示すれば使用してOK)とか、クリエイティブ・コモンズのライセンス宣言がなされてるから使って大丈夫でしょ。
こういったライセンス宣言をしながら、ダウンロードする方法が明示されないというのはヘンな話ですね。
テレビ放送とかを勝手にダウンロード可能にしてアップされるとイヤだからかな。

-記述2につづく。-

2008年7月11日金曜日

移動インターバル撮影 浅草寺ほおずき市
moving interval shooting "winter cherry market"

7月9日、浅草寺のほおずき市に行って移動インターバル撮影をしました。
なにしろ今日お参りすると四万六千日お参りしたのと同じ効果があるってから、人がいっぱいいましたな〜。
昔の人もどれほど信じたのかね。たぶん今と一緒だと思うけど。
あまり人が多いと移動インターバル撮影はやりにくいのです。人がぶつかってカメラがブレるから。。



同じビデオがYouTubeにあります。
http://jp.youtube.com/watch?v=ExY8ij4F9Ao

音楽はKaer Trouz and Fireproof Babiesの"Delay Piano Melody Falls Through Walls"
http://ccmixter.org/files/Kaer_Trouz/14389
よりダウンロードしました。

YouTubeのページのタイトルを英語でも表記するにあたって、ほおずきって英語で何て言うんだろう?
辞書サイトで調べたらwinter cherryだって。ウィンターじゃないよ〜。
タイトル入力フォームの文字数制限があるようなので結局HOHZUKIにしましたがね。どうせ英語圏人にwinter cherryとか言っても「ほおずき」は思い浮かべられないんじゃないかと勝手に思う。

-ストラップを短く-
カメラをおなかのあたりに保持して撮影するので(より長時間安定して保持するとなると自然とおなかの前に位置するのです)、人がいっぱいいるとまるで隠し撮りしてるみたいな映像に感じられますね。
とんでもない。むしろ「あの人、なにやってるんだろう?」とまわりに思われながら、迷惑がられながら撮ってるのに、そんなストレスのない"隠し撮り"してるなんて思われたらつらいぞ。
カメラをより目線に近くなるように、首から下げるストラップを短くしました。十数センチ上に上がってると思うけれど、映像見た感じだと以前とあまり変わりませんね。子供の目線にはぴったりなようですが。
まわりの大人の目線と違う高さの方が、カメラを意識しにくいのではないかとも思うので、これくらいでもいいかなあ。

-コンパス登場-
方位磁針を使ってみました。どう使うって?インターバル3秒にしてカメラをS7000にしてからブレが目立つので、特定の方向にまっすぐカメラを向けつづけるためにちょっと使ってみる事にしたのです。
方位磁針をカメラに取り付けて、針が一定の向きになるように動きつづける…
全然使い物にならん!撮りながら、こりゃどう見ても曲がってるぜ、となってしまう。針の細かいブレは信用できませんな。予想してたけど。
でも、その場に留まって、一点でぐるぐる回転しながらインターバル撮影する、という新しいワザができるようになりました。三脚を使えればそんなの簡単なんだけれど、人がカメラを持ってとなると回転の角度を一定にするのが難しい。
方位磁針を使えば、そんなに正確じゃなくても、ムービーにして不自然に見えないくらいの回転映像にはなります。今回はアップしなかったけれど、これもこれで面白い。いずれアップしましょう。

2008年7月7日月曜日

移動・手動インターバル撮影 銀座と上野
Moving interval shooting. ginza, ueno.

7月4日に銀座の地下で、翌日に上野公園で、移動インターバル撮影をしました。
クリエイティブ・コモンズのミュージック・ビデオ・コンテストがあるので、最近活発に撮影してますな。

ずっとカメラはエプソンCP-920Zだったけれど、こないだからフジのFinePix S7000を使ってます。
というのはCP-920Zのインターバル撮影機能だと、最短間隔が5秒なのですね。
5秒ごとに1枚撮影して、その素材から1秒12フレームのムービーを作ると、まわりの人の動きがかなり忙しいことになる。
適当に撮ってるんだか、ちゃんと一定間隔ごとにシャッター切ってるんだかわかりにくい。
もっとこう、だんだん近づいて来るとか、遠ざかって行くとか、動きがわかりやすいのがいいですね。以前のでもわからない事はないけれど、もうちょっと"動いてる"のが判別できたらいいなあ、と思ってた。

そのためにはどうするか。
1秒12フレームをもっと遅くする。1秒10フレームとか、8フレームとか。
やってみたけれど、やっぱり12フレームがなんとなくいいのですね。
動画としての楽しさの、この場合の最適値は12fpsであろうと。

もうひとつの方法。
5秒ごとに1枚撮影を、もっと短い間隔にする。
でもデジカメの機能でインターバル撮影してるので、もっと短い間隔に設定できないと。
エプソンCP-920Zは最短間隔が5秒なのです。
他に市販されているデジカメでインターバル撮影できるものは、リコーのCaplioシリーズだけれど、これもカタログを見ると最短が5秒ですね。
キャノンのPowerShot G9もインターバル撮影できるけれど、カタログを見ると間隔の設定が2通りだけで、「1秒と2秒」あるいは「1秒と1/2秒」どっちなんだか、カタログの表記がわかりにくい。
http://cweb.canon.jp/cgi-bin/camera/dcam/spec.cgi?pr=psg9
によると
インターバル動画:640×480画素:0.5fps/1fps(再生時は15fps)
だそうだけれど、0.5fps/1fpsってどういうコト?
0.5fpsを厳密に解釈すると、1秒間に0.5フレームだから、1フレーム完了するのに2秒かかる、インターバルは「2秒」になるのだけれど、カタログ書いた人がそこまで考えたかどうかわからない。
1/2秒だから0.5でいいだろ、とか思ったかも知れない。いや、カタログ書いた人はきっちりしてるのかも知れないけれど、読む人はそうとも限らないのだし、やはり「インターバル間隔 1秒/2秒」と書いてもらった方がよりわかりやすいと思うのです。
まあ640×480サイズでは、後々HDビデオへ変換するのにそぐわないし、自動的にムービーを作ってくれるのはいいけれど、15fpsに固定されるのはちょっとね。FinalCutで伸び縮みさせりゃいいんだけど。
いずれにせよ、インターバル間隔2秒というのは、移動インターバル撮影には短すぎるのではないか、とも思うのでPowerShot G9の導入は見送りです。予算もないし。

シャッターを切って、次のポジションに移動して(15cm〜30cmぐらいの移動)、カメラをしっかり水平に保持してまたシャッターを切る、この間2秒しかないのは相当きついと思う。5秒でもそんなには余裕ないので。
でもちょっぴり余裕があるから、間隔3秒にチャレンジ。4秒だとあまり映像効果的に大差ない気がするので。
インターバルを3秒に設定できるカメラがないのに、どうやって3秒間隔で撮影するか。
手動ですよ、手動。
どのみちずっとカメラを手で持ったままでいるのだから、指を使ってシャッター押せばいいんだ!
そうなると、今まで「インターバル撮影機能があるカメラ」に限定されていたのが、どのデジカメでもいい事になります。世界が広がるなあ。
なので、CP-920ZよりもレンズがよさげなFinePix S7000を使う事にしたのです。

どうやって3秒間隔を維持するのか。
音楽を作りました。アップル社のソフトウェアSoundtrackでちょうど3秒ごとに区切りのあるサウンドを作って、ポータブルのプレイヤーで聴きながら、それにあわせてシャッターを押すのです。
1分おきに特定の信号を入れて、ああ何分経ったなあ、というのがわかるようにして、飽きないように10分おきにメロディ替えたりして。
これを導入する前は、撮影してても何分経ったか(どのぐらい撮ったか)わからなくなっていた。時計を見ようと思っても、ポケットから携帯を出して見る余裕がない。たとえ間隔が5秒であっても。

さてそんな新方式で撮影したムービーです。
2008/07/04 銀座

YouTubeに同じムービーがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=_ZNrm-e9SQ4
音楽はKaer Trouzの"Lignified (Last Man on Earth Mix)"より。
http://ccmixter.org/files/Kaer_Trouz/15165
からダウンロードしました。

コントラストを上げて色のグラデーションをオーバーレイしてるから、レンズの違いは関係ないですね。

CP-920Zにしろ、S7000にしろ、ワイドアタッチメントを付けて撮ってます。
よりワイドな画像にした方が、カメラのぶれが目立たないだろうと。
CP-920Zはアタッチメントを付けてもケラレがないのですが(たまにある)、S7000は必ずケラレがでます。
だから仕方なく少しズームしてるのですが、そのぶん、カメラのぶれが目立つ気がします。
左右に細かくぶれるのですね。右足左足をたがいちがいに出して進から、ぶれないようにまっすぐカメラを持ってるつもりでも、そうもいかないようです。

インターバルを5秒から3秒にして、更に手動にしているせいで、余裕がなくなってぶれやすくなっているのかも知れません。
いちばん最初にインターバル3秒・手動で撮った時ピントが甘くて失敗しました。
フォーカス固定で撮っているのに、ピントが合ってたり合ってなかったりしてたので、これはフォーカスの問題ではなくて手ぶれの問題だろうと。
シャッターをボタン押してすぐに移動したくなるけれど、押してからシャッターが切られるし、シャッター速度が遅い場合はそれなりの時間じっとしてなければならないなと、学習しました。
実際にシャッターが作動して閉じるまでの時間は推測するしかない。いや、シャッターの音が聞こえない事はないけれど、まわりに人がいっぱいいるような場所はだいたい雑音も多いので、まず聞こえない。
シャッターが閉じないうちに動いてはまずいので、実際よりも長い時間じっとしている事になる。
カメラを構えて、シャッターボタンを押して、シャッターが閉じたであろうまでの間じっとしている。そして次の1歩の移動をする。
これをインターバル3秒でやるのはけっこう忙しい。1歩の移動にストレスの少ないように、地面の平らな所がいいですね。
シャッターボタンを押すのにカメラがぶれてしまったり、注意力が持続しなくてじっとしているタイミングを間違えたり、そういった事で、S7000の場合ぶれる画像が多くなっている(気がする)のかも知れない。

CP-920Zの場合はカメラが勝手にインターバル撮影してくれるので、こちらは適当なタイミングでカメラを安定させればいい。
その適当なタイミングもわかりやすい。カメラ上部に液晶表示窓があって、メモリーカードに記録中にその表示が出る。
メモリーカードに記録中という事は、その直前にシャッターが閉じてデジカメのキャッシュメモリからコピー中なのだから、もうカメラを動かしてもいいはず。S7000でやっているように「実際にシャッターが閉じるよりも長い時間じっとしている」必要がない。
S7000の場合はカメラ上部にそういった表示窓がないので、さっぱり分らない。もっと言うと、撮れてるかどうかも分らない。
電池切れなどで撮れてなかったとしても、シャッター音が聞こえないような状況では、そうと気付かずに、撮り続けているつもりになってしまう。

なぜカメラ上部の表示窓から情報を得ようとするのか。たいていのデジカメは背面にカラーモニターがあるのに。
小さい理由は、カメラに水平器を付けて傾かないように撮影しているから。水平器を見るのに上から見るのが適しています。
大きな理由。より長時間、安定した状態でカメラを保持するには、持ちやすくて腕に負担のかかりにくい位置がいいのです。それがちょうどお腹の前あたりになって、カメラを上から見下ろすことになるのです。
普通に顔の前にカメラを保持するとなると、その状態で10分、20分、30分はわりときついです。できない事はないけれど、一日に何度もやると…腕が鍛えられますかねえ。
背面モニターの向きを、ローアングル用に上向きにできるカメラがいいのだけれど、僕はたまたまそういうデジカメ持ってないのです。
ちなみに下の上野公園のムービーは58分かけて撮影してます。

2008/07/05 上野恩賜公園

YouTubeに同じムービーがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=aX1b7V9NEmw
音楽はTrifonicの"Transgenic (Acappella)"
http://ccmixter.org/files/trifonic/14569
よりダウンロードしました。

2008年7月5日土曜日

落語の土地に行ってみる - 上野の清水観音様 rakugo : kiyomizukannon

上野公園で移動インターバル撮影をしました。それは後でアップするとして、清水観音堂があったので、おお、これがあの…と写真を撮りました。

閉まってて入れませんでした。夕方5時すぎてたからねえ。

有名な落語だと「崇徳院」ですね。
うぶな若旦那が観音様にお参りした帰り、茶店で会ったどこかのお嬢さんに一目惚れ、ものも食べられなくなって寝込んでしまう。
若旦那のお店の、出入りの熊さん(非常勤のなんでも係)がようやく若旦那からその事情を聞き出したけれど、どこのお嬢さんかわからないから探し出すのに苦労する、というお話。

もとは上方の噺で、あちらでは高津様(高津神社)という設定になってます。
今でも上野の清水様あたりは閑静で自然も多いので、江戸時代となればいかにもそういう、いいところの若旦那やお嬢さんがお参りしそうなロケーションなのでしょうねえ。

僕が持ってる音源だと、古今亭志ん朝のものがいいですね。

「御慶」と二本立てで、志ん朝のCDの中ではいちばんよく聴いてます。

噺のなかで重要なのは清水観音様ではなくて、二人が出会った茶店なのですが、「お堂の脇にある茶店」と描写されてますが、う〜ん、そんな茶店はありませんなあ。
江戸時代にはあったのかもしれないし、ないとしても茶店のねつ造ぐらい落語界では当たり前ですがね。

いちばん近くにあったお食事処がこれ。

茶店じゃないよ〜。
どう見ても洋館ですが、中は創作中国料理と熊本料理・しゃぶしゃぶのお店。
値段はたしかに、いいとこの若旦那が入りそうですが、ちょっと一休みという感じではないですね。

追記
江戸時代の「御茶屋」を再現した休憩場所が不忍池ほとりにあるそうです。
上野恩賜公園のサイト
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/toubuk/ueno/sisetu.html#restaurant
今日は不忍池行かなかったけれど、そういえばあったような。。

2008年7月3日木曜日

こんなのあった Pop Levi "Semi Babe"

そのスジでは有望視されているサイケのおっさん貴公子Pop Levi
おおむね新世紀ディスコ調?なんですが、この曲はアコーステイックですね。

2008年のアルバム"Never Never Love"より"Semi Babe"

ええっと、左のムービーにカウンタがでるから、それにあわせて右のムービーをスタートさせる…。
何回かやり直してタイミングを計れば、けっこうシンクロしますぜ。
おもしろ〜い!
ちょっとずれたりしても、それはそれでおもしろい。

"Never Never Love"をiTunesで試聴
icon

Pop Leviの他のビデオ
"Pick-Me-Up Uppercu"
http://www.youtube.com/watch?v=ZBuhYlVX29E

webサイト
http://www.poplevi.com/
ってこれMySpaceだね。

2008年7月2日水曜日

映画「スピード・レーサー」speed racer

於東京ドーム

知人の誘いで試写会に行きました。
もとのアニメ「マッハGoGoGo」を僕は見た記憶がないのですがね。

「スピード・レーサー」
Speed Racer
2008年 アメリカ映画
監督アンディ・ウォシャウスキー, ラリー・ウォシャウスキー

東京ドームという場所に関しては、試写会のイベントで真田広之が来てたので、その点だけよかったです。
そういったイベントがあって、プラス無料でもなければ、とてもじゃないが東京ドームで映画なんて見ちゃいらんないよ〜。
世界最大、ヨコ40メートルのスクリーンをどこぞ外国から持ってきたらしいが、それでも東京ドームには小さい。倍以上のサイズが欲しいですね。
アリーナ席にでもいるならいいだろうけれど、普通に客席から見るのなら、う〜んこれじゃあ普通の映画館で見た方がいいぞ!
特にこういったビジュアル志向の強い映画なら尚更です。
視野内で大画面で見て、乗り物酔いしてクラクラしたいぞ〜!

映画自体は、135分にしては長く感じなかったので、ぼやっと見るにはそう悪くもないと思います。
知人は半分寝てたそうですが。
レースシーンが多くてスピード感もキテレツなカー・オプションも楽しめました。
でもまあ、それだけの映画と言ってしまえばそれまでかなあ。
僕はこのレースシーンも、ガキんちょと猿のからみ、キラキラCGの背景なども、けっこう楽しんで見れました。
じゃあだからって、ビジュアル映画だし、上映環境に不満があったからって、もう一度映画館でお金払って見るかというと、別にそんな事もないな。

ドラマがありきたりだけに、もっとドラマ部分の描写とレースシーンの描写とをくっきり分けてもよかったのではないかな。
その方がミョーな映画として記憶に残るかも知れない。
あるいははっきり子供向けなら、一発ギャグみたいなのをもっと入れてほしかったなあ。当時のタツノコプロはそんな路線じゃなかったのかも知れないけれど。

相手を潰して勝たなければ勝ったうちには入らないという思想が、特にラストのグランプリにはっきり出てまして、なんだか殺伐としてますな。映画制作者サイドにでも、仇役への愛情が欲しいですな。

2008年6月30日月曜日

映画「ランボー 最後の戦場」rambo

於TOHOシネマズ西新井

うんまあ、いいんじゃないですか。わりと面白かったですよ。

「ランボー 最後の戦場」
rambo
2008年 アメリカ映画
監督シルベスター・スタローン

もともと1作目は好きだけれど、その後はどんどんダメになって、だから20年ぶりのシリーズ新作でも期待できるはずがなくて、特にスタローンが監督するとあっては「ロッキー・ザ・ファイナル」のランボー版になることは充分予測できて、いや「ロッキー・ザ・ファイナル」もいい映画だけれどあれはアメリカのメロドラマだから、そのままランボーになっても何かが違う…。

とまあ、期待しないで見たせいか、むしろぐっと楽しんでアクションを見れた気がします。
大なり小なりツッコミはあるけれど、スタローン映画としては充分許容範囲内だし、そもそもオレはスタローンのファンなのだ。

残虐シーンについて、ちまたでは過激だとかリアルだとか正視に耐えないとか評されてますが、僕はそんなには感じなかったですね。
それ以前のミャンマーの人たち、村人にしろ国軍にしろ彼らの描き方にリアルさを感じなかったので、映画全体がツクリモノ、だからあの肉片も特殊効果、と、見たとたんにそう思ってしまう。
村人の生活感が感じられない。これは役者やエキストラに何かをやってもらえば済むことではなくて、何をどう描くか、というスタイルと視点の問題なのだけれど、"どのようにドラマを撮るか"という発想がいかにもハリウッドらしい描きなれた方法しか浮かばないようで、それはスタローンなんだから仕方がないというか当たり前なのですね。
残虐なアクションシーンも見ていて「うほほほ、やりおるわい」とか思ってしまう。
普通のアクション映画の撃たれ役や特殊効果の延長に感じられるのです。
その意味では「リアル志向を装ったアクションでも純粋に楽しめる」という発見があったわけで、これはちょっとした収穫と言えるかも知れない。
同じような描写でも「プライベート・ライアン」と、こんなにも印象が違うんだねえ。
「プライベート・ライアン」はえらいショッキングだったけど。
西洋で西洋人が体験した事を西洋人が描いてるから、こまごまとしたところからリアルに感じたのでしょう。

「7人のマッハ!!!!!!!」(このブログ2007.6.7.の記述)というタイ映画がありましたが、あっちは手作りSFXなれど、やはりやや残虐なアクションシーンがありました。
で、それは見ていて気持ちいいものではなかった、どちらかというと拒絶したくなるようなもので、この違いは、やはりリアリティ、映画の中の人物が人間として生きているように感じられるリアリティ(あるいはそう思いたくなる映画自体の"可愛いさ"?)だと思うのです。

でもそんなリアリティがないからダメだ、という訳でもない。
むしろちょい壮絶な戦争ゲーム映画として、とても楽しめるのですから。

ツッコミをひとつ。
最後にカレン族ゲリラの蜂起があるけれど、そんな加勢なんかなくてもランボーひとりで敵を殲滅できそうな勢いだったのでは。
いやこれは「現地人との協同作戦による勝利」を描きたかったのだろうけれど、あれほど国軍の被害が大きいと、その後の弾圧もまたいっそうひどいだろうから、おそらくゲリラ作戦というのはもっと長期的にバランスを考えながらやるだろうと思うのですね。
完全な勝利が間近でもなく、と言ってランボーは現地に残ってカレン族と一緒にゲリラ活動を続けるでもなく、
だからあんなふうに、わ〜っとみんなが戦いに参加して、とりあえず勝って、それで終わりでランボーはアメリカに帰ってしまうなんて、
イラク戦争・対テロ戦争の根底にある思想「悪いやつを倒せばあとはなんとかなるだろう」を多くのアメリカ人がぼんやり共有している事を、まざまざ感じさせられてしまった。
今さらスタローンの映画に何言ってるんだ、と思われましょうが。

でもラストの帰郷のシーンも、これはこれでとてもいいシーンでした。1作目と似たような服装なのが感慨ものです。

2008年6月27日金曜日

最近買った定番CD

後で買おうと思いながら何年も経って、最近やっと買ったものです。

TOTO "Fahrenheit"
1986年

TOTOのファンです。
アルバムはこのファーレンハイト以外全部持ってるのですが、これだけ、昔、レンタルCDで借りただけで持ってはいなかった。
僕の中で特に評価が低いという訳でもなく、なんとなく買ってなかった。
改めて聴いてみると、いいですね〜こりゃ。
他のバンド音楽だと、80年代のサウンドはなんだか今聴くと恥ずかしいんだけど、TOTOは別です。モロ80年代なのにね。



The Presidents of The United States of America
1995年

最近、レーベルが替わって再版されたものです。
アマゾンの検索ではヒットしませんでした。
これが1stで、図書館には2ndもあって、両方ともよく聴いたもんだ。
特にこっちの1stが好きですね。
アーティストへのリスペクトも兼ねて買いました。頑張れ!

The Presidents of the USA "Lump"



Kula:Shaker "Peasants. Pigs & Astronauts"
1999年

今でもそうだけど、僕はロックにグルーヴを求めます。
それもこれくらい容赦ないのがいいすね。

1stの「K」もいいけど、僕はこの2ndの方がよく聴きました。
しばらく休止してたようだけど、ミニアルバムみたいなのをちょこちょこ出して、いよいよ新作フルアルバムが…っていう空気が去年あたりまではあった気がするけど、どうなったんでしょうねえ。


HMVのアフィリエイトもやってるので…。
輸入盤CD3枚でポイント3倍セールなんてのをやってますな。500円ごとに計算されて、普通は金額の5%ぶんがポイントになるのだけど、3枚だと15%になるって事ですな。
でも輸入盤の値段なんてそもそもお店が決めてるんだから、アマゾンとどっちが安いかって、微妙。商品によりけりですね。
HMVジャパン
あら、ポイント3倍セールは7月1日午前2時で終わりだそうです。

2008年6月24日火曜日

移動インターバル撮影8
Moving interval shooting 8

6月20日に浅草の伝法院通りで撮影。
道の真ん中を進むのが映像的によろしいから最初はそうしていたけれど、けっこう車通るんですね。
道幅が広いからなんとか車をやりすごして、でもだんだん遠慮して左に寄ってます。

YouTubeにもアップしましたが
http://jp.youtube.com/watch?v=VxPkynolLkQ

niftyビデオ共有の方が美しいので、そちらを表示します。破滅的にコマ落ちするのが難点。

画像のどこかクリックするとniftyビデオ共有のページに行くので、そこからこのムービーをダウンロードできます。
うちの環境ではダウンロードして見た方がスムーズに再生されます。

音楽は†ino制作による"Amazing Grace (Uillian Drone)"
ccMixterのページからダウンロードしました。
http://ccmixter.org/files/tino/15393

ccMixterはクリエイティブ・コモンズにのっとった楽曲ダウンロードサイトで、
niftyビデオ共有には、ccMixterのおそらく新作RSSフィードあたりを表示してるページがあるのです。
http://video.nifty.com/cs/catalog/video_ccmixter/idx/1.htm
(このページで試聴できりゃ楽なんだがな…)
こういうところから楽曲を入手してビデオに加えてみましょうっていうおすすめですね。

そのおすすめに乗ってみよう、というのと、
クリエイティブ・コモンズ・ミュージック・ビデオコンテスト素材部門に応募するにあたってそのビデオは「表示・非営利・改変可」のカテゴリにしなきゃなんならない。
でもたとえば、いくらSoundtrackで作った曲だと言っても、あるものを並べるだけの作業だし、素材を「改変可」のライセンスを付けて配布する権利が僕にはない、と思う。
有料の素材であれば普通に考えると「改変・再配布可」で配布してもいいとは思えないから。Soundtrack素材の細かい書類(があったとして)を読んでないからよくわかんないけれど。
なのでまあ、素材部門に応募するにあたってサウンドなしで応募してたけれど、素材だからなくたっていいんだけれど、なんとなくさみしいので、最初から改変・再配布可で公開されてるサウンドを付けるならよかろうと。

いちおう、ccMixterのページにトラックバックも書いておいたけれど、英語だからよくわからんですなあ。

ところで、今回初めて気がついたけれど、niftyビデオ共有はビデオのサムネイル画像を任意の時点のものに決められるのですね。いいですね。
だからほら「人力車と伝法院通り」がばっちり。